レシービングヤードの累計で6,195ydsで、現役プレイヤーの中でトップの実力。57回のタッチダウンでも同様にトップ。昨年2021年はレシーブ回数123回、ヤードが1,553ydsと自己ベストを更新しました。
ずっとグリーンベイ・パッカーズのWRとして、QBロジャーズとの関係は非常に印象強いのですが、昨シーズンを最後にそれを解消。レイダースに移籍し、史上最高額のWRとして契約を締結。今期以後、ロジャーズとの記録を超えていけるのか。注目を浴びています。
大学時代
出身はカリフォルニア州のレッドウッドシティ。兄ひとりと姉二人の末っ子として誕生。パロアルト高校（Palo Alto）に進学し、バスケとアメフトの選手でした。チーム、バイキングスではCBとWRの両方を担当。2年生のころにシーズン1094ydsを稼ぐなど活躍していました。
カリフォルニア大学、ハワイ大学、サンディエゴ州立大学などからリクルートのお誘いがありましたが、かれはカリフォルニア州立大学フレスノ校に進学を決意します。
フレスノステート・ブルドッグズでは、2011年からの3年間を在籍してます。彼が2年目の2012年シーズン。ヘッドコーチが新しく、Tim DeRuyterさんになり、アダムスがスターター起用されるようになります。水を得た魚かのように彼は活躍し、地域内で知らぬものなしの存在感を発揮します。
当時チームメイトだったのが、現在レイダースでコンビを組むQBデレック・カーです。今回のレイダース移籍は、旧縁を辿るものでもあるのですね。
プロでのキャリア
2014年ドラフト、グリーンベイ・パッカーズは、アダムスを2巡53位で指名をします。この年のドラフトでWRとして9番目に指名された選手でした。（サミー・ワトキンス、マイク・エヴァンス、オデル・ベッカム、ブランディン・クックスらが名を連ねます）
2014~2016年のアダムスは、さほどスター感のない存在でした。パスターゲットになった94回のうちドロップしたのが40回以上と、パス成功率55％に満たないことも大きな原因でした。当時パッカーズのWRには、ジョーディ・ネルソンや、ランドール・コブがいまして、アダムスはランブロッカーもするスロットレシーバーでした。そのためもあるでしょう。
その分を差し引いても、当時のアダムスは２巡の価値なしとロースターに残れるかどうか、カットされる対象の選手だったのです。
しかし2017年から彼のスターダムが始まります。このシーズン、スターQBアーロン・ロジャーズがWeek6で鎖骨骨折。経験の浅いQBが担当することになって、パッカーズは終わったなとか言われてました。
しかし、それでもアダムスは見事に仕事をし、勝ち星を上げてきました。シーズンを通して900ydsも満たない成績でしたが、マンツーマンO#でCBに競り勝てるWRアダムスの印象は強く、初めてのプロボウルに選ばれるようになります。
2018年の始まる前には契約を大幅にアップさせる更新をします。そして、いよいよエースレシーバーとして仕事をバンバンします。トータルで1,300ydsを超える記録をだします。チームは地区3位で終わりますが、アダムスはすべてのチームから強く注目を集めています。
2019年は、HCがマット・ラフルールに変わります。そして怪物の如くチームが強くなりました。13勝3敗で地区優勝一番乗りを果たし、ディビジョンラウンドでシーホークスを下しNFCチャンピオンシップへ。
対するはサンフランシスコ・49ersでした。これまた名勝負でしたが、相手も強くてパッカーズは敗北。
2020年のアダムスは過去を刷新するかのように記録をあげます。1,374ydsを稼ぎキャリアハイ。そして2021年も記録を更新し、1,553ydsとリーグリーダーに躍り出ます。パッカーズの最強の武器としてリーグにその名を轟かせます。
そしてシーズンオフ。最強の成績を御旗にし、ラスベガス・レイダースへ移籍を決定。フレスノ大学時代のコンビが復活します。当時の契約金額が5年$140MM（196億円：40億円 / 年）という最巨額内容でした。
私生活
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奥様（Devanne Villarrealさん）とは2018年の6月に結婚されてます。二人の女の子に恵まれて、とても幸せそうです。
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こちらは彼のインスタ。パッカーズ時代も好きですが、レイダース姿もとても良く似合いますね。
