NFL超入門!~群雄割拠の32国志演義~

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【NFL 2023】最後のプレイオフ チャンピオンシップの見どころは?

いよいよ、スーパーボウル出場を決める最後の試合。カンファレンスチャンピオンシップが明日、月曜日の午前5時半から始まります

 

今回の記事では AFCのレイブンズvsチーフス、そしてNFCの49ers vsライオンズの見どころを簡単に紹介します。

 

NFLが日本でもっと浸透しますように。ではどうぞ。 

 

AFC チーフスvsレイブンズについて

今年のCCは、この両者。ゲームは2024年1月29日(月)の朝5時過ぎから放映されます。会場となるのは、レイブンズの本拠地ボルチモアのM&Tスタジアムです。ホームアドバンテージをもつ今期最強D#をもつレイブンズか、それともディフェンディングチャンピオンのチーフスか。

 

両チームの実績

AFC1位のレイブンズに挑むチーフスは、今年シード3位。昨年スーパーボウル優勝してマホームズもMVPを獲得したシーズンだった。アンディー・リードがヘッドコーチになってから。というよりもマホームズが正QBになってから、キングダムの名前にふさわしく毎年スーパーボウルに絡んでくる最強のチームになってる。

【過去10年の戦績】
地区優勝 8年連続
9年連続プレイオフ進出
6年連続カンファレンス進出
スーパーボウル出場3回
スーパーボウル優勝2回(2022,2019)

 

そしてレイブンズは今年シード1位、とにかく安定して強い。プレイオフでも危うい場面がなく勝利してきたし、レギュラーシーズンでも最多勝利をしている。HCジム・ハーボーが着任した2008年から16年間の長期政権というのも特徴的。現職のHCで最長となってて指導力の高さや統率力は超一流。

【ハーボー下の戦績】
地区優勝5回
プレイオフ進出11回
チャンピオンシップ出場4回
スーパーボウル優勝1回(2012)

レイブンズの強み

【オフェンス4位】レイブンズオフェンスはやはりQBラマー・ジャクソン。走れるQBだからD#が守りにくい絞りにくい、ということもあるけど、パッシングO#でも強い。パス獲得ydsランキングでは3,678ydsでリーグ15位。だけど、インターセプトも7回と少なく、ランとのバランスも良い。QBの総合値を評価するQBレイティングでは、102,7pointでリーグ4位。

 

【ディフェンス1位】レイブンズの何よりの強みは圧倒的にボリューミーなLBがあつまるD#チームだろう。損失ydsでは6位だけど、総合力ではリーグ1位。その核となるのが、ベアーズから移籍したMLBのロークアン・スミスだろう。彼のリード素晴らしい。タックル158回で6位、インターセプト1回、パスD#で8回と守備範囲が広く、リーダーシップに優れている。かつて最強のD#を作ったレイ・ルイスを彷彿させる。

 

チーフスの強み

【オフェンス15位】なんといってもQBマホームズ。彼は大舞台に強い。O#は15位だけど獲得ydsでは9位。チーフスにはTEトラビス・ケルシーがいる。984ydsレシーブでリーグ29位、そのスタッツだけなら一般的だけど120回以上ターゲットになった選手だけで比較すると、彼へのパス成功率は76.9%でリーグ2位となる。またRBアイザイア・パチェコもいる。怪我のこともあり状態はクエッショナブルだけど、きっと出てくる。それを支えるOGハンフリーの活躍にも興味津津。

 

【ディフェンス2位】レイブンズに負けず劣らず、チーフスのD#も大変優れている。特にDB陣が素晴らしい。豊富なセカンダリーたちはパスD#のスタッツもすごい。パッシングO#に優れたレイブンズを封じ込めることができる気もする。またランを防ぐLB陣もいい。ニック・ボルトン、ウィリー・ゲイらが見事な働きをしてる

 

NFC ライオンズvs49ersについて

AFCのチャンピオンシップが決着した後、AM10時ごろからキックオフする。会場は1位シードのサンフランシスコ・49ersが拠点とするサンノゼのリーバイス・スタジアム。こちらもAFC同様、青空スタジアムですね。

 

両チームの実績

ライオンズといえば弱小チームの印象が強い。地区優勝からは長年離れていて、プレイオフには2位で進出することが多かった。ワイルドカードで勝利したのは過去にほぼなく、なんとプレイオフで勝利したのは32年ぶりのこと。チームの歴史はリーグ随一なほど古いが、スーパーボウルの舞台には未だ立ったことがない。地元ミシガン・デトロイトでは、NFLよりもカレッジの強豪ミシガン大学や、ミシガン州立大学があるので、そちらに人気を奪われている。そんなライオンズが今年大化けしてる。強い!

【過去の戦績】
30年ぶりの地区優勝
32年ぶりのプレイオフ勝利
32年ぶりのチャンピオンシップ出場

 

49ersは、近年めきめき強くなり、瞬間風速ではなく常に強い状態を維持している。その大きな要素はヘッドコーチのカイル・シャナハンの指揮。オフェンスコーディネーターは置かず、自らプレイコーラーとなりサイドラインから指示を出す。相手の心の中をリードする洞察力と推理力をもち、ときに大胆な判断をあっさり下す。O#もすごいけど、しっかりD#チームも育て上げてて、全方位的に穴をなくしたチームビルディング。

【シャナハン指揮下の戦績】
過去5年のうち4回チャンピオンシップ出場
3年連続チャンピオンシップ出場
スーパーボウル出場1回(2019)

 

ライオンズの強み

まずチーム創設以来の悲願であるスーパーボウル挑戦に向けて、デトロイト市民のみならずミシガン州全員が一丸となっているところ。ファンの力の強さでいうと、2023年で圧倒的でもあるし、少し異常なほどかも知れない。なにせ32年苦しみ続けてきたわけで、長年抑圧した思いが大爆発している。

 

【オフェンス5位】QBジャレッド・ゴフはかつてラムズから全体1位指名されたスター。しかし都落ちしてもう一度一旗あげるタイミングにきている。弱小ライオンズを牽引するリーダーシップをみると彼は心も技術も力強いQBに変わったと思う。RBモンゴメリーもいいけど、WRアモンラ・セントブラウンの活躍にも注目したい。そして何よりライオンズのOLは、この4チームの中でもトップクラスかと。ペネイ・スウェル、フランク・ラグノウ、タイラー・デッカー、グラハム・グラスゴー。全員がスーパーボウルに向けて心ひとつにしている。

またかつてイーグルスで名TEとして有名だった、ザック・アーツをこの試合から移籍で確保。大舞台で使う予定なのは間違いない。ルートランも巧みでキャッチングセンスに長け、ランアフターの根性をもつアーツは、新しい武器になるはず。

 

【ディフェンス23位】核となるのは、ルーキーのDEエイダン・ハッチンソン。彼のパワーとスピードがポケットをクラッシュして、QBに厳しいプレッシャーをかけてくる。49ersの強みであるパーディーのパスの強みを消してくるか。どちらにセットするか分からないが、リーグ最強のLTトレント・ウィリアムスとマッチアップがあれば、期待したい。

 

49ersの強み

【オフェンス3位】QBブロック・パーディは目立たない選手だが、スタッツをみると4,280ydsでリーグ5位。しかもQBレイティングでも113pointでリーグ1位。素晴らしい総合力をもってる。甘く優男なベイビーフェイスだが、とてもハートが強くプレッシャー下でもパスターゲットを観察するタグガイ。

 

Divラウンドで欠場したWRディーボ・サミュエルも復活するとのことで、LTウィリアムスらとのコンビ技はなかなか止まらないだろう。とにかくトップ100人選手のうち、かなりの人数が49ersから選ばれてて、とにかくスター軍団という印象。

 

【ディフェンス3位】まずDLが鬼強い。DEのニック・ボッサが強烈にポケットを破壊してくるはず。体力もパワーもスピードもド級の一級品なので、第4Qまで100%の出力で戦ってくるだろう。またそれが失敗したとしても、ミドルLBのフレッド・ワーナーがQBをスパイしてる。彼の洞察力がものすごく、とにかく判断が的確。能力が高い。また守備範囲も広い。このチャンピオンシップでも大注目したい。