アントニオ・ブラウンが、レイダースで益々孤立しているらしい。もうマジでぼっち飯状態。
レイダースは、ブラウン獲得で多大な費用を支払ってます。チーム改革の大きな一手になってるわけですが、その彼がうまくチームと親和性を図れてないようです。
今回の記事ではアントニオ・ブラウンさんの最近のエピソードを紹介したいと思います。
日本でもっとNFLが浸透しますように。
そもそもなんでレイダースに移籍になったんか?
そもそも、レイダースに移籍してきたのも、QBベン・ロスリスバーガーとの不仲が一番の原因です。ロスリスバーガーは実力もあるけど、相手のミスをあげへつらって、自分の事は棚に上げるタイプなんですね。
「あいつはなんでアレくらいのボールが取れないんだ。まっすぐ走ってりゃタッチダウンで勝利してたのに!」って、地元ラジオで終わった試合のことを、ネチネチネチネチ。自分がインターセプトされて試合負けたことは完全に忘れてるわけです。
アントニオ・ブラウンだって、ヘリコプターで練習到着したり、車ぶっ飛ばして警察に呼び出しくらったり、ミーティングにはしょっちゅう遅刻するしで、同じくらい迷惑な人なんですけどね。
だけども、ロスリスバーガーはQBでスーパーボウルを2回優勝してくれた。昨シーズンのパス記録はキャリアハイで、リーグレコード。ピークダウンしたようにも見えない。ってことでチームの中ではコーチでさえ一目二目置くレジェンドなんです。一方ブラウンは実力はあれど、やはりWRだし、もうピークダウンも見えてきてる。
だけど、アントニオ・ブラウンもプライドが高い。チヤホヤされたいし、尊敬されたいし、人の上に立ちたいし、支配されたり、誰かに従順でいるってのは我慢ならないんですね。チーム内の人間関係・力関係と、自分の心とのギクシャクでとってもストレスを感じていて、結果レイダースに移籍するという結論になった。
これがアントニオ・ブラウン移籍の顛末といえます。
さて、そのブラウンは移籍先のレイダースでどうでしょうか?
事件その① 足裏凍傷事件
これ、アントニオ・ブラウンのインスタに上がっていた写真です。てっきり角質ゴッソリとれるクリームでも塗ったんかと思ってました。
そうでなく、自主練の後に身体を冷やした時、脚を冷やしすぎて凍傷になったらしい。
ブラウンが使ったのは、こういうやつ。マイナス250度とかまでイケルやつらしい。でもこれ摂氏じゃなくて華氏だよね。摂氏にすると、マイナス150度とかです。
アスリートのリカバリーに使うのが主目的なのか?プレミアリーグのクリスチャーノ・ロナウドとか、ズラタン・イブラヒモビッチなんかも、結構使ってるって聞きます。超冷却することで、若返り効果も期待できて、美容関係の分野にも攻めてるみたいです。
ま、ブラウンさんは、これをやりすぎちゃって、足の皮ズルムケになって、痛い痛いから休んだってことです。
これには、HCジョン・グルーデンもまだ穏便な顔をしていますが、内心ムカムカ。これのせいでキャンプにもこないし、違約金も請求しなくちゃならんし、チーム不和の原因にもなります。
事件その② 古ヘルメット事件
アントニオ・ブラウンは、なぜだか知らんが、スティーラーズ時代に愛用していたヘルメットを使いたいって、チームに主張します。
チーム側は「軽いし、安全性も高まってるし、新しいのを使え。」と返事します。これ新しいヘルメットね。
でもブラウンは何が嫌なんだか、意固地になってスティーラーズ時代のものを、誰かにペイントさせて、練習にこっそり参加。
しかし、リーグのルールでは、ブラウンが古いヘルメットを使うと、ゲームへの参加は認めない。結果チームとの契約している報酬も受け取れない。と突きつけられます。
これにブラウンは、NFLを相手に異議申し立てを行った。・・・けどあっさり棄却。
それでも諦めずに、2回目の異議申し立てをNFLに・・・。
リーグの結論は当然変わらず、ブラウンは渋々新しいものを使うことに着地しました。
まぁ、HCの苦悩は想像に難くないですよね。ヘルメットくらい素直にかぶれ!って思います。どんなヤヤコシイ奴やねんとおもいますわ。
事件その③ インスタ事件
It appears Antonio Brown has unfollowed both the Raiders and Derek Carr on Instagram. Welcome to 2019. pic.twitter.com/BQdau1YwJC
— Will Brinson (@WillBrinson) 2019年9月5日
これツイッターの動画ね。うーん。「見つかりません!」って出ますね。
デレック・カーだけでなく、チームのアカウントもフォローしてないなんて、、、
チームへの愛着がないんだろうかね〜。
って感じで、HCからもまじ面倒だ。って感想になってるみたい。とにかく一連の流れでブラウンは、オークランドのルール、カルチャーに従うことを嫌ってるように思います。おれだけ独自のやり方で行かせてくれと。彼だけにそれを許すと、もう組織的にカオスになります。
まとめ
いくら優秀な選手だからといって、いや、優秀な選手だからこそ、規律を守らせないと、組織が効果的に機能しなくなります。その危険性はマネジメントを現場にしている人間なら、肌感覚でわかるものです。
しかしアントニオ・ブラウンの目線とは大きく離れてます。まだシーズン始まってないけど、この辺は、ある程度染まってくれないと、後々もっとややこしい事になりそうですね。
古巣スティーラーズを離れて、家族皆でオークランドに引っ越してきて、プライベートでも環境の変化は大変だよね。
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