さぁ、今年もフォーブス誌から「どのチームが一番資産価値高いか?」のランキングが発表されています。遅ればせながら、当ブログでもそれをまとめてみたいと思います。
このランキングの特徴として、①全スポーツを対象、②オーナーも調査、③買収した年代、④その金額。などが公表されています。
さて、それでは早速どうぞ!NFLが日本でもっと浸透しますように。
- 早速ですが、ランキングはこちら!
- 1位 カウボーイズ(NFL)57億ドル
- 2位 NYヤンキース(MLB)52.5億ドル
- 3位 NYニックス(NBA)50億ドル
- 4位 FCバルセロナ(リーガ)47.6億ドル
- 5位 レアル・マドリード(リーガ)47.5億ドル
- 6位 ゴールデンステート・ウォーリアーズ(NBA)47億ドル
- 7位 ロサンゼルス・レイカース(NBA)46億ドル
- 8位 ニューイングランド・ペイトリオッツ(NFL)44億ドル
- 9位 NYジャイアンツ(NFL)43億ドル
- 10位 バイエルン・ミュンヘン(ブンデスリーガ)42.1億ドル
- まとめ
早速ですが、ランキングはこちら!
ちょっとわかりにくい画像になってますが、上から順番に並べました。あいも変わらず一位はダラス・カウボーイズですね。→にあるビリオンは日本語で10億です。カウボーイズは57億ドル(0.57兆円)となります。
トップ10位の内訳として、NFLチームが3つ、NBAが3つ、サッカーが3つ、MLBが一つということで、アメリカンスポーツが7割を占める形になっています。さすがアメリカですね。やっぱりアメリカの金儲け力は大したものです。
以下からは、各チームごとに詳細をまとめてみます。
1位 カウボーイズ(NFL)57億ドル
オーナーは、ジェリー・ジョーンズですね。テキサス州はダラスに本拠地を構える名門です。「ザ・アメリカズ・チーム」と言われるように、ダラスだけでなくアメリカ全土にファンがいまして、NFLの中でも一番人気があるチームでないでしょうか。
チームの歴史については、こちらの記事をご覧ください。
2位 NYヤンキース(MLB)52.5億ドル
メジャーリーグで一番人気のチーム、ヤンキース。ゴジラ松井や、イチロー選手が在籍してきたことでも有名です。カウボーイズのロゴよりも、ヤンキースのロゴのほうが認知度高いですよね。ニューエラにいくと必ず帽子が売っていまよね。
こちらのオーナーは、スタインブレナ一一族。アイルランド系ドイツ人移民の家です。野球以外にも、不動産やカーレース、競馬などにも手を伸ばしているいわゆる財閥ですね。1973年に買収したそうで、当時の支払額は880万ドルだったそうな。とすると、現在の52億ドルと比較すると爆発してますね。
現在は第3世代に移ろうとしています。二代目のハル社長(右から二人目)が現オーナーで、その後彼の息子か、血族に譲るそうです。素晴らしいこと。
3位 NYニックス(NBA)50億ドル
NBAが第三位ですね。てっきりシカゴ・ブルズとか、LAレイカーズとかだと思いきや、ニックスが一番資産価値が高いとは以外でした。
オーナーになるのは、個人ではなく「マジソン・スクエア・ガーデン・スポーツ」という法人になります。ちなみにこの企業が、ニュヨーク・レンジャーズ(NHL)ももっています。
ここの代表会長がジェームス・ローレンス・ドラン。やりての実業家です。彼が実質ニックスとレンジャーズのオーナーだと言えるでしょう。彼の親戚はクリーブランド・インディアンズ(とんねるず石橋貴明が映画にでたやつ)のオーナーでもあります。
4位 FCバルセロナ(リーガ)47.6億ドル
ご存知、リーガ・エスパニョーラの名門チームですね。資産価値はとても高いと言われますが、実質は経営破綻している状況のようです。選手に支払う年俸も先延ばしにしているようです。
新カンプノウ・スタジアムの設計は、日建設計が受注していますが、さてさてどうなることやら。予定では2022年に着工予定で、2025年に完成予定ということです。資金難とはいえ、これほどの巨大案件はさすがに止められないでしょう。どうなるか楽しみです
こちらは、オーナーシップは個人でなく、クラブメンバーになっています。資産価値は47.6億ドルとカナリのものです。早く赤字経営から浮上してきてほしいところです。なんでそんなに金がかかるんでそう。
5位 レアル・マドリード(リーガ)47.5億ドル
さてもう一つのスペインの名門、銀河系軍団のレアル・マドリーが資産価値47億ドルで世界5位にランキングです。僕が20代のころは、後に監督をするジネディーヌ・ジダンや、フェルナンド・イエロ、ラウル・ゴンザレス、ルイス・フィーゴ、ロベルト・カルロスら、超々スター軍団でした。
こちらもバルサ同様にチームはクラブメンバーが保有する形となっています。マドリッドに住んでいたら、それはそれはサッカーファンになることでしょう。コロナが収まったら行ってみたいですね。
6位 ゴールデンステート・ウォーリアーズ(NBA)47億ドル
さて、アメリカン・スポーツにまた戻ってきました。6位はサンフランシスコに拠点を構えるNBAチーム、ゴールデンステート・ウォーリアーズです。名人ステフォン・カリーが在籍しているチームとしても有名ですね。
別の話題ですが、カリーはノースカロライナの出身で、過去にパンサーズが売却されるときに、オーナーに名乗りをあげたことでも知られています。そのときの記事はこちらにまとめています。
Warioorsのオーナーは二人います。ジョー・ラコブ(写真左)と、ピーター・グーバー(写真中)の両名です。2010年に買収をし、当時4.5億ドルで落札されました。
ジョー・ラコブ(Joe Lacob)は現在65歳。マサチューセッツ州の出身。本業は投資家でクレイナー・ペリカンズというベンチャーキャピタル・ヘッジファンドを経営しています。予想どおり、彼はユタヤ人です。東海岸で生まれていますが、ロサンゼルス西海岸に幼少期引っ越し、事実上はレイカーズのファンとして成長しました。
ピーター・グーバーは79歳と高齢。彼もマサチューセッツ州ボストンの出身のユダヤ人。本業は超有名映画プロデューサーです。もとソニー・ピクチャーズ・エンターテイメントの社長ですね。現在はウォーリアーズだけでなく、MLBのロサンゼルス・ドジャーズのオーナーとしても知られています。
彼が手掛けた映画でも有名なものは、やはりバットマンでしょう。他にはレインマン(うぉ!名作)、スリーピー・ホロウ、スターリンググラード、フラッシュ・ダンス、などがあります。懐かしくて涙がでそう・・・。
7位 ロサンゼルス・レイカース(NBA)46億ドル
昭和53年生まれの僕にとって、NBAのブルズとレイカースはなんだか特別な存在なんですよね。レブロン・ジェームス、ラッセル・ウエストブルックなどが在籍していて、超々かっこいいです。
このチームはもともとミネソタ州ミネアポリスにありました。アメリカ五大湖のひとつスペリオル湖と接しているため、チームの名前がレイカーズとなったわけです。その後、1998年に買収が確定し、大都市ロサンゼルスに引っ越し。なので湖ないけど、LAレイカーズとなってるわけですね。
チームの資産価値は、46億ドル。1998年に買収した金額が2.7億ドルなので約20倍でしょうか。すごい価格の上昇ですね。まぁ売却するわけでないので、どうということはないのでしょうが。
オーナーはバス家です。実権を握っているのは、Bussファミリーのジーニー・バス60歳。彼の父のジェリーが長いこと支配していたんですが、息子(ジム・バス)と娘(ジーニー・バス)に共同代表としてバトンを渡していました。
ですが、兄のジムが妹を役員から外し実権を握ろうという、お家騒動が勃発しました。バッチバチの大喧嘩になった結末はジーニーの大勝利で決着。このドラマで、「おい!あのジーニーって女、マジ強ぇから気をつけようぜ!」という話になったそうな。
その前のオーナーはフィリップ・アンシュッツさん。御年82歳の億万長者で、カンザス州の出身です。エネルギー関係、鉄道関係、不動産、スポーツ、新聞、映画、映画館、アリーナ、音楽など、所有しているビジネスだけで街が完成するほどです。やっていないのんは教育くらいのもの。
カンザス出身で金持ちというと、やっぱりオイル関係。石油の事業で大きく成長しその元金を雪だるま式にあれこれの事業に投資し成長させていった。そんな億万長者のひとりですね。敬虔なカトリック教徒で、慈善事業家としても世界で有名です。
8位 ニューイングランド・ペイトリオッツ(NFL)44億ドル
未だ無敵に近い強さを誇る、NFLの白い巨塔。ペイトリオッツの強さはオーナーとヘッドコーチの息の良さが土台にあるのでしょう。マサチューセッツ州フォックスボロに本拠地をもち、NFLで最もスーパーボウルを勝利してきた歴代最強のチームです。
オーナーは、ロバート・クロフト。地元ボストンで製紙業を営む傍ら、熱狂的なペイトリオッツファンだった彼は、実は当時のチームにスタジアムを賃貸していた不動産主でもありました。家賃を払う代わりに売買を迫ってきた当時のオーナーに、「逆にチームごと俺に売ってくれよ」という大技をしかけたビジネスマンです。
その買収劇があったのが1994年。当時の支払い額が1.7億ドルだったそうです。日本では村山富市内閣、プレイステーションが発売された年です。そこから27年が経過し、現在の資産価値は44億ドル。素晴らしいことですね。
9位 NYジャイアンツ(NFL)43億ドル
こちらもNFLです。ジャイアンツは過去スーパーボウルを二度優勝しているチーム。最近はしばらく低迷しているのですが、強烈なランニングバック、セイクワン・バークリーを擁しており、いつだって爆発しそうなチームです。
NFLの中興の祖ともいえる、名家マーラー一族がオーナーをしております。チーム情報や、オーナーについては、過去にも詳しい記事を書いたので御覧ください。
副社長兼共同オーナーは、映画プロデューサのスティーブ・ティッシュ。フォレスト・ガンプ / 一期一会で有名な方ですね。
10位 バイエルン・ミュンヘン(ブンデスリーガ)42.1億ドル
さて最後の第10位は、ドイツ、ブンデスリーガの代表チーム、バイエルン・ミュンヘンです。資産価値はさすがの42億ドル。オーナーは、こちらも不在、クラブメンバーの共同所有という形です。
現在チームの社長を担当しているのは、なんとびっくり、オリバー・カーンです。日韓合同のワールドカップのときが懐かしいですよね。カーンはさすが頭の鋭さが違うようで、このような大きなビジネスを管理するのも上手なようです。
株式の所有はメンバーシップとなっているわけですが、大きくは、アディダス、アウディ、アリアンツ、このトリプルA社の合計で25%となってます。
まとめ
さぁ、いよいよ仕事にいかなくなっちゃったので、そろそろ止めときます!もっと知りたい方は、こちらのサイトを御覧ください!