2014 / Round2 / Pick63 / LSU
前回は42位だったランドリー。少しランクを落としてしまいましたが、未だトップ100に君臨しています。
LSUタイガース時代は、オデルベッカムJrとコンビWRをしていて、同級生・同い年、NFLドラフトも同じくアーリーエントリー。OBJ1巡指名JL2巡指名のハイランカーです。
2017年のレシーブ回数リーグ1位
マイアミ・ドルフィンズ自体があまりパッとしない成績を残してるので、ランドリーもリーグでは今ひとつ目立ってない印象を受けますが、実はそんなことはありません。
2017シーズンのレシーブ回数では、リーグ1位の112回。しかしロングパスが無いもんで、ヤードゲインは987ydsのアンダー1,000。これが印象悪いよね。
最もゲインしているWRアントニオ・ブラウンなんかは、1,533ydsですから、比べてしまうとやっぱり辛い。ジャービス・ランドリーのスタッツ987ydsは、WRランキングでは、17位。シアトル・シーホークスのダグ・ボールドウィンや、タンパベイ・バッカニアーズのマイク・エヴァンスと同じくらいの成績です。
「迷ったときはとにかくランドリー!」
しかし、それでもゲイン数よりもキャッチ数。彼のデビュー2014年から、2017年シーズンまでを見てみると、
2014 17位 84回 758yds
2015 4位 110回 1,157yds
2016 7位 94回 1,136yds
2017 1位 112回 987yds
と素晴らしい。ルーキー年を除くとリーグトップ10に入るレシーブ回数。「迷ったときはとにかくランドリー!」というオプションがあるんでしょう。マイアミ・ドルフィンズから、クリーブランド・ブラウンズに移籍した2018シーズン。彼のスタッツがどのように変わるのか。新しいQBベイカー・メイフィールドがNFLにフィットするのかどうか。実に楽しみなシーズンになりましたよね。
LSUタイガースのWR時代~NFLへ
ルイジアナ州のルチャー高校に進学。他の選手とよく似て、陸上とバスケとアメフトの3本立てをしてました。2年生には716yds11TD、キャリアを通じて、241回キャッチ、50TD、14TDをあげてます。リクルートでは、5つ星をつけられて、WRランキングでは4位の評価を受けて、地元の名門LSUに進学します。
LSUタイガースでは、後の親友となるオデル・ベッカム・Jrと出会います。1年生のときから14試合出場し、3年生のころには77回キャッチ、1,193ydsのレシーブ、10TDをあげて、2014年ドラフトにアーリーエントリーをします。
契約金額
5年契約。$75.500Mという巨額契約です。ランドリーの実力はゲームを一気にひっくり返すようなビッグプレイを起こすミラクルマンというよりも、着実にオフェンスチームをエンドゾーンまで連れて行く、安心感のあるキャッチ力の高さにあります。
しかも、フランチャイズQBがしっかりしていないマイアミ・ドルフィンズでさえ、これだけの記録が残せているのですから、軸が通ったチームに行けば、必ず今以上の結果が出せるでしょう。彼への報酬額は実に妥当。ちょっとリーズナブルじゃないかとすら思えるほどです。
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