さて、前回の「AFCワイルドカード結果速報」に続きまして、1月10日と11日の両日に行われましたNFCでのワイルドカードについて簡単にまとめますね。
それにしても。良いですね。プレーオフ。やっぱりレギュラーシーズンでの盛り上がりと違うわね。良い感じです。ではどうぞ!
NFLが日本でもっと浸透しますように。
- NFC ワシントンを下したバッカニアーズ!
- NFC セインツ、ベアーズをボコる。
- NFC ラムズがシーホークスを食う
- ディビジョナルラウンド バッカニアーズvsセインツ
- ディビジョナルラウンド ラムズvsパッカーズ
NFC ワシントンを下したバッカニアーズ!
これはもう予想通り順当な結果でしたね。スコアは31-23って感じでしっかり1TD差をつけての勝利でした。
立ち上がりは最高だったバッカニアーズでしたが、途中はダルになり、2点差まで追いつかれてました。「おお、これはワシントンが勝利する道もあるんじゃない?」と思ってましたが、うまく行かず。
アントニオ・ブラウンとトム・ブレイディの初TDパスも見られましたね。これはABファンは結構嬉しい姿でした。レギュラーシーズンでも4回のTDレシーブをしていますが、やはりプレーオフでの得点は格別なものがあります。
Brady finds Antonio Brown for an early TD.
— Bleacher Report (@BleacherReport) January 10, 2021
(via @NFLBrasil)pic.twitter.com/g9HDvVo5oN
手綱を緩めず、横綱相撲をしたQBトム・ブレイディ。バッカニアーズが順当に準決勝に進出です。
NFC セインツ、ベアーズをボコる。
どうせセインツが勝つでしょう?という予想でしたが、ここまでボロボロになるなんて。スコアは9-21でした。
しかし、ベアーズは第4Qの残り6分までは、フィールドゴール3点しか入れられない。完封負けといってもおかしくない内容でした。「試合中にHCのマット・ナギーを解雇しろ!」なんていうメッセージもTwitterで流れたくらい。ベアーズファンにとっては、辛いゲーム展開でしたね。
さて、セインツ。肋骨骨折してたブリーズは十二分にプレイしてくれました。RBのアルビン・カマラも出場しており、コロナIRはしなくて済んだようです。マルチ選手のテイサム・ヒルもバリバリ活躍しており、ディジョナルラウンドでもこの3人が機能するでしょう。楽しみですね。
NFC ラムズがシーホークスを食う
西地区の同地区ライバル対決となったラムズvsシーホークス。下馬評ではシーホークスが有利と見られましたが、・・・・!なんとラムズが勝利!!!!
ラムズは、控えQBジョン・ウルフォードが先発。しかし試合途中に首を負傷する怪我を負い、ゲームから離脱。
バックアップのバックアップを担当したのが、正QBのジャレッド・ゴフでした。彼は親指の怪我のため、1つ前の試合を欠場しており、パフォーマンスに不安が残りましたが、無事にプレイしてくれました。
シーホークスのオフェンスチームは、ラムズのD#にコテンパンにやられました。その中心となったのが、やはりDTアーロン・ドナルドです。さしものQBラッセル・ウィルソンも、ドナルドに破壊されたスクリメージラインでは、本来の能力を発揮できませんでした。
うーん。やっぱりレギュラーシーズンの後半から、調子が悪くなってきたチームって、プレーオフでもあまり実力発揮できないものですね。なんかメットカーフと、ウィルソンらの仲が悪そうな感じも結構気になりましたね。
というわけで、ラムズがいろんな予想を覆し、見事に準決勝進出。今年のプレーオフはワイルドカードが地区優勝チームを倒していくという、面白い展開がたくさんです。
ディビジョナルラウンド バッカニアーズvsセインツ
いやー夢のカードが実現ですね。ブレイディは1977年生まれの43歳。ブリーズは1979年生まれの42歳。どちらもものすごい記録の持ち主。どちらも精密機械のようなパスを投げます。ベテランぽくない熱さをもってる二人の対決はめちゃくちゃ楽しみです。
バッカニアーズには、TEグロンコウスキ、WRにはマイク・エバンス、ゴドウェル、アントニオ・ブラウン、そしてRBにはレオナルド・フォーネット。そして何と言ってもQBトム・ブレイディ。これらの花形選手のタレント揃いです。
しかし、総合力ではセインツかと。バッカニアーズはタレント揃いですが、みな急ごしらえの寄せ集めチーム。かたやセインツはブリーズを軸にし、数々のスター選手はチーム歴が長い。ペイトンHCのDNAみたいなものが組織に浸透してますので、接戦になればなるほど強いかと。
彼ら二人が激突するのが、すごく楽しみですね。見応えあります!
ディビジョナルラウンド ラムズvsパッカーズ
パッカーズは魔法使いのアーロン・ロジャーズが、NFC1位でラムズを迎え撃ちます。これは正直ラムズは厳しいかも知れないですね。
というのは、パッカーズのフィールドは、オレゴン州ウィスコンシン州のグリーンベイ。大都市ミルウォーキーから車で1時間ほど北上した、非常に非常に寒いエリアです。ラムズはいつも温かいロサンゼルスを本拠地にしています。この気温差は結構プレイに影響すると思います。
しかし勝負はわかりません。というのは、ロジャーズもウィルソンと同じく冷静なパッサー。ラムズのDTアーロン・ドナルドがシーホークス戦と同じ様に、スクリメージを破壊してきたら、、、、さすがのアーロン・ロジャーズも苦戦するでしょう。
そこで登場するのが、RBのアーロン・ジョーンズ。彼のグラウンドアタックがどれくらい効果出せるかは鍵かと。
ということで、このゲームは、QBアーロン・ロジャーズ、RBアーロン・ジョーンズ、ラムズDTアーロン・ドナルド。この3人のアーロンに注目したいですね。