2010年世代をつくったNFL選手たちをまとめて紹介したいと思います。どれもみんなチームのスターター。彼らが2010年代を作った中心人物たちですね。
ではどうぞ。NFLが日本でもっと浸透しますように。
- TE グレッグ・オルセン 36歳(選手生活17年)
- G マイク・アイウパティ 33歳(13年)
- C マイク・パウンシー 31歳(10年)
- TE ジョーダン・リード 30歳(8年)
- WR ジュリアン・エデルマン 34歳(12年)
- SS パトリック・チャン33歳(12年)
- TE ジェイソン・ウィッテン38歳(17年)
- QB ドリュー・ブリーズ 42歳(20年)
- LB トーマス・デイビス 38歳(16年)
- FB パトリック・デマルコ 31歳(8年)
- TE ヴァンス・マクドナルド 30歳(8年)
- QBフィリップ・リバース 39歳(17年)
- OT アンソニー・ガストンゾ 32歳(10年)
- C マーキス・パウンシー 31歳(11年)
- FS アントニー・ベセア 36歳(14年)
- QB マット・ショーブ 39歳(17年)
- RB ルギャレット・ブラント 34歳(9年)
- まとめ
TE グレッグ・オルセン 36歳(選手生活17年)
パンサーズの象徴的なタイトエンドだった選手。2007年ドラフト1巡31位でデビュー。スーパーボウルでのプレイも素晴らしかった。晩年はベアーズとシーホークスでプレイしました。でもやっぱりオルセンはパンサーズだよね。
息子さんが心臓に疾患があって。パンサーズの当時のオーナーがヘリコプター出してくれて手術の費用も出してくれてって話が印象に残ってますね。
G マイク・アイウパティ 33歳(13年)
2010年ドラフトの1巡10位のOL選手。デビュー当時はサンフランシスコ・49ersでのプレイでしたね、
2015年にアリゾナ・カーディナルズに移籍して、カンファレンス・チャンピオンシップまで進出しましたよね。うーん、このときを特集したオール・オア・ナッシングが過去最高に面白いかも知れないですね。
最後は2019年にシーホークス。でも晩年はさすがに落ち着いちゃった感じがあったね。
C マイク・パウンシー 31歳(10年)
双子のパウンシー兄弟のマイクが、マーキスと一緒の年に引退しましたね。マイアミ・ドルフィンズからドラフト2011年で1巡15位でデビューしました。彼はすごいセンターだったですけど、なかなかチームが強くなかった感じしますね。
2018年にはロサンゼルス・チャージャーズに移籍。そこでもあまりチャージャーズはプレーオフで勝てなかったチームでしたねぇ。スーパーボウルに出たかったでしょうね。
TE ジョーダン・リード 30歳(8年)
ワシントン・レッドスキンズのスター的な選手でした。リードはレシーバーよりのタイトエンドで、タッチダウンのタイミングでよく目立った人です。
30歳って結構若いと思うんですけど、レシーバーってキャッチしてから猛烈にタックルされるポジションですからね。特にTEってのはポストプレイというか、群衆の中に突っ込んでいって高さでキャッチするのが多くて。だからハードヒットもらうこと多いんですよね。
リードは、このヒットされたのが結構印象に残ってますね。脳震盪の後遺症みたいなのが私生活にでないことを祈るばかりです。
WR ジュリアン・エデルマン 34歳(12年)
言わずと知れたペイトリオッツのレシーバー。QB トム・ブレイディとの息のあったプレイは本当に注目させてくれました。
彼は大学時代はQB だった。プロに入ってからは身長の低さ(178cm)もあって、レシーバーに転向しました。WRといっても、身長は低いほうです。ライバルは185cmとか190cmとか。だから彼は技術を磨きまくりました。
キャッチしてから走り出すまでのスピードロスがまるでない。スティーラーズ時代のアントニオ・ブラウンもそうでしたけど、全速力で走ってるまんまキャッチできるのは、D#側も苦戦したと思います。
ポストシーズンだけの記録でいうと、ジェリー・ライスに次ぐ歴代2位の記録になってます。(ペイトリオッツが試合に出まくったというのもありますがね)
ひげを剃ると超絶イケメン。付き合ってきた女の子はみんなモデルたちばかりでしたね。とにかく結婚して子供作って、引退後の生活を作り込んでほしいですね。
SS パトリック・チャン33歳(12年)
デビュー以来、ずっとペイトリオッツのSSをしてきた人です。(正確には2013年からの3年間だけイーグルスに移籍してますが)。チームのキャプテンもしており、D#の中でも指導的立場でもありました。
スーパーボウルを3度優勝。たくさんゲームしてきましたが、チャンは数々の危険な場面でパスをブレイクしてきました。本当彼に助けられたシーンは多かったように思います。
顔はガチャピンのようで優しそうですが、すんごいアスリート。ブリッツもガンガンしてくる攻撃的なセーフティでしたね。
TE ジェイソン・ウィッテン38歳(17年)
一度引退を表明し、テレビの解説者に就任したウィッテン。そこからもう一度現役に舞い戻ってきましたが、今度こそ本当に引退です。
ウィッテンは2003年、ドラフト3巡でカウボーイズでデビューした人です。現役時代はほぼほぼカウボーイズ。ダラスのスター選手の一人として、ファンも多く、たくさんのゲームをコントロールしてきた大選手です。
金髪碧眼のイケメン。見た目も心もマッチョで、強いものにも立ち向かう克己心。いわゆるウェイ系の遊びはしない保守的な人。もう旦那さん候補として最高のロールモデルだった人です。
そのため、遊び上手なNFL選手たちから、嫌われてるところもありましたね。「あいつは固ぇわ。」と。そんなウィッテンさんも正式に引退。今後はテレビキャスターの道を歩まれるのかな?またQBトニー・ロモとコラボした姿が観たいですね。
QB ドリュー・ブリーズ 42歳(20年)
まさに巨星墜つ・・・・。QBドリュー・ブリーズが引退する日が来たんですね・・・。なんだかとても悲しい。しかし同時に新しい星々が煌めく時代の到来でもあり、嬉しくもあります。
ブリーズの紹介については、こちらの記事にて、もっと詳しくまとめております。是非ともご覧いただきたい!
ブリーズさん。日本のフットボールファンは皆こんな気持ちです。本当、これからは体大事に。子どもたちの健やかな成長を遠くからお祈りいたします。
LB トーマス・デイビス 38歳(16年)
ラインバッカーとして16年間も選手で有り続けた。もうこれだけでレジェンドです。普通は怪我で体が持たない。そして気持ちが持たない。そして能力が持たず契約し続けてくれません。だから何よりも残っているってだけで、彼の凄さは十分語り尽くせているんですね。
トーマス・デイビスは、2005年ドラフトの1巡14位指名。デビュー以来ずーっとパンサーズの親分。キャム・ニュートンと共にスーパーボウルに出場し、素晴らしい活躍をみせてきました。プロボウルには3年連続、オールプロにも選ばれてる名選手でした。
このままパンサーズで引退かと思えば、2019年(14年目)にチャージャーズに移籍。そして2020年はワシントンに移籍しました。この2020年を最後に引退を決意しましたね。引退セレモニーは間違いなくパンサーズでやるでしょう。かっこいい男でしたねぇ。
FB パトリック・デマルコ 31歳(8年)
ドラフト外からチーフスで契約し、ファルコンズ、ビルズとチームを渡り歩いたフルバックが引退です。
彼はドラフト外ですが、2015年シーズンにプロボウルと、オールプロ2ndに選ばれるまで目立ってました。RBのスタッツだけで比較すると、ラッシングヤードは8年間の合計で14ydsしかないんですが、ランブロックの巧みさ、いざというときにパスターゲットとして活躍してました。
彼のおじさんは、プロゴルファーのクリス・デマルコ。PGAツアーで8勝しているゴルファーでしたね。
TE ヴァンス・マクドナルド 30歳(8年)
彼のことを覚えている人いるでしょうか?スティフアームでD#をバカスカ倒した、ダイナミックなプレイをみせたタイトエンドです。あの人、もう引退なんですね。
やっぱりタイトエンドって30歳まで保てば、本当上等だと思います。彼はもともとサンフランシスコ・49ersで契約した2巡55位の選手。大学時代からプロでの活躍を期待されてきたスターでした。
ピッツバーグ・スティーラーズに2017年、5年目に移籍しています。移籍後二年目のバッカニアーズ戦で、歴史に残る見事なスティフアームを見せて、75ydsタッチダウンといスーパープレイを残してくれました。
QBフィリップ・リバース 39歳(17年)
鉄人リバースもついに引退です。彼はデビュー以来、スーパーボウルには縁がなかったですね。同期ドラフト組のイーライ・マニングは2回もスーパーボウルリングを獲得しましたが。ドラフトでのアレコレも色々あったので、こちらの記事にまとめます。
彼は今後、地域の小さな高校のコーチをするそうです。有名大学のコーチでなくて、高校からスタートするってのが、なんだか子沢山のリバースっぽいですね。これから彼が経験を積んで、プロコーチとしてフィールドに帰ってくるかも!と思うとワクワクします。
彼については、こちらもご参考に!
OT アンソニー・ガストンゾ 32歳(10年)
コルツのオフェンスラインのスターが引退ですね。彼の引退は随分早いようにも思います。とはいえ、もう32歳なんですよね。OLならもう少しできるのかなと思うのは、素人考えなんでしょうね。
QBアンドリュー・ラックを守るOLとして注目されてましたね。彼はイタリア系イケメンなので、その辺りも注目が集まってました。QBよりもLTのほうがイケメンだなんてね。
2011年のドラフト1巡。全体22位でボストン大学からプロ入り。初年度からスターターを獲得し、この10年、160試合のうち144試合に出場。そのすべてにスターターとして出場してきました。
2014年に一回だけタッチダウンしてますね。成功率100%のレシーバーですねwww
C マーキス・パウンシー 31歳(11年)
双子のセンター、パウンシー兄弟のマーキスが引退です。双子のマイクも同時に引退ですね。生まれるのも一緒、引退するのも一緒とはなんとも面白いことです。ちなみに、マーキスのほうが一分だけ若く(つまり後で)生まれたので、こっちが弟ってことになるのかな。
ドラフトで1巡だっただけでなく、オールプロ1stに3回、2ndに2回、プロボウルには9回選ばれてる超弩級のセンターです。こんな人2010年代だと、カウボーイズのセンターしてたトレビス・フレデリック以外、他にはいないじゃないかな?
ブラウンズ戦で、マイルズ・ギャレットがヘルメットでQBを殴って大乱闘になったときに、パウンシーが体を張って立ち向かっていったりしたこと。
2020年のプレーオフでブラウンズとの一戦。ファーストスナップで超弩級のミスロングスナップをして敗北したこと。彼の姿は色々印象に残っています。
今後は実家のオクラホマに帰るのか。それともマイアミで過ごすのか。彼ら双子がまた一緒にビジネスでも始められると面白いニュースになりそうで楽しみです。
FS アントニー・ベセア 36歳(14年)
セーフティとして14年も長い間、現役生活を続けられたベセア選手が引退です。3度のプロボウル、ペイトン・マニングと取ったスーパーボウル優勝。素晴らしい戦績ですよね。彼はドラフトでは6巡、207位指名でした。下位指名だとはいえ、ドラフトで名前呼ばれる選手です。そりゃスゴイもんですよ。デビューしたのがコルツで、そこから8年間ずっとコルツ。
素晴らしいよね。その後、49ers、カーディナルズ、ジャイアンツとチームを移籍します。
彼の高校は、バージニア州のデンビー高校。実はスティーラーズのHCマイク・トムリンさんも、同じ高校卒業生です。不思議なご縁ですよね。
QB マット・ショーブ 39歳(17年)
ベテランのバックアップQB、マット・ショーブも引退を発表しましたね。彼らバックアップQBって、本当あまり注目されない選手です。しかしそれでもとても大事な存在なんですよね。ファルコンズで3年。このときはファルコンズのQBは、マイケル・ヴィックでした。ショーブは控えQBとして3年の下積みを過ごします。
そして4年目にテキサンズに移籍してスターターQBとして活躍。2009年、2012年にはプロボウルにも選ばれる大活躍でした。マット・ショーブがテキサンズのQBをしているとき、46勝42敗。うーん勝ったり負けたりって感じ。2012年にやっと初めて勝ち越しができたって状況でした。
その後はバックアップQBの生活です。オークランド、レイブンズと経て、もう一度最初のファルコンズに帰ってきましたね。
RB ルギャレット・ブラント 34歳(9年)
巨大なランニングバック、ブラントが引退です。彼はドラフト外の選手で、一つのチームに長くいられなかった選手ですが、スーパーボウルにペイトリオッツと、イーグルスと2つのチームで3度出場し、3度とも優勝しているという大変幸運な選手です。
身長183cm、体重112kgと結構大きめな体ですが、カットバックよりもグイグイ前にでるパワーランを得意とするプレイスタイルでした。その姿からついたあだ名が「The Train」電車ってwww草生える。
2016年にはシーズンで1161yds、タッチダウンを18本とシーズンリーダーになるほどの大活躍でした。ドラフト外からここまで出世して、なおかつ9年間もRBとして契約し続けられたのは、まさに彼の能力が高かったことと、プロ入りしてからも努力と研鑽を積み続けたからでしょう。
各地を転々としてきた現役生活から、引退後は安定の土地を構えて、新しい生活を楽しんでほしいですね。
まとめ
去る人がいるってことは、来る人もいる。素晴らしいプレイをしてきてくれた選手たちに感謝します。これからの新しい選手に期待したいですね!