さて、前回の記事「NFL2021 AFC」に引き続き、今回はNFCの状況をまとめてみたいと思います。今年はというと、実はあまり予想外の展開はなく、順当に来たなーーという印象の1年でしたね。
では、詳しく見てみましょう!NFLが日本でもっと浸透しますように。
- NFC東 今年はカウボーイズが強い!地区優勝もぎとった。
- NFC北 パッカーズ一強!3年連続地区優勝!
- NFC南 バッカニアーズが地区優勝!
- NFC西 ラムズかカーディナルズか?最後にもつれ込み!
- まとめ
NFC東 今年はカウボーイズが強い!地区優勝もぎとった。
開幕戦こそ負けたものの、今年のカウボーイズは全体的に強かったですね。昨シーズン骨折で離脱したQBプレスコットが完全復活しました。WRアマリ・クーパー、シーディー・ラムらターゲットも充実。
RBではエース、エゼキエル・エリオットに加えて、トニー・ポラートがすごかった。こいつ2019年の4巡指名の選手で、いままであまり注目されてなかったですが、今年の活躍は間違いなくトップクラスでしたね。これからも注目したい選手。
ザック・マーティン、ラエル・コリンズ、コナー・ウィリアムス、タイロン・スミスと、OLもすごいの集まってて、やっぱり強者カウボーイズらしい、ゲームばかりだったんじゃないかな。今でもなんでWeek11にブロンコスに負けちゃったのか信じられん。(デンバーファンの方申し訳ない)
もう一つ注目したいのは、イーグルスです。当初最下位になるかと危ぶまれました。Week9が終わった時、3勝6敗とかなりヤバイ展開でした。そこからWeek10から息を吹き返し、2連勝+3連勝と破竹の勢い。Week12にジャイアンツに負けてますが、9勝7敗でワイルドカード枠を確定させました。
この地区は永年のライバル、カウボーイズ&イーグルスがともにプレイオフ出場を決定。これはポストシーズンが盛り上がりそうです。ぜひともイーグルスvsカウボーイズを見たいものです!
NFC北 パッカーズ一強!3年連続地区優勝!
いやー、強いですね。パッカーズ。以前のHCマイク・マッカーシーの時と全然違う感じがします。現在のHCマット・ラフルールが来たのが、2019年。この3年間での戦績は39-9。圧倒的な化け方です。
これQBロジャーズで戦った48試合を、新旧HCで比較した画像です。うーん、さすがにラフルールはスゴイ。マッカーシーの勝率は、トータルで観ると61%とそう悪くないです。でもラフルールは勝率81%ですからね。これはスゴイわ。あとはスーパーボウルだけです。今年こそ行ってくれ!
それにしても13勝というのはお見事。地区優勝一番のりでしたね。今年はバイキングスも来るかなーと思っていたんですが、もう一つでした。パッカーズが負けたゲームの一つは、バイキングス戦でしたね。
49ers戦(30-28)、カーディナルズ戦(24-21)、レイブンズ戦(31-30)、ブラウンズ戦(24-22)と接戦をものして勝利してきてます。これがいいですよね。シーズン終盤に失速することなく、調子が上がりながら、プレイオフに突入するってのが、また良いと思う。
ロジャーズも本当、昨年は公私ともに色々ありましたけど、終わりよければ全て良しです。プレイオフ勝ち抜いてほしいです!
NFC南 バッカニアーズが地区優勝!
こちらもパッカーズ同様強いです。先程の試合では、アントニオ・ブラウンがゲームを投げだしてしまうなど、紳士的でない姿も見受けられました。いくつかの不安はありながらも、やはりトム・ブレイディという男がいるので、皆の気もちが一つになってます。
オフェンスもディフェンスも集中力とぎれることなく、見応えのあるプレイを連発しています。ブレイディのパスの冴えも衰えしらずと見てよし。NFCでプレイオフを勝ち抜く要素は十分にある。どころか間違いのない優勝候補です。
バッカニアーズに勝利し、ポストシーズンをあがってくるのは、LAラムズのみ。カウボーイズもイーグルスも敗北しています。パッカーズはまだ今シーズン戦ってないですから、プレイオフは楽しみです。
オフェンス力は、リーグ1位(パス1位、ラン27位)。ディフェンスはリーグ14位。どうみても、手堅い感じ。まさかの二年連続スーパーボウルもあるのだろうか。いや、いや、僕は違う予想をしたいです。
NFC西 ラムズかカーディナルズか?最後にもつれ込み!
シーズン開幕あたりから、ずっとこの2チームがデッドヒートしています。置いてけぼりを喰らったシアトル・シーホークスや、サンフランシスコ・49ersには悪いですが、まぁ強いですね。
現在ラムズが12勝と頭一つ抜けています。ラムズは途中、CBジャレン・ラムジーが怪我で抜けるなど、ダメージもありましたが、移籍によりLBボン・ミラーを入れてエッジラッシュを強化。さらに息もつく間もなく、WRオデル・ベッカムを獲得。そこにアーロン・ドナルドもいるし、ラムジー帰ってくるわで。
今年のラムズは銀河系軍団って感じになっちゃいましたね。Week12でパッカーズに惜しくも破れましたが、そこから5連勝。特にライバルのアリゾナ・カーディナルズに勝利できたのは大きかったですね。
さて、アリゾナです。新HCのキングスバレー統治下で、チームは生まれ変わりました。ラムズ12勝とは一つ差がついてまして11勝。テキサンズからJJワットが移籍し、また昨年のWRディアンドレ・ホプキンス、RBはスティーラーズからジェームズ・コナー獲得。素晴らしい変化でしたね。
QBカイラー・マレーのランが上手いこと効いていて、カーディナルズのオフェンスはリーグ8位の記録です。パスは8位、ランが9位という内容ですね。ランがあるがゆえに、中盤の懐が空いたりするんでしょうね。
カーディナルズは、Week11の段階で9勝2敗と圧倒的な状況。しかしその後week14-15-16と三連敗。ライバルのラムズに負けて、コルツに負けて、カウボーイズに負けて。この三連敗は正直つらいところです。これでラムズに逆転サれてしまいまいましたね。
最後のゲーム、カーディナルズvsシーホークス、これに勝ち、ラムズが最後の49ers戦に負けでもしたら、地区優勝はカーディナルズになります。同地区対決でお互い1勝1敗していてイーブン。勝ち星も12勝でイーブン。しかしカーディナルズは敵地で8勝、ラムズは7勝という差が付きます。この逆転パターンの可能性がまだ残っています。
最後のカーディナルズvsシーホークス戦、そしてラムズvs49ers戦。どちらも気合充分です。もし49ersがラムズに勝てば、49ersもワイルドカードでプレイオフ進出。なんと同地区から3チーム出場となります。
まとめ
さぁどうなるでしょうかNFCのプレイオフ。ワイルドカード争いもさることながら、やっぱり優勝候補のパッカーズ、バッカニアーズ、カウボーイズが気になりますね。僕をNFL沼にはめてくれた2016年ディビジョナル・プレイオフの、GB vs DAL戦の再現が今年観られるかも知れない!そう思うとウキウキが止まりません。