NFL超入門!~群雄割拠の32国志演義~

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【NFL 2023】AFC チャンピオンシップ チーフスvsレイブンズ

さて、AFCチャンピオンシップ。本当にすごいゲームでしたね。レイブンズは、久々のスーパーボウル出場をかけてのCC。AFCシード1位で登場してきて、プレイオフでも安定の勝ち方をしてきた。正直穴という穴が見つからない感じのチーム。

 

対するチーフスは、レギュラーシーズンは暴れてましたが、終盤にかかりポストシーズンでもグイグイと調子を上げてくる。やっぱり、マホームズってすごいじゃんかって印象。特にディビジョナルを勝ち上がったのは、すごかったな。

 

さて、このゲーム。ちょっと自分なりに振り返りたいなと思います。

 

ではどうぞ!NFLが日本でもっと浸透しますように。

 

 

レイブンズのファウルがモメンタムを奪ったのか?

マホームズにラリアット。レイブンズのDLジョーンズ。これもレイブンズの不要なファウル。もったいない感じです。

 

カイル・バンノイが、不要なファウル。これももったいなかったなぁ。スーパーボウルをたくさん経験しているベテラン選手だけに珍しい。

 

だけど、チーフスのケルシー側のファウルを取らないってのも、なんでかなぁって感じ。この顔見ると、ちょっと憎たらしい。レフェリーも少しだけチーフスよりな判断が多かった気もしたね。

 

チーフスO#がミス少なく得点を重ねた

全体としてレイブンズのファウルもあり、タイムポゼッションで大きな差がついてしまった。いくらD#最強のレイブンズとはいえ、チーフスO#にここまで時間渡すとつらい。しかもチーフスD#も強いので、これはでかい。

 

ケルシーへのパスが多かったよね。このゲームでチーフスは11回ターゲット、そして全部成功させてる。これは恐怖だよ。次の試合でもケルシーは出てくるんだけど、マホームズ・ケルシーのCombiは鬼強い。

 

マホームズのパス成功率も前半戦からすごかった。25回投げて20回成功。やっぱりこのQBはすごいよね。

 

バトカーvsタッカーの対決も見どころでしたね。バトカーは89%の成功率のキッカー。タッカーはNFL史上最高の成功率をもつ最強キッカー。どちらも最強の対決。前半最後のキックが52ydsのチャレンジ。これをガッツリ決めるのがホンマにすごい。

 

勝利を決めたのはチーフスD#だろう。素晴らしかった

それにしても、チーフス。O#も良いのはもちろんだけど、この試合はディフェンスチームが素晴らしかったね。CBのトレント・マクダフィー、そしてジャリアス・スニード。両翼がガッチリ埋められてる。だからこそ真ん中のMLB、ニック・ボルトンがしっかり詰めれる。

 

この3人が中盤と後ろを守れてるから、DLたちがガンガン攻めれる。DEクリス・ジョーンズらも体力の消耗も少ないので、後半戦でも活きてくる。いやはや。チーフスD#は強い。

 

レイブンズのO#はなかなか調子に乗れなかった。ランが出ない。ランが出ない。そうすると無理めなパスが出る。インターセプトの危険も何度もありましたね。結局第4Qでインターセプトが1本出てしまいました。ラマー・ジャクソンの悪い感じを引き出す、チーフスD#の作戦が成功した様子。

 

 

あまりにアンラッキーだったレイブンズ

ゲーム全体をみて、レイブンズには疫病神がついていたように、悪いシーンがありました。最後の4Qのインターセプトも、実はインターフェアです。しかしレフェリーはこれを取らず。トム・ブレイディとグロンコウスキなら、ここでファウルをもらってTDです。ジャクソンは何故かついてなかった。

 

 

この展開もそうです。第3Qでラマー・ジャクソンがZay Flowersにロングボムを決めました。一気にレッドゾーン詰め寄り得点のチャンス。これはすごかった。やっぱりラマー・ジャクソンはすごい。モメンタムが変わりそうな展開でした

なのですが、フラワーズが不要なトラッシュ・トークをしてしまいファウルも取られてました。これももったいない。嫌な予感。熱くなってるが、攻撃が長くうまくいかない焦りから、冷静さを失いつつありました

 

その後、タッチダウンパスを受けたゼイ・フラワーズがエンドゾーン30cm前で、先程のジャダリウス・スニードにやられます。レイブンズにとったら、天国から地獄の最悪のタイミング。とんでもない展開。

 

このゲームはお互いのD#チームが素晴らしかった

レイブンズは、セーフティのカイル・ハミルトンが素晴らしかったなぁ。ハードタックルで見せ所もあるし、彼が仕留めたビッグプレイもたくさんありましたね。レイブンズは来年以降もまだまだ強くなりそう。

 

このプレイも良かったよね。スピードやフットボール勘とかでいうと、ハミルトンは相当良い選手だと思う。きっと将来すごい選手になる。

 

チーフスは、ジャスティン・リードにセーフティーブリッツさせてましたね。スピードで翻弄するQBラマー・ジャクソンを仕留めるなら、LBでなくDBでスピードで対決するのがいい。スパ具ニューロDCの作戦はピタリとはまってましたね。とにかく、チーフスD#はラマー・ジャクソンの無力化を徹底してたやってた感じでした。

 

悔しすぎるラマー・ジャクソン。

ラマー・ジャクソン、この悔しさ。この顔を引き出すことがチーフスの作戦だったのでしょう。彼は今年こそはスーパーボウルにと願っていたでしょう。

 

ゲーム終了間際に、涙を流しながらフィールドを見つめるQBを、OBJが慰めてましたね。今年のレイブンズはまじで強かったから、悔しさも大きいでしょう。

 

特に、このゲームはチーフスに流れがきてた。レイブンズにも流れが来そうなところが何度もあったが、ファウルなどで失ってしまった機会も多かった。幸運の女神に嫌われてしまった。そんな気がした。

 

ゲームの結果は

勝利したチーフスは、昨年に続いて2年連続のスーパーボウルへ。かつてのペイトリオッツを見るかのように、本当に強い。AFCではチーフスに勝てないとスーパーボウルにいけなくなってる。

ラマー・ハントトロフィーをゲットするチーフスメンバー。AFCの創設者であるのが、チーフスの創設者のラマー・ハント。2年連続ってすごいよね。

 

応援しにきてたテイラー・スウィフトとキス・ハグするケルシー。スーパーボウルで優勝したらきっとプロポーズするんだろう。当日は東京ツアーらしいので、終わったら速攻で「ヘリコプター&プレイベートジェット」飛ばしてベガス入りだろうな。

 

最後のインターセプトを決めたディオン・ブッシュもこの笑顔。やっぱり勝利って最高だし、スーパーボウルなんてもっと最高。それに貢献できたって一生の語り草だもんな。こんな顔にもなるぜ。

 

 

盛り上がってたボルチモアのスタジアム。

現場には、かつてレイブンズのスーパーボウル優勝した、LBテレル・サッグスが登場してましたね。いつ見てもイケイケのオラオラ系でしたねぇ。アメフトぽくて最高。

こちらは水泳の金メダリスト、マイケル・フェルプスと、エド・リードも。3人ともボルチモアの名誉市民のような存在。