ミネソタの奇跡を起こしたQB、ケース・キーナムがレッドスキンズにトレードされてしまいました。
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GMジョン・エルウェイの肝いりでバイキングスから、ブロンコスに大型契約にてトレードされた彼。ひとつのチームに長く定着できないジャーニーマンとして揶揄されながら、それでもなお、歯を食いしばりながら、NFLにかじりついてかじりついて、３人目のバックアップQBとしてバイキングスにたどり着いた。
バックアップながらスターターQBたちがドンドン怪我でリタイアしていき、自分に出番が回ってからは、ガンガン勝利をあげ、プレイオフでは近世稀にみる大逆転劇を遂げた。それがミネソタ・ミラクルといわれるセインツ戦でした。
「こいつ持ってるな！」と思ったGMジョン・エルウェイが2018年シーズンに、キーナムに声かけて10倍の契約金額を提示し、ミネソタからデンバーに引っ越ししてもらった。2018年5月に発表された「NFLトップ100」でも堂々のランクインを果たし、キーナムに掛けられた期待は高まるばかりでした。
しかし、彼のミラクルは2018年には起こりませんでした。かつてラムズで鳴かず飛ばずだった時代の能力に逆戻り。ブロンコスのメンバーが悪いわけではないでしょう。ほんの少しのマッチングが上手くいかないだけなんでしょう。しかし、そのズレがNFLでは致命的なのですね。
結局、キーナムはレッドスキンズにトレードされました。レッドスキンズにはQBアレックス・スミスがいます。キーナムの3歳年上の彼も34歳と引退を考えるような年齢ではありません。アスミスは全体1位指名です。キーナムはドラフト外です。経験値もアスミスの方が上です。ということは、キーナムはバックアップQBとして在籍することになるでしょう。
彼が表舞台にいたのは本当に短かかった。これからまた、あまり目立たないバックアップという立場です。しかし、まだまだ31歳。決して諦めることなく、牙を研ぎ続けてほしいです。ミネソタミラクルだけが注目されますが、彼のQB能力は決して低くないです。応援してます。頑張れキーナム！カワイイ嫁さんのために。
