予想どおり、チーフスがジャガーズを下しました。とはいっても楽勝楽勝というゲーム内容では決してありませんでした。やっぱりジャガーズは生まれ変わったんだ。改めてそう感じました。
さて、少し振り返ります。
NFLが日本でもっと浸透しますように。ではどうぞ。
チーフスは27-20でジャガーズに勝利
マホームズはやはり強敵で、ジャガーズD#のフィールド・カバレッジを容易に破っていました。スクリメージラインを破壊されるまで、まぁこれも十分な時間があります。その後、マホームズは足でD#を撹乱。そして生まれた隙間を狙い定めてパスを通す。
第1Qにマホームズはプレッシャーをかけられながら、パスを通します。しかし運の悪いことに、右足首を挟む形になり、捻挫をしてしまいます。その後のチーフスO#が見事にパフォーマンスを落としました。やっぱりチーフスの強さは彼に大きく影響しているんですね。
途中リタイアしたものの、バックアップQBチャド・ヘニーがすぐにカバーしてくれました。しっかり得点を奪う活躍もし、チーフスの何よりの魅力であるオフェンス力を損なうことなくこなしてくれました。
マホームズは後半復活、プレイはいつもどおりの鮮やかなものではない。でも、それでも。マホームズからスタートするチーフスO#は強い。彼はこれからもAFCの、ジャガーズの目の上のたんこぶであり続けます。
どうか来年以降、ジャガーズのQBトレバー・ローレンスらが成長し、マホームズを超えるO#を見せてくれることを期待します。またD#も。
奮闘したジャガーズの敗因は??
トレバー・ローレンスはグッドゲームを展開してました。合計217ydsを獲得し、パス成功率61.5%(24/39)。サックが2本と苦しいものの、タッチダウンパスを1本。
ゼイ・ジョーンズ | 83yds | 5レシーブ |
クリスチャン・カーク | 52yds | 7レシーブ |
エヴァン・イングラム | 31yds | 5レシーブ |
彼らレシーバー陣も活躍していました。ターゲットに満遍なくパスを渡し、非常によいプレイ内容だったように見えます。
ジャガーズ | チーフス | |
ラン | 144yds | 144yds |
パス | 217yds | 218yds |
3rdダウン成功率 | 54% | 50% |
QBサック | 2本 | 0本 |
インターセプト | 2本 | 0本 |
プレイタイム | 24:59:00 | 35:01:00 |
QBレイト | 74.4pt | 112.5pt |
ジャガーズとチーフスのスタッツを比較しても、パス記録、ラン記録、3rdダウンのともにほぼ互角でした。ゲームに差がついたのは、やはりQBサック、ファンブル、インターセプト、ペナルティロスなどです。
「私達が過ごしたレギュラーシーズンを誇りに思っている。誰もジャガーズがプレイオフにでるなど思ってもいなかった。君たちは一緒に頑張って、多くの逆境を乗り越えた。この場所にたどり着くまでに、戦い続けてきたことを誇りに思う。これから私達は毎年この場所にくる。今年はその最初の1年だ」
ロッカールームでは、ダグ・ピーターソンHCがこう語っていたそうです。この人、本当に人格者ですね。チアリーダーをしている日本人のKeiko Hondaさんも、HCの振る舞いやリーダーシップを褒めていました。
We’ll be back.@Trevorlawrencee | #DUUUVAL pic.twitter.com/5DEvD1pLMa
— Jacksonville Jaguars (@Jaguars) 2023年1月22日
リーダーシップは敗戦後に現れる。2年目のQBトレバー・ローレンスは、ロッカールームに引き上げるメンバー達とタッチ&ハグ。感謝を伝える時間。選手だけでなくスタッフや皆に。こういう姿を見ちゃうと、どうしても応援したくなってしまう。きっとジャガーズはこれからも強くなるんだろうな。
次の試合はチーフスとベンガルズ!
なんとAFCチャンピオンシップは、昨年と同じ対決。チーフスvsベンガルズです。両者ともに2020年時代を担うスター選手。どのようなゲームになるか楽しみ。
会場はチーフスの本拠地アローヘッドスタジアム。こちらかなり観客の声援が籠もるアウェイには厳しい。しかし、昨年2021年シーズンのCCでも、同会場での開催でした。
去年は24-27でオーバータイムでベンガルズに敗北。なんと3-21という大量リードから、ベンガルズに追いつかれ、最終第4Qには24-21と追い抜かれてしまうという、とんでもない大逆転を食らった試合でした。
今年はどうなるでしょうか。超楽しみな試合は、1月30日(月)朝5時キックオフ。(現地1月29日15時~)。録画しておきましょう。
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