A. スミス・ショウでのインタビューで、伝説のセーフティ、トロイ・ポラマルが出演しました。
ポラマルは「あんな選手は今まで見たことがないんじゃないか?」と、ラマー・ジャクソンのことを大絶賛しています。
マイケル・ヴィックとの比較
ラマー・ジャクソンを過去のQBと比較すると、最初にイメージが浮かぶのが、アトランタ・ファルコンズでプレイしていたQBマイケル・ヴィックです。
彼は、モバイル型QBのサラブレッドで、とにかくよく走る人でした。その後闘犬問題でNFLからは一時リジェクトされましたが、アスリートとして能力が非常に高い選手です。
そんな二人を比較してみると、こんな感じです。マイケル・ヴィックの最高記録が年間1,039yds。パスは2,472ydsです。対するラマー・ジャクソンは残り3試合あります。このまま行けば、間違いなくマイケル・ヴィックの記録を更新し、NFL史上最高に走ったQBとして名を残すことになります。
パスTDでもNFLリーダー
また彼は、ランだけでなくパスタッチダウンでも28本を上げており、NFLリーダーです。パサー型QBのジミー・ガロポロ(49ers)が25本、アーロン・ロジャーズ(パッカーズ)が23本です。
ラマー・ジャクソンは走っても一流、投げても一流。二重の驚異をもつQBであることが分かります。だからこそ、伝説のセーフティー、トロイ・ポラマルをしても「俺たちは今まであんな選手見たことがない」と言わしめるのでしょう。
どうやったら彼を止められるか?
セーフティーが広いゾーンをカバーし、CBとWRがマンツーマンで競り合い勝てば良い。もしくはDLがコンテインし、QBが自由に投げられない状況に追い込めば、仕留めることができる。
しかし、ラマー・ジャクソンはRBばりの脚力をもち、DLのラッシュを悠々と交わしてしまう。パスカバーD#につけば、そのままランで中央を蹂躙される。それを避けるためには、SとLBがQBランをケアするために、前よりのD#をする。
さて、そうするとカバーは必然的にゾーンになる。後方担当のFSと前よりLBの間にゾーンが空いてしまい、ミドルレンジのパスを投げ込まれてしまう。D#としては二重の苦しみ。
出てきた答えは・・・・
スティーラーズのSミンカー・フィッツパトリックみたいなスゴイやつしか対応できないんじゃねぇか?というシンプルなものでした。
というわけで、ラマー・ジャクソン無双状態は続きそうです。
プレイオフが楽しみですね。