NFL超入門!~群雄割拠の32国志演義~

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【NFL2022】AFCチャンピオンシップ ベンガルズvsチーフス

これも決まりました!!!なんという熱戦だったのでしょう。勝負は時の運と良くいいますが、本当にどちらが勝ってもおかしくない接戦でしたね。

 

さて少し振り返ります。

【↓↓今日のお題↓↓】

 

NFLが日本でもっと浸透しますように。ではどうぞ。

結果は20-23で、カンザスシティ・チーフスが勝利

最初はKCが押せ押せという雰囲気でしたが、後半戦から、ベンガルズが追いついてきた。第4Qにはついに同点の20-20というところまで来て、最後の最後まで分からないという展開でした。勝ちきったチーフスはお見事。

 

ジョー・バロウのベンガルズは、ゲーム開始前からOLに様々な課題がありました。ビルズ戦では完璧な仕事ぶりを見せてくれたOLユニットでしたが、今回のチーフス戦では厳しい戦いとなりました。

 

バロウは第1Qに既に3本もQBサックを浴びるなどして、苦しいゲーム展開になりました。合計で270yds、成功率61%、タッチダウンは1本、インターセプトは2本。

 

今回のゲームは、チーフス、ベンガルズともに、ランゲームは進まなかった。チーフスは20回アタック42yds、ベンガルズは17回アタック71yds。客観的にはベンガルズが勝ってるが、そのうち30yds以上はQBジョー・バロウの記録。だから意味がちっと違う。

 

またマホームズも、右足の捻挫を引きずりながらの展開。全快という様子はなく、ポケットからなかなか出られない、そんな状況をパスで何とか脱出する風でした。

それでもパッシングで315yds。ベンガルズの238ydsと比較すると、ずいぶん違います。

 

ベンガルズのWRティー・ヒギンズは素晴らしい活躍でした。特に第三Qの同点タッチダウン(13-13)にしたプレイは値千金でした。ボールスキルの高さ、ジャンプの高さ、全てにおいてトッププレイだったと感じます。きっと、このオフシーズン、大きな注目を浴びる契約を取るでしょう。

 

そしてジャマール・チェイス。彼も75yds(6/8 75%)でした。ゲームメイカーであることは十分わかっていますが、この大一番でも素晴らしいキャッチを見せていました。この第4Qの同点をもぎ取るロングパス。これをキャッチしたのは、すごすぎ。

 

さてキーマンのケルシーは7回レシーブ(87.5%)で78yds。安定すぎ。タッチダウンも1本あげていて、「大事なところでまたケルシー!」の構図は変わりません。ベンガルズのD#もやはり苦戦していました。

 

 

しかし、このプレイはなんだったのでしょうか。日本のファンからは「舐めたプレイすな」とコメントも沢山ありますね。ルール上は別に問題ないし、どちらかいうと、予めデザインしたプレイな気がします。ケルシーのアドリブじゃなくて。

 

 

ゲームの最後を決めてしまったのは、LBのファウル。

これがゲームを決めたラストプレイでした。

ゲームクロックは17秒。3rd down4。
点差は同点。タイムアウト無し。
ボールオン48yds。
フィールドゴールレンジまで20yds。

こういう条件の元です。

①FGレンジの外で終わらせる事。
②ロングパスを阻止すること。
③時計を止めない事。

この3点がベンガルズD#の大事なポイント。DLはOLを押し込んでいます。レシーバーにはマンツーマン。マホームズが走るか、無理に投げるしかない。という所でした。

 

案の定、マホームズは走る。捻挫した足です。時計を止めるため、サイドラインに向かうので余計に遠い。サイドラインに出ようという時、まだFGレンジにに到達していない。そこをLBオサイは不要に背中を押してしまった。

 

そしてアンネセサリ・ラフネス(不要な危険行為)を取られて10yds罰退。これが勝負をつけるFGを蹴るチャンスを与えてしまった。

 

もし仮にこのファウルがなければ、O#ファウルで罰退。残り8秒でFGレンジまで届かず。OTになっていたのです。(そもそもホールディングっぽい?)

 

 

mobile.twitter.com

「なんでQBの背中押してんだよ!!!」と仲間から叱咤の声。

でも、もう終わったことだし、失敗だったって事は本人も十分にわかっている。仲間だったらフォローしたげて欲しい所。それぐらい悔しい勝負だったということです。

 

Dov Kleiman on Twitter: "Video: #Bengals locker room post-game, as media met with Joseph Ossai’s locker following his game-ending penalty. (@michaelniziolek) His teammate BJ Hill stepped up to support him. This is a true teammate ❤️❤️ https://t.co/r6Zg3rxZq3" / Twitter

これがロッカールームでのオサイ選手の姿です。ムキムキのスーパーマンの仮面を取ったら、やっぱり22歳の若者なんです。悔しかったでしょう。

痛々しいマホームズの右足

さて、最後の最後も自分でキャリーするなどして、結構ダメージは蓄積されているはず。しかしスーパーボウルの当日まで2週間はあります。回復期間は少し余裕があります。

 

ぜひともスーパーボウル2月12日には、最高のパフォーマンスを見せて欲しいですね。でないと、最強軍団イーグルスには勝てませんから。

 

 

チーフス、ホームスタジアムで喜びの姿

 

 

素晴らしい。チーフスはこの5年連続でAFCチャンピオンシップに登場。そして今回で3回目のスーパーボウル登場になります。3/5です。スゴイこと。

 

「アローヘッドはマホームズの家だ。バローヘッドは消えろや!」

って感じ。ちょっと汚いなぁ。上品にいこうぜ。いつも妻と弟の悪ノリに悩まされてるマホームズ君は、ケルシーのいなし方もお見事でした。

 

 

さて、次戦はいよいよ!!!!スーパーボウル!

楽しみ~~~。