現在、プレイオフも快進撃中の49ers。3番手のQBながら、見事にその大役を果たしているのが、QBブロック・パーディです。なんと、レギュラーシーズンから数えても、彼が先発した試合では、未だ負けなし。連勝中なのです。これは凄いことですよ。
さてちょっと詳しめに調べてみました。ではどうぞ。
NFLが日本でもっと浸透しますように。
これが今年のブロック・パーディのプレイです。
キャリアは、2022年ドラフトで最終指名を受けて、プロ選手になる夢を実現。49ersは、チームの3番目のQB、将来のバックアップ候補として、262番目の指名権を彼に使いました。でしたが、1番手のQBトレイ・ランスが負傷し、2番手のバックアップ、ガロポロも負傷したので、彼がWeek13から先発になりました。
まぁ先発になったとはいえ、いきなり使い物になるか?という疑問がありました。しかし彼は凄かった。やはりプロになる男たちって皆、覚悟が凄い。しっかり即戦力として1試合目から堂々たるプレイを見せていました。
くわしくは!NFL Youtuberの「5th down challenge」さんたちの、「ブロック・パーディーの全て」を見てください。本当にわかりやすく、なるほど!だからすごいんだ!と納得の解説です。この二人のおかげでNFLファンが爆増中です。これからも勉強させてもらいます。こちらの別リンクに飛んだら見れます。
アイオワ州立大学のブロック・パーディー
彼の出身大学は、アイオワ州立大学。他の選手とは違い、珍しく4年間を在籍してきた選手です。HCマット・キャンベルのもとでしっかりと指導を受け続けてきました。
パーディーは大学時代、サイクロンズを4シーズンで31勝20敗という好成績に貢献しました。アイオワ州立大学以外からも、名門のアラバマ大学や、テキサスA&M大学など、なんと全部で13の大学から奨学金のオファーをもらっていたっていうから驚き。なぜ彼は、アラバマ大を蹴って、その進路を選んだのでしょうか。
その理由は単純で、「君が大学に必要だ!ぜひとも我が校へ!!」と熱心に口説かれたから。直接家に脚を運び、チームのことについて、大変詳しく説明をしてくれたそうな。またHCマット・キャンベルが熱心にリクルートに取り組んでいたことと、裏腹なく率直で正直な人格だったことも影響したようです。
片や、アラバマ大学のHCニック・セイバンは、「パーディーは身長も平均以下、パス精度も平均的。」と評価。本人からすると「何?俺のことどれだけ分かっとん?」と腹を立てていたことでしょう。
実際、当時のアラバマのQBリストは、タゴバイロアや、ジャレン・ハーツら、タレントが勢揃い。仮に入学していたとしても、このシステムに埋もれたままで1試合の経験も積むことはなかったのでしょう。
「あいつは地味なやつだ。だけど派手さに目を奪われることなく、本質を見抜いてくる賢さを持ってる。決して浅い男じゃない。だから彼がQBをするのは、道理に合ってる」
高校のフットボールチームのコーチ、プレストン・ジョーンズは、大学のスカウトチームに、こんな具合に語ったそうです。
スタッツでいうと、2年目のパッシングydsが最高記録ですが、パス成功率はすべての年度で高い。4年目は7割を超えた!という事に加えて、彼の性格(素直で誠実で忠誠心がある)などが49ersからドラフトされた要因となりました。
ドラフト最低順位でプロに。
こうして彼はドラフトでイレレバント(Mr.関係ない人)として指名されます。過去の人たちがそうだったように、彼にも「どうせ活躍しないだろー。バックアップのバックアップだ。いつまで続くかな?」という評価でした。ですが、それをひっくり返しました。現在彼は、名門49ersのQBとしてプロで活躍。いまだ試合は負けなし!!プレイオフでも相手を圧倒しました。
49ersのレジェンドQBジョー・モンタナは「パーディはスーパーボウルまで行けるかもしれん」と最高の賛辞を送っています。このセリフはプレイオフに勝利した、ここ最近の言葉ではなく、12月の初旬のころです。
「プロでは自分が活躍することを考える人が多い。でもチームメイトはすごい選手ばかりだ。それらスターたちと肩を並べるんじゃなく、彼らにプレイさせるのが良いQBなんだ」
パーディーはそれができる選手だと、モンタナは語っていました。49ersには、ジョージ・キトルが、マキャフリーが、ディーボがいる。なるべく楽に。楽に。楽に。と。
次はカウボーイズ戦だ!!あと2勝でスーパーボウル!!
ディビジョナルラウンドでは、強敵カウボーイズとぶつかります。敵のQBダック・プレスコットも3番手のバックアップ選手でしたね!盛り上がること間違いなし!