AFCのチャンピオンシップは、二人とも若いQBが対決。ビルズのジョシュアレンの方が1才だけ若いのかな。24才対決ですね。
王者チーフスに、ビルズの若きエースはどう立ち向かうのか。楽しみですね。それではこの2チームを調べてみましょう。
ではどうぞ。
NFLが日本でもっと浸透しますように。
D#ゲームを制したビルズ
ディビジョナルプレイオフで、レイブンズと対決したビルズ。これは見事にD#チームがレイブンズO#を抑え込みましたね。
どちらかいうと、ビルズもO#が激しめのチームなんです。しかし、先の試合ではD#チームの強さを見せてくれましたね。O#だけでなくD#もすごい。これは勝てるチームの特徴なんですよねー。
特に今年は、アレンの覇気がすごい。チームを俺が引っ張っていくんだ!という気迫みたいなもの、すごく感じますよね。レイブンズのQBラマー・ジャクソンがすごい走ってるけど、アレンもなかなか走るQBなんです。
WRにはステフォン・ディグズ。彼は今期レシービングリーダー。年間で〇〇yds走っています。他にも元カウボーイズのコール・ビーズリー、ジョン・ブラウンらがいます。
RBはデヴィン・シングレタリー。今期は687yds走ってます。ビルズのRBはこれといった選手はいないように思いますが、元ファルコンズのデボンタ・フリーマン、元ジャガーズのTJイェルドン、など控え陣にも魅力的な選手がいます。
D#チームはLBトルメイン・エドモンドを中心とするLBゾーンに注目です。ビルズは4-3D#のオーソドックススタイル。中心にいるエドモンドの役割が非常に重要。そしてそれに合わせて動く、イケメン高速LBマット・ミラノの動きに注目したいですね。
そしてバックス陣。CBにはジョシュ・ノーマン、4年目のトレデビアス・ホワイトがいます。SSポイヤー、FSマイカ・ハイド。すばしこく動くチーフスO#にどれだけついていけるか。撹乱されないかが分かれ目です。
QBジョシュ・アレンの成績
ジョシュ・アレンは今期で3年目のQB。チーフスのマホームズに負けないほどの強肩の持ち主です。ワイオミング大学を卒業したての頃は、まだオボコイ感じ(関西じゃない人わかるかな?)だったけど、すっかり大人の男として、成熟しましたよね。
(2018年のドラフトでアレンと同じく1巡指名された選手はこちら)
<ジョシュ・アレン2020>
パス 4,544yds(5位)
パス成功 396本(4位)(69.2%)
QB レーティング 107.2Pt
パスTD 37本(5位)
被サック 26回(16位)
インターセプト 10回(5位)
ラッシュ 102回(4位)421yds(8位)
スタッツで見ると、ミスが少なく、ロングパスでもガンガン通す。そんな印象でしょうか。サックされた本数もあまり多くない。インターセプトも少ない。ゲームをしっかりメイクし逆転する能力もあります。
それに、ランがあります。ジョシュ・アレンはランで421yds、ラン回数では102回とスクランブルで危機回避する能力があります。ラマー・ジャクソンの1,000ydsほどではありませんが、ビルズでRBシングレタリーの次に走ってるのです。
チーフスの特徴
今期は3年連続でチャンピオンシップに登場。しかもホームゲームです。ホームで3年連続したのは過去にイーグルスだけ。実は両方ともアンディ・リードHCなんですね。この人本当にすごいコーチなんですねぇ。
ディビジョナル・ラウンドでは、O#のエンジンとなるマホームズが第3Qに脳震盪で退場。バックアップをしたのが、10歳年上35才のQBチャド・ヘニーでした。まだいたんかい!という声が聞こえるくらいの人でしたが、そんな彼が素晴らしく切り抜けてくれました。
僕はチーフスのことを、こういう危機へのリスクマネジメントをちゃんとしているチームだとは思ってなかったです。ヘニーがしたプレイは、まるでマホームズのようでした。バックアップでも対応できるよう練習仕込んでる入念さ。これは懐深いぞーと思っています。
さてチーフスQBはスーパースターのマホームズ。彼はやっぱりスゴイです。もう言わずもがな。
TEのトラビス・ケルシーは、リーグ2位のレシーブ記録を達成。チーム内でもエースレシーバーです。タイトエンドのくせに!どんなけ目立つんでしょう。
さらに高速WRタイリーク・ヒル、サミー・ワトキンス、デマーカス・ロビンソンらが縦横無尽に走り回ります。これはかなりやりにくいと思いますね。ビルズのD#がどのように対応してくるのか。楽しみです。
チーフスのD#で最重要人物が、セーフティのタイラン・マシューだと思います。ラーテル(アナグマ)の異名をもち、所構わず噛み付いてきます。ハードヒッターですし、闘争本能がめちゃくちゃ高い。どんなプレイでも絡んできます。
スクリメージラインでは、フランク・クラーク(#55)と、クリス・ジョーンズ(#95)に注目。彼らは重量級かつ超高速でもあります。ビルズのOLをすり抜け、ジョシュ・アレンに激しくプレッシャーを掛けてくるでしょうね。
心配なのは、やはりQBパトリック・マホームズの脳震盪状態。下手をすると出場さえできない可能性もある。そうなればチーフスの戦力はガタ落ち。バックアップのチャド・ヘニーも手堅い選手だけど、チーフスO#の力は発揮できない。それが一番の心配どころですね。
それを逆手にとって、チーフス側はどちらがQBか絞らせない作戦もできます。マホームズなのか、ヘニーなのか。最後の最後まで情報を漏らさず、相手に対策を遅らせる。武田信玄がいったように「戦は始まる前から始まっている」。そんな感じですね。
QBパトリック・マホームズの成績
2018年には、年間MVPとスーパーボウルMVPを受賞、2020年シーズンもオールプロ1軍に選ばれてる名選手。現在NFL業界だけでなく、アメリカ全土で正真正銘のスターです。
<2020マホームズ>
パス 4,740yds(2位)
パス成功 390本(6位)(66.3%)
QB レーティング 108.2Pt
パスTD 38本(4位)
被サック 22回
インターセプト 10回
どうでしょう。こうしてみると、ジョシュ・アレンと比較してもそう変わりない感じ。でも、チーフスが強いのは、スタッツに現れないところなんですよねぇ。
まとめ
さて。私の予想ですが、やはりチーフスですよね。2ポゼッション、14点差がつくと予想します。
タイリーク・ヒルとケルシーをマークしきれなくなってくる第3Q。そこからモメンタムが変わっていくのでは?そんな予想ですね。
いやはや。今週末が楽しみですね!どちらが勝っても、最高のスーパーボウルになることは間違いなしです!
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