「コルト」とは、競馬でいうところの若駒のことです。
ですので、コルツ(Colts)を直訳すると「若い雄馬たち」それがコルツという名前の意味。大変爽やかで雄々しいネーミングです。
さて、今回はそんなコルツを紹介しましょう。
- インディアナポリスとはここにあります。
- インディアナポリスのまちの特徴
- インディアナポリスのスポーツチーム
- NFLチーム、「インディアナポリス・コルツ」の歴史
- コルツの黄金期、QBペイトン・マニング時代
- ホームスタジアムは、ルーカス・オイル・スタジアム
- オフェンスチーム主要選手
- QB フィリップ・リバース(Phillip Rivers)#17
- QB ジェイコブ・イーソン(Jacob Eason)#9
- QBジャコビー・ブリセット(Jacoby Brissett)#7
- LT アンソニー・ガストンゾ(Anthony Castonzo)#74
- LG クエントン・ネルソン(Quenton Nelson)#56
- C ライアン・ケリー(Ryan Kelly)#78
- RG マーク・グロウィンスキ(Mark Glowinski)#64
- RT ブレイデン・スミス(Braden Smith)#64
- TE ジャック・ドイル(Jack Doyle)#87
- TE トレイ・バートン(Trey Burton)#80
- WR T.Y.ヒルトン(T.Y.Hillton)#13
- WR マイケル・ピットマンJr(Michael Pittman Jr)#86
- WR パリス・キャンベル(Parris Campbell)#15
- RB マーロン・マック(Marlon Mack)#25
- RB ジョナサン・テイラー(Jonathan Taylor)#28
- D#チーム主要選手
- DE ケモコ・トレイ(Kemoko Turay)#57
- DE ディフォレスト・バックナー(DeForest Buckner)#99
- NT グローバー・ステュワート(Grover Stewart)#90
- DE ジャスティン・ヒューストン(Justin Houston)#50
- LB ボビー・オケレケ(Bobby Okereke)#58
- LB アンソニー・ウォーカー(Anthony Walker)#54
- LB ダリウス・レオナルド(Darius Leonard)#53
- CB ザビエル・ローズ(Xavier Rhodes)#27
- NB ロック・ヤーシン(Rock Ya-Sin)#26
- CB T.J.キャリー(T.J. Carrie)#38
- SS カリ・ウィルス(Khari Willis)#37
- FS マリク・フッカー(Malik Hooker)#29
- 引退した名選手たち
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インディアナポリスとはここにあります。
インディアナポリスは、インディアナ州にあります。アメリカ中央部、五大湖の南に位置する大きな都市です。
インディアナ州は人口で15位、やはりアメリカはこの界隈(北東部・中北部)に人口が大きく集中する傾向にあるようですね。
そんなインディアナ州の州都であるのが、インディアナポリス。ポリスとはギリシア時代でいう都市国家、そこから由来があるようです。
このインディアナ州は、隣町のイリノイ州とは真逆。白人が人口比率の8割を占めており、保守的傾向があるように思います。
水のない内陸部に位置する州で、インディアナ州出身者は、「フージャー(hoosier)」と呼ばれます。これは「田舎者」という意味であると言われてます。
次からは、インディアナポリスの特徴について紹介します。
インディアナポリスのまちの特徴
街を中心として、放射線状に道路・鉄道が走っています。北西にシカゴ、北東にデトロイト、東にシンシナティ、西にセントルイス、南にルイビルと、大きな街と街をつなぐ結節点(ハブ)としての地の利をもっています。
そのため、このまちには運輸流通業などが発展していきます。流通大手のフェデックスのターミナルが、インディアナポリスの空港に併設されていますが、これは全米2位の規模を誇ります。
また一時は、ミシガン州のデトロイトを凌ぐ勢いで、車の製造業が盛んになったらしいです。GMやクライスラー、ロールスロイスなどの北米法人があったのも、ここインディアナポリスでした。しかし、現在は工場はメキシコに移転されたりして、この街の主力産業ではありません。
こういった歴史があるので、今でもこの街ではカーレース(インディ500)が盛んに行われてるのです。今は製造業が占める割合は比較的低いようです。
自動車製造業の次にこのまちを支えているのが、現在でも続く医療関係産業です。特に製薬会社のイーライリリーは、フォーチュン500の企業にも選ばれていて、この街の顔と呼べるでしょう。
この会社は世界で初めてインシュリンを製薬したことで有名ですね。製薬会社としては世界9位の規模を誇り、Covid-19に対しても彼らの経験値が投下されてます。
全米大学体育協会、NCAAの本部があるのも、まぁある意味、インディアナポリスの名物かなと思います。この施設の中に大学選手の殿堂もありまして、過去のアーカイブを観覧できるようになっているようです。
インディアナポリス中央図書館は、まるでガラスでできた森のようなデザインで、来訪者の知的好奇心を刺激します。素晴らしい空間なので、結婚式なども行われいるようです。
つぎは、インディアナポリスのスポーツについて調査してみます。
インディアナポリスのスポーツチーム
ここにはアメリカ4大スポーツのうち、NFLとNBAの2つのチームがあります。
NBAでは、インディアナ・ペイサーズ。1999年に設立され、2000年シーズンには、一度ファイナルに進出した経験があります。しかし今はあまり強い噂を聞きませんね。
WNBA、女子プロバスケットでは、インディアナ・フィーバーというチームがあります。2009年、2012年、2015年にファイナルに進出していて、男子よりも注目度が高いチームなのかも知れないですね。
NFLチーム、「インディアナポリス・コルツ」の歴史
さて、いよいよコルツの紹介をさせてもらいます。まずはチーム創設の歴史から調査していきます。
もともとコルツは、ボルチモアにあったチームです。ボルチモアでは、馬のブリーディングや、競馬が盛んだったようで、チーム名をコルツ(若駒)と名付けたそうです。1947年に誕生してたった4年の1950年には一度消滅します。当時は今のような青色ではなく、JETSのような緑色のチームでした。
ボルチモア・コルツが復活するのが1953年です。この時にいまのような青色のチームカラーに変わりました。このチームは色々と先駆的な取り組みをしたことで有名です。
NFLで一番最初にマーチングバンドを取りいれたのは、コルツです。そして応援歌(ファイティング・ソング)を作った最初のチームもボルチモア・コルツです。
最も有名なものは、チアリーダーです。NFLの全てにチアがいますが、ボルチモア・コルツが一番最初にチアリーダーを組織したチームです。
「強いチームにするよりも、地域にもっとも応援されるチームを作る」。そういうコンセプトが根っこにあるのが、このコルツというチームの精神なのかもしれません。
この時代のコルツを代表する選手が、QBジョニー・ユナイタスです。1955年から1973年までコルツでプレイ。いまでいうトム・ブレイディくらい同じチームでプレイした人ですね。彼はもう18年前の2002年に69歳で死別されてますが、彼の功績はカントンのフットボールの殿堂で飾られています。
さて、そんなコルツが1983年に、ボルチモアからコルツに移転することになります。移転の騒動の発端となったのが、スタジアムの老朽化です。当時のオーナー、ロバート・アーセイ(Rorbert Irsey:右)は建て替えをインディアナ州知事に陳情します。
しかし交渉はうまく行かずアーセイは、インディアナポリスへのチーム移転を考えます。それに応じる形で州議会は、チームの所有権をメリーランド州に動かそうとします。
その動きを察したアーセイは、チームの一斉引っ越しを決行します。1984年3月29日。真夜中にメイフラワー・トランジット社のトラック数台で、一晩のうちにチームが街から消えたました。
これが当時の新聞です。「コルツは消えた!」と報道されています。これがインディアポリス・コルツ誕生の歴史です
この後、空席となったボルチモアに移り住んできたのが、クリーブランドのブラウンズ(現在のレイブンズ)です。こちらのついては、別記事をご参照ください。
インディアナポリスに移転、その15年後の1997年、オーナーのロバート・アーセイがこの世を去ります。コルツのオーナーシップは息子のジム・アーセイに引き継がれています。
コルツの黄金期、QBペイトン・マニング時代
1998年のドラフトでペイトン・マニングを獲得、インディアナポリスに移転してからのコルツが、NFLで最強の集団に生まれ変わっていきます。
シーズン | 戦績 |
---|---|
1999年 | 地区優勝 |
2000年 | 2位(プレーオフ進出) |
2001年 | 4位 |
2002年 | 2位(プレーオフ進出) |
2003年 | 地区優勝 |
2004年 | 地区優勝 |
2005年 | 地区優勝 |
2006年 | スーパーボウル優勝 |
2007年 | 地区優勝 |
2008年 | 2位(プレーオフ進出) |
2009年 | スーパーボウル出場 |
2010年 | 地区優勝 |
2011年 | 4位 |
2012年 | 2位(プレーオフ進出)マニング放出 |
マニングが在籍している1998年から2012年の15年間、スーパーボウルに2度出場、地区優勝が8回、プレーオフ進出に至っては12回!在席15年のうちほぼ出場しています。
特筆すべきは、2006年シーズンを勝ち上がり、第41回スーパーボウルを勝利した年ですね。ベアーズのLBブライアン・アーラッカーと、コルツQBペイトン・マニングの対決は最高だったでしょうね。この試合、観てみたいなぁ。
こののち2013年からマニングはデンバー・ブロンコスに移籍するのですが、そこでも地区優勝を続け2015年には2度目のスーパーボウル優勝を果たします。
彼こそが、コルツの黄金期を創った立役者。NFLの世界では「マニング=神様」みたいな感じ。2013年にブロンコスで叩き出した年間パス獲得5,477ydsはNFLレコード。ペイトン・マニングこそが史上最高のQBと評価されています。
ホームスタジアムは、ルーカス・オイル・スタジアム
かなりクラシックなテイストのスタジアムがコルツの本拠地です。工事着工は2005年、竣工は2008年ですので、案外と築年数は経過していません。建設工事費は、当時$720Mで、2020年現在の価格にすると、$850M(900億円)くらいです。
屋根は水下の方にスライドする収納型。天気が良ければこうして青空のもと観戦ができる設計になっています。こちらの設計もアメリカ最大規模の設計事務所HKSが担当しています。
オフェンスチーム主要選手
コルツのO#チームは結構強い。2018年シーズンではリーグランキング7位。パスでのランキングは6位です。これはつまりインテリアラインが強力ってことでしょう。今までエースをしてたQBから、新しいQBに変わるので2020年はどうなるか楽しみです。それではどうぞ。
QB フィリップ・リバース(Phillip Rivers)#17
2004年 / 1巡 / 4位 / ノースカロライナ州立大学
16年目になるベテランQB。だけどスーパーボウルにはまだ出場経験なし。最初ジャイアンツと契約したんですが、同期全体1位指名のイーライ・マニングがチャージャーズと契約するのを嫌がって、マニングとトレードされたのがNFLの始まり。
リバースは「変な投げ方するけど、パスすごいQB」として有名。能力も高いし、心も強い。だけども不思議とチャージャーズは勝てない。彼を2004年ドラフトで全体4位で獲得する前までは、あのドリュー・ブリーズがチャージャーズのQBだった。だけどそれをリバースは追い出したんですね。それくらい勢いのある選手だったけど残念。
さて、このリバースさん、2020年を堺にチャージャーズと袂を分かち、新天地インディアナポリス・コルツに移籍が決定しました。新チームで成績が納められることを祈るばかりです。
QB ジェイコブ・イーソン(Jacob Eason)#9
2020年 / 4巡 / 122位 / ワシントン大学
肩もそこそこ強く、コントロールも良い。バランスの良いQBかと思う。何より身長198cm105kgと大型なのが魅力的。脚も4.89sと機動力もあるので、バックアップQBだけどチャンスが回ってきたら十分スターになれる素質があると思う。
QBジャコビー・ブリセット(Jacoby Brissett)#7
2016年 / 3巡 / 91位 / ノースカロライナ州立大学
もとはニューイングランド・ペイトリオッツでデビュー。ブレイディのバックアップの予定でしたが、2017年にコルツのQBアンドリュー・ラックが負傷したため、急遽トレードされました。その後2017年はずっとスターターとして活躍してましたが、QBサックされまくってまして、結構しんどい印象です。正QBのリバースとは先輩後輩です。
LT アンソニー・ガストンゾ(Anthony Castonzo)#74
2011年 / 1巡 / 22位 / ボストン大学
コルツのオフェンスラインの中で一番優秀な人です。QBラックを守る大きな担いを背負っています。顔つきがイタリア系でイケメン。グリーンベイ・パッカーズのベイクシャリのような風貌ですね。奥さんとの間には子供はいなくて、愛犬(パーソンラッセルテリア)を大事に育てているようです。Instagramには犬の写真ばかりです。
LG クエントン・ネルソン(Quenton Nelson)#56
2018年 / 1巡 / 6位 / ノートルダム大学
ノートルダムのネルソン。コルツは彼をドラフト1巡で指名したわけだが、これは本当に大正解中の大正解な選択だったと思う。ルーキー年だったが、既にネルソンは並み居るパスラッシャーを腕と足で押しのける実力をもっていた。2年目、3年目と力をつけていけば、リーグでも1位2位のガードになる素質がある。
C ライアン・ケリー(Ryan Kelly)#78
2016年 / 1巡 / 18位 / アラバマ
コルツの何よりの魅力はインテリアライン。その中でも、Cライアン・ケリー、LTガストンゾ、LGネルソンの3人は実に強力。
RG マーク・グロウィンスキ(Mark Glowinski)#64
2015 / 4巡 / 134位 / ウェスト・バージニア大学
もとシーホークスのラインマン。2017年にコルツに移籍するけど、12月にウェイバー(解雇)される。その後不遇の身に甘んじるも、コルツの選手Matt Slausonが怪我のため、代理として呼び戻されました。その後結果をしっかり出して、2019年に3年間の延長契約(18億円)を獲得。元の鞘に戻ったわけです。
RT ブレイデン・スミス(Braden Smith)#64
2018年 / 2巡 / 37位 / オーバーン大学
まだ若手のタックルですね。2巡37位ということで、かなりの期待が寄せられてる選手。
TE ジャック・ドイル(Jack Doyle)#87
2013年 / ドラフト外 / ウェスタン・ケンタッキー大学
コルツの正タイトエンド。ドラフト外だけど、1巡のエリック・エブロンよりも高額契約をもっています。特に2017年はターゲットになることも多く、690ydsをレシーブしプロボウルに選出。チームの重要なレシーバーです。ちなみに、2019年の4月に第二子が誕生。チームメイトから祝福されて頑張っています。
TE トレイ・バートン(Trey Burton)#80
2014年 / ドラフト外 / フロリダ大学
イーグルス時代に、スーパーボウルでフィリースペシャルを決めた選手です。シカゴ・ベアーズで高遇で契約できたんですが、臀部・股関節の故障が原因で放出されて、コルツと契約。
WR T.Y.ヒルトン(T.Y.Hillton)#13
2012年 / 3巡 / 92位 / フロリダ・インターナショナル大学
彼の正式な指名は「ユージン・マーカス・ヒルトン」。彼の父がタイロン・ヒルトン(Tyrone Hilton)なので、オヤジのTYをもらってるのかも知れません。コルツのエースレシーバー。デビュー以来1,000ydsを超える記録を出してきたんですが、2017年少し落ち込み、2018sも試合あたり50yds程度しか記録を伸ばせてません。調子悪いみたい。
WR マイケル・ピットマンJr(Michael Pittman Jr)#86
2020年 / 2巡 / 34位 / USC
193cmの長身レシーバー。脚も4.52sと速い。彼のお父さんは、バッカニアーズでスーパーボウルを優勝したRBマイケル・ピットマンSr。ガールフレンドと二人でYoutubeチャンネルを運営しているユーチューバーでもある。
WR パリス・キャンベル(Parris Campbell)#15
2019年 / 2巡 / 59位 / OSU
ドラフトで大注目されてたWRですね。しかしプロ入り後にスポーツヘルニアを発症し、腕も骨折。諸々満身創痍で、スター街道を走れるか危うくなってきた。
RB マーロン・マック(Marlon Mack)#25
2017年 / 4巡 / 143位 / サウス・フロリダ大学
コルツのエースRB。昨年はキャリアハイで、1,000ydsを超える記録を出しました。レシービングではあまり顔を出さず、ラッシュ一本槍のクラシックスタイルです。
RB ジョナサン・テイラー(Jonathan Taylor)#28
2020年 / 2巡 / 41位 / ウィスコンシン大学
カレッジで毎年2,000ydsを走ってきた怪物RBです。オールアメリカに2年連続選ばれてきた人で、4.39sという俊足。プロ入り後どんなプレイを魅せてくれるか。楽しみです。
D#チーム主要選手
コルツのディフェンスは、中盤が強い印象。LBやセーフティなど、間を詰めてくるのが速い。新しくDLも補強して2020年が楽しみ。
DE ケモコ・トレイ(Kemoko Turay)#57
2018年 / 2巡 / 52位 / ラトガース大学
デビューした年はサック4本でぼちぼちやったんですが、2年目の足首を骨折して、そのままシーズンエンド。正直本領発揮してない感じ。このまま消えてしまう人なのかな。
DE ディフォレスト・バックナー(DeForest Buckner)#99
2016年 / 1巡 / 7位 / オレゴン大学
バックナーはサンフランシスコ・49ersで活躍してきたDEです。エッジラッシャーだったりLBだったりと非常にいろんなポジションに対応できるユーティリティな人。ハワイ出身の良いやつ。2018年には12本のQBサックをあげてます。
NT グローバー・ステュワート(Grover Stewart)#90
2017年 / 4巡 / 144位 / アルバニー州立大学
193cm151kgの大型選手。まさにノーズタックルのど真ん中。
DE ジャスティン・ヒューストン(Justin Houston)#50
2011年 / 3巡 / 70位 / ジョージア大学
カンザスシティ・チーフスの超重要エッジラッシャーとして、リーグでも有名人だったヒューストン。2019年からコルツでプレイ。プロボウルは4回、キャリアハイのサックは22本とスゴイスタッツです。
LB ボビー・オケレケ(Bobby Okereke)#58
2019年 / 3巡 / 89位 / スタンフォード大学
65タックル、1インターセプトと、良いデビューをした選手ですね。今後も活躍期待。
LB アンソニー・ウォーカー(Anthony Walker)#54
2017年 / 5巡 / 161位 / ノースウェスタン大学
コルツで124本ものタックルを上げてる選手。毎年調子をあげてきてて、4年目になる2020年はどこまで活躍するか。期待の星。
LB ダリウス・レオナルド(Darius Leonard)#53
2018年 / 2巡 / 36位 / サウス・カロライナ州立大学
2018シーズンのタックルリーダーでした。D#選手ルーキーオブザイヤーにも選ばれており、コルツが大事にしていきたい選手。今年もこの調子でいければ、トップLBの仲間入りは間違いない。
CB ザビエル・ローズ(Xavier Rhodes)#27
2013年 / 1巡 / 25位 / フロリダ州立大学
コーナーバック業界では、リーグ4位の契約をしている選手。バイキングス時代は当然エースCBでした。2020年から新天地コルツに移籍。タックルは平均50回くらいで、パスD#も毎年10回、インターセプト1回。この数字を毎年変わらず上げ続けるのはスゴイ。広いパスカバー能力と、タックルに向かう力。どのチームのレシーバー相手でも勝負できる強さは流石です。
NB ロック・ヤーシン(Rock Ya-Sin)#26
2019年 / 2巡 / 34位 / テンプル大学
ルーキーのCBですね。19年ドラフト2巡ですが、コルツは1巡指名権もってなかったんで、彼が最上位の指名選手です。コルツのスターターになること間違いなし。プロでの活躍に期待ですね。
CB T.J.キャリー(T.J. Carrie)#38
2014年 / 7巡 / 219位 / オハイオ大学
レイダースで指名されてから、ブラウンズに移籍。2020年にコルツと契約。
SS カリ・ウィルス(Khari Willis)#37
2019年 / 4巡 / 109位 / ミシガン州立大学
70タックルをあげているセーフティ。
FS マリク・フッカー(Malik Hooker)#29
2017年 / 1巡 / 15位 / OSU
かなり広いエリアをカバーできる超すごい人。しっかりディープゾーンを守ってるかと思いきや、前にでるタイミングがめちゃ良くて、ガンガンタックルもしてくる。スクリメージラインでFSがタックルするのは、なかなかカッコイイ。コルツD#の超重要人物です。
引退した名選手たち
QBアンドリュー・ラック / Andrew Luck / $122,970,000
2012/1巡/ 1位/ スタンフォード
全体1位指名のスターQB。ペイトン・マニングが去った後のフランチャイズQBです。2017年に怪我のため1年間ゲームから離れていましたが、2018年にフルゲーム出場し、チームを4年ぶりのプレイオフに牽引。見事カンバック賞を受賞。
キャリア7年のうち半分以上となる4回プロボウルに選出。昨年度のQBレイティングは過去最高の71.5。OLとの融和が力を発揮しています。
ラックの父はヒューストン・オイラーズで5年間QBをしていたオリバー・ラック。現役引退後は、NFLからの要請でNFLヨーロッパの会長に。その後、父のオリバーはXFLのコミッショナーに就任。2020年の新リーグ開幕に向けて準備を進めている。
Kアダム・ヴィナティエリ / Adam Vinatieri / $3,875,000-
1996 / Undraft / サウスダコタ州立大学
通称「アイスマン」。現在NFL史上最高齢、最多年プレイヤー。1996年にNFLデビューしてから、キャリアは24年。まだ引退してません。24年も長く仕事してるのに、チームはペイトリオッツとコルツの2つだけ。プレースキッカーとしての成功率の高さが素晴らしい。
プロボウル3回、オールプロ3回。通算690回FGを蹴り、582回成功。成功率84.3%。本当素晴らしいですね。
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