これで最後のチーム紹介。超名門の強豪、「ピッツバーグ・スティーラーズ」です。です。様々な名勝負を繰り広げ、アメリカのフットボールの歴史を作ってきたNFL屈指の名門。鉄のカーテンの異名をもつ、鉄の意志を持つ戦士達。
なんか、スティーラーズのことを知らないときは、
なんかスーパーファミコンのコントローラーみたい
とか
黄色と黒でトラロープやん
とか失礼なことを言うて、笑っていました。
でも、このチームの強さを知ると、もうメチャクチャかっこよく見えてくる。不思議ですねぇー。
さて、そんな強いスティーラーズ。紹介していきます。
- ペンシルベニア州の紹介
- 本拠地ピッツバーグの概要
- ピッツバーグのスポーツチーム
- スティーラーズの歴史と概要
- スティーラーズの名物と概要
- HCはマイク・トムリン NFL初の有色人種HC
- オフェンスチーム
- QB ベン・ロスリスバーガー (Ben Roethlisberger)#7
- QB ドウェイン・ハスキンス (Dwayne Haskins)#7
- QB メイソン・ルドルフ(Mason Rudolph)#2
- LT チャクムラ・オコラフォー(Chukwuwa Okorafor)#76
- LG ケヴィン・ドットソン(Kevin Dotson) #69
- C J.C.ハッセノー(J.C.Hassenauer)#60
- RG トレイ・ターナー(Trai Turner)#70
- RT ザック・バナー(Zach Banner)#72
- OL ジョー・ヘイグ(Joe Haeg)#73
- OL B.J.フィニー(B.J.Finney)#67
- TE エリック・エブロン (Eric Ebron)#85
- WRジュジュ・スミス-シュースタ(JuJu Smith-Schuster)
- WR チェイス・クレイプール(Chase Claypool)#11
- WR ディオンタ・ジョンソン(Diontae Johnson)#18
- WR ジェームズ・ワシントン(James Washington)#13
- RB ナジー・ハリス(Najee Harris)#22
- FB デレック・ワット (Derek Watt)#44
- ディフェンスチーム
- DE ステフォン・トゥイット (Stephon Tuitt)#91
- DT タイソン・アルアル(Tyson Alualu)#94
- DE キャメロン・ヘイワード (Cameron Heyward)#97
- OLB T.J. ワット (T.J. Watt)#90
- LB デヴィン・ブッシュ(Devin Bush)#55
- LB ジョー・ショーバート(Joe Schobert)#47
- LB メルビン・イングラム三世(Melvin Ingram)#8
- LB アレックス・ハイスミス(Alex Highsmith)#56
- CB キャメロン・スットン(Cameron Sutton)#20
- CBジョー・ヘイデン(Joe Haden)#23
- SS テレル・エドモンド(Terrell Edmunds)#34
- FS ミンカー・フィッツパトリック(Minkah Fitzpatrick)#39
- こちらの記事もオススメ
ペンシルベニア州の紹介
ピッツバーグがあるペンシルベニア州はここです。位置関係はここです。ニューヨーク州のすぐ南、ニュージャージー州の北にあります。アメリカ独立戦争の時の、独立13州のうちの一つになります。その辺の話については、こちらの記事を参考ください。
名前の後半につく「Sylvania」はラテン語の「Silva = 森」からきてて、この州の自然豊かなところを表現したらしい。ちなみに、子供の玩具でお馴染みのシルバニア・ファミリーは「森の家族たち」という意味になります。
ペンというのは、シルバニア植民地総督だったウィリアム・ペンから名付けられてます。この人、もともとイギリス人ですが、独立戦争でアメリカ人として戦って、フィラデルフィア市、そしてペンシルベニア州という自治区を建設した人です。
州都はハリスバーグ(Harrisburg)。都市圏人口で65万人になる大きな街です。アメリカの歴史上、最も古い州都でもあり、数々の文化・芸術が集まっている街です。
同州でもう一つの大きな街は、フィラデルフィアです。こちらがフィラデルフィア州で最大の都市で、人口720万人の超大型都市圏を形成しています。ご存知の通り、イーグルスの本拠地でもあります。イーグルスのチーム紹介でもご案内しましたが、アメリカ独立宣言がなされた市であり、ワシントンDCができるまで、首都だった街です。
州内における地理関係はこういう感じ。フィラデルフィアは大西洋のほうに位置してて、ハリスバーグは内陸、ピッツバーグは2つの街とは大きく離れて位置しています。
ペンシルベニア州は教育レベルが高い州としても有名です。最も有名なものは、やはりアイビーリーグの一つである、ペンシルベニア大学ですね。アイビーリーグとはアメリカで最古の歴史をもつ私立八大学。日本でいう東京六大学みたいなものです。
大学アメフトチームも強くて人気です。カレッジでも有名な大学がたくさんあります。カレッジでは、左からピッツバーグ大学、ペンシルベニア大学、ペンシルベニア州立大学(通称ペンステート)が有名でしょうか。
ペンシルベニア大学は私立、ペンシルバニア州立大学は公立です。そのため、パブリック・アイビーなどと呼ばれることが多いですね。
ペンシルベニアはマッシュルーム大国。集荷量で全米1位です。りんごでは2位、クリスマスツリーでは3位。これがペンシルベニアの名産物のようですね。農作物の生産量では国内18位のようです。
それでも次はピッツバーグ市の紹介をしてきます。
本拠地ピッツバーグの概要
ペンシルベニア州の内陸部、五大湖から南へ視線を移したところにピッツバーグ市はあります。工業の大発展地として繁栄してきた街です。都市圏人口2,356,285人の都会で、ピッツバーグ市内だけでも30万人の人口集積をもっています。
ここは別名ゴールデン・トライアングル(Golden Triangle = 黄金の三角地帯)と呼ばれます。北にあるアルゲニー川と、南にあるモノンガヒラ川が合流して、オハイオ川となる。そんな川に挟まれた街がピッツバーグで、この合流地点がビジネス街として最も賑やかなエリアです。
この街の歴史は1717年にフランス人の入植から始まります。その30年後にイギリス・フランスの領土争い(いわゆるフランチ・インディアン戦争)が起こり、イギリス軍がフランス人を撤退させます。そして、当時の英国首相ウィリアム・ピット(当時は清教徒革命により王室が政権をもっていなかった)の名前にちなんで、ピット砦という要塞を建設します。そして街の名前がピットボロー(Pittsborough)と呼ばれ、現在のピッツバーグ(Pittsburgh)になったわけ。
ピッツバーグといえば、カーネギーです。独立戦争の後に、さまざまな産業ができます。特にオハイオ川の運送の利便性を活用して、鉄鋼の仕事が増加します。1800年代に起こった南北戦争は多くの軍用需要を生み出します。1875年に、アンドリュー・カーネギーがトムソン鉄工所を建設。ピッツバーグを鉄鋼の街へと加速させ、彼はアメリカの鉄鋼王として名を挙げていくわけです。
このトムソン鉄工所が現在のUSスチールになっていくわけです。1900年には国内生産の70%をこの会社が支配していて、独占禁止法違反だと言われますが、連邦政府の要求をも突っぱねます。まさに鉄の意志ですね。
第二次大戦中は、鉄鋼業で大儲け。ピッツバーグだけで9500万㌧もの鉄鋼が生産されます。経済は非常に活況ですが、石炭を燃やす大気汚染でスモッグが大量に発生。この煙がひどくて環境は劣悪だったようです。
「恐ろしいものをありったけ詰め込んだ地獄」と風刺漫画家に評されるほどで、上流階級の方々が求める都市ではなかったようですね。
カーネギーは鉄鋼で得た利益を使いピッツバーグ市内に1900年に学校を建設します。稼いだ金を教育に還元する、本当すばらしいことですね。この学校はカーネギー・テクノロジー・スクールと名付けられます。後に名前を変えてカーネギー工科大学となります。
ピッツバーグといえば、もうひとりの大富豪がアンドリュー・メロン。現在でも続くメロン財閥の創設者で、ジョン・D・ロックフェラー、ヘンリー・フォードと並ぶ、当時アメリカで最も金持ちトップ3の一人でした。材木商から身を起こし、父親が経営する銀行の跡を継ぎ、石油・鉄鋼・造船・建設などの事業を展開していきます。
カーネギー同様、彼も学校を建設します。それが1913年から運営されているメロン工業研究所です。メロンの父がお亡くなりになった時、その追悼の意を込めて、兄アンドリュー・メロンと弟のリチャード・メロンら二人の息子たちが建設したそうです。
この2つの学校が合併したのが、カーネギー・メロン大学(通称CMU)です。現在世界ランク25位に入る難関の学術大学です。現在、ピッツバーグ以外に、シリコンバレー、ニューヨークのウォール街、カタール、アデレード(オーストラリア)などにキャンパスを持っています。
建学の精神は、カーネギーが掲げた「私の心は仕事の中にある(My heart is in the work)」であり、特に工学にウエイトを置いているところがある。ハイテク・コンピュータサイエンスなどの進化に大きく貢献している高いレベルの大学です。
1970年代には鉄鋼業が衰退していきます。昔は鉄鋼業で稼いでいたけど、メロン財閥とカーネギー家は鉄鋼業に見切りをつけて、新しい産業に投資をはじめました。それが現在のピッツバーグのこれからを作るハイテク企業群の町並みを形成しています。
ピッツバーグ生まれの有名企業といえば、トマトケチャップのハインツです。この街で1869年に誕生した会社で、ケチャップの生産販売量世界一、その他諸々を販売する巨大フードビジネスを展開してます。このまちにはハインツ以外にフォーチュン500の内、8社が本社を構えてます。それくらい経済的にも元気な街ってことですね。
さて、そろそろスポーツの話に移っていきたいと思います。
ピッツバーグのスポーツチーム
そろそろスティーラーズの紹介に行きたいのですが、もう少しだけ。ピッツバーグのプロスポーツチームの話を。ここには北米四大スポーツのうち、NBAを除く3つのチームが存在します。ひとつはもちろんスティーラーズなんですが、残りの2つをご紹介します。
まずMLBメジャーリーグでは、ピッツバーグ・パイレーツ。1882年に創設され、MLBの前身となるアメリカン・アソシエイトのチャーターメンバーとして有名。5回のワールドシリーズを制覇しています。でも、1993年から2010年まで18年連続負け越しとメジャーリーグワースト記録を出した、最近では人気低迷のチーム。
NHLでは、ピッツバーグ・ペンギンズ。1967年のエキスパンションにて創設されました。1991.1992年とスタンレーカップを連覇、さらに2009年も優勝、2016-2017年の連覇と、通算5回優勝しているかなり強いチームです。
スティーラーズの歴史と概要
チーム創設は1933年。当時は「ピッツバーグ・パイレーツ」,NFLで5番目に古い歴史をもってます。今でも野球のチーム(MLB)がありますが、その名前を真似て作ったフットボールチームがパイレーツでした。その後1940年に、MLBとフットボールを区別するために、鉄の町(Steel)ピッツバーグに相応しい名前として「スティーラーズ」に改名。
創業オーナーは、アート・ルーニーという実業家(写真左)です。彼とジャイアンツの創業オーナー、ティム・マーラ(写真右)と親交が深く、2人でよくフットボール談義を交わしていたそうです。現在もオーナーシップはルーニー家がもっています。アイリッシュ・アメリカンの代表的人物で、現在もルーニー家はアイルランドの大使も兼任しています。
彼らの曾孫となる子たちが、現在はセレブ女優として活躍しています。
スーパーボウル優勝6回(出場8回)地区優勝21回、プレーオフ出場30回、NFLの中でスーパーボウルを最も数多く優勝しているという意味で、リーグ最強のチームです。この輝かしい85年の歴史を3つの時代に分けて調べてみましょう。
創設から40年間、地区優勝なし。スティーラーズは1933年からの40年間。ひどい弱いチームです。1970年までたったの一度たりとも地区優勝することができなかった。信じられないですよね。今はあんなに強いスティーラーズが40年近くもの間、勝てなかったチームだったとは。
チャック・ノルHCの「スティールカーテン」黄金時代 が到来。スティーラーズが強いチームへ大きく変わっていったのは1969年でした。HCに就任したチャック・ノルがチーム改革に乗り出します。
彼はまず、ドラフトでDTミーン・ジョー・グリーン#75を獲得。次の年のドラフトで全体一位指名権をもっていたスティーラーズは、後のフットボール殿堂入りとなる伝説のQBテリー・ブラッドショー#12を獲得します
RBフランク・ハリス# 32、WRリン・スワン#88 による獲得でオフェンスチームを補強。
CBメル・ブラント#47、LBジャック・ハム#59、LBジャック・ランバート#58、と
鉄のカーテンと呼ばれたディフェンス陣を次々に獲得し、超強烈なチームへと成長するのです。この大規模改造によりスティーラーズは生まれ変わります。
1972年 待望の地区優勝.
1974年 第9回スーパーボウル優勝
1975年 第10回スーパーボウル優勝
1978年 第13回スーパーボウル優勝
1979年 第14回スーパーボウル優勝
この時代に活躍したスティーラーズの選手陣は、みんなプロフットボールの殿堂入りを果たしています。それくらいスター揃いだということですね。
QBロスリスバーガー時代(HCビル・コワーからHCマイク・トムリンへ)。
その後8年ほどは地区優勝を逃していきます。1992年には、チャック・ノルが引退し、ビル・コワーにHCが変わります。1995年にスーパーボウル出場を果たしますが、惜しくも破れます。
2004年に現在のエースQBベン・ロスリスバーガーを獲得し、チームは6度目のスーパーボウルにチャレンジします。そして2年目となる2005年にチーム5回目となるビンス・ロンバルディトロフィーを手にしました。
【ビル・コワーHC時代】
2004年 チャンピオンシップ敗退
2004年 チャンピオンシップ敗退
2005年 スーパーボウル優勝
2006年 3位
【マイク・トムリンHC時代】
2007年 ワイルドカード敗退
2008年 スーパーボウル優勝
2009年 3位
2010年 スーパーボウル出場
2011年 ワイルドカード敗退
2012年 3位
2013年 2位
2014年 ワイルドカード敗退
2015年 ディビジョナル敗退
2016年 チャンピオンシップ敗退
また2008年にもスーパーボウル優勝し、通算6度のビンス・ロンバルディトロフィー。NFLで最も多くのトロフィーを獲得したチームとなりました。
スティーラーズの名物と概要
本拠地はハインツ・フィールドです。さきほど紹介したケチャップで有名なHEINZ。そこがネーミングライツを所有しているスタジアムがスティーラーズの本拠地です。
チームの名物はテリブルタオルいわれる黄色いタオルです。黄色のタオルを振り回し、敵オフェンスを威嚇する。HEINZフィールドが真っ黄色に染まり、ファンの皆で敵を圧倒してきます。
コレの効果かどうか分かりませんが、スティーラーズはホームゲームで実に強い。プレイオフで上位シードのチームが勝ち上がってくるのは、こういうサポーターの結託がアドバンテージを与えるんでしょう。
HCはマイク・トムリン NFL初の有色人種HC
彼が初めてHCに就任したのは今から10年前の2007年。マイク・トムリンは当時なんと35歳。NFL史上で最も若く初めての有色人種がヘッドコーチに就いたことでも大変話題でした。HCに就いて2年目の2008年、スーパーボウルを優勝します。また2010年にもスーパーボウル出場を実現しました。彼がHCになって以来、チームは10年負け越し無し。非常に指導力のあるコーチとして有名です。
こちら、彼が学生のとき、現役選手時代の写真。若々しいですねぇ。
29歳〜33歳までの5年間はタンパベイのDBコーチになり、34歳のころにミネソタ・バイキングスのディフェンス・コーディネイターに就任。翌35歳の頃、ピッツバーグ・スティーラーズのHCに大抜擢され、数々の成果をもたらしました。
オフェンスチーム
OCはマット・カナダ(Matt Canada)さん。顔つきめちゃ怖い。1972年生まれ、インディアナ出身です。ずっとカレッジ(NCAA)でコーチをしてきたキャリア。2020年のスティーラーズに着任したのがNFLキャリアのスタートです。2021年からOCです。
QB ベン・ロスリスバーガー (Ben Roethlisberger)#7
2004年 / 1巡 / 11位 / マイアミ大学
スティーラーズの大ベテランQB。NFLデビュー以来エースとして、スーパーボウルを2回優勝しています。典型的なポケットパサー。OLばりの体格で少々のラッシュは弾き返す力強さ。昔ながらの体育会系タイプで言うことを聞かない後輩も多いらしい。そろそろ引退したい年だけど、彼以上に上手いんがなかなか見つからない。
QB ドウェイン・ハスキンス (Dwayne Haskins)#7
2019 / 1巡 / 15位 / オハイオ州立大
レッドスキンズの将来を率いる人材として、19ドラフトで指名された新人QB。ですが泣かず飛ばずの結果しか残せず。コロナで大変なときやのに、ストリップ女優よんでパーティしたりと怒られること多し。
QB メイソン・ルドルフ(Mason Rudolph)#2
2018 / 3巡 / 76位 / オクラホマ州立大学
ロスリスバーガーのバックアップQB。2019年にはブラウンズのDEと大乱闘騒ぎを起こしたQBですね。
LT チャクムラ・オコラフォー(Chukwuwa Okorafor)#76
2018 / 3巡 / 92位 / ウェスタン・ミシガン大学
ナイジェリアの生まれ。大学はミシガン州に進学。彼が生まれたのはナイジェリアで、その後南アフリカとボツワナ共和国に住んでいた過去がある。2010年、彼が中学生のときにアメリカに移民。そこで初めてアメフトに出会い、メキメキ頭角を表すようになる。フロリダ・アイオワ・ネブラスカ・ノースカロライナ州・オハイオ州立大学、オクラホマ大学などから奨学金のオファーを受けるほどの人気者だった。
LG ケヴィン・ドットソン(Kevin Dotson) #69
2020 / 4巡 / 135位 / ルイジアナ大学
ミシシッピー生まれのルイジアナ育ち。スティーラーズには今年2021年からデビューする予定。4巡のOLですから、スターターとして出場するか。まだ未知数。
C J.C.ハッセノー(J.C.Hassenauer)#60
2020 / ドラフト外 / アラバマ大学
ファルコンズで練習生として登録されるも放出。アラバマのバーミンガムにあるアイアンズというチームで1年過ごし訓練を重ねます。2021年にスティーラーズと契約ができた苦労人です。
RG トレイ・ターナー(Trai Turner)#70
2014/ 3巡 / 92位 / LSU
パンサーズでデビューして以来、6年を過ごしてきました。2020年にチャージャーズに移籍。大学時代は20試合しか出場してない選手ですが、ドラフトの上位候補にあがった素質たっぷりの選手。プロ入り後も見事に活躍しています。2019年には5年連続プロボウルに選ばれるなどファンからの人気もたかい。
チャージャーズのLTをしていたラッセル・オクングとのトレードで2020年から仲間入りしました。
RT ザック・バナー(Zach Banner)#72
2017 / 4巡 / 137位 / USC
コルツからデビューした人。NFL初のチャモロ族だそうです。チャモロ人は、マリアナ諸島の先住民族。(遺伝学上の)父はかつてのプロ選手リンカーン・ケネディ。しかし母とケネディは結婚せず、ザックは連れ子として、継父のロン・バナーに育てられました。チャモロ人なのは、彼の母。
OL ジョー・ヘイグ(Joe Haeg)#73
2016 / 5巡 / 155位 / ノースダコタ州立大学
コルツから移籍してきた人物です。大学時代はカーソン・ウェンツを守ってきて、プロに入ってはアンドリュー・ラックを。そして2020年からはGOATのトム・ブレイディを守ることに。スゴイQBばかりを担当してきた経歴ですね。
OL B.J.フィニー(B.J.Finney)#67
2015 / ドラフト外 / カンザス州立大学
スティーラーズからデビューして、シーホークス、ベンガルズを経て、また2021年からピッツバーグに戻ってきました。生まれはカンサス州の最大都市ウィチタ。こんな見た目だけど、まだ29歳。まだまだ若造www。チームとの契約は1年のみ。来年はどうなるかね。
TE エリック・エブロン (Eric Ebron)#85
2014年 / 1巡 / 10位 / ノース・カロライナ大学
もとはライオンズからデビューした選手。5年目となる2018年にコルツに移籍。1年間で750ydsを叩き出し、正TEのジャック・ドイルを抜いてしまった。プロボウルにも選出され、ファンからの人気も高い。スターターとして活躍する可能性大です。
WRジュジュ・スミス-シュースタ(JuJu Smith-Schuster)
2017年 / 2巡 / 62位 / USC
チームのエースレシーバー。キャッチ力のあるし足も速い。WRにありがちな問題行動もすくなく、チームをうまいことエンパワーしているように見える。彼のキャッチレコードは、リーグでも10位以内に入る。今後もO#の中心人物です。
彼はYouTuberとしても有名、登録者数100万人を超えてます。
WR チェイス・クレイプール(Chase Claypool)#11
2020年 / 2巡 / 49位 / ノートルダム大学
名門ノートルダムで4年間プレイしてきた選手。最後の4年目には1,037ydsを記録し、3年生から大きく成長した姿を見せて見事2巡指名獲得。身長194cm、体重108kgとタイトエンドのような体格なので、ディープゾーンへの作戦や、ポゼッションレシーバとして活躍しそうです。
WR ディオンタ・ジョンソン(Diontae Johnson)#18
2019 / 3巡 / 66位 / トレド大学
身長179cmとさほど大きくないが、ルートランが上手。2020年は923ydsの記録を出しています。
WR ジェームズ・ワシントン(James Washington)#13
2018 / 2巡 / 60位 / オクラホマ州立大学
RB ナジー・ハリス(Najee Harris)#22
2021 / 1巡 / 24位 / アラバマ大学
カリフォルニアのマルティネス生まれの選手。名門アラバマ大学では、大学全国1位のタイトル取得。Doak Walker賞も2020年受賞し、間違いなくスター選手になるでしょうね。プロ入り後にどのような活躍をみせてくれるか。
FB デレック・ワット (Derek Watt)#44
2016 / 6巡 / 188位 / ウィスコンシン大学
名門のワット三兄弟ブラザーズの真ん中。JJワット、TJワットほど、目立った活躍はしていないように見えるが、フルバックとしてランブロック、パスプロも手堅い。たまにはレシーバーとして出動する。ワットの血はタフガイの血です。
ディフェンスチーム
DCはキース・バトラー(Keith Butler)さん。1978年2巡36位で指名され、シーホークスで9年ラインバッカーしてきた元プロ選手。2003年から現在まで18年間スティーラーズのコーチをしてる名人です。DCとしても7年目。大ベテランです。
DE ステフォン・トゥイット (Stephon Tuitt)#91
2014年 / 2巡 / 46位 / ノートルダム大学
通算サック数14回。キャメロン・ヘイワードと比較すると、少なく感じますが強烈なDLです。2021年6月2日、ジョージア州にいる弟が車でひき逃げ事故でお亡くなりに。ご冥福をお祈りします。
DT タイソン・アルアル(Tyson Alualu)#94
2010 / 1巡 / 10位 / カリフォルニア大学
ジャガーズでデビューしたハワイ、ホノルルの人。2017年からスティーラーズに来ました。9人兄弟(7人の姉、1人の兄)の末っ子として生まれ、現在は結婚して6人の子供を育てています。
DE キャメロン・ヘイワード (Cameron Heyward)#97
2011年 / 1巡 / 31位 / OSU
2011年ドラフト1巡31位でピッツバーグにデビューしてから、ずっとスターター。彼も優秀なディフェンスラインマンですが、プロボウルには選ばれたことはありませんが、キャリア通算34サック、タックル174回と敵チームにとっては恐ろしい存在です。
OLB T.J. ワット (T.J. Watt)#90
2017年 / 1巡 / 30位 / ウィスコンシン大学
TJはワット3兄弟の末っ子。ずっとスティーラーズのOLBを張っていたジェイムス・ハリソンを押しのけてのレギュラー獲得。素晴らしい才能。2018シーズンはサックリーダー。
LB デヴィン・ブッシュ(Devin Bush)#55
2019年 / 1巡 / 10位 / ミシガン大学
2019年ドラフトで1巡指名されたイケイケのラインバッカー。ミシガン大学からは、同じくDEのラシャーン・ゲイリーが、パッカーズに指名された。ブッシュはデビュー年から109タックルを上げ、チームの主力選手として実力を発揮している。お父さんもまたNFLで8年間プレイした選手でした。
LB ジョー・ショーバート(Joe Schobert)#47
2016 / 4巡 / 99位 / ウィスコンシン大学
ブラウンズのラインバッカーから、ジャガーズへ。そしてなんと1年を経ずにトレードに応じる形へ。スティーラーズは6巡指名権だけで彼を獲得でき、花丸人事。
LB メルビン・イングラム三世(Melvin Ingram)#8
2012 / 1巡 / 18位 / サウス・カロライナ大学
LB アレックス・ハイスミス(Alex Highsmith)#56
2020 / 3巡 / 102位 / シャーロット大学
CB キャメロン・スットン(Cameron Sutton)#20
2017 / 3巡 / 94位 / テネシー大学
身長180cm、体重85kgと、コーナーバックにピッタリな体格。出身はジョージア州。40ydsを4.52sの俊足で、レシーバーと向き合う。チームとは2年の延長契約を締結している。
CBジョー・ヘイデン(Joe Haden)#23
2010年 / 1巡 / 7位 / フロリダ大学
クリーブランド・ブラウンズのシャットダウン・コーナーとして、リーグでも有名な優秀なコーナーバック。2017年にスティーラーズに移籍が決定しました。現在NFL8年目、まだまだチームで活躍し続けて欲しい選手です。
SS テレル・エドモンド(Terrell Edmunds)#34
2018年 / 1巡 / 28位 / バージニア工科大学
バージニア工科大学、エドモンド三兄弟の真ん中の人です。 彼の兄は同じくスティーラーズでRBをしているトレイ・エドモンド(2017年はセインツでプレイしていました)。弟のトルメイン・エドモンドは同じく2018年ドラフトで1巡指名でバッファロー・ビルズからLBとしてデビューしています。
FS ミンカー・フィッツパトリック(Minkah Fitzpatrick)#39
2018年 / 1巡 / 11位 / アラバマ大学
マイアミドルフィンズがドラフト指名権と引き換えに、スティーラーズにくれた選手。正直フィッツパトリックは今後でてきそうにないほどレベルの高い人材。マイアミ時代はLBまがいのこともさせられる程、まじ何でもできる人。でも本来はDBなので、FS専属ならもっと活躍できそうだと思う。