さて、セインツ。最初はなんとも微妙な名前のチームだなと思っておりましたが、調べていく内に好きになってきました。ニューオーリンズという地名も調べていくうちに「ああ、あの街か」とみんなが知ってる知名度の高い街でした。街のことやチームのこと、そして選手のこと。なるべく詳しくまとめましたのでどうぞ。
- ニューオーリンズはルイジアナ州
- ルイジアナ州の歴史
- 異国情緒あふれるニュー・オーリンズの特徴
- ニューオーリンズやルイジアナ州のスポーツ
- ニューオーリンズセインツ、チームの歴史
- 本拠地はメルセデスベンツ・スーパードーム
- 現在のオーナーはベンソン婦人
- セインツのHCはショーン・ペイトン
- オフェンスチーム
- UT テイサム・ヒル(Taysom Hill)#7
- RB アルビン・カマラ(Alvin Kamara)#41
- RB マーク・イングラムJr(Mark Ingram Jr)#14
- WRマイケル・トーマス (Michael Thomas)#13
- WR ジャービス・ランドリー(Jarvis Landry) #80
- WR クリス・オレイブ(Chris Olave)#12
- TE アダム・トラントマン(Adam Trautman)#82
- LTジェームス・ハースト (James Hurst)#74
- LGアンドラス・ピート(Andrus Peat)#75
- C エリク・マッコイ(Erik McCoy)#78
- RG シーザー・ルイス(Cesar Ruiz)#51
- RT ライアン・ラムチェック(Ryan Ramczyk)#71
- スペシャルチーム
- D#チーム主要選手
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ニューオーリンズはルイジアナ州
ニューオーリンズは、ルイジアナ州にあります。テキサスの東、メキシコ湾に接している異国情調あふれる街です。面積は全米31位、州内人口は450万人(全米25位)。白人が6割、黒人や混血が残り4割というバランスの州です。南部なのでやはり黒人比率が高い感じがします。
ルイジアナ州はこんな形。入り江がたくさんあって、ほぼほぼ湿地帯という感じです。興味がある人はGoogleアースなんかで、観てみると面白いです。
名物はワニ。湿地帯だものでクロコダイルがたくさんいます。ルイジアナ・クロコダイルというらしいです。この州を開拓した先人はワニとたくさん戦ったんでしょうね。ちなみに映画クロコダイル・ダンディーは、オーストラリアの話です。
ルイジアナ州のシンボルは、カッショクペリカン(Brown Pelican)。ペリカンは最も子孫への愛情をもってる鳥と言われます。それは胸に穴を開けてその血を与えて子を育てるという伝説があります。この話を元にペリカンはキリストの象徴だという著作も多いのです。こういうことで、「赤ちゃんはペリカンが運んでくる」という話が生まれてるんです。
州都はバトン・ルージュ。人口30万人の規模をもってて、都市圏人口は85万人に及ぶ大都市です。ここにカレッジ・フットボールで有名なLSU(ルイジアナ州立大学)がありますね。
ルイジアナ州立大学は州内最大規模の学生数を誇ります。1860年に創設され、全生徒数で3万人を超えるマンモス校です。NFLではオデル・ベッカム、レオナルド・フォーネット、ジャマール・アダムスなどの母校です。
ここはとにかくスポーツが盛んです。なによりも2019年に無敗の完全勝利をしたフットボールチーム、LSUタイガースが有名です。州都バトン・ルージュの誇りとなってます。全体1位でベンガルズから指名されたQBジョー・バロウがNFLに新風を巻き起こしてくるのを期待します。ちなみにNBAのスターだったシャキール・オニールもここの出身です。
ルイジアナ州でもう一つ有名なのが、テュレーン大学(Tulane University)です。ルイジアナ州立大学よりも早く1834年に創設されています。学生総数は13000人です。どちらかいうとこっちの方が賢い大学です。
ルイジアナ州の歴史
ルイジアナの名前の由来は、ルイ14世から来てます。フランス人探検家、ロベール・ガブリエ・ド・ラ・サールさんが、このミシシッピ川流域をすべてフランス領土であると主張し、名前を太陽王ルイ14世に因んで、ラ・ルイジアナと名付けたそうです。
当時は、この白いエリアを全部ルイジアナといいました。当時の首都がオルレアン公から名付けたヌーベル・オルレアン。今のニューオーリンズでした。この白いエリアをイギリス、フランス、スペインが取り合ってたわけです。
そしてときが経ち、1775年アメリカ独立戦争が起こります。1776年に見事イギリス王国を撃退し、独立宣言をしますが、ミシシッピ川の西岸は変わらず、ヨーロッパの強国と接しているので、アメリカは未だ落ち着かないわけです。
1800年に、ヨーロッパでは英雄ナポレオンがスペインを破壊。当時スペイン領だったルイジアナ所有権を獲得します。そして、軍費が嵩んで財政が真っ赤だったフランスは、ルイジアナ領をアメリカ合衆国に売却します。これが1803年にルイジアナ買収です。
アメリカはルイジアナを手に入れ領土拡大します。スペイン領だったフロリダ半島は1819年に買収し、テキサス、カリフォルニアもスペインから戦争で奪い取り、現在の形になっていきます。
ここに住んでいたフランス人入植者は南部も含めて全土へ散らばります。これがフランス系アメリカ人の祖先になると言われます。アンジェリーナ・ジョリーや、ジョニー・デップ、NFLではブレット・ファーブなんかがフランス系アメリカ人です。
1840年頃、ルイジアナは黒人奴隷の巨大マーケットになっていました。アメリカに黒人を運んでいたのが、元領主のフランスでした。アフリカ大陸のフランス領であるセネガル川、ガンビア川から、奴隷船に載せられ、ルイジアナで売られていく。南部プランテーションで安価な労働力として、彼らは不当な扱いを受け続けていました。しかし、不名誉なことにその犠牲でルイジアナは経済的に大きな成長を遂げていきます。
1860年、南北戦争(American Civil War)が起こります。これは黒人を奴隷にする経済システムから脱却し、欧州との覇権争いに参加するというものです。大統領になりたかったリンカーンをリーダーにした北部アメリカンと、プランテーション維持を死守する南部アメリカンの戦いは、5年間続く泥沼の内戦になりました。結果は北軍が勝利し、黒人奴隷はルール上は廃止となります。
黒人への選民意識は根強く、1876年にジム・クロウ法が制定された。これは「奴隷じゃないが分離する」というルールです。病院やバス、電車、結婚、交際、学校など白人と黒人をセパレートした。これは特に南部であるアラバマ州、ルイジアナ州、フロリダ州、ミシシッピ州などで強く、1964年まで存在していました。
1950年後半から公民権運動が起こります。黒人の人権を取り返す戦いが始まりました。「黒人白人は分離する」というジム・クロウ法が、最高裁で憲法違反であると決定されます。この絵画に描かれたのが、ルイジアナ州で白人専門の学校に、黒人の小学生の女子が通った最初の人物、ルビー・ブリッジズさんです。ジム・クロウ法が廃止され歴史が動いた瞬間です。
1/32の黒人の血があれば黒人とする。これを「ワンドロップルール(One Drop Rule)」といいます。南北戦争以後、奴隷制は廃止されたものの、やはり黒人への意識はそう簡単に変わりません。どころか現在でも続いています。事実1983年までルイジアナ州ではこういうルールで運営されてました。1883年じゃなく1983年だというところに大注目です。
南部州では「黒人=奴隷」という構図が200年くらい根強くあったので、黒人差別は大変なものがあります。先だってのBlack Lives Matter運動が起こるのも当然とも言える歴史があるのです。NFLでは黒人を必ず面接するルーニールールができたりと、少しずつ変化はあります。詳しくは関連のこちらの記事をどうぞ。
このようにルイジアナ州や南部州の歴史を振り返ると、黒人差別とは切っても来れないのです。さて、それでは次にニューオーリンズの紹介に移ります。
異国情緒あふれるニュー・オーリンズの特徴
この街はアメリカとは思えないエキゾチックな街です。建築・音楽・料理などのコンテンツがどこにもない独自性があり、世界中から観光客が押し寄せる人気のある都市です。そもそもフランス領だった歴史があることと、そこからハイチ移民が流れてきたり、いろんな文化が入り混じっています。
ニューオーリンズはここにあります。ルイジアナ州の端、ミシシッピ川がメキシコ湾につく流末に位置するのがニューオーリンズです。ミシシッピ川は北米大陸を南北に走る貨物輸送で大きな河川です。よって、この街は多文化が共生する不思議な文化がやどっています。
ニューオーリンズを中心とする都市圏人口は125万人ほど。市内単独では48万人です。およそ石川県金沢市と同じくらいの規模です。
その代表となるのがフレンチ・クォーターと呼ばれるエリアです。どうでしょう、本当アメリカの印象からまるで違いますよね。まるでパリのモンパルナスかのようで、19世紀のヨーロッパの香りが漂ってくる旧市街です。アイアン・レースの加工が本当に見事でそれだけでも一日過ごせそうです。
このまちに惹かれた作家がたくさんいます。ジョン・グリシャムが書いたペリカン文書もこのフレンチ・クォーターを舞台にしています。またヘミングウェイも、このまちの雰囲気に惹かれ、長期滞在して執筆活動してました。
ニューオーリンズは、ジャズ発祥の地です。南北戦争が終わった後に、黒人とクレオール(黒人と白人のハーフ)の間で始まった音楽が、ニューオーリンズ・ジャズ。この街の歓楽街で毎夜毎夜演奏が行われてました。1920年に歓楽街が閉鎖され、シカゴにうつっていき、シカゴジャズが生まれます。こうして各地でいろんなジャズスタイルができてます。
この街が産んだスターが、ルイ・アームストロングです。トランペットでプレイするニューオーリンズのスタイルですね。トランペットを吹くプックリ膨らんだ口元をみた人が「Oh!! Such a Mouth!!」と言ったことから、サッチモという愛称で呼ばれます。
街の代名詞となってるのが、マルディグラ・カーニバル(New Orleans Mardi Gras)です。ブラジルのリオのカーニバルと並ぶカトリックの大規模な祭りです。これはフランス語で「肉食の火曜日」という意味。イエス・キリストの復活を祝うのをイースターと呼びます。その前にキリストが断食したことに倣って、カトリックではトレント(四旬節)という期間があります。その断食期間の前に、どんちゃん騒ぎをしようぜ!というのがカーニバル(謝肉祭)と呼びます。その謝肉祭の最終日のことをマルディグラ(告解火曜日)と呼びます。
マルディグラの伝統的カラーが、紫・金・緑です。それぞれ正義・力・信頼を意味するそうです。このお祭りは1776年から始まってるらしいのですが、1892年にシンボル化の動きがあり、この3色が浸透したそうです。
この3色が州内の大学二校のチームカラーになってます。テュレーン大学との試合で、バトン・ルージュからニューオーリンズにやってきたLSUの生徒が、街で応援グッズを揃えたそうです。そのときに紫・金・緑の3色だらけ。彼らは紫と金を選び、テュレーン大学は緑を選んだというエピソードがあります。
もう一つ有名なのが、サザン・デカダンス(Southern Decadence)です。これはLGBTの大規模なパレード。マルディグラが2月末頃に開催されるのに対して、こちらは6月~夏ごろに開催されます。こういう多様な価値観をもってるのがニューオーリンズの特徴でもあります。
ニューオーリンズは、ハリケーン・カトリーナで大被害を受けた街です。2005年8月29日に起きた台風(ハリケーン)での被害でした。知らなかったのですが、暴風による倒壊での被害ではなく、カトリーナが過ぎ去った後に、メキシコ湾の堤防が決壊したんですね。
この堤防決壊によって市内の8割が水没しました。犠牲者は1836人。アメリカの歴史に残る大災害になりました。当時のメルセデスベンツ・ドームも大きな被害を受けていましたが、浸水されることなく避難所として使われていました。
ハリケーン・カトリーナは、伊勢湾台風と同じ規模です。上陸時920hPa風速62M、伊勢湾の方が929hPa、風速45Mでした。暴風範囲が狭く小規模で強いという印象です。いわゆる台風のことがハリケーンで、竜巻をトルネードといいます。名前は年間21種類、男女交互に用意されております。でもカトリーナのように歴史的な被害を出した名前は、永久欠番あつかいになります。
さて、そろそろNFLの話題へと移っていきたいと思います。
ニューオーリンズやルイジアナ州のスポーツ
NBAでは、ニューオーリンズ・ペリカンズがいます。ルイジアナ州の鳥であるペリカンがチーム名になってますね。
もちろんNFLではセインツですね。ニューオーリンズは100万くらいの街ですから、あまりスポーツチームはありません。NBAとNFLの2つがありますね。
あとカレッジでは、先ほど紹介したテュレーン大学。こちらは緑と水色のカラーで有名です。ニューオーリンズに大学がありまして、市民から愛されてる歴史のあるチームです。
そして2019年チャンピオンのルイジアナ州立大学です。カレッジフットボールでは、アラバマ大学、ジョージア大学、テキサス大学、テネシー大学、マイアミ大学、そしてLSUが南部の代表校というイメージです。ひょっとするとセインツよりも人気があるかも知れないですね。
さてそろそろセインツの情報に移ります。
ニューオーリンズセインツ、チームの歴史
チームが創設されたのは1967年。チーフス、タイタンズ、ブロンコス、レイダースあたりと同じタイミングです。NFLのエクスパンション(リーグとして新チーム創設を推進する計画)によって誕生したチームです。
創設者はデヴィッド・ディクソンさんです。テュレーン大学出身のビジネスマンで、数々のスポーツを支えてきた人です。テニスの世界選手権大会を作ったり、サッカーのアメリカリーグ(現在なし)を作ったりされました。数々のロビー活動をへて、1967年に見事NFLのエキスパンションを獲得。自費でメルセデスベンツ・スーパードームを建設するなど、とんでもない偉人です。
チーム名は、カトリック系が多いルイジアナ州だからこそ。チームが創設された11月1日は、カトリックの全聖人の日です。そのため、聖人のSaintsという名前がつけられています。ロゴに使われてるアヤメ(フルール・ド・リス)も、ニューオーリンズの州旗に使われてます。カトリックの多いフランスでよく使う紋章モチーフの一種で、「宗教的、王朝、象徴的」な意味あいを持ってます。
2009年シーズンに第44回スーパーボウルを優勝しました。QBは現在でも同じくドリュー・ブリーズです。対するコルツはQBペイトン・マニングでした。スコアは31-17。2005年にハリケーン・カトリーナで壊滅的な被害を受けたニューオーリンズを元気づける素晴らしい出来事だったと思います。
本拠地はメルセデスベンツ・スーパードーム
メルセデス・ベンツ・スーパードームを本拠地としていましたが、2005年にハリケーン、カトリーナの被害をうけ、一時ドームが使用禁止になりました。現在はまた工事をして使っています。
アトランタファルコンズが使う予定の新メルセデス・ベンツ・スタジアムは、名前は似てますが場所が全然違います。こちらは2018年に完成しました。2019年にはアトランタでスーパーボウルが開催される予定です。詳しくはこちらの記事を参考にしてください
現在のオーナーはベンソン婦人
オーナーはトム・ベンソンさんでした。しかし2018年3月15日に鬼籍に入られ、現在は奥様のゲイル・ベンソンさんがオーナーを引き継いでいます。
ベンソンさんはニューオリンズ生まれのビジネスマン。自動車ディーラーとして事業を拡げていて、その儲けで地方銀行を買収し、金融業にも進出したやり手でした。そしてそのビジネスをウォーレン・バフェットに売却し、その収益で1985年にセインツを7000万ドルで買収しました。
実はものすごく安いです、日本円で75億ですからね。それは何故かというと、セインツはと~~~~~っても弱いチームだったからです。1960年の創設時から一度も勝ち越したことのない負けチームの代名詞。それがセインツ。だから安かった。
しかしその後、2005年ハリケーンの影響で、町のみんなが、地元のファンのみんながチームを応援後押しして、素晴らしいチームとなった。そしてなんと2009年のスーパーボウルを制覇するまでの業績を残すわけだ。
当時の資産価値は8億ドルを超えた。つまり投資としては11倍の結果がでたというわけだ。トム・ベンソン!やるね!
セインツのHCはショーン・ペイトン
1963年生まれ、カリフォルニア州サンマテオ出身の人。NFLでも名コーチとして名が知られてます。1988年からコーチ道を歩みはじめてます。セインツでは2006年からヘッドコーチを担当してるベテランです。
オフェンスチーム
O#チームを指揮するのは、ピート・カーマイケルJrさん。マサチューセッツ州生まれの、ボストン大学出身です。スーパーボウルを優勝した2009年からセインツのOCを担当していて、HCショーン・ペイトンとは、ツーカーの仲です。
UT テイサム・ヒル(Taysom Hill)#7
2017 / ドラフト外 / BYU
QB、WR、TE、RB、およそ全てのポジションを担当する。それゆえ、ポジション表記はUT(ユーティリティ)などと記載する。セインツのジョーカー。QBとしての能力も高いが、とにかく足が速いし当たりに強い。彼がO#チームにセットされると何をされるのか予想がつかない。思いもつかないトリックプレイが飛び出してくる。
RB アルビン・カマラ(Alvin Kamara)#41
2017 / 3巡 / 67位 / テネシー大
リーグ五指に入るRB。彼はラッシュだけでなく、レシーバーとしての能力も高く、WRマイケル・トーマスに次ぐ700yds超えの記録をもっている。スクリメージydsならば1500ydsを超え、新時代の「万能型ハイブリッドRB」がアルビン・カマラ。ニュータイプRBといえる。スター選手だったAPよりカマラを重視したショーン・ペイトンHCの判断は素晴らしいと思います。
RB マーク・イングラムJr(Mark Ingram Jr)#14
2011 / 1巡 / 28位 / アラバマ大
デビューはセインツで8年。その後チームを転々とするも、2021年にエースRBアルビンン・カマラが怪我をしたため、そのリプレースという形でヒューストン・テキサンズから移籍が決定(10月29日)。以後シーズンを担当するメインのRBとして活躍。
WRマイケル・トーマス (Michael Thomas)#13
2016 / 2巡 / 47位 / OSU
セインツのエースレシーバー。リーグ五指に入るWRです。年間1,000ydsを超えるレシーブ記録を平均してだしています。キャリア3年目にしてTDは46本。TEのように大きく力強いレシーバーです。
WR ジャービス・ランドリー(Jarvis Landry) #80
2014年 / 2巡 / 63位 / LSU
2018年にドルフィンズから移籍。ジャイアンツのWRオデル・ベッカムJRの大学時代のチームメイト。 2017年はレシーブ回数でリーグ1位の記録を出しました。新QBベイカー・メイフィールドとの相性がかなり良く、互いに記録を伸ばしてくれそうです。
【NFL TOP100】84位 WRジャービス・ランドリー(ブラウンズ)
WR クリス・オレイブ(Chris Olave)#12
2022 / 1巡 / 11位 / OSU
セインツが最初に指名したのはレシーバーでしたね。ブリーズがいなくなったので、ちょっとQBに心配が残る。そこをターゲットの方で補強するという作戦でしょうか。
TE アダム・トラントマン(Adam Trautman)#82
2020 / 3巡 / 105位 / デイトン大学
ミシガン州の出身の選手。トータルレシーブが400ydsですので、ランブロッカーとしての仕事が多い。身長196、体重120kgとかなり体格が良い。
LTジェームス・ハースト (James Hurst)#74
2014 / ドラフト外 / ノースカロライナ大学
レイブンズで6年のシーズンを過ごしてきて、セインツでは2020年から移籍し3年目に。インディアナ州生まれの人です。
LGアンドラス・ピート(Andrus Peat)#75
2015/ 1巡 / 13位 / スタンフォード大
太ももが以上発達してる恐ろしいOT。ラムチェック同様、セインツのインテリアラインの重要人物。2M超え143kgの大巨漢。
C エリク・マッコイ(Erik McCoy)#78
2019 / 2巡 / 48位 / テキサスA&M
テキサス出身の南部男。セインツは2019年ドラフトでドリフンズとトレードアップして2巡で彼を指名。これでセンターのポジションはしばらく不動でしょう。
RG シーザー・ルイス(Cesar Ruiz)#51
2020 / 1巡 / 24位 / ミシガン大学
センターもするガードの選手。出身はニュージャージー州。彼が8歳のころ、お父さん、タイヤ交換中にドライバーに殺されるという、とんでもない事件に巻き込まれてます。息子が1巡で指名されNFL選手になったのは、天国にいるお父さんも喜んでいるでしょう。
RT ライアン・ラムチェック(Ryan Ramczyk)#71
2017 / 1巡 / 32位 / ウィスコンシン大
OLのスター選手。大変重要なインテリアラインマン。パスカバー、ランプレイの基礎をしっかり固めてくれる大事な大事なラムチェック
スペシャルチーム
Kウィル・ルッツ(Wil Lutz) #3
2016 / Undraft / ジョージア州立大
セインツが大事にしているキッカーですね。契約金額は5年$20MとキッカーではNFLで1番大きいです。リーグの中でも頼りがいのあるキッカーですね。
P ブレイク・ギリキン(Blake Gillikin)#4
2000 / ドラフト外 / ペンステート
KR/ PR ディオンテ・ハーティー(Deonte Harty)#11
2019年 / ドラフト外 / アサンプション大学
パント・キックでのリターナーは彼がメインで出てきます。カマーラも結構でますが、基本怪我回避しないとね。彼は身長168cm、体重77kgと超小柄なタイプ。それでも2019年にはプロボウル、オールプロ1stのダブル受賞と素晴らしい活躍でした。きっと2020年以降もばりばりやってくれるでしょう。
D#チーム主要選手
DCは、デニス・アレンさん。彼は1972年生まれテキサスA&M出身で、OCとは1歳違い。彼は2015年からセインツのDCを担当しており、スーパーボウル優勝した2009年シーズンでは、アシスタントHCとして貢献していました。
DE キャメロン・ジョーダン(Cameron Jordan)#94
2011 / 1巡 / 24位 / カリフォルニア大
強烈なエッジラッシャーですね。セインツのD#チームのキャプテンで、中心人物です。チーム全部を通して、セインツの代名詞となる選手ですから、選手たちのまとめ役としても重要な選手です。もちろんプレイは頭一つ抜けていて、サック、プレッシャー、タックルともにリーグトップクラスの実力です。
NT シャイ・ターナー(Shy Tuttle)#99
2019 / ドラフト外 / テネシー大学
ノースカロライナ州生まれの選手。高校生時代は陸上と野球と経験。
NT デヴィッド・オンニュマタ(David Onyemata)#93
2016/ 4巡 / 120位 /マニトバ-カナダ大学
聞き慣れない学校ですが、それもそのはず。カナダにあるマニトバ大学から、史上初のNFL選手輩出です。2018年に16試合出場するようになります。昨年19シーズンでは最初のゲームだけは、暴力沙汰で出場禁止でした。今年の3月に3年間$27Mの契約延長をもぎとり、これからも活躍してくれるでしょう。
LB マーカス・ダベンポート(Marcus Davenport)#92
2018/ 1巡/ 14位 /テキサス・サンアントニオ大
ルーキーのダベンポート。ゲームフル参加してるが、サックもタックルももう少し記録出して欲しいところ。
LB ピート・ワーナー(Pete Werner )#
2021 / 2巡 / 60位 / OSU
インディアナポリス生まれの選手。2020年はカンファレンスのオールスター選手に選ばれてます。セインツの大事なラインバッカーに育ってくれるでしょう。お兄さんは、ハーバード大学でアメフトしてました。
LB デマリオ・デイビス(Demario Davis)#
2012 / 3巡 / 77位 / アーカンソー大
ウィークサイド担当のOLB。2012年からNYジェッツでデビュー。2018年にセインツに移籍してきました。D#の契約金額の中でも上位の選手です。18シーズンではチーム1位のタックル記録です。
LB ザック・バーン(Zack Baun)#53
2020 / 3巡 / 74位 / ウィスコンシン大学
地元ウィスコンシン出身の人。2020年のドラフトでエントリーしたラインバッカーです。まだまだ実力未知数。
CB ポールソン・アデボ(Paulson Adebo)#
CB マーション・ラティモア(Marshon Lattimore)#23
2017 / 1巡/ 11位/ オハイオ州立大
セインツが誇るCB。ラティモアの実力はリーグ10本指でしょう。ルーキー年にプロボウルに選ばれるほどです。2017プレイオフでは、ファルコンズWRのフリオ・ジョーンズを封じ込めました。名実ともにリーグを代表するCB。彼を獲得したGMは素晴らしい選択をしたと思います。
SS タイラン・マシュー(Tyrann Mathieu)#
FS マーカス・メイ(Marcus Maye)#
2017 / 2巡 / 39位 / フロリダ大学
2022よりニューオーリンズ・セインツのD#として移籍が決定。かつては、JETSの奥深い懐を一手に請け負う仕事人でした
DE ペイトン・ターナー(Payton Turner)#98
2021年 / 1巡 / 28位 / ヒューストン大学
出身はテキサス州の大都市ヒューストン。きっとテキサンズかカウボーイズファンなんでしょうね。セインツがあるニューオーリンズは実家に近いので、色々便利でしょうね。大学では4年在籍していて、しっかり卒業。
DL タノ・パサニョー(Tanoh Kpassagnon)#92
2017年 / 2巡 / 59位 / ヴィラノバ大学
2m131kg の躯体で、4.83sを走り抜ける敏捷性。垂直跳びは76cm。2017年ドラフトでは、13番目に優れたディフェンスエンドとして評価を受けている。2019年シーズンのAFCチャンピオンシップでは、対するタイタンズのQBタネヒルに2回サックを浴びせるなど活躍。チーフスでは第54回スーパーボウルに出場してる。