NFL超入門!~群雄割拠の32国志演義~

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【NFLとお金】デンバー・ブロンコスがウォルマートに買収されましたね。

先日のニュースで、デンバー・ブロンコスが買収されたと報道されました。まぁオーナーが変わることは、アメリカンスポーツではよくあること。それ自体はあまり驚くことでないです。

 

さて、今回の記事では。

①買収額っていかほどだったのか?

②買収したロブ・ウォルトンってなにものか?

についてまとめます。

NFLが日本でもっと浸透しますように。ではどうぞ!

買収金額は、巨額の4.5BILLIONドル!

BILLIONは十億という単位です。なので、4.5BILLION=45億ドルです。現在の為替相場(6月14日時点)が、1ドル135円ですので、

 

なんと

6075億円!!!!

になります。

 

なるほどなるほど。額が大きすぎて、ちょっとイメージができないです。

 

ちなみに日本企業の時価総額で同じくらいのが

サイバーエージェント。こちら時価総額が6629億円。1割くらい藤田さんのほうが大きいですね。ABEMA テレビとかも運営してますよね。ブロンコスってこれくらいだという感じ。

 

サイバーエージェントを、セブンイレブンが買いました。みたいなニュースですね。日本ですと。

 

過去の買収金額ランキング

ちょっと字が潰れちゃって見えにくいけど。テキストにすると

Denver Broncos $4,650,000,000
Carolina Panthers $2,275,000,000
Buffalo Bills $1,400,000,000
Cleveland Browns $1,050,000,000
Miami Dolphins $1,000,000,000
Baltimore Ravens $900,000,000
Washington Commanders $800,000,000
Jacksonville Jaguars $760,000,000
Houston Texans $700,000,000
New York Jets $635,000,000
Minnesota Vikings $600,000,000
Atlanta Falcons $545,000,000
Los Angeles Rams $530,000,000
Cincinnati Bengals $200,000,000
Seattle Seahawks $200,000,000
Tampa Bay Buccaneers $192,000,000
Philadelphia Eagles $185,000,000
New England Patriots $175,000,000
Dallas Cowboys $140,000,000
Los Angeles Chargers $72,000,000

と、こうなりますね。パンサーズを投資家のデヴィッド・テッパーが買収した(救済した?)のが2018年でした。その額が過去最高で、22億7500万ドル。当時110円くらいですので2502億円です。

 

ドル勘定すると今回の買収額は20.5倍ですが、為替レートを加味すると2.5倍くらいですね。これは相当です。

 

時価総額最高と噂されるダラス・カウボーイズを買収するとなると、一体いくらいになるのでしょうか。もう怖いですね。

 

ロブ・ウォルトンとは誰か。

1944年生まれ。サミュエル・ロブソン・ウォルトンは、ウォルマートの創業者サム・ウォルトンとヘレン・ウォルトンの長男。

 

ウォルマートは、世界最大の小売会社として有名です。アメリカ全土にスーパーマーケットを展開し、胃袋・服飾・教科書などありとあらゆる小売を扱うメガカンパニーですね。

 

NFLチームは企業で購入することはできません。買収はあくまでも個人で行うのですね。今回は所有グループという共同体みたいなものを形成したそうですが、それでもロブ・ウォルトンのポケットマネーが4000~5000億円をだしたのは間違いがなさそうです。

 

ちなみにウォルマートの時価総額が、およそ59兆円です。

CEOのダグ・マクミリオンさんの報酬が127万ドル。日本円で1.7億円ですね。あまり大きくない感じがします。

 

 

現在の妻:Melani Lowman

成功者によくある話ですが、ロブ・ウォルトンも2回離婚しています。現在の妻はメラニーさん。最初の妻との間に3人の子供、腹違いで1人の子供がいます。それぞれ相続は大変面倒なことになりそうですね。

 

マッチアップしていたのはバイロン・アレン

メディア界の大物、バイロン・アレンもブロンコスの買収に動いていた。コミッショナーのロジャー・グッデル、ペイトリオッツのロバート・クロフトも背中を押していた様子。もしこれが実現していれば、黒人初のNFLオーナーが誕生していた。

彼が用意していたのが30~40億ドルと言われています。ひょっとすると、コミッショナーたちはアレンを当て馬にし、値段を釣り上げるサクラ作戦行ったのでは?と妄想しています。

彼はデトロイト出身のコメディアンで、テレビで財を成し現在は数々のメディアを持つビジネスオーナーです。有名なものはウェザーニュースでしょうか。

 

 

買収額の45億ドルは前オーナー、パット・ボウレンのもとへ。

ブロンコスのオーナーといえば、長らくパット・ボウレンでした。何年か前のスーパーボウルでも、殿堂入りになられて、彼のスポーツへの貢献ぶりは高く評価されていました。

 

しかし、彼も寄る年波には勝てぬ。名誉のイエロージャケットを着るセレモニーには、娘さんが代理出席する形でした。ボウレンはアルツハイマー病にかかっており、2019年にお亡くなりになっています。

 

そこから4年もの間、ブロンコスの指揮は妻のアナベルさんを中心として、家族が陣頭指揮をとっていました。

 

それを助ける形で、GMのジョン・エルウェイが副社長として経営の手綱を握ってきたわけです。しかし、やはりそれにも限界があったのでしょう。ボウレン家はオーナーであることを手放すことを決断したのです。

 

パット・ボウレンがもし健在であれば、この買収劇はなかったことだと思います。妻のアナベルさんは、これで強烈な資産を手に入れることになりました。遺族である息子さんや娘さんも同じように。ボウレンは天国からどんな顔をして、このニュースをみていたのでしょね。

 

まとめ

今回の買収のニュースは、久々にビッグな出来事でした。このような派手なことが動き出すのも、コロナが明けたのかなという気になります。

次のターゲットになっているのは、間違いなくダラス・カウボーイズでしょう。オーナーのジェリー・ジョーンズは既に79歳です。ボウレンが亡くなったのが75歳です。そろそろ後継者をはっきり決めておかないと、魑魅魍魎が跋扈する大変なドラマになるでしょう。

 

僕としてはそちらのほうが楽しみですけどね(^o^)