NFL超入門!~群雄割拠の32国志演義~

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2019年のQBランキング。40名一挙公開。【後編】

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さて前回に引き続き、「クリス・シムズのトップ40QBランキング」をご紹介します。今回はトップ20。誰がランクインするのか。また第1位はやっぱりあの人なのでしょうか。

 

NFLが日本でもっと浸透しますように。

 

 

 

20位 ミッチェル・トルヴィンスキー(ベアーズ

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ベアーズのQBですね。ノースカロライナ大学出身です。彼もまたベビーフェイスながら、雄々しいプレイをしてくれます。現在キャリア2年が経過。26ゲーム出場し15勝を上げています。彼はノースカロライナ大学時代に先発したのは、3年生の時の13試合のみ。2年間は控え選手として我慢してきた経緯があります。そのため、プロ選手にありがちな「慢心」ということが少なく、謙虚に練習に望む傾向がみられます。

19位 ジャレッド・ゴフ(ラムズ

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2016年のドラフト1位指名選手。ラムズの当時のHCジェフ・フィッシャーが大事大事に育ててきて、なかなか先発する機会が得られない雌伏の時を過ごしていました。(この辺りはオール・オア・ナッシング-ラムズ編-をご覧ください。)若きHCショーン・マクベイが赴任してから、バンバン現場でPDCAを回すことになり、どんどん変化しています。判断・パス精度・視野、まだまだレベルアップしてくれそう。

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18位 デレック・カー(レイダース

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ゴフより、カーの方が上の評価というのは、正直理解できないですね。カーも当然パスも上手。だけどここぞという時に判断を間違えることがある。これはQBとして明確なネガティブ面だと思います。過去5年のキャリアの全てでスターターとして出場。彼の素晴らしいのは怪我をしない頑健さにあるのかも知れないです。ですが78試合のうち、32勝46敗と負け越している事実は無視できないなぁ。

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17位 ベイカー・メイフィールド(ブラウンズ

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2018年全体1位指名でブラウンズが獲得したQB。身長こそ高くはないものの、肩が強くポケットから抜け出し、足を使いながら投げるのが上手。デビュー戦となったJETS戦。14-0のビハインドから登場し、見事に逆転しチームに635日振りの勝利を捧げた。パスの精度云々を飛び越え、ゲームを掌握する力が強く、皆が注目してしまう。このまま成長すれば大きなスター選手になると思います。

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16位 ニック・フォールズ(ジャガーズ

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別名「でか◯んニック」(これについては、こちらの記事を参照ください)。イーグルスのバックアップとして、カーソン・ウェンツに代わり見事第52回スーパーボウルを優勝した立役者。土壇場になっても能力が落ち込むことが少なく、感情に惑わされることなくプレイできる心の強さがある。今期からジャガーズのスターターとして活躍する。

 

15位 カーク・カズンズ(バイキングス

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スーパーボウルMVPよりメイフィールドよりも評価が高くなってるのが、カーク・カズンズ。前編で書いたRG3と一緒にドラフト4巡でスキンズに入団。RGが怪我してから、献身的にチームのために頑張ってくれた。けどワシントンのフロントはそんな彼と延長を拒みアスミスを獲得。カズンズはバイキングスで巨額契約を手にしたわけだが、願わくば、WASで長いことプレイしてほしかったな。

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14位 マシュー・スタッフォード(ライオンズ

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まさに無冠の帝王という感じ。とにかく強肩だしパスも速い。身体もでかいしQBとして理想的。debut年だけちょっと成績悪いけど、この9年間での平均QBレイティングは、90.5ポイント。未だ地区優勝の経験がなく、プレイオフに出れてもワイルドカードで初戦敗退。まさに無冠の帝王です。

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13位 ダック・プレスコット(カウボーイズ

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3人目のバックアップQBとして契約してきた人物だけど、スターターの座をもぎ取り、あのトニー・ロモを引退に追い込んだQB。ミシシッピ州立大学時代はプレイだけでなく、勉学でも優秀な成績を残していて、文武両道の素晴らしい人物です。QBとしてはパス重視だけど、いざとなるとRBなみのランを出してくる。そんな嫌なカードをチラチラさせて相手D#を翻弄し、パスを突き刺してくる。怪我も少なくタフな所も魅力的。

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12位 フィリップ・リバース(チャージャーズ

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AFCの大ベテランQB。一度もスーパーボウルに出場したことがなく、2007年にカンファレンス・チャンピオンシップに出た、あの時が最もスーパーボウルに近かった。マシュー・スタフォードほど無冠って感じはないけど、キャリアが長いので、引退前にスーパーボウルの舞台に立ってほしい。

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11位 カーソン・ウェンツ(イーグルス

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2016年ドラフトで全体2位指名を受けたQBです。イーグルスはそれ以降、彼をフランチャイズQBとして、大事に育て、彼を中心においたチーム作り、戦略を構築しています。プレイとしては本当に素直で王道。これぞQBという感じでしょう。2018年のトップ100人では第3位に選ばれ、今後もイーグルスは彼に全プッシュです。

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10位 ドリュー・ブリーズ(セインツ

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うーん、こんな下になるのは、どうかと思います。彼はとにかくパスの鬼。O#の鬼です。過去にこちらの記事でも書きましたが、彼のスタッツが激ヤバです。通算パス獲得は歴代一位、年間パス獲得ランキングの半分をブリーズが占めています。セインツがスーパーボウルを優勝したのは1回のみ。どうか彼にも引退前にスーパーボウルの舞台に再度立って欲しいと思います。

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9位 トム・ブレイディ(ペイトリオッツ

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おお、こんなに評価を落とすのはおかしい。なにせキャリア20年間のうちにスーパーボウルにでたのが9回、勝利したのが6回と。まさに前人未到の境地に到達した立志伝中の人。しかもドラフトでは6巡199位という低評価から、ここまでのし上がってきたという強い精神の持ち主。彼についてワーワー言う人いるだろうけど、もうただのヘイトだと思う。ブレイディは本当スゴイ。神ってる。素直に尊敬するべき対象。とにかく2016年シーズンの第51回スーパーボウルを見るべき。それだけで惚れるハズ。

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8位 キャム・ニュートン(パンサーズ

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スーパーマンさんのキャムは服装が独特なのも面白い。モバイル型QBなんだけど、アスリート振りが半端なさすぎて、彼をRBとみるべきか、TEとみるべきか、それともQBとみるべきか。投げさせても走らせても一流。だけどイライラが態度にでてくることが多いため、小さな失敗をすることもある。

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7位 マット・ライアン(ファルコンズ

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ブリーズを抜いてくれるかも知れない。そんな淡い期待を寄せているQBです。ファルコンズは2016年シーズンにペイトリオッツを相手にスーパーボウルを対戦したが、途中まで完全に攻勢だった。ライアンのパスは力強い。ミスが少ない。冷静と情熱の両方を同居させて、その両方の強みをしっかりと引き出している。そんなQBだと思う。

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6位 ベン・ロスリスバーガー(スティーラーズ

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愛称は「ビッグベン」。QBらしからぬ巨躯をもち、見た目はさながらタックルか、ガードのよう。当然走ることは儘ならぬわけで、完全なるポケットパサーなんですね。しかしその実力たるや半端なく、どんな距離のパスだろうが正確無比。2018年はパス獲得1位。キャリアも長くスーパーボウルも2回勝利。その経歴のためか、チーム内では王様気取りが見え隠れする。WRアントニオ・ブラウンはベンの傲慢さが鼻に付いたようで、レイダースに移籍しました。

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5位 デショーン・ワトソン(テキサンズ

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僕の推しチーム。テキサンズのQBです!2017年ドラフト1巡で獲得したQB。テキサンズは長らく正QBに悩んでましたが、彼をゲットしてから腰が座ったかのように見えます。出身校クレムソン大学のHC曰く「マイケル・ジョーダンくらいの逸材ですから、彼を指名しないGMはバカをみます」。ACL負傷のためデビュー年は途中でシーズンエンドしましたが、2018年はフルゲーム出場。11勝を上げて見事地区優勝を実現してます。

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4位 アンドリュー・ラック(コルツ

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フットボールの申し子とまで言われてる天才QBですね。ラックはやっぱりいいQBと思います。ゲームに熱いし諦めたりする空気がひとつも無い。父親はNFLヨーロッパの社長をしてきた人で、現在は新リーグのXFLのコミッショナー。まだスーパーボウルなどの大舞台は経験してないけど、素質は十分だと思います。キャリア7年で53勝33敗。サックの数もグッと減ってきて、これからこれから。

3位 ラッセル・ウィルソン(シーホークス

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「NFLで好きな選手を5人あげろ」と言われると、やっぱり彼の名前を入れてしまいます。シーホークスで2年連続スーパーボウルに挑戦し、1度優勝し、シアトルに史上初のロンバルディトロフィーを持ってきて名人。彼もプレスコットやワトソン同様、モバイル型QBなのですが、考える力が強く、脳みそをフル回転させてプレイしています。

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2位 パトリック・マホームズ(チーフス

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さぁ来ました。「爆撃機」マホームズ。ハイパーオフェンスの中心人物であり、強肩ぶりはNFL随一。どんな体勢からでもパスを投げる。ノールックでも左手でも投げてくる。ボン・ミラーでも捕まえきれないクイックさ。しかも強烈なパス。そしてイケメン。ベビーフェイス。華があるので、これからリーグの中心人物になってくると思います。

1位 アーロン・ロジャーズ(パッカーズ

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「 一番好きなNFL選手はだれですか?」と聞かれたら、真っ先に「アーーロン!ロジャーーーーーズ!」と答えます。彼のパスはまるで魔法。軽く腕を振っただけなのに、ボールは瞬間移動したかのように、レシーバーに突き刺さります。ポケットから抜け出し、エッジラッシャーをひらひらと躱す。その闘牛士のようなフットワークも見どころの一つ。スーパーボウルは1度優勝してますが、もう一度見たい!「2016年シーズンのディビジョナルプレイオフ、カウボーイズとのゲーム」これを観ればロジャーズにハマります!

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まとめ

いや!さすがロジャーズですね。僕が初めてNFLの試合をみたのも、確かアーロン・ロジャーズが投げてるパッカーズのゲームでした。

しかし、それにしても。シムズさんのかなりの偏見が入ったランキングですがね。なるほどなるほど~~~。

 

さて、開幕戦まで残り、70日ほど!待ち遠しいですね!予想通りの展開なんて絶対に起きない。ドラマよりもドラマチックな展開が起こるのがNFLです!ああ楽しみです!

 最後まで読んでいただきありがとうございました。

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