QBワトソンの移籍の話は、もう無くなりそうにないですね。彼は絶対移籍するでしょう。2020年にはWRホプキンスがいなくなり、2021年にはJJワットがいなくなり、もうかつてのテキサンズの柱は消えてなくなりました。
これからのテキサンズはどうなるのか?今回の記事ではそんなことを調べてみました。
NFLが日本でもっと浸透しますように。ではどうぞ。
2021年のテキサンズドラフトの結果
これが今年のテキサンズのドラフト陣営です。1巡・2巡とも指名権をもっていなかったです。最初に指名したのがスタンフォード大学のQBデイビス・ミルズ。その後はWR、TEと攻撃陣の補強が続きました。
ミルズは、いわゆるポケットパサー。プロタイプと言われるQBです。カセリオGMは彼を、スマートでQBとしての素質は十分の備えていると高く評価しています。他のスカウトマンからも「ボールの手離れがクイックで良い」「もしもう1年大学に残って2022年ドラフトなら1巡だったかも」などと評価もされています。
しかし、HCのデヴィッド・カリーは彼を先発で使えるほどだとは評価していません。「プロの世界はアマチュアと違う。別世界なんだ。しっかりチーム内で競争してもらい、しっかりと勝ち抜いてほしい」と語っています。
競争相手となるテキサンズのQBは?
テキサンズは、デュアル・スレットタイプのQBタイロッド・テイラーと3月に契約を結びました。彼は年齢は31歳、契約期間も2021年の1年だけです。スターターが決まらない急事をしのぐだけに見えます。
それでも彼はビルズ時代の3年間(2015-17)はスターターとして投げてきた経歴のベテランです。ボールが取りにくいという話もありましたが、投げる・走るの両方ができるところは、デショーン・ワトソンの下位互換とも言え、悪くないように思います。
もうひとりは、ライアン・フィンリーです。2019年ドラフトで4巡104位指名された選手で、NCステート出身。過去二年はベンガルズのバックアップとして契約してきました。ダルトンの後ろ、2020年にはバローが怪我したので、プロとして結構投げてます。彼の弟も現在、NCステートのアメフト部のQBをしています。
ミルズをとりあえず確保したものの、別段彼がすごく特別な選手というわけではありません。彼はきっと、テイラー、フィンリーという二人の先輩のもと1年間は育成させられるんだろうと思います。
まとめ
さてさて、どうなることやら。デショーン・ワトソンの女性問題の連続訴訟もまだ片がつかないところ。これがはっきりしないと、他のチームもワトソン獲得に動きにくいですよね。
NFL32チームで、最もチーム編成がガタガタしているのが、このテキサンズじゃないかなと思います。シーズン開幕が9月、あと4ヶ月です。さてヒューストン経営陣の仕事ぶりを見届けたいと思いますね。