NFL超入門!~群雄割拠の32国志演義~

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トレードの話題にある3人のプレイヤー

このプレシーズン中にトレードの噂が飛び交っている3人がいる。どの選手もチームにとって大きな柱となる存在です。しかし本人の希望や金額の面での合意が難しかったり、実力はあるもののスターターとして出場の機会が得られそうにないなど、様々な理由でトレードするかも?と話題に上がっています。

 

今回の記事ではそんな3人にまつわるストーリーをまとめます。

 

FSアール・トーマス to ダラス・カウボーイズ

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 シアトル・シーホークスのセカンダリーでは核となる選手です。レジオン・オブ・ブームス(爆音軍団)と呼ばれた強力なD#をもつDB軍団。その中心にいるのが、彼アール・トーマスです。

しかし、CBリチャード・シャーマンは49ersに移籍が決定。SSのキャム・チャンセラーは首の怪我が治らず、泣く泣く引退を発表。唯一残っているのはLBボビー・ワグナーと、アール・トーマス。その彼が2017年の年末に、ダラスのHCジェイソン・ギャレットに接触してるんですね。

 

「ずっと昔からダラスの大ファンなんだ。まだ僕はシアトルでプレイしているけど、いつか契約更新のタイミングでは、僕と契約してほしい」

 

かなり明確に彼はメッセージを発信しています。ダラスからしても、強いバックスと契約できるのは、願ってもないことです。WRデズ・ブライアントを放出して、予算にも空きが出てきてます。開幕戦前にトレードが成立するとは思えませんが、ひょっとすると、2018年のシーズン中に移籍するかもしれないです。

DEカリル・マック to シアトル・シーホークス

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 こっちは金問題ですね。カリル・マックは5年目オプションついて、ルーキー契約を1年だけ伸ばしてます。現在は年俸15億円くらいです。この後は契約更新なんですけど、彼が望んでいる契約金額が、トップQBと同じくらいなんですね。

 特にデンバー・ブロンコスのOLB、ボン・ミラーが持っている契約金額が6年で114M$。補償金額が$70Mとかなりの大きさ。カリル・マックは自分はボン・ミラーと遜色ないパフォーマンスを出せると、彼を引き合いにだしてレイダースと交渉してます。さすがにHCジョン・グルーデンも納得しづらいようですね。

 仮にアール・トーマスをトレードすることができれば、シーホークスには空きキャップヒットが生まれ、D#の補強が必要になります。ですんで、カリル・マックが移籍する可能性は十分ありますね。

QBテディ・ブリッジウォーター to ジャクソンビル・ジャガーズ

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 かつてのドラフト1巡選手。全体32位でバイキングスと契約したテディ・ブリッジウォーター。1年目から幸運にもスターターになり、プレイオフに進出までチームを牽引。フランチャイズQBとして定着するかと思いきや、怪我で表舞台から去るしかなかった。

 現在は、バイキングスからNYジェッツに移籍しているけども、バックアップQBとしては契約金額が高く、またルーキーQBとしてドラフト3位で契約したサム・ダーノルドが予想以上の大当たり。ジェッツは、彼をフランチャイズQBとして育てていくでしょう。そうなると、バックアップQBにはそれほどお金を割きたくない。OLの強化や他にもD#チームの補強に予算を割きたい。

 QBブリッジウォーターの方も自分のキャリアをここで終わらせたくない。できることならスターターQBとしてNFLで活躍したい。かつてはプレイオフまでプレイした実力があります。違うチームに移籍して、ゲームにでれるなら願ってもないことでしょう。

まとめ

まぁ、どうなるか分かりませんが、こういう噂話って本当に面白い。こういう裏話を聞いてからシーズンのゲームを見ると、また違った見方ができます。願わくば、3人共移籍が決定すると面白いなと思います。