2001 / 2巡 / 32位 / パデュー大学
アメリカの歴史上最も多くのパスを投げている選手。2018年シーズンにペイトン・マニングの持つ記録を塗り替え、史上最高のタイトルを取得。
彼のすごいのは、身長が183cmしかないこと。日本の大学アメフトでも身長180cm未満だとQBになれないって言われるのがQBの現実。トップリーグのNFLならOL,DLともに2mを超える選手ばかり。低身長というハンディは大きすぎるはず。
その環境の中で、大記録を作り上げたブリーズはまさに偉人。コントロールの精度。ターゲットの切り替えの判断、視野の広さ、戦術の理解度、敵の弱点を見る洞察力。そうしたインサイトも含めた能力の高さが彼の凄さです。
18シーズンハイライト
昨シーズンのセインツは13勝3敗。ブリーズが13勝2敗と地区優勝を決定して、最後の1試合だけを、バックアップにテディ・ブリッジウォーターにまかせている。見事地区優勝を果たし、今年こそスーパーボウル候補と噂されていたところでした。
ディビジョナルプレイオフでは、ワイルドカードで勝ち上がってきたイーグルスを20-14で見事粉砕。いよいよスーパーボウルまで王手。ニューオーリンズのファンは、沸き立ちました。
しかし、カンファレンス・チャンピオンシップでラムズに23-26で敗北。ラムズは史上最年少HCショーン・マクベイと若手QBジャレッド・ゴフ。最終第4Qで6点リードしていたが、ラムズのKグレッグ・ズーラインに2本FGを決められ同点、オーバータイム突入。ズーラインのFGでOTに敗北でした。
このチャンピオンシップは、禍根を残す展開でした。詳しくはこちらの記事を参考ください。
キャリアを通して
もとはサンディエゴ・チャージャーズのQBとしてドラフトされた選手でした。5年目のときにセインツに移籍し、そこからフランチャイズQBとして定着。
2009年シーズンに勝ち上がり、第44回スーパーボウルを優勝。ハリケーン・カトリーナで壊滅状態にあったニューオーリンズに、最高の感動が起こりました。
その後も毎年最高の成績を残し、「セインツ=ブリーズO#」という構図がチームのキャラクターになっております。
ブリーズってこんな人だよ
ブリーズはやっぱりスゴイ選手なので、試合もついつい見ちゃいます。土壇場でひっくり返すような展開も多いので、セインツの試合はとてもエキサイティングです。
【ブリーズ関係でこんな記事も書いてます】
Drew Brees from 35 yards 🎯
— PFF (@PFF) August 13, 2019
Baylen Brees from 20 yards 🎯
(via @Saints) pic.twitter.com/R8N9S2sF0K
あのときの子供がこんなに大きくなってるよ。素敵だなぁ。虎の子は虎ってやつ。彼もフットボールで頑張ってほしいな。
4人の子供に恵まれ幸せそうなパパブリーズ
スーパーボウル優勝しようが、優しいパパって姿が変わらない。ブリーズのこういうところが、たまらなくいいんだよね。
彼のインスタには子どもたちと過ごす姿がたくさん。中でもこの投稿はさすがブリーズだなと。遊びそのものが英才教育になるなんて、やっぱり環境って大事だよねって思う。