「フィラデルフィア」と聞いて何を思い浮かべますか?僕が一番最初に浮かんだのは、トム・ハンクスが映画「フィラデルフィア」です。
ゲイとエイズをテーマにした映画です。地元弁護士事務所でアソシエイトとして働くトム・ハンクスがゲイで、しかもエイズであるということを、長く隠している。というストーリーでした。
当時大変センセーショナルで、ベルリン国際映画祭や、アカデミー賞でも数々アワードを受賞し、主題歌を歌っていたブルース・スプリングスティーンのしわがれた声が、またピッタリ合っていたのを思い出します。
さて僕にはイーグルスの本拠地であるフィラデルフィアについて、これくらいの知識しか無いので、色々調べてみました。
【↓↓今日のお題↓↓】
- フィラデルフィアのまち紹介
- フィラデルフィアの歴史
- フィラデルフィアの名物
- フィラデルフィアのスポーツチーム
- フィラデルフィア・イーグルスの歩み
- チームの戦績
- 第52回スーパーボウルを優勝(2017シーズン)
- 【現オーナー】ジェフリー・ルーリー
- オフェンスチーム
- QB ジャレン・ハーツ(Jalen Hurts)# 1
- 2nd QB ケニー・ピケット #8
- RBマイルズ・サンダース(Miles Sanders)#26
- RB ボストン・スコット(Boston Scott)#35
- WR A.J.ブラウン(A.J.Brown)#11
- WR デヴォンタ・スミス(DeVonta Smith)#6
- WR デヴァンテ・パーカー(DeVante Parker)#11
- WR クエズ・ワトキンズ(Quez Watkins)#16
- TE ダラス・ゴダート(Dallas Goedert)#88
- TE CJウゾマー(C.J. Uzomah)#87
- LT ジョーダン・マイラタ(Jordan Mailata)#68
- LT アンドレ・ディラード(Andre Dillard)#77
- LG ランドン・ディッカーソン(Landon Dickerson)#69
- RT メッキー・ベクトン(Mekhi Becton)#77
- C ジェイソン・ケルシー(Jason Kelce)#62
- RG アイザック・セウマロ(Isaac Seumalo)#56
- RTレーン・ジョンソン(Lane Johnson)#65
- ディフェンスチーム
- DE ブランドン・グラハム(Brandon Graham)#55
- DT ジェイボン・ハーグレイブ(Javon Hargrave)#97
- DT フレッチャー・コックス (Fletcher Cox)/ $102M
- DE ジョシュ・スウェット(Josh Sweat)#94
- DE ロバート・クイン(Robert Quinn)#98
- DE デレック・バーネット(Derek Barnett)#96
- WLB カイジー・ホワイト(Kyzir White)#44
- ILB T.J.エドワーズ(TJ Edwards)#57
- CB ダリウス・スライ(Darius Slay)#2
- CB ジェイムズ・ブラッドベリー(James Bradberry)#24
- CB グリーディ・ウィリアムズ(Greedy Williams)#26
- SS CJガードナー・ジョンソン(CJ Gardner johnson)#23
- FS リード・ブランケンシップ(Reed Blankenship)#32
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NFLが日本でもっと浸透しますように。ではどうぞ。
フィラデルフィアのまち紹介
さて、まずはイーグルスの本拠地でございますフィラデルフィアの場所はこちらです。アメリカ大陸でいう東海岸のすぐ近く。大変寒いエリアになります。ニューヨークのすぐそば、というロケーションですね。
こちら拡大した地図。ニューヨークとボルチモアに挟まれた場所にあります。ペンシルバニア州の最東に位置する街です。
ペンシルベニア州の紹介については、同州の別チーム、ピッツバーグ・スティーラーズのチーム記事にて、詳しく記載しています。良かったら御覧ください。
フィラデルフィア都市圏で人口716万人。フィラデルフィア市単独で156万人と全米4位の人口集積をもつ大都市です。(都市圏人口では全米8位です)大学生(18-22歳)の人口が都市圏内で30万人と全米で最大のボリュームをもっています。非常に平均年齢が低い街でもあります。
街の名前はギリシア語が由来です。アリストテレスが体系したフィリス(≒愛)と、アデルフォス(≒対等・兄弟・仲間)を意味する言葉をつなげて、最後にア(≒都市)がくっついて、フィラデルフィアという名前になってます。
ですんで、フィラデルフィアは「アメリカのアテネ」なんて呼ばれたりします。一番多いのは「フィリー = Philly」っていう愛称ですね。もしくは「兄弟愛の街 」なんていう呼び方もあります。あの哲人アリストテレスから名前もらってるから、とにかく勉強、学問への情熱や投資が半端ないわけですよね。兄弟愛ってのも良い意味で、「学問や知識の前では皆が平等。学ぶものは皆等しい兄弟である」という概念でもあります。大変知的な街だなと思います。
フィラデルフィアの歴史
当時のロンドンに次ぐ、交易の大都市としてフィラデルフィアは栄えました。1775年の独立戦争を経て、アメリカ合衆国として新国家を樹立する1776年まで、アメリカ大陸はイギリスの植民地でした。
(この辺りの話は別記事に詳しくまとめてみました。)
18世紀に入るころ、フィラデルフィアは貿易により経済が隆盛。ボストンを超え大陸最大の経済都市として成長します。1750年を超えるころには、イギリス領土で、ロンドンに次ぐ第二の都市まで大きく肥大していきました。
この経済成長を牽引した立役者が、アメリカ合衆国建国の父と言われるベンジャミン・フランクリン。100ドル紙幣の顔の人といえば、見たことあるかもしれないですね。
彼はボストン生まれで印刷業で成功し、フィラデルフィアの経済を牽引した人物です。後に政治の世界に進み、アメリカの独立に大きく貢献しました。献身的姿勢、勤勉性、合理性、社会正義への意識の高さなど、彼の素晴らしい生き様は、今でも全アメリカ人の鏡とされてる。ベンジャミン・フランクリンはそんな大人物です。
こうして、フィラデルフィアは文化・経済・政治のキーパーソンが集まる重要都市として存在感を高めていきます。
1775年にアメリカ独立戦争が始まります。激戦地となったのが大陸北部の街、マサチューセッツ、ニューヨーク、フィラデルフィアです。アメリカ初代大統領となるジョージ・ワシントン率いるアメリカ大陸軍(愛国者たち = Patriots)がこの地を守り、1976年にイギリス軍を大陸から撤退させることに成功します。
1776年、フィラデルフィアでアメリカ独立宣言。机の前に立つ背の高い人物が、トマス・ジェファーソンで宣言文の原案を作成した人物。そしてベンジャミン・フランクリンが修正をしたと言われています。1776年7月6日、トマス・ジェファーソンが宣言文を読み上げ、ここにアメリカ合衆国が設立されたのです。
そういう経緯があるので、フィラデルフィアは19世紀までアメリカの首都でした。この街でアメリカ合衆国が興り、独立国家としての運営が始まりました。この独立宣言がされた州議場が国会議事堂でした。現在は独立記念館として世界遺産登録されています。その後ワシントンDCができるまでずっと、フィラデルフィアは首都機能をもっていました。
アメリカ独立戦争の歴史を学ぶ資料館が、フィラデルフィアにあります。ここはなかなか見応えがありそうな施設です。このまちに行くことがあれば、ぜひとも立ち寄りたいですね。
この独立戦争のときに誕生したのが、アメリカ海兵隊(マリーン / United States Marine Corps)。なので現在でもフィラデルフィアに本部があります。
海兵隊は大統領直轄の部隊。国土防衛を担当せず、敵地破壊を目的とする組織。
名前に「海」が入るので、海軍的なイメージですが、陸海空軍どこにも属しません。むしろ全ての機能を有しています。。ですので別名「切り込み隊」と言われます。
というように、フィラデルフィアはアメリカの歴史をつくってきた人物がいたり、キーイベントが開催されてきたり、本当重要な街なんですね。
フィラデルフィアの名物
映画「ロッキー」のロケ地になった街としても有名です。ロッキー・バルボアがトレーナー姿で、階段を登り街に向かって両手を上げる。あのシーン。これこそ、フィラデルフィアの名所である「フィラデルフィア博物館」の階段です。
当然観光名所になっており、スタローンが立った場所に、足跡を残しています。みな、ここに立ってロッキーのポーズを取り、写真を取るそうです。
2017年ドラフトの会場にもなった博物館。ロッキー・バルボアは、この真っ直ぐな道を走り、博物館の階段を登り、ベンジャミン・フランクリンに向かって吠えたんですね。
その他もろもろ。こんな映画のロケ地にもなってます。映画好きな方は、ぜひご覧になってみるのも良いかと。
フィラデルフィアのグルメといえば、チーズステーキサンドイッチ(フィリー・チーズステーキ)。堅いロールパンに細切りの牛肉、そして玉ねぎを炒めて、溶けたチーズが挟んでる。これがフィラデルフィア発祥の名物ですね。
フィラデルフィアのスポーツチーム
MLBではフィラデルフィア・フィリーズ。街の愛称であるフィリー(Philly)がチーム名の由来ですね。1883年に前身となるフィラデルフィア・クエーカーズが設立されて、1890年からフィリーズとして活動してる歴史あるチームです。ワールドシリーズ2回優勝(1980、2002)しています。
NBAでは、フィラデルフィア・セブンティシクサーズ(76ers)。独立宣言があった1776年にちなんでチーム名が決定されてます。ファイナル出場6回、優勝3回と結構つおい。NFLでも49ersがありますね。これと混同されがち。
NHLでは、フィラデルフィア・フライヤーズ。1967年に設立されカンファレンス優勝8回、スタンレーカップを2回優勝(1974,1975年)しています。
MLSでは、フィラデルフィア・ユニオンズです。2008年に設立されてます。
さて、次はいよいよ、イーグルスの紹介にうつります。
フィラデルフィア・イーグルスの歩み
さてでは、いよいよNFLチームのイーグルスを紹介します
1933年に発足して、今年の2017年で84年目を迎える歴史あるチーム。メインスタジアムは、リンカーン・フィナンシャル・フィールド。イーグルスの愛称の由来は、ニューディール政策のシンボルの鷲。
ちなみに世界恐慌は1929年に起こり、イーグルスは以前からNFLのチームだったらしいが、この恐慌をきっかけにフランチャイズ権利をNFLに返すことになる。その後経済復興がアメリカで成し遂げられ、NFLチームとして復活する。
ニューディール政策は、1933年に大統領に就任したフランクリン・ルーズベルトが就任後ただちに行った経済復興政策。日本の高橋是清が作った政策、自国匡救事業とほぼほぼ似ているらしい。世界恐慌はこの1933年を底辺とし、その後右肩上がりのGDPを見せる。1933年は70兆円、(700billion)1960年には300兆円(3,000billion)になる。ちなみに今現在は、1800兆円である。
チームの戦績
地区優勝10回、ワイルドカード10回の20回プレーオフに進出しており、カンファレンスチャンピオンにも3度。スーパーボウルは1960年に一度優勝している。対戦相手はグリーンベイ・パッカーズ。17-13のローゲームだった。
近年20年間の成績だけを取り上げてみても決して悪い成績のチームではない。20年間で7回地区優勝しており、そのうち2004年にはカンファチャンプになり、第39回スーパーボウルではペイトリオッツとものすごいいい試合してるが、わずかフィールドゴール1本差で第4Qで惜しくも敗れる。
近年、負け越したのは、2012年、2005、1998,1999年の4シーズン。基本的には強い方のチームって感じの印象ですね。
第52回スーパーボウルを優勝(2017シーズン)
対戦相手は王者ペイトリオッツ。トムブレイディに対抗するのは、シーズンを勝ち抜いてきたQBカーソン・ウェンツではなく、怪我のため交代したバックアップQBのニック・フォールズでした。
下馬評ではブレイディの6つ目のリングを獲得すると噂されておりましたが、ニック・フォールズの集中力は素晴らしく、全員が一丸となって勝利に向かう素晴らしい試合ぶりを発揮しました。結果、見事チーム創設以来、初のスーパーボウル優勝を果たし、悲願を達成しました。
【現オーナー】ジェフリー・ルーリー
オーナーは、ジェフリー・ルーリーさん。詳細については下記記事をごらんください。ロサンゼルスで映画会社の社長をしていた彼が1994年にイーグルスを買収した。価格は1900億円。ただちに新オーナーは新しいスタジアムの建設を計画し、1999年に現在のリンカーンフィールドが建設されることになった。
ヘッドコーチはニック・シリアニ(Nick Sirianni)
2021年の1月にコルツから引き抜き、ヘッドコーチとして着任しました。1981年の40代です。イーグルスの新しい世界をどのように作ってくれるのか。注目が集まります。
オフェンスチーム
OCはシェーン・ステイケン(Shane Steichen)さん。2014-2020年の間、チャージャーズでコーチをしてきた人です。HCのニック・シリアニとは、その時の上司部下の関係。HC就任と同時に連れてこられた腹心です。
QB ジャレン・ハーツ(Jalen Hurts)# 1
2020 / 2巡 / 53位 / オクラホマ大学
カーソン・ウェンツ時代からバトンを受けた次なるQB。2巡ではありますが、アラバマ大学で3年オクラホマ大学で1年、エースQBとして大活躍してます。デビュー年では、1,000ydsくらいしか放ってませんが、これからますますでしょうね。なんかドノヴァン・マクナブみたいな選手になってくれないかなー。
2nd QB ケニー・ピケット #8
2022 / 1巡 / 20位 / ピッツバーグ大学
地元の名門PITT出身で、ほとんど注目されてなかったですが、スティーラーズが1巡指名した選手。過去ロスリスバーガーがずっとスターターしてたので、その後継者として望まれてます。しかし今季はやっぱり博打なので怖いかな。
RBマイルズ・サンダース(Miles Sanders)#26
2019/ 2巡 / 53位 / ペンステート大学
名門ペンステート出身。NYGのサクオン・バークレーの後輩チームメイトだったので、色々と薫陶を受けてそうです。2023年のスタッツは1,269yds(5位)。彼の技術の高さもさることながら、OLユニットの凄さが成績を作ってる。
RB ボストン・スコット(Boston Scott)#35
2018 / 6巡 / 201位 / ルイジアナ工科大学
セインツからドラフトされるも、9月にウェイブされ練習生に降格。その年の12月にイーグルスと契約を交わし現在に至る。身長170cmと小柄ですが、40yds4.4sの快足をもつ。今期はまだプレイオフでの経験なし。
WR A.J.ブラウン(A.J.Brown)#11
2019/ 2巡 / 51位 / ミシシッピ大学
タイタンズから移籍してきた選手。チームのエースレシーバーの一人。デビュー年に1,000ydsを超えるレシーブ記録を樹立。同窓のシーホークスWRメットカーフと同じ、身体ムキムキ。
WR デヴォンタ・スミス(DeVonta Smith)#6
2021年 / 1巡 / 10位 / アラバマ大学
イーグルスは1巡でパスターゲットをゲット。最優秀選手賞のハイズマン賞を2020年に獲得した選手。出身はルイジアナ州。AJブラウンとともに、チームのエースレシーバーの筆頭格。
WR デヴァンテ・パーカー(DeVante Parker)#11
2015年 / 1巡 / 14位 / ルイビル大学
ドルフィンズのエースレシーバーです。ルイビル大学のスター選手で、1巡でNFLにデビューしてからも、トップ選手として活躍し続けています。特に昨年は1,202ydsと自己最多記録を更新。持ち前の俊足を活かして、ディープゾーンを攻めたり、色々してくるタイプの人です。
WR クエズ・ワトキンズ(Quez Watkins)#16
2020 / 6巡 / 200位 / 南ミシシッピ大学
2022年は354yds、33回レシーブ。タッチダウンは3本。プレイオフではパスターゲットになったのが、まだ1回しかないので、スーパーボウルはどうなるか?
TE ダラス・ゴダート(Dallas Goedert)#88
2018 / 2巡 / 49位 / サウスダコタ州立大学
イーグルスのO#で結構重要な仕事をしている。レシーバーとして702ydsを稼ぎ、3本TDをあげる。キャッチ後のラン(Yards After Catch)で平均7.6yds稼いでるところもスゴイ。パスフェイクで、ナイスブロックしたり、見えないところで見事な仕事をしている。
TE CJウゾマー(C.J. Uzomah)#87
2015/ 5巡/ 57位/オーバーン大
タイトエンドですが、キャッチ率が70%に到達しない。これはちと不安感がある。少し中距離系のプレイで出番がある。平均獲得ydsは6.5yds。 タイトエンド業界では12番目の契約額。まずまず。
LT ジョーダン・マイラタ(Jordan Mailata)#68
2018 / 7巡 / 233位 / ラグビー
オーストラリア人で、プロラグビーリーグ(NRL)でプレイしてきた人物。外国人選手獲得計画(IPPP)にてドラフトにかかった人です。フットボール歴は短いがアスリートとして能力が高く、重要なレフトタックルのポジションを任されてる。203cm165kgと巨大さはスゴイ。
LT アンドレ・ディラード(Andre Dillard)#77
2019 / 1巡 / 22位 / ワシントン州立大学
ベテランLTジェイソン・ピータースから重要なポジションを任されたディラード。出身は大学と同じくワシントン州。お父さんも同じ大学のオフェンスタックルでした。
LG ランドン・ディッカーソン(Landon Dickerson)#69
2021 / 2巡 / 37位 / アラバマ大学
超大切なOL選手の一人。しかし怪我のため、49ersとのNFCチャンピオンシップには出場できず。スーパーボウルには出てくるだろうか。センターもできるので、ケルシーの怪我次第で、ポジションも変わる可能性あり。
RT メッキー・ベクトン(Mekhi Becton)#77
2020年 / 1巡 / 11位 / ルイビル大学
ルイビル大学からは、2020年唯一ドラフトされた選手。201cm、体重165kgと超がつく巨漢。
こんなでかくても、しっかりサイドへのカバーができるあたり、本当NFLって怪物ばかりです。やはりスピードはあるほうでは有りません。彼の魅力はパワーとサイズですね。
C ジェイソン・ケルシー(Jason Kelce)#62
2011/ 6巡 / 191位 / シンシナティ大学
カンザスシティ・チーフスのTEトリビス・ケルシーの兄。イーグルスO#の超重要人物です。彼の卓越した技術とパワーで、ランゲームが構築されています。またムードメーカーでもあり、OLユニットのまとめ役としてリーダーシップを発揮しています。スーパーボウル優勝パレードの時の衣装など凄かった。
RG アイザック・セウマロ(Isaac Seumalo)#56
2016 / 3巡 / 79位 / オレゴン州立大学
見るからにサモアの血が溢れる男。だいたいNFLでサモアDNAは外れることが無い。ハワイのホノルル生まれです。だけども高校生ときにスカウトにひっかかり、地元ハワイ大学じゃなくて、本土のオレゴン州立大学へ進学。こんな見た目ですが、ブロックが激ウマ。ランプレイでは大注目。
RTレーン・ジョンソン(Lane Johnson)#65
2013/ 1巡 / 4位 / オクラホマ大学
イーグルスのスターOL。トップ級の選手ですが、彼がLTでなくRTに配置できるのはイーグルスが強い所以。ジョンソンは2013年学生の時に結婚。奥さんの名前はチェルシー・グッドマン。実はそのお父さんがNFLプレイヤーだったジョン・グッドマン。1980年ドラフトでスティーラーズから2巡指名を受けたDE。彼もまたジョンソンと同じオクラホマ大学出身。
ディフェンスチーム
DCはジョナサン・ガノン(Jonathan Gannon)さん。彼もHCが連れてきたコーチ。2018年から3年間コルツで働いてきた人です。1983年生まれのアラフォー世代。ラムズ時代はコーチでなく、スカウトとしての経験もあり、人を見る目はたしかなようです。
DE ブランドン・グラハム(Brandon Graham)#55
2010/ 1巡 / 13位 / ミシガン大学
イーグルスのDLでコックスと並んで、最もケアする必要のある選手。どこのチームも「グラハム&コックス」対策で頭を悩ましている。それほどD#での重要人物。彼が怪我でもしたらDLはガタンと落ち込む。
DT ジェイボン・ハーグレイブ(Javon Hargrave)#97
2016 / 3巡 / 89位 / サウス・カロライナ州立大学
DT フレッチャー・コックス (Fletcher Cox)/ $102M
2012/ 1巡 / 12位 / ミシシッピ州立大学
イーグルスの看板選手です。風貌も実力もかなりのベテラン。今期8年目。6年契約を結んでるリーグでも有数のDT。契約金額、実力ともにリーグの中でも5本指に入るお人。DTという中の方のポジションにいるけど、ラムズのアーロン・ドナルド同様に厳しくQBにプレッシャーをかけてくる。
DE ジョシュ・スウェット(Josh Sweat)#94
2018 / 4巡 / 130位 / FSU
QBサックは11本でリーグ14位。今期はインターセプトも1本上げてる。楽しみな選手。
DE ロバート・クイン(Robert Quinn)#98
2011 / 1巡 / 14位 / UNC
三度もプロボウルに選ばれてる名選手。かつてはラムズのキーマンとして活躍してた。2022年の10月26日からイーグルスへ移籍。スーパーボウルにも登場するかも。
DE デレック・バーネット(Derek Barnett)#96
2017 / 1巡 / 14位 / テネシー大学
イーグルスDL。しかし18年シーズンは怪我のため10試合も欠場している。1巡選手のわりにはパフォーマンスが低い気もする。2022年シーズンも怪我のため、IRでスーパーボウルには出れず。
WLB カイジー・ホワイト(Kyzir White)#44
2018 / 4巡 / 119位 / ウェストバージニア大学
ILB T.J.エドワーズ(TJ Edwards)#57
2019 / ドラフト外 / ウィスコンシン
高校時代はQBとして活躍。ウィスコンシン大学進学後はD#の選手として活躍。2014-2018年の5年間を学生として過ごし、大学卒業後2019年からプロの門戸を叩く。2021年にはタックル130本(16位)を上げる活躍。
CB ダリウス・スライ(Darius Slay)#2
2013 / 2巡 / 36位 / ミシシッピ州立大学(アイタワンバ短大から転校)
プロボウルには3年連続で選ばれてる名選手。ライオンズで活躍してきた。2020年からイーグルスへ移籍です。2017年はオールプロ。
CB ジェイムズ・ブラッドベリー(James Bradberry)#24
2016 / 2巡 / 62位 / サムフォード大
パンサーズから指名を受けてプロへ。その後ジャイアンツを経て、2022年からイーグルスへ移籍。ジャイアンツ時代にプロボウルに選ばれてます。
CB グリーディ・ウィリアムズ(Greedy Williams)#26
2019年 / 2巡 / 46位 / LSU
スティーラーズと対戦したとき、WRのジュジュスミスにヘルメットアタックをしたのが印象的です。脚が速く身体的能力は高いのですが、あのゲームでは集中力を欠いていたように思います。厳しい指導者のもと磨かれると素晴らしい選手になると思います。
SS CJガードナー・ジョンソン(CJ Gardner johnson)#23
2019 / 4巡 / 105位 / フロリダ
セインツから2022年に移籍した選手。今期はインターセプトのリーグリーダーとして有名。セインツ時代は「チャンシー・ガードナー」という名前だったけど、母親の再婚相手ジョンソンから「ガードナー・ジョンソン」に名乗りを変更。
FS リード・ブランケンシップ(Reed Blankenship)#32
2022 / ドラフト外 / ミドルテネシー大
アラバマ州の北端の町の生まれ。高校時代から頭角をグイグイ現し、10を超える大学から奨学金のオファーをもらう。