そうですかー。彼もまたGMの餌食になってしまいました。大物WRの一人、ファルコンズのフリオ・ジョーンズがどうも移籍しないとならないようです。
なんで彼ほどの人物がチームからでないといけないの?今回はそんな話をまとめます。
NFLが日本でもっと浸透しますように。ではどうぞ。
移籍の原因はキャップスペース
フリオ・ジョーンズが移籍する一番の理由は、キャップスペースです。ファルコンズは今回、キャップスペースが60万ドルしかありません。これでは、新人選手との契約には到底足りません。ましてや積極的なトレードなど不可能なのです。
現在、ファルコンズのGMは、2021年から着任したテリー・フォンテノー(Terry Fontenot)です。1980年12月生まれの41歳。彼はかつて、2012年からニューオーリンズ・セインツのスカウトマン、からアシスタントGMをやってきた人物です。ファルコンズの歴史では、初の黒人GMということのようです。
新GMのテリーが直面した一番の問題は、過去の遺産の精算でした。前GMトーマス・ディミトロフは2008年から2020年までの13年間を担当してきた人物です。つまり現在のファルコンズの布陣は、彼がデザインしてきたものになります。
ディミトロフは2019年。フリオ・ジョーンズにかなりの大型契約を締結しました。彼はこの記事で「フリオは過去最大の契約金額をもらうワイドレシーバーになるだろう」と選手を大きく評価してきました。
で、これがフリオが契約した内容なのですが、予想通りかなりの高額ディールでした。しかし、その期待の反面、フリオ・ジョーンズは2020年ハムストリングを故障しており、7試合を欠場してしまい、ファルコンズの武器ではありましたが、最後まで活躍できませんでした。
ファルコンズは2021年にカイル・ピッツを獲得
そして、2021年のドラフトです。ファルコンズが獲得できたのが、フロリダ大学の怪物カイル・ピッツです。彼は史上最高との呼声も高い名レシーバーになりそうな予感です。ファルコンズは4位指名権をもっており、OSUのQBジャスティン・フィールズや、アラバマ大学のQBマック・ジョーンズを獲ることもできましたが、カイル・ピッツを選びました。これにより、ジョーンズの移籍の路線は固まったといえるでしょう。
もう一つは、WRカルヴィン・リッドリーです。2018年からドラフトで加入した彼は、フリオ・ジョーンズの2ndでした。しかし、2020年には1,400ydsに迫るほどの記録を伸ばしており、1stレシーバーになれることを証明してくれました。
2022年の春には、エントリー契約から、本契約にステップアップしますし、その分の予算も必要になってきます。別の補強もやりたい新GMの仕事は、やっぱり経費削減ってことになるわけですよね。それも一番大きな部分から攻めるしかない。
まとめ
というわけで、フリオ・ジョーンズがアトランタ・ファルコンズから移籍することは、ほぼほぼ確定路線のようです。今後は彼がどこにいくのか、非常に気になるところですね。僕としてはファルコンズのユニ以外を着た、フリオは全くイメージが沸かないですねぇ。