オフェンスラインの未来を担うセンターZach Frazier(ザック・フレイジャー)です。 「ルーキーとは思えない貫禄」と「心温まる裏話」が満載の人。2025年シーズンのスティーラーズの躍進は、彼なしでは語れません。
1. 選手プロフィール

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名前: Zach Frazier / ザック・フレイジャー
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所属: Pittsburgh Steelers(ピッツバーグ・スティーラーズ) / C(センター) / 背番号54 -
身体: 191cm / 142kg / 24歳(2001年8月29日生まれ)
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経歴:
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ウエストバージニア大学(地元出身のスター)
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2024年 ドラフト2巡目(全体51位)
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2024-現在: Pittsburgh Steelers(1年目からスタメン定着)
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2. プレースタイルと現状(2025年版)

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「レスリング仕込み」の圧倒的フィジカル: 彼のバックボーンは高校時代のレスリングです。ウェストバージニア州王者(4連覇)で、通算159勝2敗という怪物級の記録を持っています。
この経験から「重心の低さ」と「手首の使い方の巧さ」がずば抜けており、相手ディフェンスの懐に入り込んでひっくり返す(パンケーキブロック)のが得意技。現地実況からも「まるでマットの上で戦っているようだ」と評されます

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IQ高すぎな司令塔: アーロン・ロジャースという「注文の多いQB」のパートナーとして、2年目(2025年)にして完全に信頼を勝ち取っています。
ロジャース曰く「あいつは賢すぎて俺の仕事まで奪おうとする」。キャンプ中、ロジャースが指示を出す前にフレイジャーが正しいオーディブル(作戦変更)をコールしてしまい、ロジャースが「おい、仕切るのは俺だぞ!」と笑いながらツッコミを入れたエピソードは有名です。

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2025年の鉄人ぶり: 昨シーズン(ルーキーイヤー)に足首を負傷しましたが、2025年はその不安を払拭。ここまでサック(QBが倒されること)を全く許しておらず、PFF(プロフットボールフォーカス)の評価でもリーグのセンター部門でトップクラスの成績を維持しています。ラン攻撃の走路をこじ開ける「スノープラウ(除雪車)」としての働きは圧巻です。
3. 現地ネタ・裏話・ゴシップ
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「手話ができる心優しき巨人」: 見た目は強面でプレーも荒々しいですが、実は手話(ASL)ができます。彼の親戚(叔母や従兄弟たち)に聴覚障害を持つ方がおり、幼い頃からコミュニケーションをとるために覚えたそうです。
スティーラーズのファンイベントで、聴覚障害を持つファンに手話で話しかけてチケットをプレゼントし、そのファンを号泣させた「神対応」が2025年に大きな話題となりました。

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愛称は?: 現地ファンからは「The Mauler(モーラー:痛めつける人)」や、その突進力から「Freight Train(貨物列車)」と呼ばれることがありますが、定着しつつあるのは、高校時代の伝説に基づく「Iron Zach(アイアン・ザック)」のような硬派なイメージです。 また、ロジャースからは愛情を込めて「お節介な天才(Too smart for my liking)」といじられています。

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地元愛の塊: ウェストバージニア州のフェアモント出身で、実家からピッツバーグまでは車で90分。ドラフト指名時には家族16人がピッツバーグに駆けつけました。
高校時代から「成績オールA」の秀才で、幼稚園の初日に「僕は小学校で一度も成績を落とさない」と宣言し、本当に高校卒業まで4.5のGPA(成績評価値)を維持したという、漫画のような「有言実行」エピソードを持っています。