ブラウンズに大きく貢献したのに、喧嘩別れしてしまったのが、QBベイカー・メイフィールド。
2018年ドラフトの全体1位指名で、当時超弱小状態だったブラウンズからデビュー。チームの状況はあまり良くなかったですが、弱音や愚痴を吐くことなく、常にポジティブで居続け、チームをプレイオフまで牽引してくれました。
そんな彼ですが、このオフシーズンにチームと喧嘩別れ。
①なんでメイフィールドはブラウンズと縁切り?
②彼がどこのチームに移るの?
その辺りを今回の記事ではまとめてみます。
ではどうぞ。NFLが日本でもっと浸透しますように。
ブラウンズと別れた理由。
これはもう簡単に言うと、「メイフィールドじゃ勝てない」って判断をされただけの話です。
2018年に全体1位で指名を受けたメイフィールド。最初はタイロッド・テイラーのバックアップでWeek3に登場。そして1年以上ぶりの勝利をブラウンズは経験しました。この当時の盛り上がりは素晴らしかった。
これでブラウンズは変わる!そんな大きな期待が寄せられたが、2019年はへっぽこ。6勝10敗という最悪のシーズンでしたね。やっぱりいまいちなブラウンズに逆戻り。
しかし2020年は良かった。11勝5敗で、チームは2002年ぶり、19年ぶりのプレーオフに進出することができたわけです。これは最高の出来事でしたね。11勝してるものの、同地区は強くてワイルドカードでの出場でした。それでもメイフィールド!最高の男!!!て評価は鰻登りでした。
スーパーボウル優勝可能性大!!!という大きな期待があった2021年シーズン。これがまた悪化しました。QBメイフィールドは方を毛がして、その痛い状況でプレーし続ける。パフォーマンスは落ち込み戦績は8勝9敗という、いまいちな結果。
この4年間で、HCは4人変わってきた。ようやく優秀なヘッドコーチ、ケヴィン・ステファンスキによりどっしりしてきたところだったのに、この解約は辛いところ。
With many uncertainties, here is where my head and heart is. pic.twitter.com/psipN96cmh
— Baker Mayfield (@bakermayfield) March 16, 2022
ベイカー・メイフィールドからすると、「散々チームに尽くしてきたつもりだ。それなのに見下された感じ。HCは4人も変わりOCはもっと変わってた。」と、とにかく超不満なご様子。
移籍可能性①
現在、ライオンズにいるジョン・ドーシーは、かつてブラウンズのGMだった人物。当然メイフィールドを指名したのもドーシーです。そんなご縁がまだあると思いますね。
ゴフは高額サラリーの選手なので、ちょっと現時点では微妙かもしれないですが、ゴフは昨年も勝てていないですからね。フロントも変えてみたい気持ちはあるはずです。
2023年にはゴフが圧迫してるサラリーキャップも1000万ドル空いてきます。そうするとドラフトで大学から良い選手を獲得できる財源もできます。ライオンズからすると総合的に良い判断になりそうです。
移籍可能性②
チームの正QBはジェームス・ミルズですが、正直大黒柱といえるほどは、頼りにならない。とはいえです、デショーン・ワトソンとのゴソゴソ仕事を上手く調整して、シーズンをなんとか凌いでくれた実績はあります。
でもだからといって、ミルズでプレーオフを狙うほど積極的か?というと疑問符がでます。なのでスターQBを一人確保しておきたいのが本心でしょう。
そこでメイフィールドです。彼はテキサス州の州都オースティンの出身。そこから南部のオクラホマ大学に進学しています。ですので、テキサンズに来ることは故郷に錦を飾ることになります。それそれで楽しそうなストーリーです。
移籍可能性③
次のQBだれにするねん!で、このチームは全く長期的なプランをもっていないように思います。昨年はNYジェッツからFAになったキス病のサム・ダーノルドを捕まえました。
しかしやっぱりダメで、かつてのスターQBキャム・ニュートンを流浪の身からカムバックさせました。ペイトリオッツなどでセカンドキャリアを。最後の人絞り状態だったニュートンは、やはりあまり余力がない。
そこでメイフィールドの可能性が浮上してくるわけです。QBサム・ダーノルドとの契約も切れていません。二人使いの可能性も十分ありますし、どちらも全体1巡指名のスターQBとして評価されてきてますからね。
まとめ
さぁ、どうなるでしょうね。それにしても、サム・ダーノルドといい、ベイカー・メイフィールドといい、選手の使い捨てみたいな感じが否めない。プロの世界は結果重視とはいえ、結果の評価スパンがちょっと短いなぁとも思います。
実力があるのはもちろん。幸運だけでなく、強運も味方してないとダメですよね。やっぱりNFLは、Not For Longです。