NFL超入門!~群雄割拠の32国志演義~

アメリカで最強の人気を誇るNFL。人間を超越したNFLの名選手や、試合結果・移籍情報などのニュースを熱くレポートします!

NFLチーム紹介【1】茶色の戦士クリーブランド・ブラウンズ

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チーム紹介の第一弾は、クリーブランドブラウンズを紹介しますこのチームは、長い期間調子のあがらない状態でした。2015-2016-2017年の3シーズンを振り返って、合計54ゲーム中で勝利したのは4試合のみ。「ブラウンズは弱い」の黒歴史を積み重ねてきました。

 しかし、2018年ドラフトでオクラホマ大学のQBベイカー・メイフィールドを手に入れ、チーム力が大きく変化しました。645日間ぶりに勝利を手に入れ、復活の狼煙をあげました。どん底からのV字復活を遂げるのか?大変楽しみなチームです。

 そんなブラウンズを調査してみました。まずは所在地であるオハイオ州、そしてオハイオ州の主要都市であるコロバンス都市圏。そして本拠地であるクリーブランドの紹介、最後にチームのことと、情報を掘り下げていきます。

 

それではどうぞ!NFLが日本でもっと浸透しますように。 

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所在地のオハイオ州の特徴と情報

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ブラウンズの本拠地、オハイオ州はここに位置します。カナダとの国境線沿い、五大湖のうちの一つ、エリー湖の南に隣接する州です。五大湖の辺りはかなり寒いエリアになります。緯度でいうと日本の秋田県と同じくらいですかね。

 

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このエリアはNFLチームの宝庫です。すぐ東にはピッツバーグ・スティーラーズのペンシルベニア州、北にはデトロイト・ライオンズのミシガン州、東にはインディアナポリス・コルツのインディアナ州に挟まれています。また同州にはシンシナティ・ベンガルズがあるという状態。

 

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このオハイオ州には3つの巨大都市が存在します。ブラウンズの本拠地であるクリーブランド、次に州都コロンバス、そしてベンガルズの本拠地であるシンシナティです。最も大きな人工集積をもつのが、今回紹介するクリーブランド都市圏で350万人あります。

  

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州都のコロンバス市は人口が787,000人。単独自治体で州内最大の都市です。街の名前の由来になったのは、アメリカ大陸を発見したといわれる、コロンブス(Christopher Columbus)からきてます。

 

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このコロンバス市には、ホンダの生産拠点があります。ホンダの進出によりデトロイトに並ぶほどの工業都市として栄えた。そんな歴史をもっています。ホンダのアメリカでの歩みを少し紹介します。

 

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1958年に本田宗一郎がアメリカに進出します。雨が振らなく日系人も多いロサンゼルスを選び8名からアメリカン・ホンダを設立します。当時は日本で製造したバイクを販売するだけの拠点でしたが、現地法人が苦難の末に成長していき、アメリカ国内でも製造工場をと熱意が高まり、オハイオ州に製造拠点を設けます。二輪車の製造工場で社名は「ホンダ・オブ・アメリカ・マニュファクチャリング(HAM)」これが誕生したのが、1978年だそうです。(写真はオハイオ空港に降り立つ本田宗一郎です)

 

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この州都、コロンバスに在るのがオハイオ州立大学です。カレッジフットボールのOSUバックアイズは、ジョーイ・ボッサ、エゼキエル・エリオット、マイケル・トーマスなど数々のスター選手を輩出した名門チームです。

 

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オハイオ州には、西洋トチノキが多く群生してます。これ日本でもある栃(とち)の木です。木目が美しくて机や椅子、住宅の扉などの材質に愛される材料ですね。これがオハイオ州に多くあって、州の木にもなってます。英語の名前が「Buckeye(バックアイ)」。そのため、OSUのスポーツチームは皆バックアイズという名前です。

 

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オハイオ州にある大企業を紹介します。まずアクロン市にあるタイヤ会社。グッドイヤー・タイヤ・アンド・ラバー社です。世界で最大のタイヤ会社3社の1つであり、世界最大のゴム会社の1つ。売上高が2兆円くらいの巨大企業です。本社はオハイオ州アクロンにあります。同社は加硫ゴムの発明者チャールズ・グッドイヤーさんが名前の由来。でもグッドイヤー氏とグッドイヤー社に直接の関係はないという不思議な感じ。日本でいうとヤンマー・ディーゼルみたいなものですね。

 

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そしてもう一つの怪物企業。それがプロクター・アンド・ギャンブル社(The Procter & Gamble Company)。いわゆるP&Gですね。洗剤とかおむつとか、そういう一般消費財といわれる業界で、世界最大の企業です。こっちは売上8兆円くらいになる規模です。

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下着メーカーの風雲児、ヴィクトリアズ・シークレットの本社もあります。ここは州都コロンバスに本社を構えています。いつかVSのショーを観てみたいですね。グループ親会社のエル・ブランド(=L.brands)(本社:オハイオ州コロンバス)は総額1.2兆円ほどの売上をもち、その中にあるビクトリアズ・シークレットは6000億を超える売上規模をもつ稼ぎ頭です。

 

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あと、チェーン店のウェンディーズ。ここもオハイオ州がスタートの地。今でも本社はここオハイオ州ダブリン市にあります。ここコロンバス市にハンバーガーショップ1号店を出したのが歴史の始まりです。ちなみにウェンディーは創業者デイブ・トーマスの娘メリンダのことらしいです。

 

さて次からは、州内最大の都市圏クリーブランドを紹介します。
 

 

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クリーブランドの特徴と情報

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オハイオ州の州都はコロンバスですが、最大の賑わいをみせているのは、クリーブランドを中心とするクリーブランド都市圏です。市単体では人口40万ですが、広域都市圏で350万を超える規模となります。街の歴史は古く、1796年にコネチカット州の保留地の首都として建設され、重工業の盛んな地域として隆盛を極めてきました。

 

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街の名前の由来となったのは、モーリス・クリーブランド将軍です。当時、この街はコネチカット州の保留地だったんですね。開発担当になったのが、このクリーブランドさん。彼の銅像は今でも、「Founder of the City 1796」と刻まれて、市民のアイコンにもなっています。

 

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この街は重工業で栄えます。ミネソタで採れた鉄鉱石、そしてアパラチア山脈から採れる石炭。これら2つの積荷を降ろす場所がクリーブランドでした。そのため自動車産業や重工業が加速的に発展していきました。

 

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この街が産んだ成功者が、有名なジョン・D・ロックフェラーです。彼はこのクリーブランドで1870年に企業し、世界の石油王として巨大帝国を築き上げました。彼が作り出したスタンダード・オイル・カンパニーは1911年にアメリカ連邦最高裁判所からの命令で34の会社に分割されます。

 

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1960~1980年は没落都市としての烙印をおされます。重工業で栄えたクリーブランドでしたが、60年代に入った途端に衰退が加速します。中心部から郊外へスプロール現象が起こり、各地で銃撃戦を含む暴動が起こるようになりました。全ては経済格差が原因です。

そしてついに1969年に、街を流れる大きな川であるカヤホガ川から大火災。水面に浮かんでいた産業廃棄物に引火。川にゴミを大量に流すなど、今では考えられないことですね。公害問題が悪化し、経済問題もひどい。世界恐慌以来の債務不履行に陥り、クリーブランドは「The mistake of the lake(湖岸都市の大失敗)」と没落の烙印を押されるようになりました。

 

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1980年から都市再生の道のりを歩みます。どん底の状態だったクリーブランドをなんとか立て直そうと、1980年から9年間、市長を担ったのがジョージ・ヴォイノヴィッチ。後にオハイオ州知事になり、上院議員を2期務めた。79歳でお亡くなりになった人ですが、彼がクリーブランド再建の立役者です。

 

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工業で盛んだったエリー湖周辺に、ロックの殿堂を建設、またクリーブランド・ブラウンズのスタジアムを建設し、文化的なゾーンとして大規模なグランドデザインを構築。荒廃したダウンタウンの再建に大きくテコ入れが始まった。

その後、見事再建に成功し、クリーブランドは「The Comeback City(復活都市)」とも言われるようになりました

 

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エリー湖のそばに建ってるのが、ロックの殿堂です。この街はアメフトの聖地でもあるし、ロックの聖地でもある。なんだか不思議な街のようです。建築の設計をしたのがIMペイ(イオ・ミン・ペイ)。ルーブル美術館のガラスのピラミッドをデザインした人で有名です。 いまの中国(中国共産党の中華人民共和国)になる前の北京の人で、MITとハーバードを卒業した建築家です。

 

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クリーブランドはフットボールの殿堂があることで有名です。カントンという小さな街にあるんですが、厳密にはクリーブランドではないのですが、このカントンまでを含めた都市郡で、ひと括りに語る場合もあります。

 

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一方、全米で有数の治安の悪さをもってます。こういう過去を持つ街で、すっかり元気に元通りかと思いきや、犯罪率は依然と高く治安も悪い。「全米の安全都市ランキング」の常連都市です。上の写真は2014年にFBIが発表した危険都市ランキングです。2020年のリストではクリーブランドは16位に入ってます。(デトロイト、セントルイス、ボルチモア、メンフィスは依然トップ10入り。)

 

クリーブランドのスポーツ

ここには、NHLを除いて、アメフト、バスケ、野球の3つのチームがあります。州都コロンバスのチームも合わせて紹介します。

 

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MLBでは、クリーブランド・インディアンズ。1901年に創設されたアメリカン・リーグ創業のときの最初の8チームの一つです。1920年、1948年の2回ワールドシリーズ優勝した過去があります。最近では2016年にリーグ優勝しています。

モフー酋長のロゴは、ポリコレ問題で2018年から使われなくなりました。現在は左のCマークだけのシンプルデザインになりましたね。

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日本では、とんねるずの石橋貴明が出演した「メジャーリーグ2」のインディアンズとして認知度が高いように思います。

 

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NBAでは、クリーブランド・キャバリアーズです。キャブスとも言われますね。以前まで大スターのレブロン・ジェームズが在籍してたので、とっても有名なチームです。

ブラウンズが長期間低迷しているときは「レブロン・ジェームズをトレードしてこい」とまで言われてました。

 

 

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NHLではコロンバス・ブルージャケッツ。これはクリーブランドのチームじゃないけど、おまけで紹介します。2000年に誕生した若いチームです。

 

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MLSではコロンバス・クルー。これも州都コロンバスのチームですね。1994年創設と、NHLのチームよりも年上なんです。アメリカでサッカーは人気がないなんて、真っ赤な嘘ですよ。

 

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カレッジフットボールでは、オハイオ州立大学バックアイズ。通称OSU。これも州都コロンバスに大学がありますね。コロンバス都市圏ではブラウンズよりも、バッカイズのほうが人気あるだろうなと思います。



さて、つぎはいよいよ、NFLチームであるブラウンズについて紹介します。

 

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ブラウンズは1946年創設と、1999年創設の2つある

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もともとブラウンズは1946年に創設された歴史あるチームです。しかし今のブラウンズは1999年に新設された新しいチームです。まずはこのヤヤコシイ話を簡単にまとめてみます。

①オーナーがボルチモアにブラウンズを動かす
②クリーブランド市民が大反対し名前が使えない
③仕方なく名前をレイブンズに変更
④クリーブランド市民、新生ブラウンズとして再建

とまぁ、実に乱暴にいうとこういう感じです。

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もともとブラウンズは、ポール・ブラウンがHCをしてたチーム。彼の名前をつかってブラウンズとなったそうな。この時は超強豪チームでガンガン勝利してたみたい。ポール・ブラウンはその後HC職を追われ、シンシナティ・ベンガルズを立ち上げます。ベンガルズの現オーナーは、このポール・ブラウンの息子です。

ブラウンズ・ベンガルズ・レイブンズ、曰く付きのチームが同じAFC北地区というのが、また面白いですよね。

この歴史を少し掘り下げた記事を別に書いてありますので、一度読んでみてください。

 

 

1999年新生ブラウンズ以降の戦績は最弱

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こちらウィキペディアのキャプチャ画像ですが、1999年新設から以降、一度も地区優勝したことない。どころか勝ち越し出来たのが、2002年と2007年の2回だけ。1999年にチーム作ってから、今年で21年目。320試合をして、225回負けてる。恐怖の負けチームです。

 

ブラウンズがいまいち乗ってこない理由を箇条書きに考えてみた。

①チームの名前が色って・・・。

②チームロゴがヘルメット?

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③ユニフォームダサイ。チーム名だから仕方ないけどさ。

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④マスコットキャラが浸透してなさすぎる。

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●犬とも熊ともつかない正体不明の動物。
●特別かわいくない。
●ネットで調べても名前がでてこない。

⑤チアリーダーがいないんだよなー

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上はブラウンズ・チアガールで検索した結果。

⑥チケット売れなくてブラックアウト(放送停止)ありますから。

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⑦負け方が激しすぎる

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2015年シーズン3勝13敗(ちょっと勝てた)
2016年シーズン1勝15敗(あわやフルボッコ)
2017年シーズン0勝16敗(逆パーフェクト)
過去3年間で勝利が4回だけ。

勝ったことが大ニュースになるNFLチームはブラウンズだけ。
・・・・何度もいいますが、この20年間で勝ち越したシーズンは2007年と2002年だけ 

本拠地スタジアムは、ファーストエナジー・スタジアム

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ファースト・エナジースタジアムはエリー湖のそばに立ってます。写真でいうスタジアムの左側(東側)にロックの殿堂があります。このスタジアムは1997年に着工して1999年に竣工しています。

 

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こっちは昔使ってたスタジアム。クリーブランド・スタジアム、またはレイクサイド・スタジアムなどと呼ばれていました。1931年に運用開始されてから1996年の取り壊しまで、60年以上使われてきました。グランドのコンディションが悪かったり、夏には蚊がウヨウヨしてたりと、かなりの不人気だったようです。

 

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2013年にネーミングライツを購入したファースト・エナジー社は地元の電力会社。日本でいうと関西電力とか東京電力みたいな会社です。オハイオ州アクロン市に本社を構えている大企業ですね。

 

ヘッドコーチは、ケヴィン・ステファンスキー

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ブラウンズはヘッドコーチが結構変わります。2020年から担当するのが彼、ケヴィン・ステファンスキー(Kevin Stefanski)。2019年までバイキングスでOCを担当していた人で、バランスの取れた組織づくりに定評があるようです。ブラウンズのヘッドコーチはステファンスキーさんで18人目。ぜひとも大きくチームを改革してほしい。

 

O#チーム主力選手

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オフェンスコーディネーターを担当するのは、アレックス・ペルトさん。過去にパッカーズやベンガルズでQBコーチを担当していました。彼自身もQBとして11年NFLに在籍してきた人です。2020年から新HCの元、ブラウンズを指導します。

 

 

QB デショーン・ワトソン(Deshaun Watson)#4

2017年 / 1巡 / 12位 / クレムソン大学
大学時代の2015年にはシーズン全勝。ACCチャンピオンシップでは、NCUと対戦。見事勝利し、大学1位を獲得。NFLではテキサンズに入団後、ルーキー年の2017年から大活躍の姿を見せておりましたが、ゲーム前の練習中に非接触でのACL断裂・・・シーズンエンド。ものすごく優秀ですが頑丈さが心配要素。

そんな彼ですが、テキサンズとは離縁状態。女性への姦淫事件により集団訴訟状態です。そんな火中の栗を拾ったのがブラウンズ。2022年、彼の姿を見れるか分かりませんが、楽しみにしてます。

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RB ニック・チャブ(Nick Chubb)#31

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2018年 / 2巡 / 35位 / ジョージア大学
かつて、2018年の途中まではカルロス・ハイドをRBにおいてましたが、若いメンバーにリプレース。180cm100kgのちょうどいいサイズのRB。名門ジョージア大学では1年生ながらSECのオールスター選手に選ばれ、四年生のときにSECチャンピオンを経験している。NEから1巡32位指名されたソニー・ミッチェル(#1)と彼の(#27)二人がジョージア大学のダブルエースRBを務めていた。
おじいさんのヘンリー・チャッブはジョージアに黒人による自立都市街区を形成。後にチャブタウンと命名されてる。一族みながアメフト一家でブロンコスが2018年に1巡指名したLBブラッドリー・チャッブは従兄弟。

RBカリーム・ハント(Kareem Hunt)#27

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2017年 / 3巡 / 86位 / トレド大学
2017年のラッシング・リーダーであり、2018年シーズンもKCチーフスのハイパーO#の原動力となった人物です。しかし過去の婦女暴行事件が明るみにでて、KCから突如の放出。ブラウンズには2019年から加入。2020年チームの主力選手として活躍して欲しい。

 

 

WRアマリ・クーパー (Amari Cooper)#19

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2015年 / 1巡 / 4位 / アラバマ大学
レイダースのレシーバーとして有名でしたが、2018年シーズン途中にダラスに移籍。2度プロボウルに選ばれてる選手で、カウボーイズでも上手くフィットしてました。2022年からブラウンズに移籍してきます。O#の中心人物になるのは間違いない。

TE デビッド・ンジョク(David Njoke)#85

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2017年 / 1巡 / 29位 / マイアミ大学
ンジョクはいいTEです。2017年の3人目の1巡指名選手。マイアミ・ハリケーンズ時代に輪をかけていいプレイを連発してくれる長身巨大のTE。速さもありキャッチもあり、当たり負けしない強さもある。KCのトラビス・ケルシーみたいな選手に育ってくれることを祈っています。

ブラウンズでは4年経過、通算TDは11本。総獲得は1,279yds(シーズン平均で320yds)なので、主力レシーバーという感じの使い方はちょっと少ないけど、レッドゾーンでは目立つタイプですね。

TE オースティン・フーパー(Austin Hooper)#81

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2016年 / 3巡 / 81位 / スタンフォード大学
18シーズンでプロボウルに選出されてます。660ydsのレシーブを記録しており、ターゲットとしても注意を要する選手です。キャッチ率が80%を超えている安定感もいい。193cm115kgで40ydsが4.7sという疾さはLBにとってもタフな相手です。

2020年に4年$42Mでブラウンズに移籍が決定。デビッド・ンジョクとのスターター争いが過激になりそうですね。20シーズンは435ydsゲイン4TDの活躍。今の所彼がスターターでしょう。

ハリソン・ブライアント(Harrison Bryant)#88

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2020年 / 4巡 / 115位 / フロリダアトランティック大学
FAUオウルズ出身のTE。2020年のルーキー年にも2TDの活躍を見せてる。12月にはコロナウイルスに感染して戦線離脱したものの、安定したプレイをしてくれるラインマンとしての使い方で、堅実さが目立つ。

LT ジャドリック・ウィルスJr (Jadrick Wills Jr)#71

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2020年 / 1巡 / 10位 / アラバマ大学
ケンタッキー州レキシントンの人。名門アラバマ大学でOTとして活躍し2020年ドラフトで見事1巡指名。新生ブラウンズの重要なポジションを担当する人物です。

LG ジョエル・ビトニオ(Joel Bitonio)  #75

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2014年 / 2巡 / 35位 / ネバダ大学
キャリア7年目の選手です。2014年ドラフトでブラウンズから35位指名を受けてから、ずっとブラウンズと長期定着しています。15シーズン、16シーズンと怪我か故障かで半分も試合でてないにも関わらず、6年61Mドルという大型契約を結んでいます。

C イーサン・ポシック(Ethan Pocic)#77

2017年 / 2巡 / 58位 / LSU
2022年にシーホークスからブラウンズへ移籍。さてどっちがスターターとなるやら。

C ニック・ハリス(Nick Harris)#52

2020 / 5巡 / 160位 / ワシントン大学
カリフォルニア州サンタアナ生まれの人。大学時代はオールスター選手に2回選ばれてるほど優秀です。JCトレッターが引退したので

 

RG ワイアット・テラー(Wyatt Teller)#77

2018年 / 5巡 / 166位 / バージニア工科大学
ビルズでデビューして2019年にブラウンズと4年契約。$2.7Mと破格の安さ。今後正式なスターターとして期待が高まります。契約が残ってるのが2021年シーズンで最後なんで、まぁ彼も結果出せたらってとこ。

RT ジャック・コンクリン(Jack Conklin)#78

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2016年 / 1巡 / 8位 / ミシガン州立大学
タイタンズではテイラー・ルワンと並びタックルを努めていた1巡指名選手。デリック・ヘンリーのラン攻撃のホールを作ってきた重要人物ですね。2020年からクリーブランド・ブラウンズに移籍。彼の加入により、ベイカー・メイフィールドも実力を最大限発揮できそうです。最高の選手ですね。

 

 

 

 

ディフェンスチーム主力選手 

 

DEマイルズ・ギャレット(Myles Garett)#95

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2017年 / 1巡 / 1位 / テキサスA&M大学

ブラウンズ二人目の全体1位指名。彼のカレッジ時代のプレイを観ていると本当に恐怖。タンパベイ・バッカニアーズのジェラルド・マッコイ、ヒューストン・テキサンズのジェドベオン・クローニーを足したような恐ろしさをもってます。

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 しかし、2019年の試合で最悪の大乱闘をしてしまった。無期限の試合出場禁止をリーグから言い渡され、かなり批判を浴びていた。2020年からまた再始動。心はホットに、頭はクールに。そうなれば最強の選手です。

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DE ジャドベオン・クローニー(Jadeveon Clowney)#90

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2014年 / 1巡 / 1位 / サウス・カロライナ大学
テキサンズ時代もシーホークス時代も暴れん坊だった選手。抜群の身体能力と野生の獰猛さを兼ね備えたエッジラッシャーです。なんとRBに後ろから追いつくくらいの脚をもってます。シーホークス→タイタンズを経て、2021年からは何とブラウンズに仲間入り。これでDLに新旧二人の全体1位指名がセットするというとんでもない布陣ができました。 

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DT ジョーダン・エリオット(Jordan Elliott)#96

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2020年 / 3巡 / 88位 / ミズーリ大学
テキサスの最大都市ヒューストン生まれの選手。高校も地元から近くのオースティンに進学して、大学は内陸部のミズーリ大学からオファーを受けて進学。40ydsを5.03s、身長193cm体重137kgのパワースピード両方タイプ。J. (@BIGJ5K) | Twitter

DT ターバン・ブライアント#90

2018 / 1巡 / 29位 / フロリダ大学

ジャガーズからFAで転籍してきた選手。1巡指名なのですごく優秀なはずですが、この五年間あまり名前を聞かなかったですね。ブラウンズとの契約金額も1年$4Mだけとかなり寂しい。

DT トミー・トギアイ(Tommy Togiai)#93 

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2021年 / 4巡 / 132位 / OSU
内陸部のアイダホ州出身という、ちょっと珍しい人。でも大学は名門OSU。ちょうど彼が大学生のときOSUは全米チャンピオンシップだったけど、コロナウイルスのプロトコール入りしてたので、ゲームに参加できず残念な思いを味わってます。プロでどんなゲームを見せてくれるか興味ありますね。

WLB ジャレミー・オウス・コラモウ(Jeremiah Owusu-Koramoah)#28

2021 / 2巡 / 52位 / ノートルダム大学

ノートルダム大学の優秀なラインバッカー。ブラウンズでは彼を中盤で使う。エッジラッシャーとして、ユーティリティに使う感じ。ガーナにルーツをもつ人物。お兄さんが2022年に自宅の火災で死亡し、犯人は放火と殺人の罪で逮捕されてます。

LB シオネ・タキタキ(Sione Takitaki)#44

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2019 / 3巡 / 80位 / ブリガム・ヤング大学
40ydsを4.63sで走り抜ける高速ラインバッカーのタキタキ。名前からもわかるように、ポリネシア系トンガの移民。生まれはカリフォルニア州です。彼は7人兄弟の末っ子で、彼が14歳のころお父さんを亡くしてます。キリスト教会の援助を受けて育ったので、ブリガム・ヤング大学に進学したようです。きっと敬虔な信仰心をお持ちなんでしょうね。

ちなみにBYUのモルモン教は避妊が禁止されてるので、大家族になる傾向があります。彼の家もそうなのかも知れないですね。

LB アンソニー・ウォーカー(ANTHONY WALKER JR.)#4

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2017年 / 5巡 / 161位 / ノースウェスタン大学
かつてはコルツでプレイしてきた選手。FAになりブラウンズへ。彼もタキタキ同様に脚の速いラインバッカーで、広範囲にエリアをカバーできる人です。コルツではLBレオナルドの影に隠れた感じであまり目立ってなかったけど、ブラウンズでの活躍には期待したい。

LB ジェイコブ・フィリップス(Jacob Phillips)#50

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2020年 / 3巡 / 97位 / LSU
全米優勝したシーズンのLSUのスターターLBだった選手。ベンガルズのQBジョー・バロウと同期同級生ですね。ご出身は音楽の街、テネシー州ナッシュビル。ブラウンズLB陣では一番指名巡は早いほうですが、あまり関係ないですね。3人ともタイプが似てるように思います。


CBデンゼル・ワード(Denzel Ward)#21

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2018年 / 1巡 / 4位 / オハイオ州立大学

現在NFLでCBのトップ5をあげるなら、間違いなくリストアップされる選手。2018年ドラフトでも最上位指名を受けたDBです。ブラウンズのエースCBであることは言うまでもありません。将来トップ100人に選ばれる選手になること間違いなし。イケメンだしファンも多そう。

CB グレッグ・ニューサム二世(Greg Newsome)#22

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2021 / 1巡 / ノースウェスタン大学
ブラウンズが今回ドラフトで最初に指名した期待のCBです。大学時代には、Big10オールスター。スタッツは平凡だけど、シャットダウンコーナーがゆえに、彼のところにボールが飛んでこないから。デンゼル・ワードと二人で超豪華なCB体制です。

CB グリーディ・ウィリアムズ(Greedy Williams)#26

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2019年 / 2巡 / 46位 / LSU
スティーラーズと対戦したとき、WRのジュジュスミスにヘルメットアタックをしたのが印象的です。脚が速く身体的能力は高いのですが、あのゲームでは集中力を欠いていたように思います。厳しい指導者のもと磨かれると素晴らしい選手になると思います。

FS グラント・デルピット(Grant Delpit)#22

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2020年 / 2巡 / 44位 / LSU
ニューオーリンズの出身で、O#のランドリーや、ベッカムの
後輩になるLSU出身。40yds走でなんと4.39sの俊足の持ち主。かなりの広範囲をカバーできるバックスになるだろうと思います。

FS ジョン・ジョンソン三世(John JohnsonⅢ)#43

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2017/3巡/ 91位/ ボストン
ラムズから移籍してきたセーフティ。弾丸タックルが持ち味で、ラムズではスターターとして活躍してました。トータルで119タックル。ジョンソンはラインバッカーよりの仕事もできる。柔軟に変化するD#チームが見られそうです。

SS ルーニー・ハリソン(Ronnie Harrison)#36

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2018/ 3巡 / 93位 /アラバマ大
ジャガーズからの移籍組です。ジャガーズでは2年目でスターターでした。ブラウンズではどのような起用のされかたをするのでしょうね。

 

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