NFL超入門!~群雄割拠の32国志演義~

アメリカで最強の人気を誇るNFL。人間を超越したNFLの名選手や、試合結果・移籍情報などのニュースを熱くレポートします!

NFLチーム紹介【32】鉄のカーテン ピッツバーグ・スティーラーズ

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これで最後のチーム紹介。超名門の強豪、「ピッツバーグ・スティーラーズ」です。です。様々な名勝負を繰り広げ、アメリカのフットボールの歴史を作ってきたNFL屈指の名門。鉄のカーテンの異名をもつ、鉄の意志を持つ戦士達。

 

なんか、スティーラーズのことを知らない間は、なんかスーパーファミコンのコントローラーみたいだねwww」とか「黄色と黒でトラロープみたいだねwwwとか失礼なことを言うて、笑っていました。でも、このチームの強さを観ると、この黒と黄色のユニフォームがとてもかっこよく思えてくるから、とっても不思議です。

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さて、そんな強いスティーラーズ。紹介していきます。 

 

 

本拠地ピッツバーグ 都市の概要

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アメリカ北東部、五大湖の南部に位置しています。東にいけばフィラデルフィア、NY。北に行けばクリーブランド、デトロイト、という場所ですね。

 

特徴①かつては鉄鋼で栄えた街

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第二次大戦中は、鉄鋼業で大儲け。非常に活況な町だったんですが、製鉄する際に産まれる煙がひどくて環境は悪かったみたいです。

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「恐ろしいものをありったけ詰め込んだ地獄」と風刺漫画家に評されるほどで、上流階級の方々が求める都市ではなかったようですね。

 

特徴②現在はハイテク、保険、教育、金融、サービス業

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昔は鉄鋼業で稼いでいたけど、メロン財閥とロックフェラー家が鉄鋼業に見切りをつけて、新しい産業に投資をはじめました。それがこれらハイテク企業群の町並みを形成しています。

特徴③カーネギーメロン大学とピッツバーグ大学

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この地には、メロン財閥とロックフェラー家がおりまして、それぞれビジネスを大きくしていき、現在は2つの有名大学があります。

 

特徴④巨大企業 USスティール、ハインツ、PPGインダストリーズなど

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フォーチュン500の内、8社が本社を構えてます。それくらい経済的にも元気な街ってことですね。

 

 

スティーラーズの歴史と概要

チーム創設は1933年 NFLで5番目に古いチーム

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チーム創設は1933年。当時は「ピッツバーグ・パイレーツ」でした。今でも野球のチーム(MLB)がありますが、先に野球。その名前を真似て作ったフットボールチームがパイレーツでした。その後1940年に、MLBとフットボールを区別するために、鉄の町(Steel)ピッツバーグに相応しい名前として「スティーラーズ」に改名。

 

創業者は アート・ルーニー(左)

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創業オーナーは、アート・ルーニーという実業家です。なんとわずか2,500ドルで創設されました。彼とジャイアンツの創業オーナー、ティム・マーラと親交が深く、2人でよくフットボール談義を交わしていたそうです。現在もオーナーシップはルーニー家がもっています。アイリッシュ・アメリカンの代表的人物で、現在もルーニー家はアイルランドの大使も兼任しています。

創設85年間 輝かしい成績

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スーパーボウル優勝6回(出場8回)地区優勝21回、プレーオフ出場30回、NFLの中でスーパーボウルを最も数多く優勝しているという意味で、リーグ最強のチームです。この輝かしい85年の歴史を3つの時代に分けて調べてみましょう。

 

①創設1933~1970 40年間、地区優勝なし。

スティーラーズは1933年からの40年間。ひどい弱いチームです。正直本当にいまいち。1970年までたったの一度たりとも地区優勝することができなかった。信じられないですよね。今はあんなに強いスティーラーズが40年近くもの間、勝てなかったチームだったとは。

 

②チャック・ノルHCの「スティールカーテン」黄金時代 

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スティーラーズが強いチームへ大きく変わっていったのは1969年でした。HCに就任したチャック・ノルがチーム改革に乗り出します。

 

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彼はまず、ドラフトでDTミーン・ジョー・グリーン#75を獲得。次の年のドラフトで全体一位指名権をもっていたスティーラーズは、後のフットボール殿堂入りとなる伝説のQBテリー・ブラッドショー#12を獲得します

 

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RBフランク・ハリス# 32、WRリン・スワン#88 による獲得でオフェンスチームを補強。

 

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CBメル・ブラント#47、LBジャック・ハム#59、LBジャック・ランバート#58、

鉄のカーテンと呼ばれたディフェンス陣を次々に獲得し、超強烈なチームへと成長するのです。この大規模改造によりスティーラーズは生まれ変わります。

1972年 待望の地区優勝.
1974年 第9回スーパーボウル優勝
1975年 第10回スーパーボウル優勝
1978年 第13回スーパーボウル優勝
1979年 第14回スーパーボウル優勝

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この時代に活躍したスティーラーズの選手陣は、みんなプロフットボールの殿堂入りを果たしています。それくらいスター揃いだということですね。

 

③QBロスリスバーガー時代(HCビル・コワーからHCマイク・トムリンへ)

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 その後8年ほどは地区優勝を逃していきます。1992年には、チャック・ノルが引退し、ビル・コワーにHCが変わります。1995年にスーパーボウル出場を果たしますが、惜しくも破れます。

2004年に現在のエースQBベン・ロスリスバーガーを獲得し、チームは6度目のスーパーボウルにチャレンジします。そして2年目となる2005年にチーム5回目となるビンス・ロンバルディトロフィーを手にしました。 

【ビル・コワーHC時代】

2004年 チャンピオンシップ敗退
2004年 チャンピオンシップ敗退
2005年 スーパーボウル優勝
2006年 3位

【マイク・トムリンHC時代】

2007年 ワイルドカード敗退
2008年 スーパーボウル優勝
2009年 3位
2010年 スーパーボウル出場
2011年 ワイルドカード敗退
2012年 3位
2013年 2位
2014年 ワイルドカード敗退
2015年 ディビジョナル敗退
2016年 チャンピオンシップ敗退


 また2008年にもスーパーボウル優勝し、通算6度のビンス・ロンバルディトロフィー。NFLで最も多くのトロフィーを獲得したチームとなりました。

スティーラーズの特徴と概要

①本拠地はハインツ・フィールド

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 さきほど紹介したケチャップで有名なHEINZ。そこがネーミングライツを所有しているスタジアムがスティーラーズの本拠地。

②名物テリブル・タオル

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黄色のタオルを振り回し、敵オフェンスを威嚇する。HEINZフィールドが真っ黄色に染まり、ファンの皆で敵を圧倒してきます。

コレの効果かどうか分かりませんが、スティーラーズはホームゲームで実に強い。プレイオフで上位シードのチームが勝ち上がってくるのは、こういうサポーターの結託がアドバンテージを与えるんでしょう。 

③HCマイク・トムリン NFL初の有色人種HC

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  彼が初めてHCに就任したのは今から10年前の2007年。マイク・トムリンは当時なんと35歳。NFL史上で最も若く、また、初めての有色人種がヘッドコーチに就いたことでも、大変話題でした。

 彼がHCに就いて2年目の2008年、スーパーボウルを優勝します。また2010年にもスーパーボウル出場を実現しました。彼がHCになって以来、チームは10年負け越し無し。非常に指導力のあるコーチとして有名です。

 大学卒業後、23歳からバージニアミリタリー大でWRコーチからスタートし、28歳までの6年間カレッジでコーチをしました。

29歳〜33歳までの5年間はタンパベイのDBコーチになり、34歳のころにミネソタ・バイキングスのディフェンス・コーディネイターに就任。翌35歳の頃、ピッツバーグ・スティーラーズのHCに大抜擢され、数々の成果をもたらしました。 

オフェンスチーム主要選手

QB ベン・ロスリスバーガー(Ben Roethlisberger)#7

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2004 / Round1 / Pick 11 / マイアミ大学

スティーラーズでNFLデビュー以来エースQBとして、ガンガン好成績を出していきます。デビュー年の2004年には地区優勝を果たし、次のシーズンにはスーパーボウルを制覇してしまう

Cマーキス・パウンシー (Maurkice Pouncey)#53

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2010 / round1 / pick18th / フロリダ大学出身。5probowl

 ピッツバーグの不動のセンターであるパウンシー。22013年シーズンで怪我をした年を除いての6年間、ほぼ全試合のスナップをしている名選手。フロリダ大学出身で5回もプロボウルに選ばれています。現在28歳でまだまだ現役を張れる選手です。
契約金額はセンターの選手の中でリーグトップ、5年44Mドル。

 

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【双子の弟マイクもNFL選手 しかも同じポジション】

彼は一卵性双生児。いわゆる双子です。弟はマイク・パウンシー。弟も兄と同じくNFL選手でしかもポジションも同じセンター。チームはマイアミ・ドルフィンズです。また大学もおなじフロリダ大学、ドラフト指名も同じく1巡、こっちは15位指名です。

LT アレハンドロ・ヴィラヌエバ#78

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2010 / Undraft / 陸軍士官学校(Army)

ヴィラヌエバがスティーラーズと契約したのは学校卒業の4年後の2014年。2010年に案ドラフトで、ベンガルズのトライアウトをTEとして受けるんですが、残念なことに合格できず、ミリタリー・サービス(兵役)につくことになりました。

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2年後の2012年に改めて、シカゴ・ベアズのトライアウトを受けますが、こちらもあえなく失敗。今度は陸軍のレンジャーに所属します。そうして4年間の兵役についた後、2014年イーグルスのプラクティス・スクワッドを経て、スティーラーズと契約を交わすことができました。

LG ラモン・フォスター#73

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2009 / Undraft / テネシー大学

ドラフト外ながらスティーラーズ一本でここまで契約が続行しているちょっと珍しい選手。

RG デビッド・デカストロ #66

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2012 / round1 / Pick24 / スタンフォード大学 / 

 ピッツバーグのインテリアラインの代表選手。スタンフォード大学出身で、2012年ドラフトで1巡指名のスター選手。シーズン6年目となり、ピッツバーグの代表選手。プロボウルにも2回選出されており、リーグでも指折りのガードでございます。

RT マーカス・ギルバート#77

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2011 / Round2 / Pick63 / フロリダ大学

フロリダ生まれのギルバート。大学時代はSECのチャンピオンになっています。ドラフトでスティーラーズから2巡指名を受けて、継続してOLを担っています。

RB レベオン・ベル(le'veon bell)#26  

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2013 / Round2 / Pick48 / ミシガン大学

現在大人気のRB。これからも楽しみ。最近ではパスプレーも目立ってきました。彼が怪我でプレーオフをリタイアしなければ、チームの最終成績も違っていたと思います。それほど影響力のあるプレーをする選手ですね。そして、なかなかハンサムで笑顔が素敵な選手ですよね。

RB ジェームス・コナー(James Conner)#30

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2017 / Round3 / Pick105 / ノートルダム大学

不動のエースRBレベオン・ベルがいる影に、コナーという控えRBがいます。彼は2017年のドラフト3巡で指名されました。ノートルダム大学出身で、ブラウンズに指名されたQBデショーン・カイザーと同じチームですね。全体指名105位という順位でいうとちょうど真ん中くらいの選手です。

 彼はガンから復帰した選手として有名です。こちらに彼を紹介する別記事を載せておりますのでご覧ください(^o^)

WR アントニオ・ブラウン#84

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2010 / round 6 / pick195 /  Central michigan

現在リーグナンバーワンのワイドレシーバー。身長180cmに満たない体格ですが、彼のボディバランスは天下一品。ボールをキャッチしてから第一歩目を繰り出すのが異常に速く、タックルが間に合わない。デビューは2010年。彼は6巡指名で当初はWRでなくリターナーとして活躍していました。NFLトップ100リストに毎年入る名選手です。

WR ジュジュ・スミス・シュースター(JuJu Smith-Schuster) #19

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2017 / Round2 / Pick62 / USC

アントニオ・ブラウンと彼がメインターゲット。キャッチ力のあるし足も速いし、リーグでも有数のレシーバーとして活躍してくれます。

TEバンス・マクドナルド(Vance Mcdonald)#89

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2013/ Round2 / Pick55 / ライス大学

49ersからの移籍組。2017年からスティーラーズへ。TEジェームスとポジション争いしている状態。タンパベイ戦での「スティフアームのマクドナルド」として全米で有名人になりました。

 

D#主要選手 

スティーラーズは1巡指名選手が多い。しかもD#に多い。1970年代を席巻したスティール・カーテンさながら、D#選手に多くの予算を担保する傾向があるようです。「O#選手は客を呼び、D#選手は勝利を呼ぶ。」そんな格言通りピッツバーグ・スティーラーズはいつも強いですね。

DEキャメロン・ヘイワード #97

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2011 / round1 / 31th / オハイオ大

 2011年ドラフト1巡31位でピッツバーグにデビューしてから、ずっとスターター。彼も優秀なディフェンスラインマンですが、プロボウルには選ばれたことはありませんが、キャリア通算34サック、タックル174回と敵チームにとっては恐ろしい存在です。

 DE ステファン・トゥイット#91

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2014 / Round2 / Pick46 / ノートルダム大学

通算サック数14回。キャメロン・ヘイワードと比較すると、少なく感じますが、強烈なDLです。

OLB バド・デュパリー(Bud Dupree)#48

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2015 / round1 / pick22 /ケンタッキー大

193cm 122kg の大型LB。大学時代はオールSECの一軍選手。垂直跳び1.07mの跳躍力と40ydsが4.56sの俊足。2018シーズンは右側のLBをしています。

OLB ライアン・シェイジア(Ryan Shazier)#50

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2015 / Round1 / Pick 15 / オハイオ州立大学

ゲーム中に背骨を骨折する大怪我を負ってしまったシェイジア。ひょっとするとフットボーラーとして再起することは不可能かも知れない。それでも彼はPITファンから愛されてるし、彼も復帰を諦めていない。彼がLBとしてフィールドに立つことを期待している。 

OLB TJ.ワット(T.J.Watt)#90

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2017 / Round1 / Pick32 / ウィスコンシン大学

「ウィスコンシンのワット」といえば、テキサンズのJJワットが有名ですが、TJはワット3兄弟の末っ子。ずっとスティーラーズのOLBを張っていたジェイムス・ハリソンを押しのけてのレギュラー獲得。素晴らしい才能。2018シーズンはサックリーダー。

CBジョー・ヘイデン(Joer Haden)#21

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2010/ Round1 / Pick7 / フロリダ大学

クリーブランド・ブラウンズのシャットダウン・コーナーとして、リーグでも有名な優秀なコーナーバック。2017年にスティーラーズに移籍が決定しました。現在NFL8年目、まだまだチームで活躍し続けて欲しい選手です。

 ヘイデンは素敵な笑顔の持ち主。隣にいるのは奥さんのサラ・ヘイデン(旧姓マームーダーシャリ)、ふたりともナイスカップルです。

CB アーティー・バーンズ(Artie Burns)#25

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2016 / Round1 / Pick25 / マイアミ大学

2016年ではインターセプト3回といい結果を出しています。CBとしてのキャリアはヘイデンの方がずっと上。いいライバルだろうし、良い手本が近くにあってバーンズは、これからもっとすごい選手に成長していくんでしょう。

 免停中に運転して逮捕されちゃうなど、若気の至りもたくさんあって、非常に共感が持てる選手でござんす

SSテレル・エドモンド(Terrell Edmunds)#34

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2018 // Round1 // Pick28 // バージニア工科大学
1巡指名を受けたエドモンド兄弟の真ん中です。 

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彼の兄は同じくスティーラーズでRBをしているトレイ・エドモンド(2017年はセインツでプレイしていました)。弟のトルメイン・エドモンドは同じく2018年ドラフトで1巡指名でバッファロー・ビルズからLBとしてデビューしています。

FSショーン・デイビス(Sean Davis)#28

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2016 / Round2 / Pick 58 / メリーランド大学

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