さぁ、ワイルドカードプレイオフでも、残念ながら勝てませんでした。あとは、チーム売却の話をすすめるばかりの、カロライナ・パンサーズ。
オーナーが変わるという相当大きな出来事。しばらく話題になりそうです。果たして誰がNFLオーナーという名誉を得るのでしょうか。
売却の発端はオーナーの差別発言から
以前記事でも書きましたが、オーナーのジェリー・リチャードソンの
①女性社員に対するセクハラ
②有色人種に対する差別発言
が原因で、「もう嫌~」となったリチャードソンは、
「ワーワー言うし、オーナーやめる!もう面倒くさい!」
となりました。
詳しくは、別記事参照ください。
オーナー候補①Diddyことショーン・コムズ(Sean Combs)
音楽プロデューサーのようです。
1969年生まれの48歳。NY出身で、音楽で一旗あげて、アーティスト活動を継続しながら、レストランチェーンやファッションブランドも立ち上げ、芸能プロダクションまで経営するやり手。アメリカのエンターテイメント業界で最も成功した一人として有名。
日本で言うと、
こんな感じかな?
オーナー候補②ステフォン・カリー
NBAゴールデンステート・ウォーリアーズの選手ですね。1988年3月14日生まれの、まだ若干29歳の彼。非常に若くしてバスケットボール選手として大成功を果たした人です。
NBA チャンピオン2回
NBA MVP2回
得点王 1回(2016年)
フリースロー成功率1位 3回
と、素晴らしい記録を持ってまして、契約金額5年201M$。日本円で230億円くらい(年俸46億円)。NBAの2017年度で切り取ると、アベレージサラリー1位の選手です。
生まれはオハイオ州だけど、バスケットボール選手だったお父さんがシャーロット・ホーネッツ(現ニューオリンズ・ペリカンズ)に入団したことで、ノースカロライナ州シャーロットに引っ越し、幼少期・青春期を過ごしている。
生まれ故郷の出世頭ということで、名乗りを上げたのではないかと思います。
Lets go @Panthers #KeepPounding pic.twitter.com/lwHQlnvJ9H
— Stephen Curry (@StephenCurry30) 2018年1月7日
カリーはカロライナ・パンサーズのファンであることを、常々PRしてきてます。 2015年のスーパーボウル出場の際にも、パンサーズのジャージをきて応援に駆けつけてました。
LBのトーマス・デイビスやQBのキャム・ニュートンとも親交が深いように思います。
選手たちからすると、心理的距離感の近い人にオーナーになってもらうことは、ひとつの安心感にもなるでしょうね。
ただし・・・・
こう思ってる人もいますよね。若いし。
他チームのオーナーたちや、オーナーになりたいと思ってるビジネスマンたちは、歯噛みしながら、彼をみているのかも知れません。ひょっとすると、カロライナ市民でさえ、こういう感情の方がいるかもですね。
日本で言うと
こんな感じ?
まとめ
うーん、だれが買うんやら。企業を持ってるビジネスマンが買うものかと思いきや、スポーツマンがNFLオーナーになることもあるのか!と驚きもあります。
アメリカ国内では、トランプ政権後の好景気に動き出したビッグカンパニーもある事と思います。この2人は有名人ですが、話題にあがらず水面下でじわりじわりと動いている実業家がいるはずです。
ひょっとすると、シャープを鴻海が買ったように、国外企業かも知れません。中国アリババグループのジャック・マーとかね。白人主義志向のリチャードソンが契約にサインするかわかりませんが。
しかし、海外企業の人間が国内球団を買うことは、そう無い話ではありません。事実ESPNの代表スタン・クロエンケは、アメリカ人でありながら、プレミアリーグのアーセナルのオーナーです。ロサンゼルス・ラムズのオーナーでもあるので、世界的な地位があり、買収は成功しました。
ただし、国外企業の買収はやはり難航するものです。ステン・クロエンケでさえ、イギリス国内からはヘイトされまくりました。アメリカ人が持つ自国発祥の文化であるフットボール、そのオーナーシップを国外の人間に渡すということに、国内でアレルギー反応がでないわけはないでしょう。
国内・国外問わず、この球団買収劇にどんな人間が登場してくるのか。もう少しあとで色々明るみに出るでしょうね。楽しみです。