ロサンゼルス・チャージャーズですね。チャージマン研!じゃないですよ。
Super Bowlにも一度出てます。実は相当実力派のチームなんです。サンディエゴ・チャージャーズって言うたほうが馴染みありますね。ロサンゼルスはまだこれからって感じです。AFC西地区、ブロンコス・チーフス・レイダースと同地区です。
さぁ、それでは、どんなチームなのでしょうかチャージャーズ!紹介します。
日本でもっとNFLが浸透しますように。
- 基礎情報 チームの歴史
- チャージャーズのオーナー遍歴 創業者はバロン・ヒルトン
- チーム戦績
- 本拠地はロサンゼルス SoFiスタジアム
- かつてはサンディエゴにありました。
- HCはブランドン・スタイリー
- オフェンスチーム
- QB ジャスティン・ハーバート(Justin Herbert)#10
- RB ガス・エドワーズ(Gus Edwards)#
- RB JKドビンス(J.K. Dobbins)#27
- RB オースティン・エイクラー(Austin Ekeler)#30
- FB ゲイブ・ナバーズ(Gabe Nabers)#40
- WR キーナン・アレン(Keenan Allen)#13
- WR ジョシュア・パルマー(Joshua Palmer)#5
- TE ジェラルド・エバレット(Gerald Everett)#7
- TE ヘイデン・ハースト(Hayden Hurst)#81
- TE ドナルド・パーハム(Donald Parham Jr.)#
- LT ラシャーン・スレイター(Rashawn Slater)#70
- LG マット・フェイラー(Matt Feiler)#71
- C コーリー・リンズリー(Corey Linsley)#63
- RG ザイオン・ジョンソン(Zion Johnson)#77
- RT トレイ・ピプキンス(Trey Pipkins III)#79
- ディフェンスチーム
- DE ジェリー・ティレリー(Jerry Tillery)#99
- NT オースティン・ジョンソン(Austin Johnson)#98
- DE セバスチャン・ジョセフデイ(Sebastian Joseph-Day)#69
- WLB ジョーイ・ボッサ(Joey Bosa) #97
- ILB ケネス・マレー(Kenneth Murray Jr)#9
- LB ドリュー・トランクイ(Drue Tranquill)#49
- SLB カリル・マック(Khalil Mack)#52
- CB アサンテ・サミュエル(Asante Samuel Jr.)#26
- CB JCジャクソン(J.C. Jackson)#27
- SS ダーウィン・ジェームス(Derwin James Jr.)#33
- FS ナジー・アドレー(Nasir Adderley)#37
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基礎情報 チームの歴史
1960年にロサンゼルスに誕生します。そして1年後の1961年にサンディエゴに移ります。そこから2016年までサンディエゴがフランチャイズでした。2017年からロサンゼルスにフランチャイズが移転しています。2020年から、下記の新しいロゴマークに変更になります。
本拠地移転は現地では大きなNEWSです。詳しくはNFL Japanさんの記事を御覧ください。
チャージャーズのオーナー遍歴 創業者はバロン・ヒルトン
この人がバロン・ヒルトン。美女をつれてるエロジジイかと思いきや、セレブで有名なパリス・ヒルトンは、この人のお孫さんです。つまり、ヒルトンホテルの2代目がチャージャーズの創業者です。
ヒルトンホテルの創業者は、バロンの父、コンラッド・ヒルトンです。「ベルボーイが出世してホテル王になったんじゃない。ホテル王がベルボーイから始めたんだ」という名言を残していますね。
コンラッド・ヒルトンの成功の10か条
①自分の才能をみつけろ
②BIGに考え、BIGに行動し、BIGな夢をみろ
③正直であれ
④情熱をもって生きろ
⑤物に支配されるな
⑥問題は必ず解決できる
⑦過去の失敗、成功にしがみつくな
⑧誰も見下してはならん
⑨自分が責任を負う
⑩自信をもて
と、チャージャーズとは関係ないけど、コンラッド・ヒルトンのようにBIGな男になりたいので、ちょっと記載しました。
1961年にサンディエゴ新聞の編集長が誘致活動に励んで、サンディエゴに移籍することになりました。ヒルトンさんは、オーナー権を5年間だけ保持して、1966年にはユージン・クライン、サム・シュルマンらをリーダーとしたオーナーグループにチームを売却します。
その後ユージン・クラインからスパノス一家が買取り、現在は息子のディーン・スパノスがチームのオーナーとなっています。
チーム戦績
こちら、ここ20年あたりのAFC南地区の戦績です。
2004~09 チャージャーズの時代
2011~15 ブロンコスの時代
2016~19 チーフスの時代
と、このように強い時代が移ろいでいるのが分かります。チャージャーズについては、ここ最近ではあまり強い印象のないチームです。しかし、地区優勝した回数では、レイダースと同じく15回優勝しています。その意味では地区では最強のチームです。
本拠地はロサンゼルス SoFiスタジアム
ロサンゼルス空港から近くにあるイングルウッド。もともと競馬場があった地域の再開発で、新スタジアムが建設されました。ここはラムズのオーナー、スタン・クロエンケがスタジアムの所有者です。
ここは本来ラムズのものっていう印象ですが、チャージャーズの本拠地でもあります。雪が降らない雨が降らないので、屋根は空が見えるクリアな製品を使い、完全に塞いだドーム型になってます。中は超快適。
こちらはロサンゼルス五輪のメイン会場になります。このタイミングで建設工事を完了させるあたり、クロエンケは見事なビジネスマンです。僕も彼のような男になりたい。
かつてはサンディエゴにありました。
チャージャーズはロサンゼルスで生まれたチームです。しかし、翌年にサンディエゴに引っ越しをしてます。そこから55年間サンディエゴだったわけです。
こんな昔からチャージャーズはサンディエゴの街のシンボルとして、根付いていました。チームが動いた五年後1966年に、オーナーシップもヒルトン家から、ユージーン・クラインらに譲渡されます。
サンディエゴってのはここにあります。州はカリフォルニアです。アメリカ第二の都市、ロサンゼルスのすぐ南にありまして経済圏も結構近しい感じです。なので、サンディエゴからロスに移すってのは商売上は道理にかなった話です。
とはいえ、50年以上もいたわけで。サンディエゴ市民の喪失感はものすごかったらしいです。NFLのチームがある。これだけで住民の誇りはすごく違うんですよね。しかし、2016年についにオーナー会議にてロス移転が可決されました。
地元サンディエゴの新聞では「Game Over」と報道されました。ファンたちはチャージャーズのユニフォームやグッズを駅前に投げ捨て、反対デモを起こしてました。まさに可愛さ余って憎さ百倍。人間ってのは人種や育った環境が違っても似たような行動をする生き物ですね。
この愛憎の感情を一身に受ける現オーナー、ディーン・スパノスはなかなか太い心臓をもってますね。
ヒルトン家から始まったこのチームは、スパノス家に受け継がれ、ディーンの息子、兄ジョンと弟A.G.スパノスに引き継がれる予定です。弟のAGはNFLヨーロッパの仕事でロンドンで在住してました。さぁこれからの時代の変化も楽しみですね。
HCはブランドン・スタイリー
ヘッドコーチ歴は初めて。かつてNFL4チームでD#チームのコーチをしてきた人です。オハイオ州生まれの人です。2020年はラムズでDCをしてきました。年齢は1982年生まれのアラフォー。さてさて、どんなマネジメントをしてくるでしょうか。
オフェンスチーム
OCはジョー・ロンバルディ。なんとあのヴィンス・ロンバルディの実の孫です。アメリカ空軍大学出身のコーチ。出身はワシントン州シアトルです。年齢は1971年生まれの50歳。セインツのQBコーチとしてドリュー・ブリーズを指導。2009年シーズンにスーパーボウル優勝の経験があります。その後しばらくセインツに長居してました。2021年からOCとしてチャージャーズに。
QB ジャスティン・ハーバート(Justin Herbert)#10
2020 / 1巡 / 6位 / オレゴン大学
フィリップ・リバース時代からバトンを受けた次世代QBです。2020年ではオフェンスでの最優秀新人賞を受賞。(Offensive Rookie of the Year)。31本のタッチダウンパスを投げ、10インターセプト。2年目以降どのような成長・変化をするのかが非常に楽しみです。
RB ガス・エドワーズ(Gus Edwards)#
2018 /ドラフト外 / ラトガース大
ドラフト外でレイブンスに加入してきた選手。ドラフト外ですが、2018年シーズンは、718ydsとチームのリーディングラッシャーでした。サラリーキャップを圧縮しない、フロント陣からすると実にコスパの良い選手。
RB JKドビンス(J.K. Dobbins)#27
2020 / 2巡 / 55位 / OSU
テキサス州生まれで、オハイオ州立大学バックアイズに進学。大学3年を経てNFLから2巡指名を受けてプロに。デビューの2020年には840ydsを記録しチームの主軸であることを知らしめました。レシーブ記録は120ydsですが、これからそちらも増えそうです。
RB オースティン・エイクラー(Austin Ekeler)#30
2017/ ドラフト外 / 西コロラド大
コルツから2018年にチャージャーズに移籍。ドラフト外選手ながらも、毎年500ydsくらい記録だしてます。レシーブでの活躍のが目立ちますかね。通算するとランが1,901yds(9TD)、パスが2,079yds(16TD)です。
FB ゲイブ・ナバーズ(Gabe Nabers)#40
2020 / ドラフト外 / FSU
身長191cm体重107kgとかなり巨漢です。ランニングバックというよりテイトエンドの体型ですよね。当然ラッシュよりもレシーブ、それよりもブロック要員っていうイメージですね。
WR キーナン・アレン(Keenan Allen)#13
2013/ 3巡 / 76位 / カリフォルニア大
チャージャーズ、オフェンスチームといえば、WRキーナン・アレンです。大変アイコニックな選手。プロボウルに4回選ばれ、2016年の怪我からカムバックしてから、1,300yds、1,200ydsの記録を出すなどすごい選手。カムバック of the Yearも受賞してます。
WR ジョシュア・パルマー(Joshua Palmer)#5
2021 / 3巡 / 77位 / テネシー大学
チャージャーズO#の新人レシーバー。貴重な人材です。出身はカナダのオンタリオ。中学時代に陸上・バスケ・アメフトを始めます。大学に進学してスターターとして活躍してきました。なので彼はカナダ人です。
TE ジェラルド・エバレット(Gerald Everett)#7
2017 / 2巡 / 44位 / サウス・アラバマ大学
デビューはラムズで。2021年は1年だけシーホークスにいました。毎年400yds弱の記録を残しています。タイトエンドとしてはレシーバーよりもラインマン、ランブロッカーとしての能力が高いですね。
TE ヘイデン・ハースト(Hayden Hurst)#81
2018 / 1巡 / 25位 / サウスカロライナ大学
ファルコンズがレイブンズとトレードして獲得したタイトエンド。そこからベンガルズへ着地。落球が少なく安定したプレイが長所になります。
TE ドナルド・パーハム(Donald Parham Jr.)#
彼はドラフト外から頑張ってる選手。ライオンズ、レッドスキンズを経て、その後NFLじゃなくダラスの地域リーグのチーム、レネグレイドに在籍していました。そして2020年からようやくタイタンズと本契約を締結できました。
LT ラシャーン・スレイター(Rashawn Slater)#70
2021 / 1巡 / 13位 / ノースウェスタン大学
QBハーバート獲得の次の一手がオフェンスラインの強化でした。トレードもありだけど、やはり生え抜きの選手で。スレイターはテキサス州生まれ。彼のお父さんはNBA選手のレジー・スレイター(デンバーナゲットでプレイする前はスペインにいた)。
LG マット・フェイラー(Matt Feiler)#71
2014 / ドラフト外 / ブルームスバーグ
スティーラーズのOLとして6年間在籍してきた選手。2021年からチャージャーズと契約です。生まれはペンシルバニア州。チームとは3年$15Mの契約。ちょっと低め。
C コーリー・リンズリー(Corey Linsley)#63
2014 / 5巡 / 161位 / OSU
長いことパッカーズのセンターとして、アーロン・ロジャーズとコンビ組んできた選手。2021年からチャージャーズに移籍です。チームとは5年$62.5Mの契約で結構いい値段。契約書どおり在籍続くと良いな。
RG ザイオン・ジョンソン(Zion Johnson)#77
2022 / 1巡 / 17位 / ボストン大学
ドラフトの注目だったOLの選手ですね。チャージャーズは良い補強をしたように思います。ご出身はメリーランド州。
RT トレイ・ピプキンス(Trey Pipkins III)#79
2019 / 3巡 / 91位 / スーフォールズ大学
珍しい大学出身。ニ部リーグ、ディビジョンⅡのスーフォールズ大学です。
ディフェンスチーム
DCはレナルド・ヒル(Renaldo Hill)さん。1978年生まれで実はぼくと同い年。なんか嬉しい。写真はブロンコスのDBコーチ時代のものです。NFLに入ってきたのは2018年から。昨年までブロンコスで2年して、2021年からいきなりチャージャーズのDCです。結構大抜擢ですよね。
この人、もともとはプロ選手です。カーディナルズから始まり10年間CBとして在籍していました。その後、大学(NCAA)を経てプロの世界に舞い戻ってきました。現役選手だけがわかる世界と知ってるので、その辺りも抜擢された理由なのかも知れないですね。
DE ジェリー・ティレリー(Jerry Tillery)#99
2019 / 1巡 / 28位 / ノートルダム大学
初年度から2本サックをあげてます。2020年には14本もQBヒットをしていて、パスラッシャーとしてかなり注目ですよ。お生まれはルイジアナ州です。
NT オースティン・ジョンソン(Austin Johnson)#98
2016 / 2巡 / 43位 / ペンステート
タイタンズで4シーズン、次にジャイアンツで2シーズンを経てのチャージャーズ。頑張って欲しい。
DE セバスチャン・ジョセフデイ(Sebastian Joseph-Day)#69
2018 / 6巡 / 195位 / ラトガース大学
ラムズから指名された選手。4年目にチャージャーズに移籍です。頑張れー。
WLB ジョーイ・ボッサ(Joey Bosa) #97
2016 / 1巡/ 3位/ オハイオ州立大学
イケメンで人気者。2016年ディフェンス・ルーキー・オブザイヤーにも選ばれてます。チャージャーズのルーキーが10サックも奪ったのは10年ぶりの快挙。かつ2016年のボッサのQBヒットはアーロン・ドナルドに次ぐ全体2位だったとのこと。まさにこれからのスター選手間違いなし。
ILB ケネス・マレー(Kenneth Murray Jr)#9
2020 / 1巡 / 23位 / オクラホマ大学
テキサス州生まれ。2020年はウィーク13でのペイトリオッツ戦で14タックルを上げ、QBキャム・ニュートンをサックする大活躍。これからチームの中心人物になってくれることを期待。
LB ドリュー・トランクイ(Drue Tranquill)#49
2019 / 4巡 / 130位 / ノートルダム大学
2020年にスターターとして登場。しかし、9月15日の試合で足首骨折という不運。2021年からが本気のキャリアスタートと言えるのかもです。
SLB カリル・マック(Khalil Mack)#52
2014年 / 1巡 / 5位 / バッファロー大学
最強のLBの名高い選手。NFL全てのD#選手の中で最高額契約を保持する選手でもあります。彼の強力なパスラッシュで相手のO#リズムを粉砕します。OLはマックに押し負けないかどうかが勝負です。マックのスピードに勝てるかどうかが勝負。
チャージャーズの中盤はウィークサイドにボッサ、ストロングにマックを配置した布陣。相当に強いコンビです。
CB アサンテ・サミュエル(Asante Samuel Jr.)#26
2021 / 2巡 / 47位 / フロリダ州立大学
フロリダ州立大学セミノールズ出身のコーナーバック。2021年ドラフトでは1巡指名の声もたくさんあがっていたほど、評価が高かった選手です。プロでも素晴らしい活躍をしてほしい。彼の父も名選手でしたね。
CB JCジャクソン(J.C. Jackson)#27
2018 / ドラフト外 / フロリダ大学
かつてペイトリオッツでプレイした名CB。2022年に移籍が決定。中盤にカリル・マックを入れ、DBには彼ジャクソン。この布陣はかなり強い。
SS ダーウィン・ジェームス(Derwin James Jr.)#33
2018 / 1巡 / 17位 / オハイオ州立大
2018年ドラフトで最も大当たりだったんでないか!と言われるほどのアスリートですね。事実チャージャーズD#でジェームスのタックル数はナンバーワン。SSとしてパスディフェンスも13回、インターセプト3回しながら、QBサック35、ヒット6回と前に後ろに猛烈に動く攻撃的な選手です。今現在セーフティ業界では3本指に入れて良い選手でしょう。
FS ナジー・アドレー(Nasir Adderley)#37
2019 / 2巡 / 60位 / デラウェア大学
2020シーズンの第5週、セインツ戦でQBドリュー・ブリーズから初のインターセプトを奪いましたね。スターターのFSとして活躍を期待しましょう。
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