一度は聞いたことがありますねデトロイト。大工業地帯だと、中学校のときの地理で習った覚えがあります。アメリカの自動車産業の拠点であり、世界的な工業都市であったデトロイトシティですが、市全体が経済破綻した影響で今では都市がまるごと廃墟になっています。
まずはライオンズ、デトロイト市のあるミシガン州の情報を網羅した後に、デトロイト市へと調査し、ライオンズの情報へと掘り下げていきたいと思います。
それではどうぞ!NFLが日本でもっと浸透しますように。
- ミシガン州の特徴
- ミシガン州の歴史
- デトロイト市の紹介
- デトロイトのスポーツチーム
- ライオンズの歴史と戦績
- 本拠地はフォード・フィールド
- ヘッドコーチは、マット・パトリシア
- O#チーム主要選手
- QBマシュー・スタフォード(Matthew Stafford)#9
- LTテイラー・デッカー(Taylor Decker)#68
- C フランク・ラグノワ(Frank Ragnow)#77
- RT ダン・スキッパー(Dan Skipper)#70
- RG ハラポーリバティ・ヴァイタイ(Halapoulivaati Vaitai)#
- LG ジョー・ダール(Joe Dahl)#66
- WRケニー・ゴラデイ(Kenny Golladay)#19
- WRマーヴィン・ジョーンズ(Marvin Jones)#11
- SWRダニー・アメンドーラ(Danny Amendora)#80
- TEジョシュ・ジェームス(Jesse James)#81
- RBケリオン・ジョンソン(Kerryon Johnson)#33
- D#チーム主力選手
- DEトレイ・フラワーズ(Trey Flowers)#88
- DEロメオ・オクワラ(Romeo Okwara)#95
- DT ダニー・シェルトン(Danny Shelton)#
- DT ジョン・アトキンス(John Atkins)#99
- OLB ジェイミー・コリンズ(Jamie Collins)#
- MLB ジャラード・デイヴィス(Jarrad Davis)#40
- OLB クリスチャン・ジョーンズ(Christian Jones)#52
- CB デズモンド・トゥルファント(Desmond Trufant)#
- CB ジャスティン・コールマン(Justin Coleman)#27
- SS デュロン・ハーモン(Duron Harmon)#
- FS トレイシー・ウォーカー(Tracy Walker)#21
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ミシガン州の特徴
位置はこちら、北部五大湖の一つ、ミシガン湖をもつ州です。ちなみにミシガン湖は世界で5番目にでかいらしいですぞ。人口は988万人もいて、USランクで8位。もともとミシガンというのは、インディアンの言葉で「大きな湖」という意味らしいですね。
拡大するとこんな感じ。エリー湖、ヒューロン湖、ミシガン湖、スペリオル湖のすべてに接してる州ですね。五大湖のうち4つがミシガン州のエリアになってます。
ミシガン州の別名は、ウルヴァリン州とか、The Great Lake Stateとも言われます。ウルヴァリンというのは、日本語でいうとクズリといいます。ヒグマや狼にも怯まず立ち向かう、大変獰猛な戦闘動物です。開拓民が多かった時代、ここにイタチが多かったらしいですね。それが由来のようです。
州都は人口11万のランシング。広域都市圏人口で54万人の少し田舎な街です。この街の出身者が、NBAのマジック・ジョンソンや、映画俳優スティーブン・セガールさん。またグーグルの創設者ラリー・ペイジなんかが有名です。
そして最大都市がデトロイト市ですね。これは後に詳しく説明していきます。
ミシガン州は滋賀県と縁が深いです。ミシガン州と滋賀県は姉妹都市提携を結んでます。姉妹都市提携が完了したのが1964年です。当時の知事野崎欣一郎さんと、ミシガン州知事ジョージ・ロムニー(George Romney)さんのサインが残されてます。
県と州だけでなく、市同士も姉妹都市です。彦根市、高島市、近江八幡市、大津市、野洲市、甲賀市、栗東市、守山市、竜王町、ほとんどすべての市町村が姉妹都市提携を結んでます。ちなみに滋賀県は僕の地元です。
観光ではスキューバダイビングも人気。特にエリー湖やミシガン湖に沈んだ船なんかを見に行くツアーが面白いようです。
他にはデトロイト美術館。1885年に開設され、古代エジプト美術から現代美術まで65,000以上の芸術品を所蔵してる名門美術館が有名ですね。
教育ではミシガン大学(University of Michigan)。1817年に設立された州内で最も古い大学です。生徒数46000人、国内難関ランキングで8位、世界ランキングでも10位の名門です。東京大学は50番目くらいですから、その凄さがわかると思います。
ここはとにかくフットボールの名門ですね。歴史が古いこともありますが、大学チャンピオンになった回数が最も多いらしい。あのトム・ブレイディの母校でもありますね。チーム名はウルヴァリンズといいます。
そしてミシガン州立大学。ここも古くて1855年設立。生徒数でも42000人とミシガン大学と比肩します。ミシガン大学もこっちも州立大学です。本当ややっこしいわー。こちらもフットボールの名門で、チーム名をスパルタンズといいます。
さて、ここの出身で有名人は、日本人の南方熊楠。おお!日本人!嬉しい!!!彼が通っていたのは、1891年ごろ。当時はミシガン州農業大学といいました。熊楠は大学には通わず、一人で勉強してたそうです。
そしてもうひとりは、なんと厚切りジェイソン。すげぇなー。投資ファンドのトレーダーでもあるし、ミシガン州立大学出身で、お笑い芸人でもテレビでて。マジすごい人だと思う。アホだとテレビでれないよねー。
さて、次はミシガン州の歴史について紹介します。
ミシガン州の歴史
この地に初めて入植したのは、フランス人。1679年のロベール・カブリエ・ド・ラ・サールさんがファーストマンだと言われてます。この人、セインツのチーム紹介でも登場してます。ルイジアナ州を名付けた人です。もともとミシガン州も全部ルイジアナ州でした。
1754年にフレンチ・インディアン戦争が起こります。フランスとイギリスがアメリカ大陸の領土争いをヨーロッパから動かしたリモート戦争ですね。これでイギリスが勝利し1763年にフランスからイギリスへと領主が変わります。
この後、1817年にミシガン大学が設立されます。めちゃくちゃ昔ですね。めちゃくちゃ歴史深いです。それでも、アメリカでは56番目にできた大学なんですよ。全米賢いランキングでは第8位。アメフト部も強いし、名門中の名門。
1825年に、エリー運河(Erie Canal)が開通します。1817年から工事がスタートしてました。こうしてミシガン湖の隣のエリー湖とハドソン川がつながったので、ニューヨークと五大湖が繋がります。五大湖周辺に莫大な経済効果を起こすことになります。
1900年、自動車産業の隆盛が始まります。フォード社がデトロイト市に本社工場を建設。その後、ジェネラル・モーターズ、クライスラーなど車業界のビッグ3と言われる会社がどんどん生まれてきます。
1929年の大恐慌でも、フォードが軍需産業工場として動きます。B24とか、写真のように戦車を大量に生産。第二次世界大戦の軍需拡大でミシガン州は経済的にも大きくつよくなっていきます。戦争が終わりましてからは、自動車産業が爆速で成長。1940年から1950年の10年間で人口が倍増。国内2位の都市圏に成長します。
しかし、その後は日本の自動車が全米を蹂躙。めちゃくちゃ元気な街だったミシガン州のデトロイトでも不況が起こっていくわけですね。さて、この後はデトロイトの歴史について詳しく説明していきますね。
デトロイト市の紹介
デトロイト市は人口65万人。広域都市圏で520万人という大都会でもあります。しかし、先述の通り、デトロイトが最盛期だったのは1950年頃で、その後は荒廃の道をたどってきているのです。
こちら、1950年からのデトロイト市内の人口推移です。どうでしょう?かなりの危機的状況です。なんでこんな状況になっていったかについて、歴史を振り返ってみます。
ちょっと豆知識、デトロイトの名前の由来。デトロイトってのは、フランス語のデロイト(海峡)から来てます。この街は、エリー湖とヒューロン湖をつなぐ海峡に位置してたので、フランス人の入植者がデトロイトと名付けたそうです。
このフランス人が、カディヤックさんといいます。後にジェネラル・モータスが作ったアメリカの名車、キャディラックはこの人が由来です。正式には、「アントワーヌ・ドゥ・ラ・モト・スイール・ドゥ・カディヤック」(Antoine de la Mothe Cadillac)・・・・めちゃくちゃ長い。
1903年にヘンリー・フォードの時代が到来。フォードが製造工場を、デトロイトに作ります。これが自動車時代の幕開けですね。デトロイトは自動車産業のリーダーとして、モーターシティの異名をとり、ドンドンドンドン成長していきます。
1960年代デトロイト市の人口は180万人。その半分の90万人が車業界で働いてたっていうんですから、車産業への依存率は半端ないものがあったそうです。それくらいフォード社やジェネラルモータス社などがアメリカ経済を牽引してきた証拠です。
1970年代、デトロイトに不況を届ける死神がやってきます。それが世界大戦でコテンパンにした日本です。安価で壊れない日本車が乗り込んできたんですね。当時はまだ日本人馬鹿にされてますからね。敗戦国の車なんて誰が買うかっていう感じです。
しかし1978年にオイルショックが起こるんです。燃費の悪いアメ車、燃費めちゃいい安い日本車。世間は不況で給料減少。当然売れるのは安い方に決まってます。これでデトロイト経済はどんどんマイナス側に動いていくんですね。
2009年、ビッグ3と言われたGMとクライスラーが経営破綻。不況は加速的にすすんでいくわけです。街の半分が自動車産業に依存してきた街です。そのダメージは本当ひどいものがあったそうです。
2013年、ついにデトロイト市は財政破綻。自治体都市の財政破綻として全米最大規模の最悪なニュースです。スタンダード&プアーズ社はデトロイトの市債を最低ランクのCCCに格付けました。
これが当時の中心部の写真です。街の中心部、ダウンタウンからは人で出て空き家が増える。廃墟も失業者も爆速で増えていくわけです。かつて、国内産業のエンジンとも言われた都市は財政力を失い、米国史上最大の自治体破産でした。
だけども、ここからデトロイトは徐々に回復してます。破産申請以降の財政再建には目を見張るものがありました。大々的な資本投下と徹底した緊縮財政により、スタートアップ企業を誘致。また安い労働力を使ってエンタメ産業を誘致して雇用がもたらされた。これには、ドナルド・トランプ大統領が大きく仕事したといわれてます。地域コミュニティが復興、道路清掃や街灯も復活してきてます。
自動車産業から、ロボット産業へシフトしてます。ファナックや川崎重工、スイスのABBロボティクスなどがデトロイト市に誘致され、徐々にではありますが次世代産業へのシフトチェンジが起こっています。
これがデトロイト市の旗です。ここにある「SPERAMUS MELIORA RESURGET CINERIBUS」は、「より良きものへの希望、灰燼からの復興」という意味です。まさしく、これからのデトロイトが掲げるに相応しい旗印です。
さてそろそろ、スポーツの話にいきます。
デトロイトのスポーツチーム
デトロイトは古い町ですし、なにせ今でも500万を超える大規模都市圏です。スポーツの歴史もあり、ナショナルチームである北米4大スポーツのすべてのチームがあります。簡単に紹介しましょう。
MLBは、デトロイト・タイガース。1894年創設で、街で一番古い歴史をもつプロチームです。ワールドシリーズタイトルを4回とっている名門。コメリカ・パークを本拠地に活躍しています。
NBAでは、デトロイト・ピストンズ。1941年創設のNBAでは結構老舗な方のチームです。ここは元はインディアナ州フォートウェインにあったチームです。ミシガン州デトロイトにきたのは1957年から。全米制覇を3回しています。
NHLでは、デトロイト・レッドウィングス。チーム創設は1926年。こちらもNFLのライオンズよりも古い歴史をもつスポーツチーム。スタンレーカップを、なんと11回も優勝している名門なんです。こっちのほうが実はデトロイトを代表するチームなんじゃないかと思っちゃいますね。
ついでにカレッジを。まずはミシガン・ウルバリンズ。1879年に初試合をした記録があります。UMとか、UMichとか大学は言います。ここは強いよね。毎年毎年ドラフトでNFL選手送り込んでます。ここの出身で有名な人は、やっぱりトム・ブレイディ。レイブンズのHCジョン・ハーボーの弟さんが、このチームのHCをしてます。アマゾンのドキュメンタリーでも特集されてる人気チームです。
ミシガン州立大学スパルタンズも強豪です。1884年創設の歴史をもってます。当然ミシガンvsミシガンのライバルチームです。過去10年間での勝敗は、スパルタンズが6勝して勝ち越してます。シーズンでの勝ち星でもスパルタンズの方が最近は強いようです。
ライオンズの歴史と戦績
ライオンズはオハイオ州から始まります。その前身となったチームがオハイオ州ポーツマスにあった、ポーツマス・スパルタンズです。1928年から1934年まで存在してたアマチュアのフットボールチームですね。
さて1934年にデトロイト市にチームが移ります。WJRというラジオ局の社長をしてたジョージ・A・リチャードさんが初代オーナーになって、スパルタンズという名前から、ライオンズと改名されます。ミシガン州立大学と名前が同じだから、変えたんだろうって話と、デトロイト・タイガースあるから、虎にライオンで対抗したって話もありますね。
1935年、初のワールドチャンピオンに輝きます。これくらい昔の時代は、ライオンズは結構強豪です。MLBタイガースはワールドシリーズ優勝、NHLレッドウィングスはスタンレーカップ優勝。デトロイトは経済もスポーツも最盛期を迎えてました。
1963年、オーナーがフォードに移ります。この写真の左の人、ウィリアム・クレイ・フォードSrは、ヘンリー・フォードのお孫さん。当然フォード社の中で相当な権力者です。初代オーナーのリチャードさんから、$4.5Mでチームを買収したそうです。しかしフォードさんは2014年に88歳で他界。
ライオンズが強くなるのが1989年。RBのスター、バリー・サンダースを獲得してからです。まじもう彼一人でゲームをコントロールしてる!ってほど、存在感がすごかったスーパーRBでしたね。しかし、それでもライオンズはスーパーボウルに出場はできませんでした。
2007年に、ライオンズに怪物が登場します。メガトロンと異名をもっていたライオンズの絶対エース。WRカルヴィン・ジョンソンです。恵まれた体格、ものすごい跳躍力、強烈なスピードでトリプルカバーでも、ビッグプレーを連発する豪快さ。絶対不可能とされていたジェリー・ライスの年間獲得距離を1,964ydsに更新した人です。
次が2009年、QBマシュー・スタフォードの時代です。2007年に獲得したWRカルヴィン・ジョンソンの超ウルトラスーパーキャッチ力と、スタッフォードの化け物級の強肩でガンガンとチームをなぎ倒して来た感じですね。それでも、ライオンズは地区優勝したことはありません。辛いよーーー(;_:)
そして2016年から、GMにボブ・クイン(Bob Quinn)さんが就任。現在のチームづくりのデザインをしている人です。5年目になるけども、もっと成功すると良いなと思います。そろそろスタッフォードの次のQBも必要ですよね。
本拠地はフォード・フィールド
フォード・フィールドは2002年に竣工した屋根付きの真四角なスタジアム。総工事費は約300億円。建設費は公的資金50%、ライオンズ50%で折半した感じです。インフレ率を考えると、だいたい450億円くらいです。
さすがモータウンの町ですね。地元デトロイトの大企業であるフォード社が、2020年にネーミングライツを$40M(≒45億円)で獲得しました。
さて少し、昔のスタジアムも紹介します。
オハイオ州スパルタンズ時代は、ユニバーサル・スタジアム。これは今でも「Spartan Municipal Stadium」という名前で地元で使われてます。1930~1934年の5年位はこちらでプレイしたそうです。ちょっと歴史感じる良きスタジアムですよ。
デトロイトに移ってから最初のスタジアム。ユニバーシティ・デトロイト・スタジアムです。1934-40年の7年間をこちらでプレイしてきてます。この時代がライオンズ無双時代です。
2代目スタジアムが、タイガースタジアム。ライオンズやのにタイガーって。これモチロン、MLBのデトロイト・タイガースと併用で使ってました。名前からわかるよね。1940年から1975年までの36年間と、一番長く使ってたスタジアムですね。
初めてのドームスタジアムがこれ。ポンティアック・シルバードームといいます。現在のフォード・フィールドを使う前はここでプレイしてましたね。1975年から2001年までの26年間です。1982年には、ここでスーパーボウルもやってましたね。
ここから、フォード・フィールドの建設が1999年にスタートします。
ヘッドコーチは、マット・パトリシア
チームの総指揮を握るのが、マット・パトリシアさん。かつてペイトリオッツでDCをしてきた人。2018年シーズンから初のヘッドコーチ職に挑戦しています。この2年では、22敗9勝。どちらのシーズンも最下位で、褒められた結果でないです。
O#チーム主要選手
O#チームを指揮するのはダレル・ベベルさん。1970年アリゾナ生まれ。ウィスコンシン大学出身。かつて2006年から5年間、バイキングスのOC、2011年から7年間シーホークスのOCをしてきた人。2019年からライオンズのOCの責を任されてます。シアトル時代にスーパーボウル優勝を経験してます。
QBマシュー・スタフォード(Matthew Stafford)#9
2009/ 1巡 / 1位 / ジョージア大学
#1 Matthew Stafford | Top 10 Mic'd Up Guys of All Time | NFL Films
2009年ドラフト全体1位指名のスター選手。現在NFL歴11年目。契約金額で言えば、歴代QBの中で5本指のスゴイQB。だけどキャリアで一度も地区優勝なし。実力があるが、チームは勝てないという感じ。
LTテイラー・デッカー(Taylor Decker)#68
2016/ 1巡 / 16位 / オハイオ州立大学
名門オハイオ大学出身のインテリアラインマン。ライオンズがスタフォードを守るLTとして、念願かなって獲得したOT。しかしデビューseasonに肩を怪我して手術することになった。残念なことに2017年は出場が不可能になり、代理を立てる形となり、ラムズからグレッグ・ロビンソンを2018年ドラフト6巡指名権と引き換えにトレードしている。
C フランク・ラグノワ(Frank Ragnow)#77
2018/ 1巡 / 20位 / アーカンソー大学
インリアラインでの中心人物。40ydsをぎりぎり5秒きる俊足。しかも体重は142kg、身長196cmという巨漢。センターもするし、ガードもするし、タックルもする。どこでも任せられるフットボールIQの高い選手です。
RT ダン・スキッパー(Dan Skipper)#70
2017年 / ドラフト外 / アーカンソー大学
40yds 5.42sのあまり脚の早くない選手。しかし身長が2.07mとかなりでかい。完全なパワー型選手。カウボーイズでデビュー。ライオンズには2017-2018に在籍してました。2018-19年にブロンコス、ペイトリオッツ、テキサンズと転々として、やっぱり2019年にライオンズに戻ってきました。大変苦労人ですね。
RG ハラポーリバティ・ヴァイタイ(Halapoulivaati Vaitai)#
2016 / 5巡 / 164位 / TCU
イーグルスのタックルとして4年間活動してきた選手。もちろんスーパーボウルにも参加し、優勝リングをゲットしてるスターです。2020年にライオンズと契約。5年契約とめちゃ長くて契約金は$45M。これから大活躍期待。
LG ジョー・ダール(Joe Dahl)#66
2016 / 5巡 / 151位 / ワシントン州立大学
ドラフトでライオンズが指名した選手です。2020年シーズンで5年目。契約金額はかなり低くて、2年で$3.5M。センターはラグノワが担当するので、彼がガード。ひょっとすると、ダールがセンターしたほうがいいのかも。
WRケニー・ゴラデイ(Kenny Golladay)#19
2017/ 3巡/ 96位/ノーザン・イリノイ大
ノースダコタ大学から編入して、ノーザンイリノイ大学へ。ライオンズとの契約は4年で$3.19Mとかなりの低料金ながら、18シーズンは1,063ydsレシーブとチームのエースレシーバー格です。
2019年も1,190yds走っています。ライオンズのエースレシーバーですし、リーグでも有数な選手だと思います。
WRマーヴィン・ジョーンズ(Marvin Jones)#11
2012/ 5巡 / 166位 / カリフォルニア大
ベンガルズからNFLのキャリアがスタート。5年目を迎える2016年からライオンズに移籍してきた。カルビン・ジョンソンの後釜としてまずまずの結果を残している。2018年はWeek10で膝を故障しIRリスト入りして結果が伸びず。
2019年は779ydsを記録。ゴラディと並びライオンズの重要な点取り屋。2020年にどれだけ記録が伸ばせるか期待ですね。
SWRダニー・アメンドーラ(Danny Amendora)#80
2008年 / ドラフト外 / テキサス工科大
ドラフト外で、イーグルス、ラムズを経て、ペイトリオッツに落ち着いた。パッツでは5シーズン過ごしスーパーボウル優勝も経験。自信家で喧嘩速い性格の持ち主。18シーズンにドルフィンズに2年契約で移籍したが、545ydsしか残せずリリース。2019年にライオンズと1年だけの契約を交わしている。
2020年も1年だけ契約できたけど、金額は$5MとWRにしてはかなりの定額契約。
TEジョシュ・ジェームス(Jesse James)#81
2015/ 5巡 / 160位 / ペンステート
もとピッツバーグ・スティーラーズ。201cm118kgの大きな身体ですがパスキャッチセンスも高い。(キャッチ76.9%)積極的に使えば、いいレシーバーになりそうです。
RBケリオン・ジョンソン(Kerryon Johnson)#33
2018 / 2巡 / 43位 / オーバーン大学
チームのリーディングラッシャーですね。18シーズンは641yds。ゲームに出場したのが10試合だけだったので、怪我などの心配さえ無ければ、リーグでも有数の選手になる可能性がありますね。垂直飛びで1mを超える跳躍力をもってる全身バネみたいな素材。
D#チーム主力選手
D#チームを指導するのが、コーリー・ウンドリン。イーグルスのD#をみてきたコーチです。DBをみるのに長けた人で、HCのマット・パトリシアと二人三脚で上手にD#チームを作り上げてきそうです。2020年からライオンズです。3人のコーチでは一番年上の1971年生まれ。
DEトレイ・フラワーズ(Trey Flowers)#88
2015 / 4巡 / 101位 / アーカンソー
ペイトリオッツ生え抜きのエッジラッシャー。2019年から移籍。2度のスーパーボウル優勝経験はライオンズには貴重な人材。18シーズンは7.5サック。平均して高いレベルを維持できるのは自己管理能力の高さゆえ。
DEロメオ・オクワラ(Romeo Okwara)#95
2016 / Undraft / ノートルダム
彼もまたジャイアンツからの移籍組。ライオンズとは2年契約。18シーズンは7.5サック。D#チームで要注意のらシャーです。
DT ダニー・シェルトン(Danny Shelton)#
2015/ 1巡 / 12位 / ワシントン大学
ブラウンズからデビューして、4年目にペイトリオッツがトレードした選手。ペイトリオッツでは2018年と2019年の2年を過ごしてきました。そして2020年からライオンズに加入してきました。契約金は、2年$8Mとあまり大きくありません。
DT ジョン・アトキンス(John Atkins)#99
2018 / Undraft / ジョージア大学
彼も最初はペイトリオッツで練習生として契約を結んでました。2018年にライオンズに移籍が決定。18年は1年$0.4Mでしたが、2019年に2年$1.08Mで契約。すこーしだけ金が増えました。彼はどこまでプロでいられるでしょうか。
OLB ジェイミー・コリンズ(Jamie Collins)#
2013 / 2巡 / 52位 / 南ミシシッピ大学
ペイトリオッツから指名をうけて、4年間プレイ。スーパーボウル優勝を経験(第49回)。2015年にはプロボウルに選出された名LBです。2016年シーズンの途中からブラウンズへ。'18シーズンはサック4回タックル104回、QBヒット7回とかなりの馬力。2020年からライオンズに移籍してきました。
MLB ジャラード・デイヴィス(Jarrad Davis)#40
2017 / 1巡/ 21位 / フロリダ
ライオンズで少ない1巡指名選手。っていうかドラフトで獲得した選手がスターターに残ってるのが少ないですね。昨シーズンは99タックルと平均して貢献度が高い。でもあんまり名前聞かないのだ。
OLB クリスチャン・ジョーンズ(Christian Jones)#52
2014/ Undraft / フロリダ
ベアーズで4年契約して、2018年からライオンズに移籍してきてます。ドラフト外と侮るなかれ。ベアーズ時代は100回に迫るタックルを記録してきてます。すこーしパフォーマンスは落ちてるかも知れないですが、これからまだまだ活躍するでしょう。
CB デズモンド・トゥルファント(Desmond Trufant)#
2013/ 1巡/ 22位 / ワシントン大学
デビュー以来ずっと、ファルコンズで活躍してきた選手です。プロボウルにも一度選ばれてますし結構人気選手。もちろんスーパーボウルにも出場。まけましたけど、彼の活躍ぶりは記憶に新しい。
ファルコンズは2017年に5年$68.5Mで彼と契約したんだけど、残り2年残ってましたが2019年に彼との契約を放棄しました。そこでライオンズが拾ったわけですね。ライオンズとの契約は、2年$20M。すこしディスカウントしてゲットできた感じですね。
CB ジャスティン・コールマン(Justin Coleman)#27
2015 / ドラフト外 / テネシー
彼も最初はペイトリオッツ。17-18はシーホークス、19からライオンズです。契約金額は4年$36Mだから、結構まぁまぁいい方ですね。
SS デュロン・ハーモン(Duron Harmon)#
2013 / 3巡 / 91位 / ラトガーズ大学
ペイトリオッツの名セーフティ。3度のスーパーボウルチャンピオンを獲得した名選手。ペイトリオッツと結んだ4年契約の、最後のシーズンだけ、ライオンズで過ごす予定。2020年はライオンズですが、2021年からはどこになるのか。
FS トレイシー・ウォーカー(Tracy Walker)#21
2018 / 3巡/ 82位 / ルイジアナ大学ラファイエット校
数少ないライオンズ生え抜きの選手ですね。まだ2シーズンしか過ごしてませんが、19シーズンはほぼ完全にスターターとして活躍。タックル数も102回と大活躍しています。パスD#もかなりいい感じです。4年目を迎えるころまで、このパフォーマンスでしたら、かなり高額契約を締結できるでしょう。