今回はボルチモア・レイブンズを掘り下げてみましょう。ここも若いチームですが、実はそうじゃないんですね。じつは歴史があるんですね。そんなことも含めて色んなストーリーのあるチームです。
- メリーランド州の特徴
- ボルチモアとはどんな街か?
- チーム「レイブンズ」の歴史
- レイブンズの戦績
- レイブンズのオーナー、スティーブ・ビシオッティ
- HCはジョン・ハーボー
- O#チーム主要選手
- QBラマー・ジャクソン(Lamar Jackson) #8
- RB JKドビンス(J.K. Dobbins)#27
- RB ラタビアス・マレー(Latavius Murray)#28
- WR ラショッド・ベイトマン(Rashod Bateman)#12
- WR デヴィン・デュバネイ(Devin Duvernay)#13
- WR ジェイムズ・プロシェ(James Proche II)#3
- FB パトリック・リカルド(Patrick Ricard)#42
- TEマーク・アンドリューズ(Mark Andrews)#89
- TE ニック・ボイル(Nick Boyle)#86
- LTルーニー・スタンリー(Rooney Stanley)#79 OT
- LG タイル・フィリップス(Tyre Phillips)#74
- C タイラー・リンデーバウム(Tyler Linderbaum)#64
- RG ケヴィン・ジットラー(Kevin Zeitler)#70
- C パトリック・メカリ(Patrick Mekari)#65
- RBガス・エドワーズ(Gus Edwards)#35
- RB ベン・メイソン(Ben Mason)#38
- Kジャスティン・タッカー(Justin Tucker)#9
- D#チーム主要選手
- DE ジャスティン・モデュバイク(Justin Madubuike)#92
- NT マイケル・ピアス(Michael Pierce)#58
- DE カレー・キャンベル(Calais Campbell)#93
- ILB パトリック・クイン(Patrick Queen)#6
- ILB ジョシュ・バインズ(Josh Bynes)#56
- ILB オダフェ・オウェ(Odafe Oweh)#99
- ILB マリック・ハリソン(Malik Harrison)#40
- OLB タイラス・ボウゼ(Tyus Bowser )#54
- OLB デヴィッド・オジャボ(David Ojabo)#90
- OLB ジャスティン・ヒューストン(Justin Houston)#50
- CB マーカス・ピータース(Marcus Peters)#24
- CB マーロン・ハンフリー(Marlon Humphrey)#44
- SS カイル・ハミルトン(Kyle Hamilton)#14
- FS マーカス・ウィリアムス(Marcus Williams)#32
- SS チャック・クラーク(Chuck Clark)#36
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メリーランド州の特徴
ボルチモアという街は、メリーランド州にあります。メリーランドという州を初めて聞いたという人も多いかと思います。僕はそうでした。さて、まずこの州の情報から紹介していきます。
拡大するとこういう形の州、なんか変な形ですね。半島の右側(東側)がデラウェア州。西側はウェストバージニア州、バージニア州、北側はペンシルバニア州です。
州人口は約600万人。州都は人口36,000人 のアナポリス(Annapolice)という港町です。最大の都市がボルチモアで65万人。ボルチモア都市圏人口で260万人と、州の4割くらいが集まってる状況ですね。
メリーランドは「メリーの土地」「メリーの領地」「メリーの街」という意味です。さて、このメリー(メアリー or マリア)さんはどういう人かを紹介します。
これがメアリー(Maria)さん。正式名称は、ヘンリエッタ・マリア・オブ・フランス(Henrietta Maria of France)。1600年代のイギリスの王、リチャード1世の妻だった人です。彼女はカトリック信者、リチャード1世はイギリス国教会。国内にはピューリタン。カトリックと結婚したことで国内が荒れて、ピューリタンが王室転覆の革命が起こるんですね。そんな人が名前の由来です。
さて、メリーランドに移り住んだイギリス人は、この地に街をつくります。だから当初はリチャード1世の国領地だったわけです。しかし移民はカトリック派の人が多く、彼らはマリアのことを敬愛していたので、リチャードランドとせず、メリーランドと命名したんです。このあたりが、マサチューセッツ州に移ったピューリタンとは理念・哲学が違うんです。(単純に聖母マリアのことを言うんだという説もあります)
メリーランドはGDP(生産高)という経済指標だけを追い求めることなく、福祉度合いを高める政策をずっと取り続けてきた街です。そのため、アメリカ50州のうち、中間所得者層のボリュームが大きい。つまり最も貧富の差が少ない、もっとも裕福な州です。
メリーランドはバイオテクノロジー産業の集積地です。ジョンズ・ホプキンス大学を中心に様々な知的産業が集まっております。最もGDPというか生産量が多いのは当然ながら製造業である三次産業ですが、時代に次にくる産業へしっかり人的投資を行っているのがすごいですね。
さて、次からは本拠地であるボルチモア市について紹介します。
ボルチモアとはどんな街か?
この州はアメリカで最古の街の1つとして数えられる歴史のある街です。東海岸沿いに位置しており、メリーランド州の州都として経済的にも力をもっている街です。アメリカ南北戦争では戦火の真っ只中にあった街として有名です。
南北戦争が終わった後に、ペンシルバニア炭鉱により工業が発展。港をもっていたので、造船業、鉄鋼業などで大きく成長。19世紀では100万人を超える規模の人口集積地で、アメリカ10指の都市でした。そして現在でも市域人口65万人、都市圏人口240万人の規模があり、アメリカでも人気のある有名都市です。
この街が生んだ最たるものは「国歌」と「星条旗」です。アメリカのナショナリズムを代表する2つを生んだ街として有名です。
国歌が生まれたのはアメリカ独立戦争のときです。舞台は、大激戦地となったメリーランド(ボルチモア)にあったマクヘンリー砦。15000発にも及ぶ英国軍の攻撃をしのぎきり、メリーランド兵は25時間この地で英国軍を撃退。激戦となったマクヘンリー砦に立つ、たなびく旗をみて、詩人が詠ったものが現在の「星条旗よ永遠なれ」となったと言われています。
Beyonce singin the National Anthem(HD)
おお、見えるだろうか。夜明けの薄明かりの中 我々は誇り高く声高に叫ぶ。危難の中、城壁の上に雄々しく翻る、太き縞に輝く星々を我々は目にした
砲弾が赤く光を放ち宙で炸裂する中、我等の旗は夜通し翻っていた
ああ、星条旗はまだたなびいているか?自由の地 勇者の故郷の上に!
これが後に「星条旗よ永遠なれ」と名付けられるアメリカの国歌です。
ボルチモアの名産品「アンダーアーマー」です。アスリートなら誰でも知ってるスポーツアパレルのUNDER ARMOUR。この本社があるのがボルチモア市です。メリーランド大学フットボール部出身のケヴィン・プランクが地元で事業を立ち上げました。コットン素材のウェアに代わる新素材。ということでセカンドスキンと呼ばれるコンプレッションウェアを発明。これが爆発的にヒットし創業10年程度で世界中にユーザーをもつまで成長しています。
ボルチモアの名産品「蟹」「オールドベイ」。もともと漁港として発展した街で、海産物が美味しいらしいです。中でも有名なのが「スチーム・ブルー・クラブ」という蒸した蟹。それにオールドベイという地元名産の専用調味料をバンバンふりかけて、テーブルの上にごちゃ~と並べて、手づかみでワッシワッシ食べる。日本でも「ダンシング・クラブ」という手づかみシーフード料理店がありますが、それらのルーツですね。
チーム「レイブンズ」の歴史
アメリカを代表する作家「エドガー・アラン・ポー」がボルチモア在住している時に書いた作品「ザ・レイブン」が由来です。ちなみに意味は「大ガラス」チームのデザインもカラスがモチーフになっています。
レイブンズはもともとはクリーブランド・ブラウンズです。レイブンズの創業オーナーとなった人は、ブラウンズのオーナーでした。CLEのスタジアムが老朽化があんまりにひどいので、オーナーのアート・モデルさんは、違う町に本拠地移転を検討するんですね。
そうしたら「ふざけるな!言語道断だ!」と地元市民が大反対し市民運動になったんです。それで当時のオーナーは、夜逃げするかのようにボルチモアに別の球団を作ってそこに選手も移籍、それがレイブンズです。当時はボルチモア・ブラウンズだったんですが、これもクリーブランド市民から、「ブラウンズの名前使うな!!」と反発を食いまして、名前を決める事になりました。
レイブンズの戦績
1996|オーナーのアート・モデルがブラウンズを移転。レイブンズに改名
2000|第35回スーパーボウルを制覇 (vs ジャイアンツ)
2012|第47回スーパーボウルを制覇 (vs 49ers)
もともとボルチモアはフットボール熱が盛んな地域です。それは以前この町に、コルツがあったからです。以前はボルチモアコルツと言いましたが、これがインディアナポリスに移動するんですね。スーパーボウル制覇した地元チームのコルツがいなくなりまして、ボルチモア市民は意気消沈。そこで浮上したブラウンズ移動!ボルチモア市民は、新たなわれらがチームを大歓迎します。そうして、異常とも言えるボルチモア市民の応援に、新チームレイブンズは創設5年目にスーパーボウル制覇!その12年後も制覇してます。
しかし地区優勝はたったの4回。一見ワースト2位の記録なのですが、これは同地区にPittsburghスティーラーズがいるからかも。ワイルドカード6回で、合計プレーオフには10回でてますね。設立22年目ですから、そう悪くはない感じです。
レイブンズのオーナー、スティーブ・ビシオッティ
世界4位の人材派遣会社「アレジス・グループ」のオーナー。その前身であるアエロテック(Aerotek)社の創業者。アエロテックは航空宇宙産業への人材派遣に特化していたが、そこから大きくビジネスを成長させた。現在もボルチモアに本社を構えている。もちろん日本法人もある。
ビシオッティさんは名前の通りイタリア系アメリカン。ペンシルバニアの中流階級の末息子。現在58歳。詳しくはこちらにまとめてありますので、御覧ください。
HCはジョン・ハーボー
ジョン・ハーボーさんはオハイオ州、1962年生まれの人です。レイブンズには2008年からHCとして就いて、2019年で12年目のシーズンを迎える。第47回スーパーボウルを優勝しています。かなり長期政権といって良いでしょう。弟のジム・ハーボーはかつて49ersのHCとして、スーパーボウルで対戦。弟は現在ミシガン大学のHCとして活躍しています。
O#チーム主要選手
オフェンシブ・コーディネーターを担当するのは、グレッグ・ローマンさん(Greg Roman)。かつて、ビルズや49ersのOCをしてきた人です。レイブンズに来たのは、2017年から。3年目の2019年からOCとしてO#チーム全体を指揮しています。彼がなかなかの人なんですね。
QBラマー・ジャクソン(Lamar Jackson) #8
2018 / 1巡 /32位 / ルイビル大
新QBをそろそろ担保したいと願っていたレイブンズが獲得したQB。ルイビル大学でハイズマン賞を受賞した選手。フラッコとは違い、自分でもガンガン走るモバイル型QB。 特に2019年シーズンはスクランブルしまくって対戦相手をとことん蹂躙。RBかと思うくらいで合計1,206yds走りました。またパスの精度もめちゃくちゃ良くて、D#チームは為す術もない状態。QBレイティングも満点を2回だして、最優秀選手、最優秀攻撃選手のダブル受賞。
RB JKドビンス(J.K. Dobbins)#27
2020 / 2巡 / 55位 / OSU
テキサス州生まれで、オハイオ州立大学バックアイズに進学。大学3年を経てNFLから2巡指名を受けてプロに。デビューの2020年には840ydsを記録しチームの主軸であることを知らしめました。レシーブ記録は120ydsですが、これからそちらも増えそうです。
RB ラタビアス・マレー(Latavius Murray)#28
2013 / 6巡 / 181位 / UCF
もとレイダース、もとバイキングス、元セインツのRB。2015年にはキャリアハイとなる1,066ydsの記録を出しプロボウルに選出されてます。しかし、ピークから落ち込み、現在は600~800ydsくらい。
WR ラショッド・ベイトマン(Rashod Bateman)#12
2021 / 1巡 / 27位 / ミネソタ大学
QBジャクソンのメインターゲットとなるかどうか。数々のオプションの一つとなるのは間違いないです。ミネソタ大学から1巡指名がでたのは、2006年以来久々のことです。レイブンズのスター選手となってくれることを期待ですね。
WR デヴィン・デュバネイ(Devin Duvernay)#13
2020 / 3巡 / 92位 / テキサス大学
3年目の選手。2021年の記録は、33キャッチ272yds。まぁボチボチって感じ。
WR ジェイムズ・プロシェ(James Proche II)#3
2020 / 6巡 / 201位 / SMU
こちらも3年目ですね。出身地もデュバネイと同じくテキサス州。昨年からゲームに起用されだして、まだ記録は200yds程度しかありません。
FB パトリック・リカルド(Patrick Ricard)#42
2017 / ドラフト外 / メイン大学
レイブンズ歴=プロ歴のフルバック。すでに28歳なので身体はかなり酷使しているだろうと思われます。毎年引退と向き合ってる苦労人です。
TEマーク・アンドリューズ(Mark Andrews)#89
2018/ 3巡/ 86位 / オクラホマ大
これからボルチモアを背負って立つ選手にそだって欲しい。2018年は50回パスターゲットになって、552ydsをレシーブ。3本のタッチダウンの実績。今後ますます成長していってほしいですね。
TE ニック・ボイル(Nick Boyle)#86
2015 / 5巡 / 171位 / デラウェア大学
レイブンズでプロ8年目になるボイル。年齢もそろそろ三十路に近づき、身体にガタが来ているのでないか。でも、まぁとにかくでかい。体重は122kg。40yds5秒切れないが、当たり負けしない体つきのため重宝
LTルーニー・スタンリー(Rooney Stanley)#79 OT
2016 / 1巡 / 6位 / ノートルダム大学
O#メンバーで数少ない1巡指名選手。やはりレフトタックルには最高の人材がほしいですよね。彼はOL輩出の名門ノートルダム大学出身です。契約金額は5年のルーキー契約を終えて、5年$98Mと大型延長契約を締結。オフェンスラインの要となる選手です。
LG タイル・フィリップス(Tyre Phillips)#74
2020 / 3巡 / 106位 / ミシシッピ州立大学
C タイラー・リンデーバウム(Tyler Linderbaum)#64
2022 / 1巡 / 25位 / アイオワ大学
今年のドラフトでレイブンズが最初に指名した選手。アイオワホークアイではオフェンスラインのリーダーを担当。学生時代にはカンファレンスのオールスターにニ回選出。
RG ケヴィン・ジットラー(Kevin Zeitler)#70
2012 / 1巡 / 27位 / ウィスコンシン大学
ベンガルズからデビューして、ブラウンズ、ジャイアンツを経て、10年目にレイブンズに移籍。契約金額は3年で$22.5MとチームOLの中では2番目に高額です。パワーとウエイトがしっかりある選手なので、パワーランプレイなどにかなり貢献します。
C パトリック・メカリ(Patrick Mekari)#65
2019 / ドラフト外 / カリフォルニア大学
オフェンシブガードとしてチームと契約したけど、2021ではセンターとして出場するy予定。チームにどう影響するか。
RBガス・エドワーズ(Gus Edwards)#35
2018 /ドラフト外 / ラトガース大
ドラフト外でレイブンスに加入してきた選手。ドラフト外ですが、2018年シーズンは、718ydsとチームのリーディングラッシャーでした。サラリーキャップを圧縮しない、フロント陣からすると実にコスパの良い選手。
RB ベン・メイソン(Ben Mason)#38
2021 / 5巡 / 184位 / ミシガン大学
大学時代は1年生のときから全ての試合に出場。スペシャルチームのリターナーとしてもゲームに参加してきてます。フルバックとしてランプレイのブロッカーとして、またキャリアとしてパワープレイを堅実にしてきた選手です。
Kジャスティン・タッカー(Justin Tucker)#9
2012 / ドラフト外 / テキサス大学
レイブンズの重要なキッカー。実はロースターの中で上から8番目の高給取り。ドラフト外選手であるが、第47回スーパーボウル優勝の経験もしております。2019/4/24に、レイブンズと4年の延長契約締結。金額は$20Mでした。キッカーではセインツのルッツとほぼ同額。最上位クラスですね。おめでとうございます。
D#チーム主要選手
DCは、ドン・マーティンデール(Don Martindale)さん。オハイオ州出身、1963年生まれ。ヘッドコーチのジョン・ハーボーさんと同い年くらい、地元も同じと親和性が高い。2012年からレイブンズに在籍し、2018年からDCとしてD#チームを指導しています。
DE ジャスティン・モデュバイク(Justin Madubuike)#92
2020 / 3巡 / 71位 / テキサスAM
NT マイケル・ピアス(Michael Pierce)#58
ドラフト外 / サムフォード大学
DE カレー・キャンベル(Calais Campbell)#93
2008/2巡 / 50位 / マイアミ大学
キャンベルは、ジャガーズからの移籍組。2008年のドラフトでカージナルズから2巡全体50位指名で9年間をカージナルズ。そのご2016年からジャガーズで活躍。これらほとんどをスターターとして出場してきた鉄人です。2020年からはレイブンズに移籍になります。それにしても働きずくめで13年目というのはすごい。
ILB パトリック・クイン(Patrick Queen)#6
2020 / 1巡 / 28位 / LSU
大学時代にジョー・バロウと一緒に全米制覇した選手。素晴らしいラインバッカーですね。LSU時代はD#チームのキャプテンをしていました。NFLルールが変わり、2020年には#48だった背番号から、#6のシングルに変わりました。間違いなくレイブンズD#の要となる要チェック選手です。
ILB ジョシュ・バインズ(Josh Bynes)#56
ILB オダフェ・オウェ(Odafe Oweh)#99
ILB マリック・ハリソン(Malik Harrison)#40
2020 / 3巡 / 98位 / OSU
出身は、オハイオ州コロンバス。ルーキー年に45本のタックルをあげています。
OLB タイラス・ボウゼ(Tyus Bowser )#54
2017 / 2巡 / 47位 / ヒューストン大学
レイブンズ5年目になる選手。トータルタックル数80本。2021年に延長4年の$22Mで契約してます。
OLB デヴィッド・オジャボ(David Ojabo)#90
OLB ジャスティン・ヒューストン(Justin Houston)#50
2011年 / 3巡 / 70位 / ジョージア大学
カンザスシティ・チーフスの超重要エッジラッシャーとして、リーグでも有名人だったヒューストン。2021年からレイブンズと契約。プロボウルは4回、キャリアハイのサックは22本とスゴイスタッツです。
CB マーカス・ピータース(Marcus Peters)#24
2015 / 1巡 /18位 / ワシントン大学
ラムズからトレードで獲得してきた選手です。契約最後の年でしたが、素晴らしい活躍をしてくれたので、3年間の延長契約を締結しました。金額は$42M/3yと結構高額な召し抱え。身体能力が高く、ボールに食らいついてく感じがある選手。だけど素行不良なところもあり、扱いにくい性格の人物でもあります。
CB マーロン・ハンフリー(Marlon Humphrey)#44
2017 / 1巡 / 16位 / アラバマ大学
D#で少ない1巡指名選手。レイブンズのLCBです。2018年シーズンはパスディフェンスで15回と素晴らしい記録。2019年はチーム躍進の年でもあり、彼も大きく活躍しました。プロボウルに選ばれ、オールプロ1stにも選出。インターセプト3回、タックル65回と素晴らしい活躍でした。
SS カイル・ハミルトン(Kyle Hamilton)#14
2022 / 1巡 / 14位 / ノートルダム大学
隠しきれないスター感。今期ドラフトでチームの1stピックです。出身地はジョージア州アトランタ。身長が193cmと大きく手の長さは2mを超える。垂直跳びで1m、40ydsは4.59sとポテンシャルの塊。
FS マーカス・ウィリアムス(Marcus Williams)#32
2017 / 2巡 / 42位 / ユタ大学
セインツの名DBとしてリーグでも有名だった選手。満を持してレイブンズに移籍ですね。契約金額はさすがの5年70ミリオン$。(96億円/5年)
ちなみに、2017年のディビジョナル・プレイオフ。バイキングス戦でミスタックルしたのは彼です。詳しくはこちらの記事参考に。
SS チャック・クラーク(Chuck Clark)#36
2017 / 6巡 / 186位 / バージニア工科大
デビューして3年レイブンズで過ごし、今年の2月に見事延長契約を手にした。3年$16Mはまずまずな金額だと思います。ボルチモアの豊富なDB陣の中で存在感が出せるかどうか。厳しい環境にありますね。
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