さて、前回と前々回で、NFC+AFCの各地区の優勝チームについて紹介しました。
今回の記事では、各カンファレンスから3チームずつ出てくるワイルドカードのチームについてご紹介します。さてさて、どんなプレーオフになるのか。熱戦を期待したいですね。
まずはAFCの3チーム、次にNFCの3チームを紹介します。
ではどうぞ!
NFLが日本でもっと浸透しますように。
- AFC 北地区2位 ブラウンズがプレーオフに!
- AFC 南地区2位 コルツがワイルドカード!
- AFC 北地区3位 レイブンズがキターーー!
- NFC 北地区2位 古豪ベアーズがぬるりと。
- NFC 南地区2位 すごいぜバッカニアーズ
- NFC 西地区2位 ラムズが登場!
- 台風の目となるのは・・・・・
AFC 北地区2位 ブラウンズがプレーオフに!
きましたね!ブラウンズ!なんと今年は11勝5敗!過去に16敗してきたチームとは思えないですね。ブラウンズがプレーオフにでるのは、なんと18年ぶり!!!2002年にワイルドカードで出た以来です。今年は大変強いですよ!
注目したいのは、QBベイカー・メイフィールド。ハイズマン賞受賞のドラフト1位指名。ノリがいい熱血野郎、チームに献身的なプレイが好感もてます。パスプレイでは3,563ydsで、実はキャリア3年目で一番少ない数字でした。それでもリーグ18位の実力。
さてブラウンズO#はラン攻撃。リーグでは3位の実力になってます。ブラウンズのグラウンドアタックを担当するのは二人のRBです。エースがニック・チャブ。ジョージア大学卒業の3年目。今年の成績は1,067ydsと二年連続の4桁記録。当然プロボウルにも選ばれました。
そして二人目のRBはカリーム・ハント。かつて猛攻撃のチーフスの中心人物でしたが、暴力事件のためにブラウンズに転籍してきました。彼は相変わらずの低重心で、足が止まらない。カットバックの速さが素晴らしく、少しのタイミングで空間を切り裂いてきます。今年は847ydsでチームで2番手。しかもチャブよりもレシーブ回数が2倍。バリエーションが多いためレッドゾーンでの活躍が見られそうです。
しかし、HCがコロナウイルスにかかってしまったので、プレーオフに出場できません。指導者がいないままでは結構厳しいよね・・・。おおお、なんでこのタイミングなのよ!頑張れブラウンズ。
AFC 南地区2位 コルツがワイルドカード!
1位のタイタンズと同じく10勝してるが、惜しくも2位になったコルツ。新QBのフィリップ・リバースを軸に新しいチームに生まれ変わってきましたね。パスプレイでは11位の記録。でもレッドゾーンではあまり成果が高くないので、パスランキングでは20位。リバースの心が荒れなければ期待できます。
コルツの強みはD#チームです。パスD#ではあまりですが、ランD#では2位の防御力。この中心にいるのが、DPOYを過去とったMLBのダリアス・レオナルド。今年も132本のタックル、3本のサック、7本のパスDというグレートな働き。彼は本当素晴らしい。
注目したいのは、キッカーのメガネの人。名前が読みにくいんですが、ロドリゴ・ブランケンシップさん(Rodrigo Blankenship)。ジョージア大学出身で、ローズボウルでは史上最長のフィールドゴールを決めたキッカーとして有名です。今年は37本中32本、86.5%の成功率でリーグ5位。かなり安心できる存在。リバースが運んだボールをガッツリ決めてくれそうです。
AFC 北地区3位 レイブンズがキターーー!
レイブンズは、ワイルドカードだけど、スーパーボウル候補の一つ!実は3位なんですが、11勝してるんです。普通の地区なら優勝してるレベルです。AFC北地区のスティーラーズとブラウンズが強くて、ワイルドカードになったって感じ。
やっぱりQBラマー・ジャクソンですよね!もうマジで能力高いよね。投げるし走るし、落ち着いてるし。それにチームへの感謝にあふれてて、信頼されてる感じがスゴイ。O#チームはパスでは32位なんですが、TDしてる率ではリーグ13位。つまりレッドゾーンで強いんですね。
それよりもスゴイのがランプレイ。リーグ1位のゲイン数3,071ydsと、TD獲得数もリーグ3位。レイブンズはランでレッドゾーンまでガンガン迫ってきて、残り20ydsを色々なバリエーションでTDにつなげる感じです。
さらに!D#がバカ強い。ランD#でも8位、パスD#でも6位と、全方位的に鉄壁。レイブンズって伝統的にD#チームが強い。しかも受け身のスタイルじゃなくて、結構アグレッシブなので、うまく行けば得点チャンスにつなげてきます。レイブンズは強そうですよね。
NFC 北地区2位 古豪ベアーズがぬるりと。
うーん。ベアーズが来ましたね!今年は8勝8敗で2位。パッカーズには結構差を付けられましたがね。昨年出れなかったので2年ぶりのプレーオフ登場です。
QBはトルビスキーだったり、ニック・フォールズだったりでした。プレーオフでは多分・・・・トルビスキーでしょうね。どっちもあんまり飛び抜けた感じはないのですが、フォールズは2勝5敗。トルビスキーは6勝3敗で、ちゃんと勝ってるんですよね。どんなゲームになるか期待。
ベアーズの魅力はD#チームです。ILBのロークアン・スミスは139のタックルをあげてきて、リーグ2位のタックラー。さらにもう一人のLBダニー・トレバザンも113本のタックルをあげてます。
またスターラッシャーのカリル・マックがガンガン攻めてきますね。D#チームの動きを見るのは楽しいと思います。
NFC 南地区2位 すごいぜバッカニアーズ
バッカニアーズが何と11勝を上げて南地区2位。堂々のプレーオフ進出です。彼らからすると、ワシントンもベアーズもアンダードッグです。台風の目となるのは間違いないです。QBブレイディが率いるO#チームは、パスの攻撃力ではリーグ2位!タッチダウン本数もリーグ2位。やっぱりブレイディの精密さは恐ろしいものがあります。
二人のWRがメインターゲット。プロパー選手のマイケル・エバンス。獲得ydsでは1006ydsとチーム1位。もう一人はクリス・ゴドウィン。シーズンで840ydsを稼いでくれました。彼ら2つのミサイルがブレイディの武器になります。
さらに復活してきた二人のスター。一人はTEロブ・グロウンコウスキ。かつてペイトリオッツでブレイディと一緒に根こそぎリングをもぎ取ってきた選手です。そして!WRアントニオ・ブラウン!スティーラーズのスーパースターだった選手。色々あってタンパで復活です。
QBは史上最高と言われるトム・ブレイディです。精神的支柱でもあり、彼のリーダーシップがプレーオフで本領発揮されることは想像に難くないわけです。さらにD#チームは、ランD#でリーグ1位!!めちゃくちゃ期待しちゃいます。
NFC 西地区2位 ラムズが登場!
ラムズですよラムズ!もう今年も強かったのに・・・シーホークスが一枚上を行きましたよね。ラムズの戦績は10勝6敗。うーん今年はついてない年なのかも。
ラムズO#を率いるQBジャレッド・ゴフ。重要な選手なんですが、なんと大事なタイミングで親指を怪我してしまいました。オウゥフ・・ナンということでしょう。
バックアップを担当するのが、2018年ドラフト外でデビューしたジョン・ウルフォード。ウェイクフォレスト大学卒の24歳。うーん、彼でプレーオフを勝ち抜けるか?さすがにね。最初のゲームが強敵シーホークスだけに。
HCのショーン・マクベイがどう采配をするのか。それが結構楽しみですよね。ラムズはD#チームは最強です。パスD#でもランD#でも。シーホークスの攻撃を封じ込められれば、、、、、かなり厳しいことですけどね。
台風の目となるのは・・・・・
やっぱりバッカニアーズでしょう。なんといってもGOATのトム・ブレイディがいます。負けるときは呆気ない感じですが、やたらと強いときもあります。うまく集中力が高まれば、大爆発する可能性がありますね。
他にもやっぱりレイブンズですね。昨年スーパーボウル候補者と言われながら、タイタンズに悔しい敗北をしました。今年はしっかり対策練ってきています。もう負けないんじゃないかなと思います。他のゲームも色々期待したいところですね。