現在、NFLの問題児こと、エゼキエル・エリオットが大きな契約を結びました。彼がディールしたのは、なんと6年間という長期の延長契約です。
普通ランニングバックの契約というと、長くて4年、普通は3年です。ピークすぎると1年しか契約してくれません。それが業界の相場です。っていうか、6年ってQBでも契約しませんよ。
しかし、そこを6年です。オーナーのジェーリー・ジョーンズも随分思い切りましたね。
さて、その契約金額はいかほどか。他のRBたちと比較してみます。
これがRB業界のトップ5の契約だ!
エゼキエル・エリオットが結んだのは
なんと
$90Mです!
(日本円にすると95億円くらい)
こうやって、他の選手と比べると、エリオットの契約が頭ひとつ飛び抜けているのが、よくわかります。
ESPNのインスタでも、「ジークは金食い虫」っていう動画がwww。
【契約総額と期間】
Player | 契約$ | 期間 | 平均$ |
Ezekiel Elliot | 90,000,000 | 6 | 15,000,000 |
Todd Gurly | 57,500,000 | 4 | 14,375,000 |
LeVeon Bell | 52,500,000 | 4 | 13,125,000 |
Devonta Freeman | 41,250,000 | 5 | 8,250,000 |
David Johnson | 39,000,000 | 3 | 13,000,000 |
しかし、この表をみると、他のRBたちは6年契約なんて誰もしてない。1年あたりの平均コストは大差ないのがわかります。
やっぱりRBの1年間の上限金額は、いろいろな忖度が働くように思いますね。
保証額ではどういう状況か?
エリオットの契約の素晴らしいのは、50億の保証額をもぎ取ったところですね。契約交渉でさんざん揉めてきたレベオン・ベルなんて27億の保証しかもらってません。
そこをエリオットは50億。すごいよね。これは絶対にもらえる金だから、今後のことは実に安泰。ベルが歯噛みしている姿が目に浮かびます。
チームメイトも、ジークの巨額契約締結には喜んでるみたいですね。
でも隠れてすごいのが、トッド・ガーリー。契約金額58億円に対して、保証額が45億円。なんと保証率78%です。これもスゴイんだ。
これを喜んでいるのは、まだルーキー契約下にある新人RBたちでしょう。特にNYGのサークオン・バークレーは、今後リーグトップの選手になっていくでしょうから、彼がプライスリーダーになることは間違いありません。
それまでにリーグ自体も拡大していくでしょう。バークレーが契約更新をする2022年あたりには、今回のエリオットの記録もガンと抜かれるのでしょう。
まとめ
大きな契約を結んだということは、その選手が移籍する可能性がなくなったということです。チームの中でも彼は影響力を強くもつ権力者のようになります。
そうなるとわがままでプライドの高い、エリオットのダークサイドが目立つ危険もあります。加えて エリオットはもっともっと他のチームから研究され、かつてのように記録を伸ばすのも困難になります。
大変な期待をかけられたと同時に、彼が歩む道のりは大変ハードなものになります。
今後のカウボーイズがどう強くなっていくか。エリオットというアスリートがどう変化成長していくのか。楽しみになってきましたね。