2009 / round1 / pick1 / ジョージア大学
皆様ご承知の、デトロイト・ライオンズのフランチャイズQBのマシュー・スタフォード。強肩の持ち主で、メガトロンの異名をもったWRカルビン・ジョンソンにガッツンガッツン、強引なパスを通してきたタフガイです。
メガトロンが引退して、パフォーマンスが落ちるかと思いきや、やっぱりそこはさすがの全体1位指名QB。細やかな精度の高いパスもしっかりこなし、新しいパスターゲットのゴールデン・テイト、マービン・ジョーンズも上手に使い、素晴らしいQBぶりを発揮。
しかし、デトロイト・ライオンズは勝てないチーム。QBのスタフォードは素晴らしいと思いますが、1993年からずっと28年間、地区優勝の経験はないんですね。スタッフォードが加盟してから、2011、2014、2016年にワイルドカードでプレイオフにでてますが、それらも初戦敗退でおわってます。かなり下火な時期が続いています。
ジョージア大学時代
ブルドッグズに在籍してたのは06-08の3年間。987回パスを投げ、564回の成功で57.2%の成功率。通算7,731ydsで奪ったTDは51本。3年生の2008年に全米オールスター選手の1stに選ばれており、事実上の年間最優秀QBとして認知されてました。
2009年ドラフトにアーリーエントリーして、見事全体1位指名を獲得。同じ年にはQBマーク・サンチェスもNYジェッツから1巡指名を受けてますが、こっちは沈みました。同じNFLでも彼のは「Not For Long」だったようです。
同期ドラフト組で活躍しているのは、DEブライアン・オラクポ、CBマルコム・ジェンキンス、LBクレイ・マシューズ、WRジャレミー・マクリーン、Cアレックス・マックなどです。
スタフォードの余談
昔は野球もしてて、そのときはピッチャーでなくて、キャッチャーしてたそうです。「考える」ってことが好きだったんでしょうね。
スタッフォードの契約金額
現在リーグ2位の契約金額をもっています。5年で$135M(148億円)というかなり巨額のディールです。彼の上にはSFのジミー・ガロポロがいます。これも破格の契約金額を獲得です。
さて、スタッフォードにこれほどの金額を払ってるってことは、もうライオンズはスタフォードと一蓮托生、死ぬまで一緒に行く覚悟です。ここまでしてるんだから、QBとしても骨を削る覚悟で試合に望めというメッセージでもあります。
新しいHCマット・パトリシア時代になって、ライオンズは不遇の時代から抜け出せるのか?スタフォードは大きなプレッシャーをはねのけて、ブレイディに次ぐQBとしてリーグに輝けるのか?実に楽しみなチームですね。