かつては、バックアップQBとしてしか知られていなかった選手です。昨年は、いなくなったラッセル・ウィルソンのリプレースというか、急事しのぎの代打というような印象でスタートしたのですが、、、、いやはやなんのなんの。素晴らしい活躍でした。
2022年のジーノ・スミス
シーホークスの先発QBとしてシーズンをスタート。最初から頭角を現し、1年間で4,282yds、タッチダウン30本、完投率は69.8%を記録。バックアップとして2シーズンをプレーした後、9年目に回ってきたチャンスを見事にものにしました。
キャリア初のプロボウルへの選出。AP通信ではNFLカムバックプレイヤーを受賞。(怪我もしてないのにカムバックってのも、ある意味失礼な気もしますが)。
33歳となるベテランQBは、3年で1億500万ドル(≒147億円)で再契約を締結。お見事!!!!
ジーノ・スミスは、フロリダ州生まれ
彼の本名は「ユージーン・クライン・スミス」。実は”ジーノ”ってのは、ニックネームで、彼のお爺さんが”ビッグ・ジーノ”って呼ばれていたところから、名付けられたそうです。おじさんが陸上ハードルでフロリダ州のレコードホルダー、従兄弟はマイアミ大学のスターRBとして有名。そんな血筋に生まれた人です。
ウェスト・バージニア大学に進学。身長も高く、足も使える。パスもシュアーで正確。まさしく2つの脅威をもつ”デュアル・スレットQB”として一斉を風靡することになりました。
そして2013年のドラフトでは2巡全体39位にて、NYジェッツから指名。QBに悩むジェッツからすると、チームの命運をかけたピック。この若い選手に期待がのしかかりました。
しかし、その後のスミスは、成功できませんでした。プロ入り後はバックアップとして各チームを渡り歩く年年。ジェッツ、ジャイアンツ、チャージャーズときて、2019年からシーホークス。そこでもウィルソンのバックアップでしたね。
そんな彼が、2022年に爆発したわけです。もうこれはアメフトファンならたまらない展開ですよね。
ジーノ・スミスのSNS
地元のフロリダで練習する姿。これはマイアミ大学ですね。彼の出身大学ではありませんが。彼もあまりフットボール以外のことを投稿する人ではないですね。