2004 / Round1 / Pick4 / NCステート大学
言わずと知れたチャージャーズのQBです。変な投げ方をすることと、変な顔することで有名。
1981年の生まれの38歳。NFLデビューは4位指名権を持っていたNYジャイアンツでしたが、ドラフト成立後にサンディエゴに速攻トレードされるという異例の出来事があったことでも有名な選手です。
また現在連続出場記録を更新している唯一のQBとしても覚えておいてほしい。
リバースまとめ
①リバースと言えばチャージャーズ
②チャージャーズと言えばリバース
③投げ方が変
④顔が変
⑤連続出場歴代4位(更新中)
⑥異例のドラフトトレードの人物
ということで、リバースを紹介します。
フィリップ・リバースの変顔集
どんだけ変な顔をしてるか集めてみました。一生懸命プレイしているんだけど、変な顔で映ることが多いwww 本人真面目なんですよ。周りが茶化しているだけで。
リバースの投げ方が変
なんか分かりますかね。ロジャーズ、マニング、ブレイディ、三者三様とはいいながらも、肘を前に出して、高い位置からリリースしてますね。腕は上から下に振るような縦振りです。
しかしリバースはボールの位置を目線と同等くらいで、肘の位置がかなり低い。腕は結果横降りのような形になってます。ここまで身体の中心軸からボールを離して投げるQBはいないですね。実に珍しいです。
連続出場記録保持者(歴代4位)
「NFLの連続出場QBリスト」を見てもらえるとわかりますが、リバースは歴代4位。現役QBで2位を走っていたNYジャイアンツのQBイーライ・マニングは、昨シーズンで連続出場記録が切れました(そのせいでHCは首になりましたが)。
ですので、現在192試合連続出場しているリバースが、今後マニングの記録を抜いてくるかも知れないです。「イーライお疲れさん、次は僕の番やで、フッフッフッフ」って聞こえてきそうですね。
異例のドラフトトレード
2004年ドラフトをウィキペディアで調べてみると、違和感があります。(「2004年NFLドラフト」)
全体1位指名権をもっていたのはサンディエゴ・チャージャーズ。イーライ・マニングを指名してます。かたやリバースは、NYジャイアンツから4位で指名を受けてます。
そしたら、イーライのほうが「弱小チームでプレイすんのヤダ。」と駄々こねだして、ジャイアンツ側が「そしたら、うちが取ったリバースと交換してよ」と話を持ちかけだすんですね。
今でもそうですが、リバースよりもマニングのほうがブランド力もあるし、スター性もあるし、なによりタイトルホルダー、勝ち星も多い。カレッジでの評価もマニングのほうが高く、当然チャージャーズは全体1位で獲得したQBを離したくはありません。
そこでジャイアンツが提示したのは、「①リバース+②2004年の3巡指名権+③2005年の1巡指名権+④2005年5巡指名権」という4点セット。結果チャージャーズは、トレードを決意します。
と、ここまでの流れがドラフト終了後のたった1時間でなされてます。兵は拙速を尊ぶといいますが、このスピード感が素晴らしいですね。しかし、戦力均衡を図るのが趣旨のNFLドラフトで、個人のわがままを通したイーライには秩序を乱したとして、メディアからたくさんの批判の声が浴びせられました。またそれに応じたジャイアンツにも。
リバースの戦績
2004年にチャージャーズのQBとしてスタートしますが、ゲームに出れたのは2年後の2006年シーズンからでした。
06年 14勝2敗 地区優勝 ディビジョナル・プレイオフ敗退
07年 11勝5敗 地区優勝 カンファレンス・チャンピオン敗退
08年 8勝8敗 地区優勝 ディビジョナル・プレイオフ敗退
09年 13勝3敗 地区優勝 ディビジョナル・プレイオフ敗退
その後は地区優勝は無く、2位を行ったりきたり。もう少し!っていう感じのチームなんですよね。チャージャーズは。
契約金額
さて、そんなリバースの現在の契約金額は、4年で$83.250m。91億円の高額ディールはさすがフランチャイズQBですね。最近は地区優勝できない、プレイオフに出れてない。それでもリバースと一蓮托生というチームの心、嫌いじゃないですよ。彼が引退するまでMr.チャージャーズでやってほしい!