ついにドリュー・ブリーズが引退を表明しました。
これには、日本NFLサイトも、読み応えのある記事を書いていて、彼が各方面から愛されていたことを染み染みと感じました。
ブリーズの功績については公式サイトを御覧ください。とてもよくまとまってます。さすが素晴らしい。
今回の記事ではブリーズがどんな人だったのか。後ほど振り替えれるよう、簡単なアーカイブを作ってみたいと思います。
NFLが日本でもっと浸透しますように。それではどうぞ。
NFL超入門で書いたブリーズ記事まとめ
こちらはNFL選手が選ぶトップ100人という企画で2位に選ばれた時にまとめたものです。彼のことを詳しく知るにはやはりプレイを見るのが最適ですが、予備知識として使ってもらえたらと思います。
ブリーズといえば歴代最高のパス記録をもつ男です。その一つだけで彼の凄さは十分に表現できる思います。この記事でどれくらいそれがスゴイのかを調べました。腰抜かしました。
こちらは宝石詐欺にあった時の話です。すんごいプレイヤーなんですけど、こんなマヌケな一面もあるということです。
セインツの公式Twitterから
You came to us at our lowest point.
— New Orleans Saints (@Saints) March 14, 2021
You led us to our highest.
You represented our state, city, and team with incredible professionalism, class, and toughness.
We are forever grateful for the immeasurable impact you and your family had on this city. #ThankYouDrew pic.twitter.com/HljWp4NG2K
ブリーズは15年間、セインツでプレイしてきました。かつてセインツは弱小チームでプレイオフどころか地区優勝すらしたことが無かった。そして移籍の始めに起こったのがハリケーン、カトリーナでした。ニューオーリオンズの町は壊滅状態。
その意気消沈した状態にブリーズがチームを牽引して、スーパーボウル優勝というビッグプレゼントを持ってきてくれた。その出来事がどれだけ地域を活気づけたか想像に固くない。
その功績に感謝と尊敬とたくさんの愛情が込められていますね。ラブブリーズ。
Photos throughout @DrewBrees' legendary career ⚜️
— New Orleans Saints (@Saints) March 14, 2021
📸: https://t.co/U5LOus12dg#ThankYouDrew pic.twitter.com/4xDyFgOK0L
こちらはブリーズを象徴する4枚の写真が掲載されてます。スーパーボウルを優勝した男、ファンを大事にする男、家族を大事にする男、チームメンバーを引っ張るリーダーシップをもつ男。どの面でもブリーズは模範となる生き方をした人です。
母校パデュー大学からの公式Twitter
Congratulations on an outstanding football career. We’re proud to have you in our Boilermaker family! 💛🖤
— Purdue Football (@BoilerFootball) March 14, 2021
Enjoy your time with Brittany, Rylen, Bowen, Baylen and Callen.#BoilerUp 🚂 / #ThankYouDrew 👏 pic.twitter.com/PAGvDZhoaT
彼の母校はインディアナ州(コルツの本拠地)にあるパデュー大学。奇しくもセインツと同じくゴールド&ブラックをモチーフとしたチームです。大学からは「彼ほどこのカラーリングを象徴する人物はいないでしょう」というようなメッセージ。まさにパデュー大学を代表する卒業生です。
満身創痍の中でも投げ続けた、戦い続けた男
彼は何も、恵まれた才能だけでプレイしたわけではありません。努力に努力を重ねて齧り付きながらフィールドに立ち続けたんです。その証拠が、引退するときの怪我の状況です。
こちらの記事にまとまってます。肋骨骨折11本、小円筋(Rotator cuff)断裂、脚筋膜裂傷、肺の虚脱(肋骨が刺さり穴が空き、本来の状態まで膨らまない)というようなひどい状況でもポストシーズンを投げました。
「ドリュー・ブリーズは決して諦めない努力の人だ。」ということが、このコトからも分かります。
まとめ
一人のスターの引退は、NFL選手が一人引退した、と同義ではありません。フィールドに立った瞬間にボールを持った瞬間に、空気の温度が変わるような選手はそうはいません。そして普段の振る舞いから、国中に元気を届けられるような人もそうはいません。
ブリーズの存在は本当に大きなことなんです。それはセインツにとっても。ニューオーリンズにとっても、NFLにとっても、アメリカにとっても。
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これから42歳。ブリーズジュニア達と一緒にフットボールの話をするんだろうと思います。人生はまだまだこれから。ブリーズの人格ならばどこにいっても成功すること間違いなしです。素晴らしいフットボール選手を育成してほしいですし、素晴らしい地域活性を実現してほしいと思います。