Week2が終わりました。これでNFLはもう16試合のうち12.5%を終えたわけです。無事に連勝しているチームもあれば、まだ無敗のチームもありと、既にシーズンの様相が見えてきたような気もします。
さて1試合ずつ振り返ってみましょう。
- ハイズマン対決!ベンガルズvsブラウンズ
- まさかの大逆転 チーフスvsチャージャーズ
- SNFの名試合 ペイトリオッツvsシーホークス
- けが人続出 49ers vs JETS
- 苦い思い出再び ファルコンズvsカウボーイズ
- ジャイアンツvsベアーズ 悲しみのACL
- パッカーズvsライオンズ 無敵のアーロン
- ビルズvsドルフィンズ 意外な接戦
- ジャガーズvsタイタンズ 手に汗握るぜ。
- セインツvsレイダース 見事勝利
- ワシントンvsカーディナルズ
- レイブンズvsテキサンズ やはり本命か
- パンサーズvsバッカニアーズ オレはまだまだ終わらぬ
- ブロンコスvsスティーラーズ 安定の重量感
- ラムズvsイーグルス ホームなのにいいところ無し。
- バイキングスvsコルツ かろうじてコルツか
- まとめ
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ハイズマン対決!ベンガルズvsブラウンズ
これはサーズデーナイトとなったゲームでした。ジョー・バロウはLSU出身で、2019年シーズンのハイズマン受賞。ベイカー・メイフィールドはオクラホマ大学出身で、2017年のハイズマンで、スター対決に腕が鳴りました。
結果は30-35でホームのブラウンズが勝利。メイフィールドのパスもガンガン通るし、なかなか良いO#を見せてくれました。逆にベンガルズはD#で課題が残りましたね。特にLB陣。
終盤でゲームはほぼ決定的となるも、バロウの目が燃えてました。こうして諦めず、最後の1秒まで戦う姿勢をもてる選手は強くなると思います。彼は素直だし、イケメンだ。やはりベンガルズを変えてくれる人物だと期待しています。
それにしても最後の握手&ハグ。コロナ対策で接触してはダメなんだけど、思わずしてしまった感じ。または同門LSUの先輩後輩、諸々スポーツマンシップにあふれる心あたたまる好印象なゲームでした。
まさかの大逆転 チーフスvsチャージャーズ
チーフスが勝利するかと思いきや・・・大苦戦。ゲームを支配したのは、ホームのチャージャーズ。チーフスは攻撃力を活かせず、O#でリズムを作れない状況でした。
チャージャーズは新人QBジャスティン・ハーバートを起用。早速タイロッド・テイラーからリプレースをする方向のようです。この新人QBが見事な活躍をしてくれました。このままデビュー戦初勝利と錦を飾るかと思いきや・・・。
またまたチーフスが逆転勝利!第4Qにマホームズが火を吹いて同点に。そしてオーバータイム!キッカーのハリソン・バトカーは、なんと58ydsのFGを決めて大勝利!このチーム、どこまで驚異的なのか。
SNFの名試合 ペイトリオッツvsシーホークス
無観客のセンチュリー・リンク・フィールドで、4年ぶりとなるペイトリオッツとの対戦。パッツvsシーホークスといえば、2015年2月の第49回スーパーボウルでの決着が記憶に蘇ります。今回も素晴らしい勝負となりました。
今回のウィルソンもすごかった。28回パスを投げてパス成功率75%、TDパス5本、レーティングは130超えと超一流でした。モバイル型QB、現代版QBの完成形とも言える完璧さでした。
しかし、ペイトリオッツも強かった。キャム・ニュートンは昔のオーラを復活させてました。パスもランもガンガンだして、息がつけないシーソーゲームを展開。彼をお払い箱にしたパンサーズは性急だったんじゃないかと思います。ゲームはラスト2秒までもつれ込みます。
最後の2秒、エンドゾーンまで残り1yds強。パワープレイに勝負をかけるペイトリオッツ。それをシーホークスD#がこれまたパワーで押さえつける。見事な幕切れでした。
オプトアウトした彼らがいれば、、、、、。ペイトリオッツファンはそう歯噛みした思いでしょう。まぁ見事な名勝負でした。まるで2015年のスーパーボウルのラストのよう。あの時はパスを選択したシーホークスが負け。今回はランを選択したペイトリオッツが負けです。アメフトをほんとうに面白いですね。
けが人続出 49ers vs JETS
ニュージャージーのメットライフスタジアムで、強敵49ersを迎え撃つJETS。東海岸vs西海岸の対決でしたね。サム・ダーノルドがガロポロに投げ勝つかというのも見どころでした。
ゲームは49ersの圧勝という感じ。ガロポロ投げる、RBモスタート走りまくる、D#サックすると全方位的に49ersが優勢で、そのまま勝利を収めました。やっぱりシャナハンHCのサンフランシスコは強いです。
しかし、49ersはけが人続出。QBガロポロは怪我するし、DEのニック・ボサはどうもACLをやっちゃってシーズンエンド。ソロモン・トーマスも、アームステッドも、RBモスタートも怪我する異常事態。原因はメットライフの張り替えた人工芝が長すぎたらしい。慣れてない49ersは、グリップが効きすぎて怪我をしたようです。
Week3はジャイアンツ戦で、またもメットライフ・スタジアムと連戦です。これ以上けが人が出ては残りのシーズンが戦えません。シャナハンHCもスタジアムに苦言申し上げてたようですが、次戦がどうなるか不安が残ります。
苦い思い出再び ファルコンズvsカウボーイズ
ホームAT&Tでアトランタを迎え撃つダラス。今年のカウボーイズもかなり強いのですが、開幕戦ではラムズに惜しくも破れてしまいました。さて今回こそは勝利したい!ホームだし
ゲームはファルコンズO#が支配。WRカルヴィン・リッドリー、TEヘイデン・ハーストがノリまくってて、どんなパスでも見事にキャッチ。第4Q残り8分の状況で、ファルコンズは39-24とカウボーイズを引き離します。15点差ですから、タッチダウン2本でも追いつかない。これはもうファルコンズの勝利確定。と誰もが思った。
残り8分からカウボーイズがタッチダウンを2本連取!!!そして最後はズーラインの46ydsFGが決まり、残り4秒で大逆転勝利!!!ルーキーWRのシーディー・ラムが大活躍していたのが印象的でした。
一点の差・・・一点の差・・・。ファルコンズが3本目のタッチダウンの後、2ポイントを選んで失敗したのが、頭をよぎりました。あの時キックを選んでいたら・・・。ペイトリオッツと戦ったスーパーボウルで、FGを選ばなかった、あの試合がフラッシュバックします。
ジャイアンツvsベアーズ 悲しみのACL
ベアーズは無事ホームゲームを勝利。老舗チーム対決は、より老舗のベアーズに軍配が上がりましたね。トゥルビスキーはホッとしているでしょう。
Saquon Barkley Torn ACL Injury vs. Bears | NFL Week 2
しかし、残念なのが、ジャイアンツの最大の武器。セイクワン・バークリーがACL断裂でシーズンエンド。これは後のプレイを観る機会がなくなったファンも失望する出来事です。悲しい。。。。
パッカーズvsライオンズ 無敵のアーロン
こちらはパッカーズがダブルスコアで大勝利。もうQBロジャーズの仕上がり具合が半端ない。RBアーロン・ジョーンズも超活躍していて、アーロンブラザーズがチートまくりな試合でした。D#もまずまずだし、やっぱりパッカーズは強いゾ。
ビルズvsドルフィンズ 意外な接戦
ビルズが楽勝な展開になるかと思いきや、素晴らしい名勝負でしたね。これも最後の最後までワカラン展開でした。ドルフィンズのベテランQBフィッツパトリックも良かった。
でもそれ以上に、ビルズのQBジョシュ・アレンの闘争心がすごかった。負けてたまるか!というね。接戦になると最後は気持ちの問題といいますが、まさにそんな感じだったんちがうかな。彼の熱意がチームに伝わった。そんな気がします。
ジャガーズvsタイタンズ 手に汗握るぜ。
これもタイタンズが圧倒するかと思ってましたが!ジャガーズが強かった!もうQBミンシューをフロック扱いしてはなりませんね!彼は本物だと見てよいでしょう。
タイタンズの13点リードで迎えた第4Q。ジャガーズが残り7分で同点まで追いつきましたね。最後のプレイは残り40秒。QBミンシューのパスがDLにブロックされて、インターセプト。互いに見事な試合ぶりでした。
そして神キッカー、ステフォン・ゴストコウスキの復活!今回は51ydsと49ydsのキックを見事に決めました。特に残り時間1:41秒の49ydsは素晴らしい。パッツ時代はこういう決定打を彼が仕留めてきましたね。
セインツvsレイダース 見事勝利
アレジアント・スタジアムの杮落としを見事勝利したレイダース。セインツのは立ち上がりは良かったものの、第2Qでレイダースの猛攻を抑えきれず。後半はセインツO#はいまいちでしたね。
ホームゲームを制したHCジョン・グルーデンは満面の笑み。ロッカールームでもテンションバク上げで、彼らしい姿を見せてましたね。
ワシントンvsカーディナルズ
なんとQBカイラー・マレーが67ydsのラン。開幕戦と合わせると158yds、もうRBじゃないか?といいたくなる。それに加えて、WRホプキンス。攻撃力がかなりましてて、ワシントンを難なく粉砕した感じです。マレーのスタイル、蝶のように舞い、蜂のように刺すみたいな。パスもいいしね。走れるうちは強そうです。
レイブンズvsテキサンズ やはり本命か
もうレイブンズ強。強。強。このまま行っちゃう気がします。穴がないっていうか。そんな印象。テキサンズは、なんども言いますが、WRホプキンスをトレードにだしたので、完全にパワーダウンしてる。なんとかなるかも!っていう期待感すら薄くなっちゃいました。
ラマー・ジャクソンは終始落ち着いてて、安定したQBぶり。だけども結構身体張ってるプレイも多くて。レイブンズファンは肝冷やしたんじゃないかな。もっと怪我しないように気をつけて!って気持ちです。
パンサーズvsバッカニアーズ オレはまだまだ終わらぬ
バッカニアーズはタンパでパンサーズを撃破。D#というよりも、O#が良かった。セインツ戦でいまいちだったQBブレイディは、パンサーズ相手にはサクサクとパスを決めてきた。WRマイク・エバンスのレシーブも光ってた。トム・ブレイディ、さすが!という試合運びでした。
ブロンコスvsスティーラーズ 安定の重量感
スティーラーズの横綱相撲って展開でしたが、ブロンコスが息吹き替えした感じ。しかしQBドリュー・ロックは怪我して次戦欠場。なんと次からはブレイク・ボートルズがでるっていうね。
デンバーは、セーフティのジャスティン・シモンズのインターセプトがあったりと、結構良かったように思えました。LBボン・ミラーがいれば、また違った展開なんだけどね。だけどもスティーラーズはやっぱり強かったな。
ラムズvsイーグルス ホームなのにいいところ無し。
この試合は、イーグルスが前半にラムズO#にやられまくるっていう。リンカーン・フィナンシャル・フィールドで勝利するのは気分よいでしょうね。そしてやっぱりラムズはD#強かったね。イーグルスは攻めあぐねた感。前半の20点近いリードをそのまま試合終了まで引っ張った。ラムズはこれで2連勝。イーグルスは2連敗。
バイキングスvsコルツ かろうじてコルツか
正直あまり良い試合ではなかったようです。両者にとって。バイキングスはO#がほとんど機能してない。インターセプトも多かった。D#もかなりゲインを許していた。その割にコルツはレッドゾーンゲームに弱かった。随分たくさんのチャンスがあったけど、なかなかタッチダウンが奪えない。ボールをドロップするWRも多く、ありゃりゃりゃという感じ。
でも、フィリップ・リバース。新天地で最初の勝利をあげておめでとう。逆にバイキングスは2連敗。これから大丈夫かなー。僕は地区優勝すると予想してましたけど、これは外れそうです。
まとめ
このWeek2、名勝負が多かったわけですが、同時に怪我人もすごく多かったよね。スター選手が次々倒れてくっての、正直悲しくなっちゃう。このシーズンの行方が暗くなるってだけでなく、彼らがまた復活できなかったら?という不安もある。
どうか養生してほしいな。次はまたWeek3の注目試合をアップしてみたいと思います。