レギュラーシーズンの激しさとプレーオフの激しさは、やはりヒトケタ違うように思います。
負けても次があるレギュラーシーズンと、負けたらスーパーボールの道が途絶えるプレーオフ。この違いはやはりでかいなと思います。
先週開催されたディビジョナルラウンドでのプレイオフは、4試合とも本当に記憶に残る名勝負でした。特にビルズVSチーフスは 歴史に残るような名勝負だったと思います。
さてさて。今回のブログでは過去の試合を振り返って、
「こんなの見たらNFLにはまっちゃうよ!」
と、そんな超盛り上がりの名勝負を紹介したいなと思います。
もちろん僕が、NFLにはまったきっかけとなったゲームもございます。
しかし、僕はNFLにハマったのは2016年からですから、それより前の試合は正直わかんないんですね。
なので昔からのNFLファンの皆様。
「他にもこんな面白いゲームあるぞ!」
と、お勧めの試合をコメントにて、教えていただけたら嬉しいです。
NFLが日本でもっと浸透しますように。ではどうぞ。
- 2016年シーズン 第51回スーパーボウル アトランタVSニューイングランド
- 2016年シーズンプレイオフ カウボーイズVSパッカーズ
- 2017年シーズンプレイオフ ニューオーリンズVSミネソタ
- 2018年シーズンWeek11 チーフスVSラムズ
- まとめ
2016年シーズン 第51回スーパーボウル アトランタVSニューイングランド
「全米3億人が諦めた。彼らだけが諦めなかった」
このゲームにタイトルをつけるなら、こんな感じでしょうね。
もうなんと言っても、このゲームを見たら、NFLの凄さ、アメリカンフットボールの面白さを体感せずにいられないです。
圧倒的攻撃力を誇ってきたイケイケのオフェンスチーム、ファルコンズ。2016年レギュラーシーズンを最速で地区優勝を決定づけ、プレイオフでも4thダウンギャンブルをバンバン決めてきた。
ペイトリオッツも最強の状況です。レギュラーシーズン、O#ランキング3位、D#ランキング1位、神QBブレイディ、鬼HCベリチック。これほど完璧という言葉がぴったりくる年はない。そんな2チームが対決したスーパーボウルです。
しかし予想は覆り、ペイトリオッツがひどい不振。前半を3点しか入れられず、ファルコンズは調子よく21点。最悪の状況でロッカールームを過ごし、後半立ち上がりも悪い。ダメ押しでファルコンズが1本タッチダウンして3-28。
スーパーボウルって当たり外れが多いんですね。名勝負を期待する期待値が高いだけにね。そういう意味で、テレビの前の人もみんな「あー、今年はハズレ、面白ないゲームやね」と思ってアメフトと関係ない世間話に盛り上がりだします。
しかし、そこからです・・・・・。このゲームが神展開になるのが。詳細に関してはゲームを観てほしい。ここまで前フリしたら、半分ネタバレしてるみたいなもんですが。それでもビビると思います。
僕はこのゲームをみて、アメリカンフットボールというスポーツ、そしてアメリカ人に対する意識が大変変わりました。彼らも日本人と同じく勤勉を大切にするんだと。
とにかく観てください!引退したこの男の凄さを。
2016年シーズンプレイオフ カウボーイズVSパッカーズ
このゲームこそ、僕をNFL沼に引き込んだ名勝負です。当時ぼくは、パッカーズも、カウボーイズも知らず、NFLなど1秒たりとも観てなかったです。
そんな僕が引き込まれたのは、パッカーズのQBアーロン・ロジャーズのパスの美しさです。日本の大学の試合なんかをみると、全身を使って投げても、山なりのボールがゆるく飛んでいく。
しかし、彼の弾道はまるで違いました。まるで石ころでも放るかのように軽く肘を振れば、まるでレーザービームかのように、ボールがレシーバーのところに瞬間移動する。ボールが消えていくんです。
腕の振りがクイックなのと、弾丸のようにたまが飛んでいくので、石ころ投げてるというより、指を指したら、そこにボールが移動するから、魔法使いを観てるようでした。
さて、このゲームは、終始シーソーゲームが続きました。これで終わりだ!と思ったところが、まだまだー-ー!!と反撃が開始される。それで終わるかと思いきや、まだまだーーー!と。
カウボーイズのQBダック・プレスコットは、この年がデビュー1年目。しかも彼は3番手の控え選手からの大抜擢でした。RBのエゼキエル・エリオットも1年目で、二人のルーキーの活躍が非常に見応えありです。
2017年シーズンプレイオフ ニューオーリンズVSミネソタ
トム・ブレイディと人気を二分するQBだったドリュー・ブリーズ。身長183cmと低身長ながらリーグでの最長パス記録を作ってきた名人パッサー。まだ彼が若いころ、セインツでスーパーボウルを優勝した経験があるものの、後少しで2回目のスーパーボウルから遠ざかってきた。年齢的にリミットも近い。そんな年でした。
このゲームは、NFCのディビジョナルプレイオフ。このゲームに勝利したらチャンピオンシップ進出。つまりあと2つ勝利したらスーパーボウルなんですね。
相手はバイキングス。スターターQBが怪我で故障しているため、バックアップのQBケース・キーナムにバトンタッチしながら、レギュラーシーズンを戦ってきた。気を抜けない強敵・・・・とはいえ、やはり経験値として劣るQBキーナム。百戦錬磨のタイトルホルダー、セインツとは比肩できない対決でした。
しかし、ゲームはミネソタがリードする展開でした。前半が終わったあと、バイキングスが0-17で大量リード。2本のTD、1本FGの差で、このままセインツが沈むのかとおもった展開です。
それがそれが・・・そこからセインツが追い上げてくるんです。これがまた見応えスゴイ!
そしてドラマは最後の1秒まで見逃してはいけません。映画のような展開に心が奪われること必至です。
2018年シーズンWeek11 チーフスVSラムズ
プロ入り後2年目の若手、実際のデビューの年になったパトリック・マホームズ。その才能の凄さに全米のアメフトファンが皆度肝抜かれた年でした。このチーフスは強いぞ。やばいことになるかも知れない。そんな予感があった2018年シーズン。
対するラムズもショーン・マクベイ2年目のシーズン。スーパーボウルを虎視眈々と狙い、最新の戦略とマネジメント能力を使い、ジェフ・フィッシャー時代のラムズから完全にチームを改革しました。
ラムズQBは、ジャレッド・ゴフ。マホームズの1年先輩になるドラフト2016年組。こっちはドラフト1位指名、あっちは10位指名、どっちが21世紀のスターになるのか、ハッキリしようやないか。そんな若手同士の対決でもありました。
このゲーム、チーフスとラムズのオフェンス同士の撃ち合いでした。スコアについては言わないでおきますが、なんと7つもの記録が更新される、すごい名勝負になりました。
- どちらも1敗同士の対決は史上初
- どちらも1プレイ平均6.9yds獲得は史上初
- どちらも1ゲームあたり33点以上得点は史上初
- どちらも50点以上とったのは史上初
- 50点以上とって負けたチームも史上初
- パッシングヤード記録で合計925yds史上初
- サックしてインターしてタッチダウンした史上初選手
- 合計得点数は史上3位
と、8つ目はちょいとおまけみたいなものですが、まぁ激戦というか圧倒的な攻撃の応酬があったってことですね。
マホームズはこの試合に負けたものの、プレイオフには進出していきます。ゴフのラムズは試合に勝利、プレイオフを勝ち上がりスーパーボウルに進出。(チャンピオンシップで、セインツと対戦し、ヴィノビッチ審判のミスジャッジにより、辛くも勝利を得たことは記憶に新しいですね。このゲームも名勝負でした)
ゴフはスーパーボウルでブレイディに負け、翌年マホームズはスーパーボウルに進出し49ersに勝利します。しかしその翌年にはスーパーボウルで同じくブレイディに敗北する。なんとも面白い構図です。
まとめ
さて、他にもたくさんあるのでしょうが、個人的偏見と経験値の差ということで、この程度にてご理解ください。他にもおもしろいゲームがあると思います。ぜひコメント欄などに記載して教えていただけると幸いです。
僕が見始めたのが2016年以降ですからね。モンタナの時代などまで振り返ると、もっと激アツなものがたくさんあるでしょうね!