NFL超入門!~群雄割拠の32国志演義~

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【NFL TOP100 2022】#8 QBパトリック・マホームズ

昨年、トップ100リストの1位になったマホームズ。今年はランクを下げましたが、流石にスゴイ。8位ですね。7つもランクを下げたのは、今年のトップ20位にはいった選手の中では最大の下落率です。それでもやっぱりマホームズはスゴイ。

 

NFL史上3人目となる2度目の5,000yds超えを記録。キャリアハイの436回のパス成功。ロケットアームを活かしたロングパスを使うだけでなく、ポケットの中からパスが回せるQBに成長もしました。才能だけじゃない。努力も人一倍している選手なのです。

 

 


大学時代

テキサス州Tyler市生まれの人。高校は、Whitehouse高校に進学。彼はここでアメフトとバスケの両方に情熱を注ぎます。野球のピッチングとバスケのトレーニングが、アメフトのQBのスローイングに役に立つと信じていたそうです。

 

当時はランもできるデュアルスレッドQBとして評価されており、Rice大学やヒューストン大学からオファーをもらいますが、テキサス工科大学を選択、進学します。

高校卒業時の2014年、MLBのデトロイト・タイガースから全体37位で指名をされています。大学にすすまず、野球に進んでいても、きっと一流の選手になっていたことでしょう。しかしマホームズはタイガースとは契約せず、カレッジに進学を決意してます。

 

初年度はQB Davis Webb(#7)のバックアップとして1年を過ごします。ですがスターターのウェブが怪我のため、離れることになり、シーズン最後の3つは、マホームズがスターターとしてゲームを投げることになりました。

 

 

2年目からは完全にスターターQBとなり、4,653ydsをなげています。また3年時には5,052ydsと記録を伸ばしています。

 

彼のロケットアームは驚異的で、大学当時はまだ精度も今ほどではありませんでした。しかし、この長距離弾道ミサイルがあるおかげで、対戦D#チームの戦線が広がり懐が空いてしまう。そこに横槍が入ってくるという攻撃パタンですね。

 

当時のヘッドコーチが、現在のアリゾナ・カーディナルズのHCクリフ・キングスバレーです。


プロでのキャリア

そんなマホームズは2017年ドラフトにエントリーします。マホームズは全体10位で指名されています。チーフス同様にQB探しをしてた49ersやジャガーズ、タイタンズがマホームズを指名する選択肢もあったわけです。

 

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当時ドラフトでマホームズよりも先に呼ばれたQBが、ベアーズが指名したQBミッチェル・トルビスキーです。シカゴが仮にマホームズを獲得していたら・・・・未来は変わってことでしょう。

 

さてマホームズの初年はバックアップでした。というのも彼は今ほど注目を浴びる選手ではありませんでした。長距離砲をもってる元気印の若手QB。という印象で、ゲームをマネジメントする知性やNFLの一流にはもう少し修行を。というのがおおよその見解でした。

 

当時はアレックス・スミス(全体1位)がチーフスのQBをしていて、彼の熟練度が非常に高かった。ベテランのスミスを見ながら、マホームズは修行せよという1年を過ごしていました。当時もチーフスは強く、10勝6敗で地区優勝を果たしています。

 

さて2年目にスミスが移籍。マホームズが正式にスターターとして登録されます。彼からすると、フランチャイズQBになれるかどうか、瀬戸際の勝負年でした。しかし心配など不要でした。ロケットアームだけでなく、彼のミラクルなプレイはNFLのプロ指導者たちを圧倒しました。

 

ボールは上から投げろ、きれいなスパイラルを。ポケットから出るな。100年続けてきたQBの基本のキを、全てひっくり返すプレイを連発。

 

マホームズは左手で投げるし、横からも下からも投げる。ロールアウトしながら、体勢を崩しながらも強く正確なパスを投げる。

 

 

もちろん、オーバースローイングでは誰よりも強いパスを投げる。こんな選手見たこと無い!とフットボールファンは完全に魅了されました。

 

そうしてシーズンを12勝4敗で勝ち上がり、カンファレンスチャンピオンシップにまで行きます。対するは史上最高の男トム・ブレイディが率いるニューイングランド・ペイトリオッツ。残念ながら、これに敗北しスーパーボウルに進出することは能いませんでした。

 

しかし、3年目の2019年。彼は再びリーグを席巻。どれだけ分析されてもスカウティングされても、マホームズの空間は無双。タイガーマスクの四次元殺法を観るかのように、並み居る怪物エッジラッシャーがヒラリヒラリとかわされていきます。

そしてSF49ersと対戦するまたスーパーボウルに登場。ゲームはナイナース優勢で運び、マホームズの武器であるO#が封じ込められていた状況でした。しかし、「諦めず投げ続けろ!」とドン!とHCアンディ・リードは背中を押します。

その言葉を糧にマホームズは大逆転を果たし、スーパーボウルを優勝します。

 

4年目にもスーパーボウルに登場します。これほどスーパーボウルに何度も近づくチームはかつてペイトリオッツしかありませんでした。ベリチック王朝が崩れ、チーフス王朝に政権交代か。そう噂されたほどです。

 

しかし、2度目のスーパーボウル挑戦は、トム・ブレイディ率いるバッカニアーズに敗北。これも名勝負でしたね。

 

2年目のチャンピオンシップでもブレイディに。4年目のスーパーボウルでもブレイディに。新GOATは現GOATにまだ勝利できない。

 

5年目、これもまたチャンピオンシップに登場します。あと一歩勝利すれば3年連続のスーパーボウル。こんなチーム今までありません。マホームズが凄すぎるのか。それともHCがスゴイのか。しかし、このAFCチャンピオンシップは、ベンガルズに敗北。まさか負けるとは!という気持ちでしたが、最高に盛り上がるCCでした。

 

私生活

マホームズといえばスーパースターなのですが、奥様がなかなかクレイジーで、盛り上がりすぎる傾向があるようです。

 

パリピ特性をもってるいて、あまりにハメを外してしまいます。

 

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とってもキレイな人なんですよ。ブリタニーさんは。

 

 

 

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マホームズからは「もうスタジアム来ないで」と釘を刺されたこともあります。彼の弟も、同じ性格でちょっと話題になってます。

 

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マホームズは、アディダスとサングラスのOakleyの公式契約を結んでいます。なので僕もOakley使おう(^o^)