2023年のスーパーボウルは、カンザスシティ・チーフスとフィラデルフィア・イーグルスとの最強決戦で、アリゾナ州のグレンデールで開催されました。
さて、今回の記事では、来年以後のスーパーボウル開催地について、ちょっと調べてみます。NFLが日本でもっと浸透しますように。
ではどうぞ。
2024年 / アレジエント・スタジアム
アレジエントスタジアムは、ラスベガス・レイダース(Las Vegas Raiders)の本拠地。屋内ドーム型のモダンな施設であり、NFLだけでなくをはじめとする様々なイベントに対応しています。
過去にはサッカーの「Concacaf Final Gold Cup」を開催。USとメキシコの代表戦は、62,000人を超える観衆を集めました。その他にはWWEのプロレス興行、そして各種音楽イベントもたくさん実施していて、まさにエンタメのためのスタジアムです。
スタジアムの建設費は約17億ドルかかり、2020年に完成。最大で約65,000人の観客を収容することができ、イベントによっては拡張席を追加して収容人数を増やすことも可能です。施設内には、モダンな設備や豪華なスイートルーム、レストランなども備えており、観客に快適なスポーツ観戦体験を提供しています。
2025年 / シーザーズ・スーパードーム
ニューオーリンズ・セインツの本拠地となるスタジアムです。完成は1975年、スタジアムの建築投資金額は約1億2,000万ドル(当時の304円/$:364億円)とされています。(現在価値で940億円ほど)。元々はメルセデス・ベンツ・スーパードーム(Mercedes-Benz Superdome)として知られていましたが、2021年にシーザーズ・エンターテインメント社が命名権を取得し、現在の名称となりました。
余談ですが、ネーミングライツを取得したシーザーズ・エンターテイメントは、ラスベガスにカジノをもつシーザーズパレスのことです。玄関口にユリウス・カエサルの巨大な彫像がある名物ホテルですね。ご利用になった方も多いのではないでしょうか。
巨大なドーム状の屋根が特徴。特にハリケーン・カトリーナが来襲した際も、外観にはダメージがありましたが、構造的にはなんの遜色もなかったことなど、自然災害に対する耐久性が高い。また収容人数が非常に多く、ゲームでは約7万人以上の観客を収容することができます。
過去には第47回のスーパーボウルを2013年に開催しました。そこから数えて早幾年。12年ぶりの開催となる予定です。本当は2024年の予定だったのですが、NFLが試合数を一つ増やしたために、ニューオーリンズ伝統のマルティグラ・カーニバルと日程が重なってしまいました。そのため開催をベガスと入れ替えたというわけですね。
2026年 / リーバイス・スタジアム
こちらはまだ噂ですが、しかしかなり濃厚な様子です。サンフランシスコ・49ersの本拠地で、第50回スーパーボウルを2016年に開催したばかりですね。デンバー・ブロンコスとカロライナ・パンサーズの戦いは今でも覚えています。ボン・ミラーがかっこよかったですね。
リーバイススタジアムは、2014年に完成。カリフォルニア州サンタクララに位置しています。サンタクララはサンフランシスコのベイエリアに位置する都市であり、シリコンバレーの一部として知られています。この地域はハイテク産業の中心地であり、多くのテクノロジー企業が存在しています。このスタジアムも最先端の技術をふんだんに搭載した、ハイテクスタジアムとして知られています。建築投資額は約13億ドル(1430億円)と言われてます。
他の特徴的な点は、環境に配慮した設計と持続可能性に焦点を当てています。太陽光パネルを備え、再生可能エネルギーを利用しています。また、スタジアム内にはグリーンエリアやソーラーパネルで覆われた屋根があり、エネルギー効率を高めています。
さらに、観客席は快適さと視界を考慮して設計されており、モダンな施設と最新のテクノロジーが組み合わさっています。
VIPルームの他に、プレミアシートがあり、こちらはバーカウンターがセットされています。こんな環境でスーパーボウルを観戦するのは、間違いなくセレブレティだけでしょう。
今後の噂トッテナム・ホットスパースタジアム
さて、こんな話もあります。イギリス・ロンドンが手を上げているとのこと。ロンドンゲームでの観客動員数も多く、ヨーロッパでの人気も高まりつつあります。いつかどこかで、スーパーボウルが海外で開催されることになる可能性も十分にあります。お金をどんどん積むようになることは十分考えられます。
さぁ、スーパーボウルがアメリカから出るのは、いつごろでしょうか。そこまでリーグが成長するのは、本当に楽しみですね。