プレシーズンも残すところ2Weekです。あと21日経てば、2018年シーズンの開幕がスタートです。非常に楽しみです。プレシーズンの勝敗はプレイオフに全く影響がない。ですので、この4週間は
- アサイメントの確認とエラー探し
- 2軍3軍、バックアップ選手たちの試合調整とモチベーション向上
- 新ルールへの対応確認
などが、目的となります。ですのでプレシーズン中は
①スターターQBはあまり出ない
②怪我させないように本気で当たらない
③やることやったら次々交代
というふうにゲームが展開されます。
プレシーズンの2週目で、ピッツバーグ・スティーラーズvsグリーンベイ・パッカーズがありまして、GBが大差で勝利しましたが、これもまた本シーズンにはあまり影響がないってことです。一喜一憂したくなる気持ちはありますが、大事なのはWeek1からです。調子良すぎて派手にこけないことを祈ります。
新キックオフルール
キックオフリターンのプレイが最も怪我人が発生します。それはリターンする方も、タックルする方もかなりのスピードが出るからです。その加速した分タックルする方もされる方もかなりの衝撃になる。このシーンを抑制することがオーナー会議で決議されました。いくつかのルールが決まりました。
①キックオフチームは助走禁止
ボールと同じラインに並んで、キックと同時に走り出す。以前ですと、キッカーと並んで走り出す形でしたが、それも加速が過ぎるので禁止になりました。
②ウェッジブロック禁止
「ウェッジ」とは、日本語でいうとクサビって意味です。三国志でいうところの魚鱗の陣です。これをやると、ブロックがものすごく強くなる。タックルするほうが怪我のリスクが高くなるので、元々NFLでは禁止されてます。ですが、今回3名でこれをやるのも反則とすると、ルールが厳しくなりました。
③スクリメージラインから15yds以内に8名配置+ブロック禁止
まぁ、リターナーを一人、ブロッカーを2人残して、あとは前線におりなさい。というルールですね。大きくリターンしにくくしてる。つまりニーダウンの状況が増えて接触する回数が減るでしょうという狙いです。ブロック禁止っていうのは、ボールと関係ないところで接触するなよ。というルールですね。ボールが地面についた、誰かが触った、キャッチしたらブロックはokです。
ヘルメットルールはかなり複雑に
NFLで最も重要視されるのが脳震盪問題。ヘルメットアタックと言われるプレイは厳しく処罰されます。ですが、これがどこからどこまでが反則で、タックルするD#側はもちろん、ボールキャリアのO#選手側でも反則を取ることになりました。
これは非常に判断が難しく、NFLのプロ審判団も首をひねっているそうです。