2019年2月3日 アトランタファルコンズの本拠地である、アメリカ南部の工業都市アトランタにて、スーパーボウルが開催されることが決定したそうな。(nfljapan.comより引用)
今現在工事中とのことらしいが、メルセデス・ベンツ・スタジアムがその大舞台の会場になるそうだ。この大きなスタジアムは、今年完成予定になっている。5階建てで、ガラス張りの素晴らしいデザインを持ち、アトランタを象徴するようなシンボルになるだろう。
設計事務所はヘルムース・オバタ・カッサバウムという会社。アメリカの中でも1・2を争う規模の大きい事務所で、世界でも4番目に大きい組織型設計事務所だ。日本国内であれば、名古屋のセントレア空港や福岡国際空港を設計した会社と聞けば、覚えがいい。他には、ドバイ・マリーナとか、アップルキャンパス(クパチーノ)とか。
さて、その新メルセデス・ベンツ・スタジアム。その外観がもうグレート!
ダイヤモンドのように美しくカットされた断面が表情を作っていて、それがガラスで構築されている。外観とすれば圧倒的。
天井にはベンツマークのスリーポインテッドスターが上空から臨めるようになっている。そしてこれがスライドするように自動開閉する。開いた姿はまるで蕾が花開いたようである。
内観はこんな感じだ。つぼみが 開いたその側面に360°のフルスクリーンが設置される。これはとっても美しそうだ。
さて、この建設工事費だけども、15億米ドル。今現在のレートで109円だから、1635億円。こんな面白いスタジアムが日本にもできたら・・・・と思う。
昨今話題だった新国立競技場。ザハ・ハディド案は日本のゼネコンが試算したところ3000億だったけれども、隈研吾案のA案でも1550億円かかる。
これ3000億
これ1550億
これ15億ドル
うん。アメリカの勝ちだね。
やっぱりスポーツ産業の作り方はアメリカが一番上手だ。素直に勉強した方が良い。