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【時代の流れか・・・】スティーラーズQBロスリスバーガーが引退・・・か?

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スティーラーズのベテランQBロスリスバーガーが、ついに今シーズンをもって引退することを表明しました。なんというか時代の流れですね。かつてのスターも流石に衰えが見られます。

 

今回の記事ではそんなロスリスバーガーの今昔を少し振り返りたいと思います。NFLが日本でもっと浸透しますように。ではどうぞ。

 


2021年シーズンのロスリスバーガー

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2021シーズンはWeek13が終わったところです。さてロスリスバーガーの成績、スティーラーズの成績を観るとですね。

6勝5敗!とまずまずな戦績です。といってもこれではポストシーズンを期待できる成績ではないですがね。

 

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パスでは2,758yds、415回投げて269回成功で64.8%の成功率です。QBレイティングも90.6ptで、あまり良くない。というか普通くらいの成績って印象ですね。ちょっと画像見にくくてすいません。

 

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彼のキャリアも既に18年目。まじでそろそろ引退をというタイミングです。NFL界隈では、その噂がもちきりで、今回ポストシーズンに進んだとしても、彼の引退は確定路線だろうという話です。

 

やはり2020年のプレイオフでの印象が強い。

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やはり昨年のシーズンで、ブラウンズに大敗を喫したあの試合が、印象のあとを引いているように感じます。センターのマーキス・パウンシーがロングスナップを大きく失敗した。そこからチームが崩れてしまった試合でしたね。

 

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ロスリスバーガーは3つ目のリングを狙いに行ったシーズンでした。彼のキャリアからいっても最後のチャンスだったのでないか。オフェンスラインとの信頼感も強く、オフェンスもD#も良い仕上がりだった2020年。さすがのビッグベンも涙を浮かべていたのが印象的でしたね。

 

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彼の実力はそれはスゴイのですよ。

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こちらProfootballReferenceさんのデータベースから引っ張ってきた数値です。18年のキャリアで累積パスydsは、現在63,106ydsで歴代6位です。5位にいるフィリップ・リバースは昨シーズン引退していて、その差が300ydsほどですから、今年のシーズンで追い抜き5位になるでしょう。

そしてこの中で2回以上スーパーボウルを優勝したことがあるのは、ブレイディとマニングとロスリスバーガーだけ。マジ相当すごいってことがわかってくれると思います。

 

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典型的なポケットパサーで、最近流行りのQBスクランブルや、ランなどありません。走ることを捨てた、投げることに特化した、カタパルト型のQB。そのため彼の体型は非常にデブくオフェンスラインに負けじとも劣らずボリューミー。たまに走るときもありましたが、ドシンドシンと足音がテレビから聞こえてきそうなほどでした。

 

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ロスリスバーガーのプレイと、レイブンズのラマー・ジャクソンを見比べると、いつもこの言葉を思い出してました。ジオン軍の整備兵ね。ビッグベンにとっては正に足なんて飾りだったのです。彼の武器はグレイトアーム。そして機械のような精度で突き刺すパスです。

 

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愛する妻と二人の息子と一人の娘、二匹の犬。それが彼の家族です。NFLでは十分戦ったでしょう。戦斧を置いて、家族とゆっくりした時間を過ごしてほしいと思います。でもきっと地元でビジネスをスタートするんでしょう。ベンが何をセカンドキャリアに選ぶのか、それもまた楽しみです。

 

スティーラーズ、次のQBは・・・?

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HCのマイク・トムリンが熱視線を送っているのが、パッカーズのアーロン・ロジャーズです。彼もまたスーパーボウル優勝の経験があるベテラン選手です。ロスリスバーガーとは違い、ロジャーズはまだまだ成績を伸ばしています。昨年も今年もチームは9勝2敗と地区優勝の独走状態。ロジャーズの存在感は強く、彼がゲームメイカーであるのは素人目にも明らかです。

 

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ロスリスバーガーとは違い、ポケットから抜け出し、パスラッシャーから自由自在に逃げ回り、あっという間にパスを投げ、レシーバーのところにボールが瞬間移動する。そのプレイは魔法使いのようです。仮に彼がピッツバーグへ来たならば、AFC北地区は猛烈注目な地区になるでしょう。

 

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パッカーズとロジャーズ側は、最近確執が埋まらない状態でもあります。事実ロジャーズはシーズン開幕直前までチーム練習に参加しないなどの抗議活動をしていたほどです。その怒りの矛先は経営サイドだったりして、その根っこにあるのは「どうしてももう一度スーパーボウルに出たい!勝ちたい!」なんですよね。

 

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彼にとっては2021年は、長年の独身生活に終止符を打ち、結婚した年。新妻のシェイリン・ウッドローは、明るく聡明な人物。ロジャーズのQB人生、彼女に色々と相談していることでしょう。「前向きに変化を作ったらどう?」と、転換の追い風を起こしているような、そんな気もするのです。

 

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まとめ

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ロスリスバーガーが去るのは今シーズンいっぱい。18年間もスティーラーズのスターターQBだったのは、後にも先にも彼しかいないでしょう。早晩殿堂入りすることは間違いありません。往く人来る人でありませんが、ピッツバーグにロジャーズが来るのか。それとも全く違う人選でしょうか。色々来年に向けて楽しみですね。