グリーンベイ・パッカーズのQB、スターのアーロン・ロジャーズが、通算400本のパスを実現した史上7人目の選手になりました。
今回は、そんな事を記事にまとめてみます。
NFLが日本でもっと浸透しますように。
400本超えのタッチダウンパスは史上7人目
400本のタッチダウンを記録したのは、第13週のイーグルス戦。第3Qの残り7分あたりでしたね。
Aaron Rodgers 400th Career Touchdown
記念すべき400本目は、WRデバンテ・アダムスへの9ydsのショートパス。レシーブしたあと、アダムスの足で#24のコリー・グラハム(S)を躱し、エンドゾーンにイン。アダムスは本当に何でもできるな。
パッカーズのエースレシーバーとして活躍するダバンテ・アダムスは、両膝をついて、QBロジャーズに400本目のタッチダウンパスとなったボールを捧げました。この光景。ロジャーズへの愛情と敬意、そしてユーモアと友情が混じって、とても素敵だと思いました。
400本のTDパスを記録したのが、通算193ゲーム目。これはパッカーズのチームレコードとなる速さ。なおかつ、NFLの歴史上でも最速の記録となりました。
かつて最速記録だったのが、ドリュー・ブリーズの205ゲーム目の400本。これに10ゲーム以上早い記録になります。
なおかつ、ロジャーズは、100本以下のインターセプトで400本のTDをあげた史上初の選手になりました。彼の記録は現在88インターセプト。これはNFL史上、141位の記録。ダン・マリーノも、ドリュー・ブリーズも、フィリップ・リバースも、200本のインターセプトを記録しています。
それらと比較すると、88本のインターセプトは本当に少ない。ロジャーズのパスは精度が高く、やぶれかぶれな強引なプレイがないと言えるでしょう。
彼よりも記録が多いQB6名をご紹介します。
第6位 413本!フィリップ・リバース
チャージャーズで2004年にデビュー。2019年までほぼ毎試合スターターとして出場。現在224ゲーム連続出場中で、現役選手としての記録は1位。NFL史上でも5位となり、怪我しないタフさをもってる名選手です。
第5位 420本!ダン・マリーノ
名将ドン・シュラとともに、ドルフィンズ旋風を巻き起こしたスターQB。ブレット・ファーブ、ジョン・エルウェイらと、1980~1990年代NFLの時代をつくりました。
1983年デビュー、1999年引退。現役生活17年、プロボウル9回オールプロ3回のアスリートでした。デビュー2年目の1984年シーズンに、第19回スーパーボウルに出場。若きスターの登場に注目が集まりましたが、惜しくもジョー・モンタナの49ERSに敗北。
第4位 508本!ブレット・ファーブ
1991年にデビューし、2000年に引退。20年もQBとしてスターターで出場。デビュー2年目の第3週から、引退する年の12月までの297ゲームを連続出場し続けた鉄人中の鉄人。この記録を更新できる現役で最も近いのは、コルツのQBリバースだけど、彼でも231ゲーム。まだ66ゲーム(4年と少し)あります。
ファーブのスゴイのは、508本のタッチダウンパスと同じく、336本のインターセプトというNFL史上最多の記録をもってることです。そこまでターンオーバーさせておいて、それでも得点して勝利している。これは観客は熱狂したと思います。むちゃくちゃ面白い試合です。そんでずーっとゲームに出続けてる。マジでスゴイ人って思います。
第3位 539本!ペイトン・マニング
いわずとしれた天才マニング家の長男。コルツでスーパーボウルを優勝し、移籍先のブロンコスでもスーパーボウルを優勝。2チームでリングを獲得したQBはNFL史上、ペイトン・マニングしかいません。オーディブル(QBが独自でプレイをアドリブで変更する)が上手で、敵の弱点を見極める観察眼が鋭い。
14回プロボウルに選ばれ、7回オールプロに選ばれた名選手。トム・ブレイディがでるまでは彼が史上最高のQBと言われています。2015年にスーパーボウルを優勝したのを最後に引退。今はNFLには解説者として関わり、テレビCMに出たりして露出しています。
第2位 565本!ドリュー・ブリーズ
セインツ一筋の人。かと思いきや、もともとはチャージャーズの選手。しかし彼がセインツに来てから、チームの存在感はガラリと変わりました。スーパーボウルを優勝。ブリーズのパス精度は史上QBの中でもトップクラス。現在でもその実力が陰ることがなく、見事なプレイぶりです。
第1位 569本!トム・ブレイディ
そうですね。やはりトム・ブレイディです。569本のTDsで現役生活は21年目。キャリアの年数でいうとブレット・ファーブと同じですが、やはり精度が高いのでしょう。素晴らしい、本当に偉大な選手だと思います。まだもう少し彼のプレイが見れるのが、ありがたいですよね。
まとめ
こうしてみると、上位7名のうちの4名が現役のQB。これはなんとも幸せな時代だと言えますね。ブレイディも、ブリーズも、リバースも、そしてロジャーズも、もう引退が近い選手です。
この4人が現役でプレイしているのは本当に貴重。残りの試合もしっかり観戦させてもらいたいと思います。ガンバレー!アーロン・ロジャーズ!
Go! Pack Go!