昨日はAFCのプレイオフのシナリオを紹介しました。さて、今回はNFCです。ここもかなり様相が変わってきました。NFLは毎年どこのチームが勝つかマジでわからないので、とてもおもしろいですね。
ではどうぞ!NFLが日本でもっと浸透しますように。
- 今期最強の東地区を制するのはイーグルスかダラスか?強烈なライバル対決。
- 北地区はバイキングスが当確。常勝パッカーズは優勝できず。
- 大混戦の南地区。バッカニアーズが鼻一つリード。最後までもつれそう。
- 西は49ersがお見事。3年ぶりの地区優勝を確定しました。
- ざわつく残りの2席。ワイルドカードを争う、4チーム
- まとめ
今期最強の東地区を制するのはイーグルスかダラスか?強烈なライバル対決。
現在トップを走るのがフィラデルフィア・イーグルス。そして勝利差1で背中にビタリ張り付くのがダラス・カウボーイズです。イーグルスの今期は素晴らしい出来栄えで、合計得点445ptでリーグ1位の攻撃力をもってます。(yds数で言うと、6,309ydsのチーフスに抜かれていますが)。
QBジェイレン・ハーツのプレイぶりが素晴らしく、スクランブルランにより相手D#をかき乱しながら、多彩なパス攻撃を見せています。まるで2019年シーズンのレイブンズを見ているような強さです。
それを支えるのが最強のオフェンスラインズです。イーグルスのランプレイは2,307ydsでリーグ4位の成績。ランが出ればバスもでる。またパスプロも素晴らしいので、ハーツにたっぷり時間を与えられる。レシーバーがいなくて、いよいよ駄目でもハーツが走ってくれる。このパターンで無限の組み合わせをO#をもつことができます。かなり強いですね。
そしてダラスです。最近低迷してきたですが、完全に復活ですね。こちらもOLが強い。ランでは2,147ydsでリーグ7位。イーグルスにほんの少し負けているのですが、いやいやゲームになれば、ほぼ同じ実力といって良いでしょう。
またパスゲームでも5,491yds、434得点で、ほぼイーグルスの成績と同じです。パッシングオフェンスの成績は8位。しかし得点ではリーグ3位の破壊力をもっています。パスゲームでひっくり返すというよりも、全ドライブで確実に得点をとっていくという感じです。
北地区はバイキングスが当確。常勝パッカーズは優勝できず。
ここはバイキングスが12勝3敗で見事に地区優勝を確定してます。QBカーク・カズンズもようやくタイトルが取れた感じです。本当、この人色々苦戦してきた選手ですよね。パスO#では5,317ydsでリーグ12位。ランゲームでは1,418ydsでリーグ28位とちょっと苦しんできた感じです。
つまりバイキングスは、WRジャスティン・ジェフェーソンと、QBカーク・カズンズ、TEマーク・アンドリュースらによって、見事に勝ち星を上げてきたというわけですね。事実、リーグのレシービングリーダーは、WRジェファーソンです。
バイキングスが地区優勝をするのは、2017年シーズン以来の6年ぶりの出来事。新hcになったケヴィン・オコーネルさん(37歳)も鼻高々でしょう。
僕が応援しているパッカーズは残念地区優勝ならず。しかしワイルドカードの可能性はまだ十分にありますので、今後も注目したいですね。
大混戦の南地区。バッカニアーズが鼻一つリード。最後までもつれそう。
この地区はまだまだ最後の試合まで地区優勝が決まらないかも知れません。現在7勝でトップにいるのがバッカニアーズですが、負け越していながら地区トップというのも、ブレイディ・マジックなのかも知れないですね。
パッシングのリーダーボードには、マホームズやバロウ、ハーバートら若手が名を連ねるなか、史上最高齢の45歳ブレイディは4位で4,178ydsの記録を出しています。やっぱりこの男、間違いないのない実力を持っているのですね。まぁでもパスを投げてるのも671回とダントツで多いので、単純比較はできないのですけどね。
マイク・エヴァンスというスーパーレシーバーは917ydsで、2番手のゴドウィンは848ydsとどちらにも上手く投げ分けており、D#を決め打ちできない状況に持っていってるのも、ベテランらしい仕事ぶりですよね。
6勝の勝ち星ひとつ差で追いかけるのがパンサーズ。途中からQBメイフィールドを放出しチームが崩壊するかと思いきや、なんのなんの、無事に引き継ぎを終えて低空ながらも安定飛行です。
西は49ersがお見事。3年ぶりの地区優勝を確定しました。
さてQB問題で二転三転しているサンフランシスコ・49ersです。シーズン始まる前はまぁ今年はないかなぁくらい思っていたんですが、見事に地区優勝しましたね。さすがはカイル・シャナハンです。
彼はプレイコールが巧みで、スーパーボウルに出てきたときも素晴らしい名将ぶりを発揮してました。なのでO#チームを作り上げるのが凄いって印象があるのですが、実はその逆で、49ersはD#チームがすんごい強いんです。
許したラッシュは1,125ydsでリーグ1位。パスD#でも3,230ydsを許しリーグ16位です。失点数でいうと230点でダントツの1位(2位はビルズで263失点)。と、このように49ersはD#に強いチームであることがわかりますね。
ここは新人QBパーディ君が担当しているのですが、パスゲームよりもランゲームに重心を寄せてます。なのでQBの力は比較的影響力が少ない。オフェンスラインが見事にゲームを作っているという感じです。
やっぱり、途中から獲得したクリスチャン・マキャフリーがすごいですよね。アメリカの趙雲子龍。この男はひと味もふた味も違う。O#のバリエーションを一人で幾重にも作れる選手です。そしてパーディも肝心なところでしっかり仕事してくれるということで、結構堅実にプレイを重ねていってます。
ざわつく残りの2席。ワイルドカードを争う、4チーム
シーズンが始まる前にコミッショナーが「ワイルドカードを3つにしたほうが、最後まで盛り上がっていいじゃん」って言うてた通りになりました。現在8勝、7勝で勝ち星が競っているのが6チームあります。ここから2席を取り合う形です。そしてそれが残りの2週で決定するわけです。これはアツい。
ひとつが東地区のジャイアンツ。頑張れダニジョン。ジャイアンツは8勝してますから、実はワイルドカードに最も近い。東地区から3チームでるのも可能性高いです。
そして同じく東地区のコマンダーズ。頑張れハイニキ!!!ジャイアンツがでるか、コマンダーズがでるか、どちらかでしょう。それともどちらも消えるか。勝ち星を稼いできた#4ハイニキは良いQBだと思うけど、クリスマスイブの24日のゲームに正QBの#11ウェンツが復活。今後はどちらが投げるのか?なんせ、リベラの親方に夢見させてやってくれぃ。
さらに北地区ライオンズもです。もし仮にデトロイト・ライオンズが勝ち残れば、なんと超久々のポストシーズンです。これはちょっと面白い展開。美人の奥様のためにも、頑張れゴフ!!
またベテラン神QBアーロン・ロジャーズがいるグリーンベイ・パッカーズも7勝で残っています。まだまだ魔法を見せてくださいロジャーズ先生。
そして西地区は、シーホークスです。QBラッセル・ウィルソンをトレードで放出し、史上最高の指名権をたくさん獲得。当然シーズンはお蔵入りするかと思いきや。往年のQBジーノ・スミスが素晴らしい大活躍。お見事ワイルドカードに首の皮一枚つながっているのですね。
まとめ
さぁさぁ、なんだかグッデルコミッショナーの言うてた通りの展開になっているNFC。ロジャー・グッデルは名経営者です、流石です。
年があけた1月2日のゲームで大きく様相が変わります。さぁどこが残るのか。イーグルスとダラスのライバルの直接決戦は終わり、残り2試合でどちらに軍配が上がるのか。とてもとても楽しみなゲームがまだ残っています。楽しみです!