今週の対戦カードです。かんたんに両チームを紹介します。
1月15日 20:15キックオフ(JP1月16日 12:15〜)
会場:シンシナティ Paycor Stadium
降水確率10% 気温3℃
レイブンズの戦績
レギュラーシーズン 10勝7敗
ヘッドコーチ:ジョン・ハーボー
O# パス28位 ラン2位
D# パス26位 ラン3位
QBラマー・ジャクソンから、バックアップQBタイラー・ハントリー#2に変更したのがWeek13から。これらを比較すると、
ラマー・ジャクソン:6勝4敗 攻撃力9位
タイラー・ハンフリー:3勝3敗 攻撃力31位
となりますね。まぁ勝率でいうとそうは変わらないのですが、やっぱり、QBの存在は大きい。
注目したい選手 QB、LB、S
ラン攻撃の強みを出しているのが、やはりモバイルQBの存在でしたが、張本人のQBラマー・ジャクソン#8 は出場できません。代わりに登板しているハントリー#2は、右肩を負傷しており、20ydsを超えるロングスローをまだ3回しか成功させていません。
またレイブンズはD#が、特にLBたちによるランD#が強い。歴史的にも防御が強い印象のチームです。特に注目が、ベアーズからトレードで獲得したLBロークアン・スミス#18ですね。
またSチャック・クラーク#36にも注目です。タックル総数ではスミスを抜いている、チームの重要なタックラーです。彼が最後の砦という感じ。
ベンガルズのシーズン
2022年 12勝4敗
HC:ザック・テイラー(4年目)
攻撃 パス5位 ラン29位
防御 パス23位 ラン7位
合言葉:Who Dey!!!
こちらは、レイブンズと違い、ラン攻撃があまり強くない印象です。チームのRBのジョー・ミクソン#28は、合計814ydsとそう多くない印象です。(210回アタック、平均3.9yds)。
ベンガルズの魅力はやはりQBジョー・バロウです。パス攻撃でリーグ5位の成績を出しているのは、彼のクレバーさであり、パス精度です。またランでも257ydsを記録。モバイルQBというわけでないですが、スクランブルができる脚があるのは良い。
またクイックリリースでも彼は大きく成長しています。スナップされてからリリースするまでは、2.2秒でリーグで最も速い。同時にサック数は39回となかなか多く苦しんできてます。だけど、ボールセキュリティが良いため、ドロップ26回と少ない。
注目したいのはレシーバー陣
1,046ydsを稼ぐチームリーダー、WRジャマール・チェイス#1。ジョー・バロウと同じ大学のチームメイトでLSU時代に無敗のチャンピオンシーズンを過ごした仲間です。彼が2021年にドラフトされてから、ベンガルズは大きく変貌を遂げました。
1,029ydsを稼ぐセカンドWR、ティー・ヒギンズ#85。昨年2021年はチェイスに偏っていたパスが、今年は満遍なく投げれています。これは相手D#にとっては驚異ですね。ターゲットを絞ることができないので、戦力が分散されてしまう。どちらか弱いCBがいるほうに投げたらいいのです。バロウが成長したとも言えます。
WRタイラー・ボイドも762ydsを稼いでいます。300ydsほど届きませんが、3人目のレシーバーとして見るならば、十分すぎるほどの存在です。キャッチ成功率は70%を超えていて3人の中では一番固い。レッドゾーンでも活躍し、5TDを上げています。
オッズはベンガルズ優位
ベンガルズ -455(1.22倍)
レイブンズ +345(4.45倍)
と、かなりオッズには差がついています。レイブンズのD#はパスに弱く、ベンガルズのO#はパスが魅力。となると、ベンガルズの攻撃が上回り、タッチダウン差をレイブンズが取り返せるかという展開になります。
レイブンズのO#はランが強いので、ジリジリ時間を使いながら、ベンガルズが攻撃する時間を削っていくでしょう。しかし、少しの時間さえあれば、逆転されることも十分あります。さぁ、どうなるでしょうか。楽しみですね。