NFL超入門!~群雄割拠の32国志演義~

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【NFL 2023】Div Round 結果速報3 チーフスvsビルズ

最後のレポートとなります。プレイオフ、ディビジョナルラウンド。チーフスvsビルズの決戦です。2度目の説明になりますが、こちらはAFC(アメリカン・カンファレンス)の準決勝戦です。これに勝利したチームがAFCの決勝戦、チャンピオンシップ(CC)に出場。勝利するとスーパーボウル。最後の大舞台まで、あと2つ。そんな試合です。

 

準決勝でしょ。と揶揄することなかれ。このディビジョナルラウンドが、実はプレイオフで最も盛り上がってるかも知れません。僕がNFLにハマったのも、このDivでのゲームでした。

 

さて、最初に結論から申します。

①めちゃくちゃいい試合でした!
②マホームズvsアレンの試合でもある
③全員活躍してた
④勝敗は女神次第でした

という事だけ伝えたい。

 

とにかく観て!!!
youtubeでもいいので。

ではどうぞ!NFLが日本でもっと浸透しますように。

 

まずは結果から

【結果】チーフスの勝利!

ご覧ください、この接戦。第3Q終わった時点でチーフスは4点ビハインド。鍔迫り合いをしながら、ビルズが追い抜き、チーフスが追いつき、互いに譲らない。そんな緊迫&エキサイティングな展開でした。

緊張感ある前半戦

第1Qはお互いのD#がバッチリきまり、O#を封じ込めていましたね。特にレッドゾーンに入ってからのD#チームの集中力ものすごく。絶対にモメンタムを譲ってなるかと、アドレナリンがブンブン溢れていました。この第1Qの攻防だけでも名勝負だよね。

 

第2Qからは、ビルズのQBアレンもガンガン走りだします。またマホームズ率いるチーフスO#もグイグイ動き出します。ビルズのWRディグス、そしてチーフスのRBパチェコらが注目プレイヤーでしたね。

 

ホームで開催してて、ビルズマフィアたち(ビルズファン)の応援もエゲつない。なんとなくモメンタムはビルズか?と思われた矢先、ビルズのD#がTEトラビス・ケルシーをフリーにする愚行。コミュニケーションミスから生まれたTDでしたね。返す刀で前半終了間際に同点TDを決めるものの、チーフスを調子に乗らせると厄介。

 

走るアレン投げるアレン走るマホームズ

まぁ前半も後半もアレンが走る走る。まるでレイブンズのQBラマー・ジャクソンのよう。使えるものは全部使う。何もかもオールインで全身全霊で走る姿がなんともカッコよかった。

 

後半、走るのはアレンだけじゃない。チーフスのマホームズも度胸の人。左手スローのフェイクをはさみつつ、LBのステップを狂わせ、自分で切り込んでいく。冒頭にもいったけど、ディビジョナルラウンドは準決勝。勝利してもここで怪我したらスーパーボウルいけない。なのに、こんなに体張るプレイ。まじで興奮。まじで感動。熱すぎる。

 

ケルシーにディグスに、パチェコにパチェコ

RBパチェコのランもすごかった。どのスナップでも全力でやってるのが分かる。去年のスーパーボウルを観ているような迫力がありましたね。この試合パチェコは15回キャリーして97ydsを走る活躍。それでもビルズD#はよく止めてました。すごかった。

 

 

第3Qの残り3分。3点リードされてるビルズがレッドゾーンに。このプレイはすごかった。アレンから、WRカリル・シャキールへの鬼パス。誰がこんなところに投げれる。誰がこれを捕れる。まじで神。すごかった。これでまたビルズへモメンタムがいくかと。

 

しかし第4Q、4点差のチーフスがまた引き離す。マホームズの勝負強さって異常。ビルズが勝負弱いなんて、ちっとも思わない。ただ4Qでのチーフスは不思議と怖い。マホームズがロングパスをWRマルケス・バルデス・スキャントリングに投げ成功。この爆発がチーフスの怖さ。

 

そしてレッドゾーンでは火の玉ストレートのパチェコが突貫。OGハンフリーのブロックも完璧でパチェコが逆転を決める。

 

これには応援きてたテイラー・スイフトも感激。パチェコー!!!!言うてた。

 

運命のフィールドゴール タイラー・バスを忘れない

タッチダウン後の2ポイントを見事阻止したビルズD#。残り時間をしっかり使いながら、FGレンジまで来たアレンとO#。そして3点ビハインドで、登場するビルズのスペシャルチーム。レンジ41ydsのFGトライ。これが決まれば同点というシチュエーション。

 

しかし、これが外れてしまう。キッカーのタイラー・バスは49yds以下のキックは22本中20本決めてきた。しかも勝手知ったるホームスタジアム。41ydsは彼の足からすると間違いなかった。しかし、無惨にもボールは右にそれていく。これは名シーンでした。

 

 

お前らマジすごいかんな。

ゲームセット。アレン率いるビルズは、またも宿敵チーフスに大舞台で敗北した。まさに死力を尽くしたゲーム展開だった。

 

それにしても、ビルズvsチーフスは名勝負ばかり。

【過去の戦績】
①2022年1月23日 ワイルドカードのオーバータイムでビルズ敗北 36-42
②2021年1月24日 AFCチャンピオンシップでビルズ敗北。24-38。

大舞台でどれも名勝負。このゲームも含めて、ビルズvsチーフス三番勝負はどれもすごい。このゲームをみても、ジョシュ・アレン、パトリック・マホームズ。この二人が今のNFLのトップスターだと感じる。感動をありがとう。まじすごい勝負だった。

 

AFC チャンピオンシップはこのカード

昨年のディフェンディングチャンピオンのチーフスと、今期最強チームと言われる鉄壁D#のボルチモア・レイブンズ。最強の盾と最強の矛のぶつかり合いとなりました。パチェコ、ケルシーをどう守るか。超楽しみです。