NFL超入門!~群雄割拠の32国志演義~

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【NFL2022】NFCディビジョナル 49ersがカウボーイズを撃破

見事な試合でしたね。ひとつのミスが大きく影響するという緊張した展開。ブロック・パーディの見事さ、49ersの選手たちが素晴らしいプレイを連発していました。

 

カウボーイズも良いところがたくさんありましたが、レッドゾーンでのファウルや、インターセプトミスなど、大きく運に見放されたところも多かった。

 

さて、少しだけ振り返ります。

NFLが日本でもっと浸透しますように。

 

49ersは19-20でカウボーイズを撃破。

QBブロック・パーディは、今回も落ち着いた仕事ぶりをみせてくれました。ここは通して!というようなシーンも少ないですがありましたが、大きなミスはなく、ドライブをコントロールしていたように見えます。49ersの得点は19点でタッチダウンは1本+FG4本。レッドゾーンでもう少し強さが欲しいところですが、カウボーイズ相手に見事でした。

 

でもスタッツだけ比較すると、プレスコットとそう大差はないのです。しかしゲームの中身は大分違う。面白いですね。アメフト。

 

TEジョージ・キトルへのこのパス。お見事でしたね。思い切って投げた!ってのも凄いですが、やっぱりキトルがこれを取った!ってのが凄い。お手玉しながら、おそらく目の前のボールから目を離さなかった。意地で取りましたね。

 

一方、カウボーイズのCBトレイボン・ディグスがタックルにいってます。もしボールに手を伸ばしてれば、ほんの少しチップするだけで、このパスはインコンプリート。

 

D#では、49ersのインサイドラインバッカー、フレッド・ワーナーは全てのスナップでフィールドを支配していたように見えましたね。

 

特にこのプレイは????なんで彼にまっすぐ飛びついて行けたのか。マンツーマンD#だったからか?彼は全体的に凄かったので、特にこのプレイは神がかってるように見えた。

 

カウボーイズのマイカ・パーソンも、終始スクリメージラインを破ろうと突破を続けたものの、LTトレント・ウィリアムスがそれを終始ブロック。15回のパスプロを成功させ、QBプレッシャーを許したのは1回だけ。ウィリアムスはまじで凄いんだってことが改めてわかった。

 

反対サイドにチェンジした途端、RTマクリンチーを上手投げするパーソン。こんなのを相手にパーフェクトゲームしてたんだから、やっぱりトレント・ウィリアムスは無双。

 

そして、いつもの通り、ディーボ・サミュエル、ブランドン・アイユークらのプレイがお見事。CMCの活躍すごかった。

 

カウボーイズのいくつかのミスとバッドラック。

ゲーム序盤第1Qの10分あたりに、プレスコットは左サイドのレシーバーめがけてパス。しかし、待ってましたといわんばかりに、49ersのCBディモンドレ・レノール(Deommondore Lenoir)にインターセプトくらいました。かなり不用意なパスだったなと振り返っても見えます。

 

さらに2度目のインターセプト。エースレシーバーのシーディー・ラムにパス。でもどう見てもオープンでもない。なんでここ投げる?という印象です。またコントロールがミスって、49ersのCBジミー・ワードがチップ、宙に浮いたボールがLBフレッド・ワーナーの腕に着地。このミスでカウボーイズはFGを奪われ、前半6-9で折り返します。

 

もう一つは、キッカーのブレット・マーハーのトライフォーポイントのミスです。前回のワイルドカードで、4回連続キックをミスした彼です。なんとこの大舞台でもキックミス。49ersのスペシャルチームの手に当たってしまいました。もう、「マーハーする」という動詞が誕生しそうな勢いです。

 

そして、RBトニー・ポラードは前半の終わり頃、脛骨を骨折。彼が退場してからのカウボーイズは、RBエリオットしか使えず、攻撃パターンが狭くなってしまいました。エリオットはここ最近、3週間での平均キャリーが1.5ydsで調子が悪い。結果ランニングゲームでゲームをコントロールできないままでした。

 

 

残り3分から7点ビハインドで、カウボーイズの攻撃。トム・ブレイディや、ジョー・バロウならば、見事タッチダウンを奪ってくれそうな時間。しかし、ここでプレスコットはまた不用意にパス。あわやLBドレ・グリーンローにインターセプトされそうになる。また完全にマークされてるWRマイケル・ギャラップへのディープパス。当然通らない。3rdダウンではサックされてノーチャンス。プレスコットはどうしたんだ。

 

ラストのロンリーセンター作戦。さすがに無理。しかもセンターはRBエリオット。これはどういうことなのか。プレスコットと二人は2016年に最優秀攻撃新人選手賞をとった二人です。このゲームではその輝きがなかったですね。

 

 

両者お疲れさま

両チームのエッジラッシャー、ボッサとパーソンズ。お互いの検討を称え合う握手&ハグ。

 

大健闘したRBマキャフリーとハグするDEボッサ。いいですねいい笑顔。最強。

 

キトルのウィニングランのファンサービス。明るい性格だよなぁー。

 

パーディも試合終了後、すぐに家族の元へ駆けつけ、お互いにお祝いと感謝を。良い光景だなぁ。

 

負けたカウボーイズファンたちの放心する顔。やっぱりフットボールは熱狂させる宗教じみたところがありますね。

 

さて、次はいよいよカンファレンス・チャンピオンシップ。49ersは2年連続の出場。実はこの4年で3回チャンピオンシップに登場しているんだから、凄いこと。相手は最強軍団イーグルス!相手にとって不足なし!!!